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英独立調査委 イラク戦争でのブレア政権判断を批判

2016年07月07日 05時30分00秒 | 保管記事

   

  記事の紹介です。

 

英独立調査委 イラク戦争でのブレア政権判断を批判

       7月7日 5時30

 イラク戦争への参戦に至る経緯や根拠を検証してきたイギリスの独立調査委員会は、戦争の大義とされた大量破壊兵器の存在を証明できないまま参戦に踏み切ったとして、当時のブレア政権の判断を批判する報告書をまとめました。

 イギリス政府が設置したイラク戦争を検証する独立調査委員会は6日、政府高官や軍の幹部への聞き取りなど7年間にわたる調査の結果をまとめた報告書を発表しました。

 報告書では、戦争の大義とされた大量破壊兵器について、「当時のイラクは経済制裁が続くかぎり核兵器の開発は不可能だった」と指摘しています。そのうえで、生物化学兵器の製造についても「疑惑の域を出ない」として、当時のブレア政権は大量破壊兵器の存在を証明できないまま参戦に踏み切ったと結論づけました。

 また、焦点の1つとなっていたアメリカとの事前の合意について、「ブレア元首相がブッシュ前大統領に共同歩調を確約する文書を送っていた」として、開戦前に両首脳の間で旧フセイン政権の打倒に向けた合意があったとする見解を示しました。そのうえで、報告書では、「イギリス政府は武装解除などの平和的な手段を尽くす前に、大量破壊兵器に関する不十分な情報を基にイラク戦争に踏み切った」として、当時のブレア政権の判断を批判しています。

 今回、イギリスが不十分な情報を基にアメリカと歩調を合わせイラク戦争に参戦したと報告書が結論づけたことで、戦争に踏み切った判断は正しかったと主張してきたブレア元首相の責任を問う声が高まることも予想されます。

 

ブレア元首相 決断の正当性を強調

 報告書の発表を受けてイギリスのブレア元首相は6日、記者会見し、アメリカとともにイラク戦争に参戦したことについて、「10年間の首相在任中、最も困難な苦渋の決断だった。決断の責任はすべて負う」と述べました。また、大量破壊兵器の存在を証明できないまま戦争に踏み切り多くの犠牲者が出たと指摘されたことについて、「私には想像されている以上に、後悔と謝罪の気持ちがある」と述べました。

 その一方、当時、フセイン政権が大量破壊兵器を開発しようとしていたとする情報があったとしたうえで、「フセイン政権は実際に化学兵器などを使用したことがあり、予測不能な大惨事を引き起こしかねないと考えられていた」と述べて、2001年のアメリカの同時多発テロ事件以降フセイン政権への対応が差し迫った課題だったと、決断の正当性を改めて強調しました。さらに、フセイン政権を打倒したことが中東などでのテロのまん延を招いたとする批判については、「全く同意できない。フセイン自身がテロの根源であり、平和と自国民への脅威であり続けた。サダム・フセインがいなくなったことで、世界はよくなった」と反論しました。

 

兵士の遺族からブレア元首相の責任問う声

 報告書についてイラク戦争で死亡した兵士の遺族からは当時のブレア政権の判断を批判する厳しい内容となったことを評価する一方、ブレア元首相個人の責任を問うことを求める意見も聞かれました。

 イラク戦争で息子を亡くした女性は「驚いた。思っていたよりも厳しい報告書だった」と評価した一方で、「ブレア氏がなぜほかの解決策をとることなく戦争に突き進んだのか、私たちはまだ納得していない。ブレア氏は、独裁のフセイン氏を追い払おうとして、同じくらい悪いことをした。戦争犯罪を裁く国際刑事裁判所で裁かれるべきだ」と涙ぐみながら話していました。また、弟を亡くした女性は「ブレア氏は私の家族を奪った世界で最悪のテロリストだ。イラクでは、市民が戦闘に巻き込まれて殺害され、今も破壊が続いている」と怒りをあらわにしていました。

 報告書の発表が行われたロンドン市内の会場の外では、市民団体による集会が開かれ、集まった人たちがイラク戦争の犠牲者たちの名前を読み上げたり、ブレア元首相を非難するシュプレヒコールを上げたりしていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160707/k10010586051000.html

  記事の紹介終わりです。

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