柴犬 コロンの犬にも言わせろ ・ コロンズ・アイ

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自然エネルギーではなくトリウムシフトが始まってしまった

2011-04-11 13:26:46 | 犬にも言わせろ!
原子力発電所でウランを利用するのは、発電後に原爆の原料を蓄積したいと考えた、冷戦時代の政治的思惑というのは事実であると思っています。
しかし、核爆弾が必要なくなった事と福島事故で、ウランの人気は地に落ちた。


そこで、ウランと比べて相対的に安全な燃料として「トリウム」がある。(トリウム wikipedia)
この開発を進めると中国が宣言しました。
たぶん各国追従するでしょう。(私の勘ですが)

トリウムは、プルトニウムを生成しない、福島第1と違い電源を失っても冷えて行く。
いい感じだが、やはり放射性物質であることは間違いない。



今回の福島原発の事故で、大きく自然エネルギーへのシフトが始まるはずであったが、残念ながら、トリウムシフトの方が早そうである。
ウラン燃料を燃やす発電所の炉の構造をリフォームすることで使えるようになると言うことも重要な要因なのかもしれないが、
しかしその根底にあるのは、インフラ事業の「利権」でしょう。利権を手放さないと言うのは人間だけでなく生物の本能です。



問題は、商用化への研究開発に着手し始めるのだから、使えるまでに、まだ20年以上かかりそうだと言うことです。
そう、自然エネルギーはないがしろにされるのかもしれません。
それまでは、今の原発でお茶を濁そうという発想になる様な気がします。海を濁さなければいいのだが・・・


さて、世界は何を選択するのでしょう。


この記事の最後にいいことが書いてある。
ウランより利点の多いトリウム原発、移行への障害は?

電力会社を消費者が自分で選べるようにすると言う事

携帯電話のように、ドコモ、AU、ソフトバンクとあって、どの電力を使うかは消費者が決められるというもの

つまり、
  ・電波は安定しないがiPhoneだからソフトバンクにする
  ・電源は安定しないが、風力発電なので犬吠埼電力にする
と言う事が出来る

こうなれば、民衆が欲しいものがシェアを伸ばすのでしょう。 たぶん
 


さて、トリウム発電所開発競争に出かける前に、日本は福島を押さえ込まねばならない。

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