元になったボード版の「炭鉱賛歌」は1回しか撃っているのを見たことないんですよね…次に店に行ったらなくなってましたし。
なんか悔しかったので(いや、買う気はなかったけどさ…)こちらだけでもと購入しました。
クラマー&キースリングのタッグ作品「炭鉱賛歌:カードゲーム」のご紹介です。
原題: Gluck Auf: Das grosse Kartenspiel
日本語タイトル: 炭鉱賛歌:カードゲーム(日本語版:ホビージャパン)
デザイナー: Michael Kiesling & Wolfgang Kramer
発売: 2016(独)
可能人数: 2~4人
プレイ時間: 80分程度
ボックスサイズ: 273×190×68(mm)
カードサイズ: 87×56(mm)
「ワーカープレイスメント」「経済」「重量級(内容)」
元はクラマーとキースリングという2人のデザイナーがコンビを組んでデザインした「炭鉱賛歌」というタイトル。かなり高い評価を受けている…らしいです(笑)ウチは持ってないしやったことないんですよねぇ…
というより、手を出すにはちょいと高かったり、機会を逃したら完全に入手機会を失ったのでそのままになってたわけですが。
今回カード版で出るってことで購入リスト入り…ヨドバシで見かけたので確保したわけですよ。
…まぁ、ホビージャパンでの紹介で「オリジナルとははっきりと異なるゲームを生み出します」となってましたのでモチーフを流用しただけで別物ってコトなわけですが。
舞台はドイツのエッセン…ボドゲの聖地ですな(笑)
昔のエッセンは工業地帯だそうで、トロッコ使って石炭を掘り出し各都市に鉄道網を使って輸送をしていたらしいです。
とゆーわけで、プレイヤーは炭鉱の業者さん…なのかな。経営者になって労働者を使って石炭掘って、鉄道で輸送して、輸送先の株を入手して…と、様々なアクションを通じて得点を稼いでいきます。
経済系のゲームなのにカードゲームって通貨とかどうするのかなーと思ったんですが、その辺はゲームで表現されてません。多分勝利点がお金ってことなんでしょうかね。
中央のセットアップ。いろいろな山札が並びます。左下の方は1枚ずつなんですがね。
個人には妙な形のボードと色毎の労働者カードを配られます。労働者カードは全て手札になり、全て自分の考えで使用することが出来ます。
人数によって変わりますが、既定のラウンドが経過したらゲーム終了、その後最終得点計算をして一番得点の高いプレイヤーが勝利という感じ。
ゲームの基本的な流れですが、「シフト」というワードが出てきます…まぁラウンドのカウントです。
1シフト内でプレイヤー達は順番に手番をこなしていきます…手番が出来ない、もしくはやりたくない場合はパスを宣言することでシフトから抜けましてそのシフトでは手番が回ってこなくなります。
全員がパスをを行ったならば1シフトが終了、次のシフトへ…って具合。
手番でやることですが、もう1回中央のカードサプライをご覧ください。
このカードの山札やカード単体での置いてあるやつ、1つ1つがアクションの内容です。全部で10種類でしたっけ…左上に同じアクションで束が2つに分かれているだけのが2種類ほどあるので実際のカード束よりはちょっとアクション数は減ります。
手番プレイヤーはこの中から自分が行いたいアクションを選択して…
労働者カードを置きます。そしたらその場所の内容を即座に実行して手番終了。実行できないところには労働者カードを置いてはいけません…と言っても「山札がなくなった」とか「もう自分のボードに置けない」とかの理由なので厳しく考える必要はないかと。
労働者カードの置き方はちょっと特徴があります。
・誰もその場所に労働者を置いていない場合、労働者を「1人」置けばOKです。
・その場所に既に労働者が置かれている場合、手番プレイヤーが置く労働者は「直前に置かれた労働者+1人」です。
簡単に言えば…
1人が既に置かれているアクションを自分も実行したかったら2人を置けってことですね。次にやりたい人とは3人、そして4人5人…と1人ずつ必要人員が増えていきます。なお、自分が連続してアクションを実行したい場合でもこのルールは生きています。
ルールでチェックされるのはカードに描かれている「人数」なのでカードを複数枚使用して労働者を派遣するのもアリです。3人必要ならば2人+1人とか1人×3とかでもいいわけですね。なお、プレイ人数によって使用できるカードに変動がありますが1枚の労働者カードに描かれている労働者は最大5人です。
で、アクションの内容ですが。
・トロッコ獲得。
トロッコカードというこれトロッコが1~2個描かれているカードを1枚獲得します。カードを置く場所は…
個人ボードで不自然に窪んでたところを先頭に左側に獲得順に並べていきます。
・貨物車獲得
こちらでは石炭を運ぶための鉄道用貨物車を獲得していきます。貨物車には特定の紋章が1つ、もしくは4種全てが付いています。
これが何かというと、各プレイヤーが自分のボードで使用できる3つの貨物停車場のどこに置くことが出来るかというモノです。
個人ボード右側には3列のカードを並べることが出来ます。これがそれぞれ停車場なわけですが、赤い紋章の貨物車は一番下の列にしか並べることが出来ません。他の3つの紋章も1つ、もしくは2つの停車場のどれかにしか配置出来ませんので注意が必要です。
また、貨物車は停車場である個人ボードの右辺から右側に伸ばしていきます。
・機関車獲得
貨物車だけでは鉄道は動きません(笑)
なので機関車をゲットします。獲得した機関車は既に配置している停車場の貨物車に連結します。
機関車を配置したらその右には貨物車を配置することは出来ませんし、機関車を2枚連続で配置することも出来ません。自分の場に配置できる機関車は最大3両ってことですね。
なお、機関車は4種類ありますが配置に関して色の制限はありません。3つの停車場に別々の色を置いてカラフルにしても良いですが…まぁ2つは同じ色にそろえた方が無難かと。理由は後ほど解ります。
基本的にここまでの「トロッコ獲得」「貨物車獲得」「機関車獲得」のアクションは「対応する山札からカードを獲得し、自分のボードの所定の位置に配置する」ものだと思って大丈夫です。配置する場所がちょっと違ったりしますけど(笑)
・注文カード獲得
プレイヤーは石炭の採掘と輸送を行う業者さんです。当然商売相手がいます…というわけで、商売相手から「石炭がこれだけ欲しい」という注文が届くわけです…それを表しているカードです。必要な石炭の数(単位がトロッコ何杯分ですが)と、注文主のアイコンが記されています。
アクションを選択したら一番上のカードを獲得して手札にします。上限はありません。
手札にしたこのカードは別のアクションで使用します。
・株券獲得
下段は右側からの紹介…マニュアルの配置順です(笑)
これは4つある配達先の株券を1獲得するアクション。ゲーム終了時に1つ3勝利点で処理されるモノですね。
・発展カード獲得
あ、写真撮ってない…まぁ良いか。
特殊なカードを1枚山札の上から引いてくるアクション。効果は結構強いです。
これらのカードは獲得したら手札になり(上限ナシ)、通常の手番内でパスをしない限り使用できます。別に1手番1枚のみとかそういう制限もありません。効果は強力ですが、1回使用するとゲームから除外されます。
効果の詳細は省きます。
・目的カード獲得
ゲーム終了時に最終得点計算を行うわけですが、その時に注文達成回数そのもの、どの配達先で回数をこなしているか…等の条件を提示しているカード達。達成していればカード記載の勝利点が入ります。
この辺の「注文カード」「株券」「発展カード」「目的カード」は自分の場に公開して置いたり手札として所持して必要な時に使うカード達です。確か注文と発展が手札、株券と目的は自分の場に公開だったかと。
・配達準備アクション
今までの紹介で「トロッコに乗せた石炭を獲得」「貨物車を獲得」はやりましたけど…このまま機関車を動かしても貨物車は空っぽです(笑)
というわけでこのアクションが必要です。3種類あって「0~1」「1~2」「2~3」と数字が振られていますね。この数字はトロッコカードを移動させなければならないカード枚数です。
数字の分だけ順番に獲得して左側に並んでいるトロッコカード貨物車カードに組み合わせていきます(ファーストイン・ファーストアウト)。
組み合わせる際には紋章が一致していることが条件になっています。
一致する紋章が無い、開いている貨物車がもう残っていない…または「次の順番のトロッコを乗せたくない」等の理由がある場合、積み込む回数を1回消費することでトロッコを待機所(ボードから外れたトコ)に流すことが出来ます。待機所に押し込んだトロッコは同じく積み込む回数を1回消費すればアラタルて貨物車に乗せられるそうです。ただしこの時に順番は考慮しないので待機所にあるトロッコならば自由に選べるとか。
…まぁ待機所に置く時点で積み込み1回が余分にかかるので多用は禁物ですね。
さて、ここまでで石炭の入ったトロッコを獲得し、貨物車を準備し、機関車を調達し、配達先から注文を受け、貨物車に石炭を積み込みました…やっと配送できます。
・配送アクション
ここで来るのに長かったですねぇ(笑)
で、このアクションですがここまで来たら難しい事ではありません。
準備が完了している貨物列車に注文カードを置き、準備が完了したことを確認した後、注文カード、貨物車、機関車、トロッコの全てのカードを配送済みとして纏めて保管するだけです。後で勝利点の計算に使うから保管はしっかりとしておきましょう。
また、このアクションでは「同じ色の機関車」に対して「1つ1つ別の注文カード」を置くことで同時に複数の注文を配送することが可能です。機関車の色はある程度揃えた方が良いというのはこの為です。簡単に言って手番が1つ余裕が出ます。
…残り1つはいくつかのフクションを代わりに使用できるワイルドカードみたいなアクションなのでスルーしましょう。以上の10種類のアクションを駆使して勝利点を稼いでいきます。
…すっげー長いんでまとめてみましょうか。
1/「トロッコ獲得」「貨物車獲得」「機関車獲得」で石炭搬入の為の素材ゲット。いつ注文が入っても良いように「配送準備」をして置くのも良いでしょう。
2/「注文カード獲得」したら「配送アクション」で実際に配達先へ納品。
3/「1」や「2」の合間に「目的カード獲得」「株券獲得」「特殊カード」などを使用して勝利点ボーナスを狙う、及び有利なカード効果を使用できる状態にする。
とまぁ、細かいルールとか条件とかそういうのを空の彼方にうっちゃりかましていくとこんなゲームの進め方になります。
ゲーム終了は規定のシフト(ラウンド)が終了した時。人数によって「規定」は変わります。
最終得点計算はコンポーネントにメモ用紙が1冊入っているので5つの事項それぞれに対して得点を書き込んでいき、合計点での勝負です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
元の「炭鉱賛歌」って調べてみたんですが、amazonでは取り扱いが無いっぽいですね…まぁ高かったしこれからもスルーかなぁ。
っかし…カードゲーム化っていうとルール改変とか簡略化とかが多いような気がしてたんですが…使用するアクションだけで10種とか、簡略化している様子が感じられないんですよね。アクションの順番に行って、組み合わせて…というようにかなりの戦略性、計画性が求められるので初めてゲームをする時はルールを覚えるので6割、勝ち筋を見定めるので3割5分くらいは気力が削れそうです。
…残り5分?疲労によるスリップダメージです。
楽しめるようになるのは多分2回目から。そこから戦略がかなり広く取れるので飽きるまで何回でも遊べそうですね。
ルールのインストで重視するのは労働者カードの出し方とアクションの説明が主になるでしょう。アクションに関してはサマリ作っておくのが良いですかね…
なんか悔しかったので(いや、買う気はなかったけどさ…)こちらだけでもと購入しました。
クラマー&キースリングのタッグ作品「炭鉱賛歌:カードゲーム」のご紹介です。
原題: Gluck Auf: Das grosse Kartenspiel
日本語タイトル: 炭鉱賛歌:カードゲーム(日本語版:ホビージャパン)
デザイナー: Michael Kiesling & Wolfgang Kramer
発売: 2016(独)
可能人数: 2~4人
プレイ時間: 80分程度
ボックスサイズ: 273×190×68(mm)
カードサイズ: 87×56(mm)
「ワーカープレイスメント」「経済」「重量級(内容)」
元はクラマーとキースリングという2人のデザイナーがコンビを組んでデザインした「炭鉱賛歌」というタイトル。かなり高い評価を受けている…らしいです(笑)ウチは持ってないしやったことないんですよねぇ…
というより、手を出すにはちょいと高かったり、機会を逃したら完全に入手機会を失ったのでそのままになってたわけですが。
今回カード版で出るってことで購入リスト入り…ヨドバシで見かけたので確保したわけですよ。
…まぁ、ホビージャパンでの紹介で「オリジナルとははっきりと異なるゲームを生み出します」となってましたのでモチーフを流用しただけで別物ってコトなわけですが。
舞台はドイツのエッセン…ボドゲの聖地ですな(笑)
昔のエッセンは工業地帯だそうで、トロッコ使って石炭を掘り出し各都市に鉄道網を使って輸送をしていたらしいです。
とゆーわけで、プレイヤーは炭鉱の業者さん…なのかな。経営者になって労働者を使って石炭掘って、鉄道で輸送して、輸送先の株を入手して…と、様々なアクションを通じて得点を稼いでいきます。
経済系のゲームなのにカードゲームって通貨とかどうするのかなーと思ったんですが、その辺はゲームで表現されてません。多分勝利点がお金ってことなんでしょうかね。
中央のセットアップ。いろいろな山札が並びます。左下の方は1枚ずつなんですがね。
個人には妙な形のボードと色毎の労働者カードを配られます。労働者カードは全て手札になり、全て自分の考えで使用することが出来ます。
人数によって変わりますが、既定のラウンドが経過したらゲーム終了、その後最終得点計算をして一番得点の高いプレイヤーが勝利という感じ。
ゲームの基本的な流れですが、「シフト」というワードが出てきます…まぁラウンドのカウントです。
1シフト内でプレイヤー達は順番に手番をこなしていきます…手番が出来ない、もしくはやりたくない場合はパスを宣言することでシフトから抜けましてそのシフトでは手番が回ってこなくなります。
全員がパスをを行ったならば1シフトが終了、次のシフトへ…って具合。
手番でやることですが、もう1回中央のカードサプライをご覧ください。
このカードの山札やカード単体での置いてあるやつ、1つ1つがアクションの内容です。全部で10種類でしたっけ…左上に同じアクションで束が2つに分かれているだけのが2種類ほどあるので実際のカード束よりはちょっとアクション数は減ります。
手番プレイヤーはこの中から自分が行いたいアクションを選択して…
労働者カードを置きます。そしたらその場所の内容を即座に実行して手番終了。実行できないところには労働者カードを置いてはいけません…と言っても「山札がなくなった」とか「もう自分のボードに置けない」とかの理由なので厳しく考える必要はないかと。
労働者カードの置き方はちょっと特徴があります。
・誰もその場所に労働者を置いていない場合、労働者を「1人」置けばOKです。
・その場所に既に労働者が置かれている場合、手番プレイヤーが置く労働者は「直前に置かれた労働者+1人」です。
簡単に言えば…
1人が既に置かれているアクションを自分も実行したかったら2人を置けってことですね。次にやりたい人とは3人、そして4人5人…と1人ずつ必要人員が増えていきます。なお、自分が連続してアクションを実行したい場合でもこのルールは生きています。
ルールでチェックされるのはカードに描かれている「人数」なのでカードを複数枚使用して労働者を派遣するのもアリです。3人必要ならば2人+1人とか1人×3とかでもいいわけですね。なお、プレイ人数によって使用できるカードに変動がありますが1枚の労働者カードに描かれている労働者は最大5人です。
で、アクションの内容ですが。
・トロッコ獲得。
トロッコカードというこれトロッコが1~2個描かれているカードを1枚獲得します。カードを置く場所は…
個人ボードで不自然に窪んでたところを先頭に左側に獲得順に並べていきます。
・貨物車獲得
こちらでは石炭を運ぶための鉄道用貨物車を獲得していきます。貨物車には特定の紋章が1つ、もしくは4種全てが付いています。
これが何かというと、各プレイヤーが自分のボードで使用できる3つの貨物停車場のどこに置くことが出来るかというモノです。
個人ボード右側には3列のカードを並べることが出来ます。これがそれぞれ停車場なわけですが、赤い紋章の貨物車は一番下の列にしか並べることが出来ません。他の3つの紋章も1つ、もしくは2つの停車場のどれかにしか配置出来ませんので注意が必要です。
また、貨物車は停車場である個人ボードの右辺から右側に伸ばしていきます。
・機関車獲得
貨物車だけでは鉄道は動きません(笑)
なので機関車をゲットします。獲得した機関車は既に配置している停車場の貨物車に連結します。
機関車を配置したらその右には貨物車を配置することは出来ませんし、機関車を2枚連続で配置することも出来ません。自分の場に配置できる機関車は最大3両ってことですね。
なお、機関車は4種類ありますが配置に関して色の制限はありません。3つの停車場に別々の色を置いてカラフルにしても良いですが…まぁ2つは同じ色にそろえた方が無難かと。理由は後ほど解ります。
基本的にここまでの「トロッコ獲得」「貨物車獲得」「機関車獲得」のアクションは「対応する山札からカードを獲得し、自分のボードの所定の位置に配置する」ものだと思って大丈夫です。配置する場所がちょっと違ったりしますけど(笑)
・注文カード獲得
プレイヤーは石炭の採掘と輸送を行う業者さんです。当然商売相手がいます…というわけで、商売相手から「石炭がこれだけ欲しい」という注文が届くわけです…それを表しているカードです。必要な石炭の数(単位がトロッコ何杯分ですが)と、注文主のアイコンが記されています。
アクションを選択したら一番上のカードを獲得して手札にします。上限はありません。
手札にしたこのカードは別のアクションで使用します。
・株券獲得
下段は右側からの紹介…マニュアルの配置順です(笑)
これは4つある配達先の株券を1獲得するアクション。ゲーム終了時に1つ3勝利点で処理されるモノですね。
・発展カード獲得
あ、写真撮ってない…まぁ良いか。
特殊なカードを1枚山札の上から引いてくるアクション。効果は結構強いです。
これらのカードは獲得したら手札になり(上限ナシ)、通常の手番内でパスをしない限り使用できます。別に1手番1枚のみとかそういう制限もありません。効果は強力ですが、1回使用するとゲームから除外されます。
効果の詳細は省きます。
・目的カード獲得
ゲーム終了時に最終得点計算を行うわけですが、その時に注文達成回数そのもの、どの配達先で回数をこなしているか…等の条件を提示しているカード達。達成していればカード記載の勝利点が入ります。
この辺の「注文カード」「株券」「発展カード」「目的カード」は自分の場に公開して置いたり手札として所持して必要な時に使うカード達です。確か注文と発展が手札、株券と目的は自分の場に公開だったかと。
・配達準備アクション
今までの紹介で「トロッコに乗せた石炭を獲得」「貨物車を獲得」はやりましたけど…このまま機関車を動かしても貨物車は空っぽです(笑)
というわけでこのアクションが必要です。3種類あって「0~1」「1~2」「2~3」と数字が振られていますね。この数字はトロッコカードを移動させなければならないカード枚数です。
数字の分だけ順番に獲得して左側に並んでいるトロッコカード貨物車カードに組み合わせていきます(ファーストイン・ファーストアウト)。
組み合わせる際には紋章が一致していることが条件になっています。
一致する紋章が無い、開いている貨物車がもう残っていない…または「次の順番のトロッコを乗せたくない」等の理由がある場合、積み込む回数を1回消費することでトロッコを待機所(ボードから外れたトコ)に流すことが出来ます。待機所に押し込んだトロッコは同じく積み込む回数を1回消費すればアラタルて貨物車に乗せられるそうです。ただしこの時に順番は考慮しないので待機所にあるトロッコならば自由に選べるとか。
…まぁ待機所に置く時点で積み込み1回が余分にかかるので多用は禁物ですね。
さて、ここまでで石炭の入ったトロッコを獲得し、貨物車を準備し、機関車を調達し、配達先から注文を受け、貨物車に石炭を積み込みました…やっと配送できます。
・配送アクション
ここで来るのに長かったですねぇ(笑)
で、このアクションですがここまで来たら難しい事ではありません。
準備が完了している貨物列車に注文カードを置き、準備が完了したことを確認した後、注文カード、貨物車、機関車、トロッコの全てのカードを配送済みとして纏めて保管するだけです。後で勝利点の計算に使うから保管はしっかりとしておきましょう。
また、このアクションでは「同じ色の機関車」に対して「1つ1つ別の注文カード」を置くことで同時に複数の注文を配送することが可能です。機関車の色はある程度揃えた方が良いというのはこの為です。簡単に言って手番が1つ余裕が出ます。
…残り1つはいくつかのフクションを代わりに使用できるワイルドカードみたいなアクションなのでスルーしましょう。以上の10種類のアクションを駆使して勝利点を稼いでいきます。
…すっげー長いんでまとめてみましょうか。
1/「トロッコ獲得」「貨物車獲得」「機関車獲得」で石炭搬入の為の素材ゲット。いつ注文が入っても良いように「配送準備」をして置くのも良いでしょう。
2/「注文カード獲得」したら「配送アクション」で実際に配達先へ納品。
3/「1」や「2」の合間に「目的カード獲得」「株券獲得」「特殊カード」などを使用して勝利点ボーナスを狙う、及び有利なカード効果を使用できる状態にする。
とまぁ、細かいルールとか条件とかそういうのを空の彼方にうっちゃりかましていくとこんなゲームの進め方になります。
ゲーム終了は規定のシフト(ラウンド)が終了した時。人数によって「規定」は変わります。
最終得点計算はコンポーネントにメモ用紙が1冊入っているので5つの事項それぞれに対して得点を書き込んでいき、合計点での勝負です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
元の「炭鉱賛歌」って調べてみたんですが、amazonでは取り扱いが無いっぽいですね…まぁ高かったしこれからもスルーかなぁ。
っかし…カードゲーム化っていうとルール改変とか簡略化とかが多いような気がしてたんですが…使用するアクションだけで10種とか、簡略化している様子が感じられないんですよね。アクションの順番に行って、組み合わせて…というようにかなりの戦略性、計画性が求められるので初めてゲームをする時はルールを覚えるので6割、勝ち筋を見定めるので3割5分くらいは気力が削れそうです。
…残り5分?疲労によるスリップダメージです。
楽しめるようになるのは多分2回目から。そこから戦略がかなり広く取れるので飽きるまで何回でも遊べそうですね。
ルールのインストで重視するのは労働者カードの出し方とアクションの説明が主になるでしょう。アクションに関してはサマリ作っておくのが良いですかね…