【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

【ロンドン五輪】【女子サッカー Semi Final】 vs FRANCE&グレコ・ボクシング

2012年08月07日 23時08分54秒 | サッカー日本代表
直前の悪い部分が出た試合で金どころかメダルどころかベスト8までと
予想の下方修正を余儀なくされ、この期に及んでまだなでしこは強いとか
金を取れるとか言ってるのは、全く試合をみず、結果も知ろうとせず、
世界的なイベントだから一般ニュースでやった情報が全ての
ずぶの素人さんだけが言っていることで、黄色どころか赤の点滅だと
そんな危機感を抱いていた。
実際そうは思っていないが、近いイメージだと膿を出して本番に臨んだ。
そういう感じの壮行試合となったと言い切っていい結果をもたらした。
ただフランスに負けるという予想と、だからこそ銅以下しかないということ、
この予想は上方修正してもこれ以上は見込めないと思った。
それが正しいか間違いか、それを占う準決勝のフランス戦。
冒頭画像はその開始前のスタメン。



序盤は日本が仕掛け、ボールも支配し高い位置で展開したが
徐々に中盤のプレスが早く強烈になり、前半そうそうから後半を予感させる
臭いは漂っていたが、前半32分、ピッチ中央からさほど遠くない辺りから
あまり見かけないような長い縦へのクロスを宮間が蹴りこむ。
聞けばGKが前に出るタイプだったのでブレ球を蹴った宮間と
それだけにこぼれ球があると準備していた大儀見。
その目論見どおりにGKがファンブルし、右に居た大儀見の足元に落ちる。
相手DFも数名詰めてゴールマウス内での押し込みと掃きだしの争いになるが、
既に大儀見が先に触れてゴールラインを割った後のその攻防だった。
ゴールになってなくてもその押し込み合いでも大儀見のほうが勝っていた。
前半は日本がボール支配率60%で折り返す。でもそんな印象を消すことに…。



後半開始早々に、ややリズムも悪く前半が終わったためか、
ここもやや遠いところからのFKを宮間が縦にロングクロスを蹴りこむ。
それをフリーのスペースに動いた阪口とそれをしっかり見ていた宮間の
阿吽の呼吸で低い姿勢からのヘッドもフリーだったのでウマく決められた。
うまくマークを外されたからか相手はお口あんぐりだ。
だがこれが恐怖の始まりだった。
ここからフランスの乱暴にも見える怒とうの攻撃ショーが始まった。



1つ困ったことがあったのが、この日のメキシコ人主審はあまり笛を吹かない。
体格差を武器に結構倒されたり弾かれたりしているのだが、
それをスルーするのが殆どだった。
もちろんこっちも流されたが数少なかったし、やっぱ不利。
だから自陣からの細かいパスをつないでということが出来にくくなった。
やはりプレスも早く、当たりも強く、強引に奪っても笛がなければ
常に相手にバイタルエリアでボールを持たせることになる。
なので本当はつないでゆっくりと崩して上がりたいが、
2点のビハインドをしているフランスはもはや体格的に牛になった。
スペインではないのに牛追い祭りのような迫力だった。
後半の極端な防戦一方のそれは凄く嫌でダメだと思いつつも
それを思うと仕方なくも思うし、実際ゴールキックなど
前線にフィードしたボールはツキがないかのように相手に入り、
体格差のため仕方ないというレベルではなく、
何か磁石で吸い寄せられるように、
或いは点は日本に取らせるがボールはフランスに持たせて
攻防と両者の必死な姿が見たいと仕掛けているようでもあった。
画像はそれの象徴のように、セットプレーでもないのに壁になってる。
左から阪口・岩清水・川澄・熊谷・鮫島で後ろにGK福本。

それでも100%守備でもなかった。
後半ロスタイム直前にオフサイドぎりぎりで熊谷のロングパスに
大儀見が抜け出してDF2人引き連れてGKと1対1になったが、
そこは無念のポスト直撃。3点目だと思った。
しかし日本は4本のシュートで2点。フランスは30本程度打って1点。

その1点だがこのところ後半は集中が途切れて致命的なミスが目立つ阪口。
この阪口がいろいろやらかした。
2点目のゴールは決めたものの、この失点は阪口が奪われたもの。
なんかこのときもややボーっとして集中してなく奪われた。
ボランチが奪われるってことは基本的に相手のバイタルエリアだ。危険!
鮫島が慌ててスライディングで削りに行くが飼わされてえぐられる。
マイナスに中央へ折り返すと、フリーで詰めてきてゴールど真ん中を
切り裂かれたゴールだった。見事にど真ん中の屈辱。

更にそれに留まらないのは、攻め込まれまくられているからだから
阪口の責任100%ではないなりに、
ペナルティエリア内に切り込んでくる相手の壁になり倒した。
それを相手も計算していたと思う。
体を寄せてもこの中ではぶつけにくい。
それが派手に転ばれてしまった。これも集中できていないから。
これが幸いだったのが相手が狙いすぎてミスしてくれたこと。
PK外すなんてよっぽどのこと。緊張もしたのだろう。
これが決まって2-2になっていたら負けだっただろうと思う。
それだったら阪口は完全なる超A級戦犯だった。外してくれてホント良かった。

疲れているのだろうと思うけど、疲れてしまう展開も悪い。
さっさと交代しない監督も悪い。
決勝は田中明日菜先発で行ってほしい。
米国にこんなミスは確実に敗北を意味する。
まぁ終始後手後手でカナダにリードされながらのぎりぎりの大逆転での
4-3という勝利は日本が2-1で勝った国に対して甘いと感じるが、
それでも抜けた力の王者なのだから前回1-4で負けた相手だと思って然り。
とにかくこの日の阪口は得点で+5Pでミスからの失点で-15Pで、
PK献上(決まらず)で-10Pで、トータル-20Pだ。
前の試合のマイナスも含めると-30ぐらいだね。使えない。良くて前半まで。
ちなみに鮫島もイマイチ。近賀もそれよりはいい程度。
SBが上がらないから真ん中だけの展開で手詰まりになる。
それが出来ないのはスペアが居ないから。
良くここまできたな。監督ではなく選手たちを褒めたい。



勝利の直後メダルが確定し大半の選手が泣いていた。
まるで優勝でもしたかのように。
それだけベスト4で唯一メダルがない4位。
その3位決定戦で負けた悔しさをW杯は制しても別物だし、
これもこれとして4年間ずっと積年の思いを抱えてきたのだ。
だから泣いたのだ。12人も北京で屈辱を味わった選手が居るからだ。
これで満足したらダメだが常に金と言ってきたので大丈夫に思う。
ここまで来たら自分の予想云々は関係無い。
ちょっと知ってるつもりでシビアな予想をしたいだけで、
本音の本音は母国に優勝してほしいのは当たり前。

川澄が目立たず攻撃のパターンが少なく守り一辺倒の日本。
格下カナダに3点も取られ4点とって勝ったが自慢にならない米国。
どっちの酷さが酷いのか最後だしぼろぼろになるまでやって欲しい。



そして殆ど知らない男子のグレコローマン60kgだが
松本が3位決定戦を制して胴を獲得。
レスリングはどうしても女子ばかりが目立っていたので良かったかと。
この後国旗を広げて背に掲げて、口内が切れて血がついた口で、
まさに日の丸に日の丸のような表情もしていた。



さらに男子ボクシングミドル級の準々決勝で村田が判定で勝利し
銅以上が確定した。

本当に今回は金が激減だが銀が特に増えて(金がマイナスに化けた)
銅も増えていて総数では凄いことになっている。

今、女子バレーボールの中国戦をやってるが、決めきれずにフルセット。
果たして15点先取のこのゲームで勝てるのかどうか…。



画像(Thank You):gorin.jp

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