☆映画人生に乾杯☆

~映画好きによる未完成映画ノート~
現在細々とリニューアル中!!

ロミオ&ジュリエット (文芸)

2006-10-15 | ●オススメ!
A+ クラス

1996年/アメリカ
製作:バズ・ラーマン
監督:バズ・ラーマン
脚本:バズ・ラーマン
出演者:レオナルド・ディカプリオ 、クレア・デーンズ 、ジョン・レグイザモ 、ポール・ラッド 、ハロルド ペリノー



こんな映画世界で最も有名な悲劇が現代版として蘇る!争いの耐えない2大財閥、モンタギュー家とキャピュレット家。二つの憎しみの間に生まれた愛がやがて思いもしない方向へ向かう・・・


これは何ていうか一つの時代を象徴する映画ができたな~と感じました。大好きな「ロミ&ジュリ」を現代に直して撮られた作品ということなんだけど…私にはショッキングだった。だってそれまではロミオ=白タイツの感覚。まさかアロハシャツが出てくるなんて想像も出来ないでしょう。でもやってのけた。タバコなんてくわえてさ。まさに衝撃のロミオ像だった。ところがロミオを演じたレオナルドが本当に良かった!私はレオナルドの出演作のなかで一番美しい彼なんじゃないかと思います。今みたいにデブっとしてないし、金色の髪もサッラサラで。
更にクレア・デーンズも可憐なジュリエットでした。みんなが言うほど完璧に可愛かったとは思わないけど、なんかクセのある表情。大財閥のお嬢様として申し分なかったな。
さて話は現代ヴェローナ・シティ。基本的な話は同じだけど登場人物の持ってる武器や肩書きが違う。当然警察だってたくさん出てくる。ヘリコプターが飛び交い、テレビのニュースだって多用される。でも最高にマッチしてる。以前「ムーラン・ルージュ」の所でも言ったんだけど、この監督の演出の仕方がとっても好き。音楽の使い方も大好き。
ただな~、やっぱり現代にリメイクするとイロイロ不都合だって出てくる。ジュリエットが仮死の薬を飲む前にロミオに連絡する術はいくらでもあったと思うんだよね。映画では郵便が届かなかった~みたいになってたと思うけど。
でもそんなの気にしてちゃ映画ってつまらなくなるから、これは何も考えず素直に観るのがイチバン!



観たけど結末を忘れた方→※あまりに有名なので反転しません。観てない方、注意して下さい。

ティボルトが自分ではなくマキューシオを殺したという事実に怒りを抑えられないロミオは逃げたティボルトを追い銃殺してしまう。警察はティボルトの非も認め、ロミオを追放処分にする。一方ジュリエットは愛する人が従兄弟のティボルトを殺してしまった事、そのロミオが追放になってしまった事にショックを受ける。神父は二人の不運を目の当たりにし、ジュリエットに仮死状態にさせる薬を飲ませ、ほとぼりが冷めてからロミオと二人で逃げるように言った。計画は万事順調だった。たった一つを除いては。
ジュリエットと神父の計画がロミオに伝わらなかったのだった。ロミオは別のルートからジュリエットの死を聞かされ、急ぎ真相を確かめにヴェローナに戻る。そして見たのはジュリエットの美しい亡骸だった。

悲嘆に暮れたロミオはジュリエットの隣で猛毒を飲む。ところがそのすぐ後にジュリエットの意識は戻る。傍らの美しい若者の死を知った彼女もまた、ロミオの銃で自らを撃ち抜く。ヴェローナ・シティでは二人の悲劇と両家の和解が報じられる。


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