……紹介してなかったんですね、これ(笑)
「お邪魔者」のご紹介です。
原題: Saboteur
日本語タイトル: お邪魔者(日本語版:メビウスゲームズ・すごろくや)
デザイナー: Frederic Moyersoen
発売: 2004(独)
可能人数: 3~10人
プレイ時間: 30分程度
ボックスサイズ: 123×95×22(mm)
カードサイズ: 88×57(mm)
「チーム戦」「正体隠匿系」「通路作成」

日本語版が2015年に出たわけで…ウチはその時に買っているんですが…紹介エントリが無いんですよねぇ…
以前にテキストを書いた気がするんですが、どこかにテキストファイルが飛んだようです。
というわけで今回は「お邪魔者」を改めて(いや、ここじゃ初出だけど)ご紹介です。
鉱山で働くドワーフ達が真面目に仕事してる「金鉱彫り」と不真面目な「お邪魔者」に別れて金塊の争奪をするという内容です。現代の「Saboteur」はサボタージュする人(仏語)でという意味になります。
お邪魔者共…仕事をサボるとかじゃなくて金塊を奪おうとしてますがただの強盗じゃないのかな、これ…

「金鉱掘り」7枚の「お邪魔者」4枚という11枚ものキャラクターカード。それもそのはず、このゲームのプレイ人数は最大10人です。このサイズのカードゲームとしては「ニムト」に匹敵する収容人数ということでゲーム会に持っていっておくと重宝します。

こちらは5人プレイのカードの割り振り。6枚使うのはどれか1枚は配ったラウンドは使わずに置いとくらしいです。

中央の場のセットアップはこんな感じ。カードが点在しているだけなんですが…

間を埋めるとこんな感じになります。右側のスタートから左側のゴールまでが7枚の間が空き、3枚あるゴールはは縦で1枚ずつの間が空いているということになります。
…マニュアルにカードの目盛りがついているので参考に出来ます。

プレイヤーにはキャラクターカードを1枚ずつ配り、残った1枚は横にどけておきます。このゲームは数ラウンドをこなすゲームですが、このラウンドで使用しないだけで次のラウンドになったら配り直しになります。

手札はプレイ人数によって変わります。5人プレイの場合は6枚になってます。

内容はほとんどが坑道内を表すカード。右下のはアクションカードと呼ばれるカード。
ゲームは手番制で進み、トリガーが引かれることでラウンドが終了し勝者側のチームに金塊が渡されます。ただしプレイヤーの人数などによってプレイヤーによって獲得できる金塊カードの数が違います。
、3ラウンド終了と同時にゲーム終了になり一銀金塊を獲得したプレイヤーが勝者となります。
…ラウンド毎にチーム分けはしますが、最終的に個人戦になります。
各プレイヤーが手番でやることは三者択一。

・通路カードを1枚配置する。
手札の中から1枚を選び場に配置します。…ただし、いくつかのルールがあります。
1・スタートカード(梯子のあるとこ)から配置した通路が繋がっていなければならない。
2・周囲の通路カードに矛盾があってはならない。
3・90度回転させて(カード横向きで)配置してはいけない。
この2つ。

左のカードがスタート位置から通路が繋がっていないのでこういう配置は出来ないってことです。

・アクションカードを使う。
通路カード以外に使用できるカードにはアクションカードがあります。これらのカードを使う場合は同じ手番に通路カードを置くことは出来ないわけですが、強力な妨害効果だったりそれを打ち消す効果だったりいろいろあります。
例えば上のカードは地図というもので、ゴールになっている3枚のカードのうち1枚を自分だけが確認できるというもの。

選んだカードが見事に金塊であっても…正直に言う必要はありません。むしろプレイヤーがお邪魔者だったら嘘をつくでしょう。

使ったアクションカードは表向きで捨て札にします。
…上になんかカードありますけど、これは次の行動になります。

アクションカードには妨害カードと修復カードが大きく2つに分かれます。それ以外のは多分「地図」だけかな(笑)
妨害カードは上写真のカード。左から「落盤」「鶴橋」「ランタン」「荷車」となってます。
「落盤」は現在場に出されている通路カードの1つを捨て札にする機能があります。代わりのカードが配置されるまで
「1・スタートカード(梯子のあるとこ)から配置した通路が繋がっていなければならない」に抵触するカードは新たに配置出来ません。
まぁ他のルートで繋がるのならば構わないとも言いますが、速攻で通路を繋げてくる金鉱掘りへの邪魔カードであり、逆に言うと変な通路カードを置かれて邪魔された時にそのカードを取り除いて金鉱掘り一同が行きたいゴールへの道をつなげなおすための修復カードでもあります。
残った3種はプレイヤーに置きます。置かれているプレイヤー(金鉱掘りとお邪魔者のどちらでも)は、手番の選択肢として「・通路カードを1枚配置する」を選択できません。他の2つは出来ます。この時、違う種類の妨害カードであれば同じプレイヤーに配置出来ますが(「ランタン」と「荷車」を1人の前に並べたりとか)、同じ種類の妨害カードを配置することは出来ませんのでご注意を。

で、この3種類には対になる修復カードが存在します。
このカードは自分に対して使っても良いし、仲間(だと思うプレイヤー)に使用しても構いません。これらは全てアクションカードの行使となります。
・パスしてカードを1枚破棄する。
というわけで最後の行動はこれ。「お邪魔者だからゴールに向かう通路カードを置きたくない」とか「金鉱掘りだけどまともな通路カードが置けない」等の場合に便利です。
この場合は手札を1枚裏向きで捨てることになります。捨てたカードがどういうカードなのかを他のプレイヤーに公開する必要がないので便利ですね。
という3つの行動から1つを選んで行動を行いましょう。
全ての選択肢を選んで行動した後に山札から1枚引いて手札に加えます。
……ただし、通路カードやアクションカードなどは全部で70枚もないので結構早く無くなりますが、この場合はカードの補充は出来ずにどんどん全員の手札が減っていきます。
でもって…

誰かの置いたカードによってゴールとして伏せられているカードに通路が繋がった場合、該当するゴールカードを公開しましょう。

金塊が描かれているカードであればその瞬間にこのラウンドの金鉱掘りチームの勝利が確定します。

ハズレの2枚にはこんな感じで石が描かれてます。ラウンド続行です。
で、金塊が表になることもなく全員が手札を使いきった場合はお邪魔者側の勝利となります。

勝利したのが金鉱掘りチームの場合、金塊カードをプレイヤー人数に拠る規定値だけ引き、そこから金塊を発見したプレイヤーから順に1枚ずつ金塊カードを獲得します。
金塊カードには1~3個の金塊が描かれていましてその数がそのまま得点になります。1周してもまだ金塊カードが余っている場合は2周目の分配が行われます。全てのプレイヤーが同じ枚数の金塊カードを獲得できるわけでは無いことに注意しましょう
…ぶっちゃけて言えばゴールしたプレイヤーが一番おいしいです(笑)
1ラウンド目ならまだしも、3ラウンド目などだと自分がゴール出来ない場合に自分が金鉱掘りであっても関係ない場所に通路を伸ばしたり、パスしたりします…「自分の次のプレイヤー」がゴールしてしまうと取り分が一番侘しいものになってしまうからですね。少なくとも「自分の次の次のプレイヤー」くらいがゴールしてくれたほうがマシということでしょうかね(笑)
お邪魔者チームが勝利した場合は、金塊カードから固定の数の金塊を各お邪魔者が貰います。お邪魔者全員が同じ数を貰えます。
3ラウンド分このサイクルを繰り返し、最も金塊を多く持つている「個人」が勝者となります…最初に言った通り、このゲームは最終的に個人戦です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
このサイズの外箱としてはトップレベルのプレイ可能人数(ニムト並)なのでゲーム会の主宰がつ持つているだけでかなり楽になるという魔法のゲーム。覚えることも少ないしね。
…そう、覚えることはあまりないんですが、覚えただけでは勝てないゲームだったりもします。
一番考えなければならないのは「ゴールに辿り着くのが誰が良いか」ということ。まずは自分が着くのが最善。次善は上家(自分の1手番前のプレイヤー)なんですよね。5人プレイの場合の金鉱掘りは3~4人なので、自分がゴールすれば金塊カードは2枚確定、上家がゴールしてくれればワンチャン2枚もらえるかもというところ…1枚の金塊カードには得点の金塊が1~3個ということを考えると個差が勝負を分けることがあるので馬鹿に出来ません。全3ラウンドしかないので同じプレイヤーが2回ゴールに辿り着いて金塊が合計8個などにならない限りは僅差の勝負になる…はず(笑)
なお、お邪魔者の場合は本当に誰が仲間か解らないけどとにかく通じ合って(笑)協力しないとあっという間に3種の妨害カードを投げられて詰みます…3回ほどやられました(笑)
「お邪魔者」のご紹介です。
原題: Saboteur
日本語タイトル: お邪魔者(日本語版:メビウスゲームズ・すごろくや)
デザイナー: Frederic Moyersoen
発売: 2004(独)
可能人数: 3~10人
プレイ時間: 30分程度
ボックスサイズ: 123×95×22(mm)
カードサイズ: 88×57(mm)
「チーム戦」「正体隠匿系」「通路作成」

日本語版が2015年に出たわけで…ウチはその時に買っているんですが…紹介エントリが無いんですよねぇ…
以前にテキストを書いた気がするんですが、どこかにテキストファイルが飛んだようです。
というわけで今回は「お邪魔者」を改めて(いや、ここじゃ初出だけど)ご紹介です。
鉱山で働くドワーフ達が真面目に仕事してる「金鉱彫り」と不真面目な「お邪魔者」に別れて金塊の争奪をするという内容です。現代の「Saboteur」はサボタージュする人(仏語)でという意味になります。
お邪魔者共…仕事をサボるとかじゃなくて金塊を奪おうとしてますがただの強盗じゃないのかな、これ…

「金鉱掘り」7枚の「お邪魔者」4枚という11枚ものキャラクターカード。それもそのはず、このゲームのプレイ人数は最大10人です。このサイズのカードゲームとしては「ニムト」に匹敵する収容人数ということでゲーム会に持っていっておくと重宝します。

こちらは5人プレイのカードの割り振り。6枚使うのはどれか1枚は配ったラウンドは使わずに置いとくらしいです。

中央の場のセットアップはこんな感じ。カードが点在しているだけなんですが…

間を埋めるとこんな感じになります。右側のスタートから左側のゴールまでが7枚の間が空き、3枚あるゴールはは縦で1枚ずつの間が空いているということになります。
…マニュアルにカードの目盛りがついているので参考に出来ます。


プレイヤーにはキャラクターカードを1枚ずつ配り、残った1枚は横にどけておきます。このゲームは数ラウンドをこなすゲームですが、このラウンドで使用しないだけで次のラウンドになったら配り直しになります。

手札はプレイ人数によって変わります。5人プレイの場合は6枚になってます。

内容はほとんどが坑道内を表すカード。右下のはアクションカードと呼ばれるカード。
ゲームは手番制で進み、トリガーが引かれることでラウンドが終了し勝者側のチームに金塊が渡されます。ただしプレイヤーの人数などによってプレイヤーによって獲得できる金塊カードの数が違います。
、3ラウンド終了と同時にゲーム終了になり一銀金塊を獲得したプレイヤーが勝者となります。
…ラウンド毎にチーム分けはしますが、最終的に個人戦になります。
各プレイヤーが手番でやることは三者択一。

・通路カードを1枚配置する。
手札の中から1枚を選び場に配置します。…ただし、いくつかのルールがあります。
1・スタートカード(梯子のあるとこ)から配置した通路が繋がっていなければならない。
2・周囲の通路カードに矛盾があってはならない。
3・90度回転させて(カード横向きで)配置してはいけない。
この2つ。

左のカードがスタート位置から通路が繋がっていないのでこういう配置は出来ないってことです。

・アクションカードを使う。
通路カード以外に使用できるカードにはアクションカードがあります。これらのカードを使う場合は同じ手番に通路カードを置くことは出来ないわけですが、強力な妨害効果だったりそれを打ち消す効果だったりいろいろあります。
例えば上のカードは地図というもので、ゴールになっている3枚のカードのうち1枚を自分だけが確認できるというもの。

選んだカードが見事に金塊であっても…正直に言う必要はありません。むしろプレイヤーがお邪魔者だったら嘘をつくでしょう。

使ったアクションカードは表向きで捨て札にします。
…上になんかカードありますけど、これは次の行動になります。

アクションカードには妨害カードと修復カードが大きく2つに分かれます。それ以外のは多分「地図」だけかな(笑)
妨害カードは上写真のカード。左から「落盤」「鶴橋」「ランタン」「荷車」となってます。
「落盤」は現在場に出されている通路カードの1つを捨て札にする機能があります。代わりのカードが配置されるまで
「1・スタートカード(梯子のあるとこ)から配置した通路が繋がっていなければならない」に抵触するカードは新たに配置出来ません。
まぁ他のルートで繋がるのならば構わないとも言いますが、速攻で通路を繋げてくる金鉱掘りへの邪魔カードであり、逆に言うと変な通路カードを置かれて邪魔された時にそのカードを取り除いて金鉱掘り一同が行きたいゴールへの道をつなげなおすための修復カードでもあります。
残った3種はプレイヤーに置きます。置かれているプレイヤー(金鉱掘りとお邪魔者のどちらでも)は、手番の選択肢として「・通路カードを1枚配置する」を選択できません。他の2つは出来ます。この時、違う種類の妨害カードであれば同じプレイヤーに配置出来ますが(「ランタン」と「荷車」を1人の前に並べたりとか)、同じ種類の妨害カードを配置することは出来ませんのでご注意を。

で、この3種類には対になる修復カードが存在します。
このカードは自分に対して使っても良いし、仲間(だと思うプレイヤー)に使用しても構いません。これらは全てアクションカードの行使となります。
・パスしてカードを1枚破棄する。
というわけで最後の行動はこれ。「お邪魔者だからゴールに向かう通路カードを置きたくない」とか「金鉱掘りだけどまともな通路カードが置けない」等の場合に便利です。
この場合は手札を1枚裏向きで捨てることになります。捨てたカードがどういうカードなのかを他のプレイヤーに公開する必要がないので便利ですね。
という3つの行動から1つを選んで行動を行いましょう。
全ての選択肢を選んで行動した後に山札から1枚引いて手札に加えます。
……ただし、通路カードやアクションカードなどは全部で70枚もないので結構早く無くなりますが、この場合はカードの補充は出来ずにどんどん全員の手札が減っていきます。
でもって…

誰かの置いたカードによってゴールとして伏せられているカードに通路が繋がった場合、該当するゴールカードを公開しましょう。

金塊が描かれているカードであればその瞬間にこのラウンドの金鉱掘りチームの勝利が確定します。

ハズレの2枚にはこんな感じで石が描かれてます。ラウンド続行です。
で、金塊が表になることもなく全員が手札を使いきった場合はお邪魔者側の勝利となります。


勝利したのが金鉱掘りチームの場合、金塊カードをプレイヤー人数に拠る規定値だけ引き、そこから金塊を発見したプレイヤーから順に1枚ずつ金塊カードを獲得します。
金塊カードには1~3個の金塊が描かれていましてその数がそのまま得点になります。1周してもまだ金塊カードが余っている場合は2周目の分配が行われます。全てのプレイヤーが同じ枚数の金塊カードを獲得できるわけでは無いことに注意しましょう
…ぶっちゃけて言えばゴールしたプレイヤーが一番おいしいです(笑)
1ラウンド目ならまだしも、3ラウンド目などだと自分がゴール出来ない場合に自分が金鉱掘りであっても関係ない場所に通路を伸ばしたり、パスしたりします…「自分の次のプレイヤー」がゴールしてしまうと取り分が一番侘しいものになってしまうからですね。少なくとも「自分の次の次のプレイヤー」くらいがゴールしてくれたほうがマシということでしょうかね(笑)
お邪魔者チームが勝利した場合は、金塊カードから固定の数の金塊を各お邪魔者が貰います。お邪魔者全員が同じ数を貰えます。
3ラウンド分このサイクルを繰り返し、最も金塊を多く持つている「個人」が勝者となります…最初に言った通り、このゲームは最終的に個人戦です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
このサイズの外箱としてはトップレベルのプレイ可能人数(ニムト並)なのでゲーム会の主宰がつ持つているだけでかなり楽になるという魔法のゲーム。覚えることも少ないしね。
…そう、覚えることはあまりないんですが、覚えただけでは勝てないゲームだったりもします。
一番考えなければならないのは「ゴールに辿り着くのが誰が良いか」ということ。まずは自分が着くのが最善。次善は上家(自分の1手番前のプレイヤー)なんですよね。5人プレイの場合の金鉱掘りは3~4人なので、自分がゴールすれば金塊カードは2枚確定、上家がゴールしてくれればワンチャン2枚もらえるかもというところ…1枚の金塊カードには得点の金塊が1~3個ということを考えると個差が勝負を分けることがあるので馬鹿に出来ません。全3ラウンドしかないので同じプレイヤーが2回ゴールに辿り着いて金塊が合計8個などにならない限りは僅差の勝負になる…はず(笑)
なお、お邪魔者の場合は本当に誰が仲間か解らないけどとにかく通じ合って(笑)協力しないとあっという間に3種の妨害カードを投げられて詰みます…3回ほどやられました(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます