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内閣参与平田オリザ氏ポロリ「米の要請」

2011年05月19日 08時38分00秒 | 保管記事


 

  記事の紹介です。

 

内閣参与平田オリザ氏ポロリ「米の要請」

  菅内閣で内閣官房参与を務める劇作家の平田オリザ氏(48)が17日に韓国・ソウルで講演した際、福島第1原発事故で放射性物質を含む汚染水を海に放出した経緯を「米国からの強い要請」と発言していたことが18日、分かった。政府関係者が汚染水放出への“外圧”を示唆したものだが、細野豪志首相補佐官は「事実誤認」とし、平田氏が発言を撤回したと述べた。菅直人首相が内閣参与の任命を“乱発”する中で起きたドタバタ劇といえそうだ。

 講演会出席者によると、平田氏は17日、ソウル市で「震災と日本再生」というタイトルで演壇に立った。福島第1原発事故で、敷地内の集中廃棄物処理施設に貯蔵されていた低濃度の放射性物質汚染水を海に放出したことについて、会場の質問に答える形で触れた。韓国側への事前通報が遅れたことを、コミュニケーションにミスがあったとの認識を示した上で「米国からの強い要請で(海に)流れた」と述べたという。「流された水は非常に低濃度で、量も少ない」と理解も求めた。

 汚染水放出は4月上旬に始まった。原子炉建屋や隣接するタービン建屋にたまった高濃度の汚染水を、集中廃棄物処理施設に移送するためだった。韓国政府は事前に通報がなかったとして不快感を示し、近隣国以外からも日本政府への不信感が噴出していた。

 当時、政府は汚染水の放出について、東京電力からの報告を受けて容認したとの立場を示していた。ただ、農林水産省などにも具体的な連絡がなかったとされる。高濃度汚染水の流出を防ぐためとはいえ、放出基準の100倍の汚染レベルとされ、漁業関係者からも強い批判が出ていた。

 平田氏の発言は、この放出作業が日本政府の判断ではなく、米国の“圧力”で行われたと取られかねない。政府は、朝から事態の沈静化に追われた。枝野幸男官房長官は会見で「少なくとも私は承知していない」と述べ、米国の要請との見方を否定。同日夕会見した細野首相補佐官は「平田さんご自身も事実誤認として、発言を撤回した」「(米国の要請という)話が出たということは聞いていない」と述べ、平田氏の勘違いとの見方を示した。関係者によると、平田氏も周囲に「事実関係を知りうる立場にはなかった」と釈明しているという。

 平田氏は民主党政権誕生後の09年10月、鳩山由紀夫前首相の要請で内閣官房参与に就任して以来、情報発信担当の参与を務めている。菅内閣の内閣府参与をめぐっては、東日本大震災発生後だけで6人と菅首相が次々に参与を任命し、震災対応の指令系統混乱を招いたと批判がある。平田氏の就任は震災前だが、情報発信担当者にしてはお粗末な発言だった。

 [2011年5月19日8時38分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110519-777908.html

  記事の紹介終わりです。

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