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群馬大病院、再生なるか
仲田一平
2016年5月21日15時57分
群馬県は20日、群馬大学医学部付属病院(前橋市)で肝臓手術の患者が相次いで死亡した問題で、群大病院の再生を進める協議会の初会合を県庁で開いた。特定機能病院の再承認を目指すのが大きな柱。地域医療への悪影響を最小限に抑えようと県が支援に乗り出すが、道のりは険しそうだ。
群馬県は20日、群馬大学医学部付属病院(前橋市)で肝臓手術の患者が相次いで死亡した問題で、群大病院の再生を進める協議会の初会合を県庁で開いた。特定機能病院の再承認を目指すのが大きな柱。地域医療への悪影響を最小限に抑えようと県が支援に乗り出すが、道のりは険しそうだ。■特定機能病院、再承認が焦点
反町敦副知事は会合の冒頭で「群大病院の医療提供、医師確保の拠点機能の維持・回復が県政の喫緊の課題だ。特定機能病院の再承認をなるべく早く受けて正常な形で病院が運営されることが望ましいと考えている」とあいさつした。群大の和泉孝志副学長は「まだ完全な信頼回復、機能の回復には至っていない。県民に安心安全な医療を提供し、信頼を回復できるよう努力していく」と述べた。
協議会には群大病院の田村遵一病院長、県健康福祉部の塚越日出夫部長らが出席した。冒頭を除いて会合は非公開で行われた。
県医務課によると、会合では、群大側から診療科の再編統合や全死亡症例の検証、カルテ記載の充実など、事故後の取り組み状況を報告。県側は地域医療への悪影響に対する懸念を伝え、両者で「目に見えた改革」をめざす方向性を確認した。特定機能病院の再承認を最終目標の一つと位置づけたという。
再承認をめざす時期について田村病院長は会合後、「できるだけ早く。許されるのであれば、来年度と思っています」と述べた。
第三者による医療事故調査委員会が近く最終報告書をまとめる予定で、協議会の次回会合は7月中旬以降に開く。県内医療関係者らの参加も求める方針だ
■「空白県」解消へ高い壁
厚生労働省によると、大学病院を中心に全国に84ある特定機能病院は現在、群馬が唯一の「空白県」だ。
安全管理体制が不十分だとして、群大が承認を取り消されたのは昨年6月。診療報酬の優遇措置が受けられなくなり、年間数億円の減収となる見通しだ。受診中の患者に直接影響は無いが、「ブランドイメージの低下は否めない」と群大病院幹部。研修医の「群大離れ」も現実化している。
http://www.asahi.com/articles/ASJ5P4HRRJ5PUBQU00J.html
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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■ 2010年3月2日
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