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「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/ボードゲーム/「エルフェンランド」

2015年02月19日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 Doris Matthäusの美しいアートワークでも当時から話題になった「エルフェンランド」のご紹介です。


 原題:Elfenland
 日本語タイトル:同上
 デザイナー: Alan R. Moon
 発売:1998(独)
 可能人数:2~6人
 プレイ時間:60分程度
 ボックスサイズ:277×370×55(mm)
 カードサイズ:87×56(mm)

 付記:
 1998年ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)受賞

 「ネットワーク構築」「すごろく」「ハンドマネジメント」
 「放課後さいころ倶楽部5巻掲載タイトル」
 「アクア・ステップ・アップ掲載タイトル」


 (これが来たか~)
 2015年2月にゲッサン3月号の放課後サイコロ倶楽部を見て思ったのがこれ(笑)連載開始頃だと難しかったろうなぁ…新版出てなかったから入手が難しいってことで…
 というわけでエルフェンランドです。少し前に箱が小さくなった版が出まして入手難易度は比較的容易ですね。

 

 …まぁウチが持ってるのは旧版なわけですが(笑)

 

 ゲームボード。森、平地、山、砂漠、川などが描かれてますねー。…森のすぐ隣に砂漠?(笑)
 ウチがこれ買ったのは20世紀ですよ…もう遠い昔になってしまいました…買いの決め手になったのはこのアークワークです。凄くキレーですもん。
 なお、新版との差異はない模様。コマも同じ木製でボードの大きさも同じとのこと…すごろくやさんの紹介に書いてありました。新版を身内会の仲間が買い増して見せてもらったんですが…8ッ折りボードってすげぇなぁ…

 ストーリーとしては「エルフの成人旅行、やることはお遍路」(笑)
 こう書いてしまうとイメージぶち壊しですね、申し訳ない…ただ、インストで一番最初に言うセリフがこれなもんで…

 ボードに描かれているのはエルフェンランドの全景。世界には全部で20の都市が点在してまして、エルフが成人の儀として出来るだけ多くの都市を回ろう…というものです。これが普通の説明(笑)

 

 各都市にはこういう風にトークンが各プレイヤーの色ごとに置かれています――セットアップでこれを並べるのが結構大変だったりするわけですが――プレイヤーはこの都市を通った証にこのトークンを受取りまして、最終的にいくつ集めたかで勝者が決まります。
 
 

 都市間の移動手段はラウンド毎に変わります…とゆーかプレイヤー達が早い者勝ちで決めていきます。方法はこのタイルを道のど真ん中にぺしっと置けばOK。後から別の乗り物を置くことは出来ませんので要所となる場所は早めに置いた方が良いですね。

 

 都市間移動のもう1つの道具…カードです。
 タイルと同様の種類+1種があり、タイルが置かれた道を通るのは基本的に対応したカードが必要です。場合によっては複数枚必要なこともあります。とはいえなんでもいいので3枚使えば「キャラバン」といって通ることは可能なので多少の妨害にはなっても完全にロックさせることはないはずです…多分。

 ゲームは全4ラウンド。1ラウンドは次の順に進んでいきます。

 ・チケットカードを配る
 手札が8枚になるように配ります。

 ・乗り物タイルを1枚引く
 スタートプレイヤー(最初は適当に決めます、その後のラウンドは時計回りで持ち回り)から裏向きのタイル山から1枚引き、自分の手元に置いておきます。こちらはまだ公開しません。

 ・さらに乗り物タイルを引く。
 今度は表向きに公開されているタイル5枚か、裏向きで山になっているタイルのどちらかから1枚を引きます。このタイルは裏向きのものを取っていても公開します。表向きのタイルが引き取られた場合はすぐに裏向きのタイル山から補充します。これを各プレイヤーが3周行います。

 ・各街道の移動手段の決定
 スタートプレイヤーからボード上の街道にタイルを1枚配置します。先にタイルが置かれた街道にさらにタイルを置くことは出来ません。また、場所によっては配置出来ないタイルもあるので注意してください。度のタイルがどの地形に置けないとかは早見表が準備されてます。なお、早見表の数字はそのタイルが配置された街道を通るのに必要にカードの枚数です。

 

 例えばこんな感じ。
 「ユニコーン」に乗って森を渡りましょう。また、山や森はカード1枚で通ることが出来ますが…砂漠は2枚使わないといけません。まぁ砂漠を渡ることが出来るカード自体が少ないのでこれも選択肢に入るんでしょうけど。
 
 これは全員のタイルが無くなるか、全員が配置を終了とするまで続きます。パスした人はもう置けませんよ。

 ・実際に旅行してみよう
 プレイヤーは1人ずつ、乗り物ごとにカードを公開して自分のプレイヤーコマ(靴の形をしてます)を動かしていきます。

   

 この時、他人が配置したタイルも使うことが出来ます。相手も自分が配置したタイルで相乗りしてくることでしょう。

 

 移動先の都市に初めて入ったらその都市に置かれているコマ(訪問コマ)を拾って手元に置いておきます。これが勝利条件になるので忘れないでください。また、1回来た都市でもしばらく後にもう1度訪れるのは自由です。
 カードは全て使い切る必要はありません。余った分は次のラウンドに持ち越すことが出来ます…単に新しく配られるカードが減るだけです(手札はラウンド開始の補充で常に8枚になります)
 また、カードの紹介の時も言いましたがなんでも良いので3枚を使うことでその街道に配置されたタイルが何であっても移動することが出来ます。
 全てのプレイヤーが旅行を終えたらラウンド最後の処理を行い、次のラウンドへ進みます。

 前述したように、4ラウンド終了時に一番多くの街コマを持っていれば勝者です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
 元々3月に載せるエントリだったんですが、「放課後さいころ倶楽部」で取り上げられてたんで早めました(笑)
 楽しいのは旅行の日程を立てている時…手元のカードを眺めつつ自分のタイルであーだこーだと移動順路と乗り物を吟味し…誰かの置いたタイルでぶち壊しになるというマゾ的な面白さがあります(笑)
 ただし、誰かが置いたタイルによって自分の日程を変更した方がより多くの街を訪問出来たりもする可能性はあります。「基本は相乗り、ただし出し抜きは常識」らしいです…凄いなエルフ世界…あ、現代の世界情勢も似たようなもんか(笑)


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