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「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/ボードゲーム拡張キット/「キャメルアップ スーパーカップ」

2016年10月07日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 たまーに発売されるモジュール型拡張キットですね。
 「キャメルアップ スーパーカップ」の内容を軽くご紹介です。


 原題: Camel Up super cup
 日本語タイトル: キャメルアップ スーパーカップ(日本語版:ホビージャパン)
 デザイナー: Steffen Bogen
 発売: 2015(独)
 可能人数: 2~10人
 プレイ時間: 40分程度
 ボックスサイズ: 296×201×72(mm)
 カードサイズ: 67×44(mm)

 付記:
 「キャメルアップ」本体が必要です。


 「レース」「ギャンブル」「モジュール型拡張セット」


 

 以前紹介した「キャメルアップ」の拡張セットのご紹介です。
 …やっぱり拡張セットって買ってしまうんですよね。ホビージャパンでは「忠誠度」というパラメータで「拡張セットを買う率の高さ」を表現するらしいのですが(HJブログにも書いてるしニコ生でも口にしている)、その観点からするとウチは忠誠度が高いのでしょう。すぐ欲しくなってしまうしねぇ。

 で、この拡張セットですが…モジュール拡張セットという形になってます。
 簡単に言うと、ミニ追加ルール集です。
 大体の拡張セットって、使うときはそこに入ってる全てのルールを使うことになるのがほとんどなんですが…モジュール型の場合、いくつかのルールが小さくまとめられていて、それぞれについて使用するかしないかを選択して自由に組み合わせることが出来るってことになります。好きなルールというか…理解できるルールだけ使うってのもアリです。
 こちらのセットは4つのモジュールが入っており、自由に追加できるようになってます。

 

 なお、箱は縦が同じですが横は少し短くなっており、長方形になってますね…コルト・エクスプレスでも似たような形状だったなぁ…

 

 まずは追加ルールとかではないんですが…追加プレイヤー(笑)
 元々8人同時対戦が出来るというかなり多人数対応なゲームなんですが、ここに追加で2人分のカードとタイルがあります。
 最大10人対戦です。
 少人数から大人数まで幅広く対応できる為、置いておくと便利ですね…ウチはキャリーバッグの容量が少ないので持っていきませんが。

 

 で、前提の追加ルール「拡張コース」です…このボードを組み合わせるんですが、他のメジュールを使用し無い場合というか、拡張コースを使用しない場合は左の貴賓席っぽいのだけを使用します。

 

 拡張コースを使うときは大体左側は折って、この状態で使用します。どう使うかってーと。

 

 こんな感じで基本ボードのバックストレート部分に重ねて使います。
 これで伸びるのはバックストレート部分…ではなく、その手前と後、合計4マスが増加します。これで大体2レグくらいゲーム時間が伸びます…1レグで進むのは通常平均2~3マスですからね。

 

 他にはいくつかのモジュールで使うんですが、各色のレグ札が1まいずつ追加されるのと、ピラミッドタイル(ダイスロールした時の獲得タイル)が1枚増えたりします。これは次のモジュールで使います。

 

 モジュール1としては「援護ダイス」というものです。
 右が基本セットに入ってるダイス一式。すっごく似てるけど数字部分が灰色っぽいのが追加される「援護ダイス」です。
 使い方は簡単。

 

 1つのレグが終了して最下位の色(上の写真だと青)だと確定したら…

 

 ピラミッドの中に最下位の色の援護ダイスを通常ダイスと一緒に放り込みます。
 …要するに青だけがダイス2個、中に入ってます。ピラミッドタイルが1枚増えたのはこの増加したダイスに対応する為ですね。
 ついでに、このモジュールを使用する場合、手番時に選択できるアクションが1つ増えます。
 「援護ダイスをピラミッドに入れる」というものです。
 自分がピラミッドタイルを持っていないと(レグ中に1回以上ダイスを振ってないと)選択できないんですけどね…ピラミッドタイルを1枚元の場所に戻すことで好きな色の援護ダイスをピラミッドに仕込むことが出来ます。
 …回数を重ねれば3~4回は振れるので爆走も可能ですよ!

 

 続いて紹介するモジュールは「カメラマン」。
 …このためだけにカメラを作ります(笑)
 このメジュールを使う場合、手番での選択肢に「カメラマンになる」というアクションが追加されます。

 

 カメラマンになったらこのタイルを受け取り、自分がカメラマンであることを示したうえでコースの外周部にかめらを立ててください(笑)
 何処にカメラを向けているかが解るようにお願いしますね。
 このカメラの効果ですが…

 

 こんな感じに「その場にラクダが止まった時」、賞金が発生します。1体1金ですよ。重なって入ればいるほど収入は増えていきますのでシャッターチャンスは逃さないようにしましょう。
 得点の集計をした後、カメラマンタイルは元の場に戻して誰かが(同じ人もだけど)使えるようになります。

 

 なお、カメラのレンズはパーツが付け替える予備があり、両面に別のイラストが入ってるので4種類から気分に合わせて選べます。

 

 3つ目のモジュールは「順位投票」です。
 ここに順位投票タイルを置いておきます。順位としては2~5位が1枚ずつです。

  → 

 ここで発生する追加の選択肢は「順位投票する」というもの。これを1つ選んで獲得した上で、自分が別の手番で獲得していたレグ札に乗せてしまうか、賭ける色の一番下にあったレグ札と一緒に獲得してそのレグ札に乗せるかを行います。
 通常のレグ札の効果って、その色のラクダが1~2位に入ったらお金がもらえるんですが…順位投票を行ったプレイヤーはその色に関しては順位をきっちり当てたら3金、間違ったら-1金という増減に変わります。
 …メッチャ遅れてるラクダがいたら最初にやっても良いかもね(笑)
 なお、この順位投票タイルも手番が回って来て場に残っていれば何回でも選択が出来ます。通常のレグ札獲得と似たようなものです。

 最後のモジュールは「同盟」っていうか…まぁそんなもの。

 

 各プレイヤーには同盟カードが渡されます。両面印刷で左が受付中、右が受付済ってことで。
 手番の追加選択肢に「同盟を結ぶ」というのが出てきます。
 自分が受付中の場合、同様に受付中の誰かにカードを渡しまして、そのプレイヤーの同盟カードをゲットし、両方とも受付済の面を上にします。
 拒否権はありません(笑)
 で、これの効果なんですが…

 

 1つのレグの終了時に「同盟相手が得るいくつかの資金獲得手段について自分ももらうことが出来る」という効果です。
 上の写真では黄色のラクダが2位になるという順位投票を同盟相手が当てた為、自分も同じ額を貰うことが出来るってことですね。
 まぁ、金を没収される場合も同様に食らうんですけどね(笑)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 まずはプレイ可能人数が増えたことが大きいですね。
 元々8人までという人員吸収力の高いゲームでしたがこのセットを加えると2桁、10人までが同時に遊べる。ゲーム会ではとても魅力的です。
 …賭けのルール以外は難しくないのでインストも楽な方ですしね…ってその「賭け」がゲームの肝になるんで端折れない(笑)

 簡単に説明する時は…
 追加プレイヤー:最大10人まで可能。
 拡張ボード:レースがちょっとだけ長くなる(援護ダイスを併用することでほぼ変わらない)
 援護ダイス:ラクダのスピードアップ。
 カメラマン:資金獲得その1。
 順位タイル:資金獲得その2。
 同盟カード:ただ乗り先着1名さま(笑)
 って言っとけば間違ってはいない…はず(笑)


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