日本経済新聞
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打ち上げの遅れ挽回「ここまで100点」
2011/1/28 0:48 (2011/1/28 1:19更新)
22日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた日本の無人物資輸送機「HTV(愛称・こうのとり)」2号機は国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功した。ISSのロボットアームで捉えて引き寄せてくっつけ、28日午前0時45分にボルトなどによる固定を終えた。HTVは米スペースシャトルが今夏に引退後、大型物資の唯一の輸送手段となるため国際的な注目度も高い。
「グッド・テンション」――。ドッキングに先立つ27日午後8時41分、ロボットアームがHTVをしっかりつかんだことを確認した声が米航空宇宙局(NASA)から届くと、約80人が詰めていた筑波宇宙センターの管制室では拍手と歓声が起き、肩をたたいたり抱き合ったりした。
2号機のリーダーを務める田邊宏太フライトディレクタは「すべて順調。ほとんどスケジュール通りで、ここまでは100点満点」と喜びを語った。打ち上げは2日遅れだったが、「期日通りにISSに着けた」と物資を届ける輸送機として重要な評価ポイントも強調した。
ISSは高度約350キロメートルで地球を周回、時速は約2万8000キロメートルに達する。HTVはISSと通信しながら位置や姿勢を制御。約10メートルに近づくと速度を一致させ、ISSから見て止まった状態でアームにつかまれた。2009年9月に打ち上げた技術実証機(1号機)に続くドッキングの成功で、日本の技術への信頼性が高まる。
28日夜にHTVのハッチを開きISSの宇宙飛行士が入る。ISSには6人の飛行士が滞在しており、HTVで届く食料や水を待っていた。HTVは米航空宇宙局(NASA)の大型の配電機器や冷却装置も届ける。
2月27日には米スペースシャトルもISSに到着するため、邪魔にならないようHTVをいったん別の場所に動かす。3月ごろにはISSから出た廃棄物などを詰め込んでISSを離脱、大気圏に突入して燃え尽きる。JAXAは15年度まで毎年1機ずつ、あと5機を打ち上げる予定だ。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E0E5E2E0E28DE0E5E2E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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