オオシマザクラ・・・

　志摩市にある、オオシマザクラを見に行ってきました。

　
　人里離れた場所にひっそりと咲く、この桜。葉と共に、大きな花をつけるのが特徴だそうです。
　この「オオシマザクラ」は、桜の原木に一番近い形なんだそうです。葉香も良い事から、桜餅の葉として利用されているので、私達にとって一番身近な桜かもしれません。

　

　
　この桜が立っているのは、天の岩戸の入口付近の田園道―――家建の茶屋があったと言われる場所。昔ここには、逢坂山を越えた人達が休憩する為の茶屋であったのだそうです。この道は現在消えてしまいましたが、明治の初め頃迄は殆どの方がその道を通っていたようです。現在、その事を知っている方はどれくらいいらっしゃるんでしょうね。
　緑の山々に囲まれた、このオオシマザクラ―――一度見に行かれる事をお勧めします。
　観光地として有名なようで、この日も夕方に関わらず写真を撮って見えたり、散策されている方が結構いらっしゃいました。
「良い写真が撮れるといいですね」
　通りすがりのおじさんは、私にそう声を掛けてくれました。