このところ良く紹介されているが、それが東京の次、1968年のメキシコ五輪。
後にも先にも日本の男子サッカーでのメダルは釜本らの活躍で取った銅のみ。
その3位決定戦の相手が奇しくもこのメキシコだった。
開催国で悲願の初メダルをといきまく相手を撃破したのだ。
しかしメキシコに勝ったのは別にすごくは無い。
当時は良く知らないが今より力は確実に劣るはずで、
10年前ぐらいだと日本は普通に勝てるし、米国もまず勝ってた。
それが昨今北中米カリブでは1番にのし上がってきた感じ。
ゆえにメキシコ五輪で銅を取ってすごいのは、銅を取るプロセス。
だって決勝トーナメントの前の予選リーグの国を見れば解る。
スペイン、ブラジル、ナイジェリアだ。
スペインとブラジルは言わずもがなだが、ナイジェリアは侮るなかれ、
後の96年のアトランタでは優勝国。翌2000年のシドニーはカメルーンと、
アフリカ最強伝説が幕開けしたわけで、その下地があったわけなので。
そしてそのナイジェリアに勝ち、ブラジルとスペインとはドロー。
1勝2分もブラジルがスペインに負け、ナイジェリアと分けたので、
日本が2位通過をしたのだった。
マイアミの奇跡はブラジルに勝ったがリーグ敗退だった。
2勝1敗なのにブラジルとナイジェリアも同じで(よく絡む2カ国だな)
得失点差での3位。そんな厳しい状況で抜けられなかった。
でもこのメキシコ大会はブラジルには引き分けたが、
ブラジルを下して先に進んだのに、そういう意味での評価が無い。
全てが五輪サッカーで後にも先にも唯一の銅メダルを取ったことだけ。
メダルが全てではなく、そこに行き着くプロセスが重要なのに置いてけぼりは
正直いかがなものかな?と思う。
でもあの映像は昔とはいえ、釜本さんをフリーにぽつんと居させて、
パスがフリーで入って、胸で落として右に反転して、
左足を振りぬいて入ったシーンを何度もやっているが、
相手DFは寄せてこず突っ立ってみてるだけ。
昔のサッカーのレベルを感じてしまう。これがメダルを争う試合なんだもん。
そう思うと今のスピードや寄せなんかは、この時代の人が見たら度肝を抜く。
しかしそんなメキシコの因縁の相手がわれわれ日本であるわけだ。
ましてや本大会前の壮行試合では、内容的には圧倒したものの、
スコアでは2-1で負けたので、そのリベンジにも燃えてただろう。
ましてや5月にあった前哨戦のトゥーロン国際優勝チームなのだし。
前哨戦の開始早々とは行かないが、それでも前半12分の早い時間帯に
前哨戦の決定打となった2点目のように大津のミドルが炸裂した。
相手監督も日本の7番は要注意だと言っていたが、その通りになった。
日本は先制でき、前哨戦ほどの一方的な展開でもなく好ムード漂う。
ところが審判団はイタリアでその技術は安心できる印象も、
サッカーファンなら誰でも知ってる、一番の八百長の国。
あのミランもユーべもそれをやらかして、何チームも上位争いや
降格争いでの勝ちというポイントを金で買ってる。
何度やってもほとぼり冷めた頃にまたやらかす。これがイタリア。
そんな政治的な部分も含めたサッカーがセリエの魅力というか特徴。
そういうことを思うと、お前ら、メキシコにいくら貰ってんだ!?
そう聞きたくなるようなジャッジ。
何が????と素人さんは思うんだろう。そこはうまかった。
ある程度の笛も吹いていたし、ファールも取っていたから騙されたのだ。
例えばメキシコの5番チャベスは結構荒っぽかったし、
実際画面でも何度も捉えて審判にたしなめられている姿を写していた。
でも注意だけでカードは出ない。結構な場面もあった。
でも背丈は大して変わらないが、ガタイがいいのはメキシコなのに、
ちょっと寄せて当てられてすぐ転ぶ。大昔の日本のよう。
弱いチームのやるヘタレサッカーだ。
それを8番のファビアンなんかも大げさに痛がったりして、
さすがにその猿芝居に主審も大げさなことやり過ぎると
シュミレーションでカード出すぞといったのだろうと思われる場面もあった。
(そういうところからまともにジャッジされてた印象になりがち)
でもそのときも日本のファールをとって笛吹いたんだよ。
ファール貰おうとわざとらしく転んだのでスルー。
こういうことはメキシコには殆ど無かった。
反面日本にも笛はもらえたが数が少なく、バイタルエリアには遠い
決定的なポジションではなかった。
バイタルエリアで一番目だったのが、時間帯は忘れたが、
東が左の奥深くで相手が奪ったボールに更に絡んで取り返したとき、
後ろからチャージされて倒されたのにノーファールでスルー。
それを見たときに、こいつはバイタルエリアのは致命的なので吹かないが、
そこより手前のものは吹いていれば、日本に不利を与えてなく、
メキシコ寄りの歪んだジャッジをしているとばれにくいと思ったに違いない。
いや、もちろんこんなことは怒られそうな言いがかりだとは思う。
それは解るがあまりにも奇妙なジャッジをされていたから
そう感じざるを得なかったのだ。
それがこの画像の1失点目に如実に現れている。
まず吉田が怒っていたが、その通りであれはどう見てもオフサイド。
なのに副審がフラッグを上げない。
まともな審判がまともにジャッジしたらオフサイド。
ということは、あの失点はありえないわけだ。
なのにこれ見よがしの絵に描いたように失点。
なんて悪魔のシナリオは憎いまでに完璧なんだ?!
ここも徳永が得点したやつを背後にくっついていたけど、
行儀良く何もしてないんだよな。
体を外である右に引っ張るとか、ボールが来たんだからある程度やらないと…。
逆に言うとそれを見事にやってたのがメキシコだ。
でも実際見事じゃない。その行為も普通の審判ならメキシコのファールを取る。
何がって、あのシーンをもう一度良く見て欲しいのだが、
右からのCKでゴールの右であるニアから真ん中まで人がぎっしり。
真ん中から後ろである左のほうは殆どがら空き。
なんで????と思うと、ファーには一応メキシコはペラルタがいて、
日本は鈴木がマークしていた。
で、後ろから寄せても得点されたヘッドのように効果は薄いので
基本的には前に出てカットをするのだが、その通りに鈴木は前に居た。
でも流れてきたボールが真ん中で、自分のファーではなかったことから
ゴールマウスのほうにこぼれ球の守備に前進して向かうところを、
そのペラルタが思い切り後ろからずるずる引っ張り鈴木を潰したのだ。
それでゴールの左半分には誰も居ない状況になった。
画像を見るとその辺に居るのがわかるでしょ?
これ、もっとゴール寄りに居たのに引っ張られてるんだよな。
真ん中では徳永がおりこうに手を使わずに体をくっつけているだけ。
徳永は良くやってるけど、ここは多少やらないと…。
そして右のほうを見ると、OAにはあまり見えてなかった
ペラルタが思い切り鈴木を引っ張って潰しているのが丸見え。
これを見事にやりきったメキシコも汚いと思いつつも
どこでもやるような程度のことだし、
でもこんなことは審判団がしっかり見ていて笛を吹いてファールを取る。
得点してようがしまいがそれ以前のプレーなんだから、
あれを副審はしっかり見えていたはずなので
(真ん中の混戦ではなく端っこだから)
それを旗で指摘もしなければ、見損ねたかもしれない主審にも訴えない。
これはもう4人の審判団が当然のグルで金貰ってる証だとしか感じなかった。
それにしても鈴木もおとなしすぎ。
「ずおぉぉぉぉぉぉぉぉぉいいぃぃぃぃ!!!!!」\(*`<´)/
ぐらいでかい声でアピールしないとダメだろう!?ダメ元で。
だってミスジャッジに加えて不利受けて失点してんだぜ!???
そんなの納得行かないじゃんかよーーーーーー!!!!!
こんな相手目ぇつぶってでも勝てるぜのような相手じゃないぜ!?
それともその程度に舐めてかかってたのか!?!????
この試合はちょっと鈴木の不満もちょいちょいあった。
審判団がフェアにそつなくやってそうでそうではない感じがある中
後半に同点で突入するが、とにかく先制することが大事。
でも相手のプレスも速く、疲れも出てパスコースに顔を出すことも
前半からいまいちだったがもっと悪くなった印象で最悪の展開。
そんな後半20分に特に平凡な相手のシュートを取った権田が
早く先制してくれという気持ちだったのか、
相手もまだ戻りきらずにその辺に居る中、
目の前の扇原にゴロで渡す。
扇原はそれを受けるが、上がりきっていない中、前線に出せるところがなく
その際そばに居た相手が詰めてきたので仕方なく振り向くが、
後ろに向いた際のボールコントロールが足元から離れてしまい、
さらに詰めてきたペラルタがそれを奪ってシュート。
絵に描いたように左上に突き刺さった。またペラルタ…。
こいつには守備はファールで壊されて失点させられるわ、
ミスも突いてきて得点しやがるわで踏んだり蹴ったり。
これは攻撃陣というよりも、全体が上がりが遅く、
パスコースも自分たちで作らず、最後のところまで行けないことで、
権田が相当焦っていたと思う。
なので大きく前線にフィードするのも負けているわけではないので
しっかりつないで前に押し上げてシュートまで行って決めてくれという
無言の叫びだったに違いない。
でもしかしその無言のアピールはあまりにも相手がそばに居すぎた。
既に権田は冷静さを欠いていた。
そして扇原も相手がそばに2人居るのを知ってただろうに
そんな状況で渡されて困ったなりにも、
だったら前に大きく蹴り出す事が正解だった。
ボールを受けて前を向いて出しどころを探してなくて後ろを向くなんて
その場所での停滞時間が長すぎる。
だから相手もそれを察知してチャンスだと詰め寄ってきたのだ。
まるでそれは蜂蜜を塗って熊の居る山に入ったような行為だ。
そりゃまんまと熊にかぎつけられてやられるよな。
問題はここから。
残り25分あるのでまずは同点という事は誰もが当たり前に考えるし、
それができると願っていたし信じていた。
閉塞的な展開がない中、交替選手などでワイドに開くとか、
スペースを突くとか、一気に前線というカウンターも、
最終ラインからでもボランチからでも入れたっていいしやるべき。
ところがそれが全然なかった。
ある程度の長いパスはあったが、イケイケの怒とうの攻めのような
とにかく放り込んでうまくいけばラッキーのようなことは
負けているチームは残り5分ぐらいから徹底的にやりだす。
なのに後ろでパス回して横に出してるって馬鹿か!?!??
オマエも審判団同様に実は金貰ってる裏切り者か!??!
そう感じてしまうほどに解せない行動だった。
かっこ悪いくせになにかっこつけてんだよ!!
いや、かっこ悪いことは出来ないと、やらない姿勢がかっこ悪い!!
負けてて残り時間ないなら泥臭くみっともないままに必死にやれよ!!
終盤は凄まじくそのように怒っていた。
そんな勝つんだという必死な思いと、それを表す行動が出てなければ
勝てるわけもない。
しかも前掛かりに点を取らないとならないので守備が薄いのは当たり前。
なので3点目はなんとも思わない。
そんなリスクを背負って点を取らなければ負けるんだから守る意味がない。
でも点に貪欲な態度も見せないままに失点したそれはみっともない。
凄まじくかっこ悪かった。しかもペナルティエリアに入っているわけでもなく
入っていたとしてもレッド貰ってもいいぐらいの気持ちを出して弾けよ!!
相手に体を預けて行ったのが・・・鈴木だ・・・。
アイツ、なんかやる気なかったな。簡単に肩当てられて弾かれた。
その後フリーになってシュートだし。
権田だったか他に詰めてきた誰かだったか、
簡単に弾かれた鈴木の顔を「なんで!?」という表情で
すかさず見てたのが印象的だった。私も同じように思ったし。
あそこは逆に弾き飛ばしてシュートさせないだろう?
仮にPK貰って3点目になっても結局同じこと。
だったら何とか少しやりすぎでもセーブするべきだ。
ここまで本番で全て0点に押さえてきた守備陣が、
1点取られただけで一気に崩壊してしまったというのが妥当なのか!??
この大会は男女がリベンジできているので…のように話して
なでしこはリベンジしろと言ってしたし、
男子もエジプトにやったように、内容は完全に勝ったのに
スコアで負けたメキシコ。ましてメキシコ五輪の積年の思い。
そういうことからの大リベンジを食らわされた。
そんな44年間の呪いのようなものを打破するには、
前向きでしっかり勝って44年前以上の成績を収めて、
44年ぶりにメダルを取るのだと、優勝するのだと、
強く思いながら戦わなければ勝てるわけがない。
冒頭画像は負けた後の日本だが、取られて失点の扇原は泣いてる。
何人も泣いてるが、泣くのなら悔いなく出し切って泣いてくれ。
気持ちが入った縦一本のロングクロスは、味方に合ってネットを揺らしたかも
しれないし、相手に当たって入ったかもしれない。
そんなチャレンジをしなければ、そんなことは起きない。
点を取りに行かなければ、絶対に得点は入らない。
3位決定戦は韓国との戦い。
良かったのか悪かったのか良くわからないが、
折角アジア勢が2つも残ったのにこぞって敗戦でファイナリストになれず。
でもアジア最上位の日本以上の成績を出して欲しくもないし、
日本が決勝に行ったなら、決勝に来てもいいし、銅メダルをとってもいいけど、
日本が負けた今は、間違っても勝たせてはいけない。
逆に日本戦は一層燃える韓国だけにその力120%なのは当然だが、
単純にメキシコとの戦いで測ると韓国は0-0だった。
そう考えると韓国のほうがいい試合をしたから上と言い切れる。
この世代はA代表に入っている連中が多く、そういう意味でも厄介。
思い過ごしだと、言いがかりなんだと思いたいこの
疑惑の審判に失点されたことと、一向に加点できずに焦ってミスしたこと。
そんなもんを吹っ飛ばして点を取って勝てずに、
ふがいない試合をした日本に勝機はない。
負けの美学ではないけれど、気持ちよく負けて欲しかった。
完敗だ。と。大津も言ってたようだが勝てる試合だった。
それをみすみす自分たちで潰して逃したんだよ。取り返しは付かない。
最後スペイン戦のような韓国を圧倒する試合を見せられるか?
そうでないとスペインを下した意味も一瞬でなくなる。
ただいたずらに長く英国に居ただけの話。
その他の競技だが、このところずっとそこそこいい試合しているのに
精神的に全員が弱く、接戦をものにできないヘタレ振りで
応援のし甲斐が下降中のバレーボール。
男子は出場してないように惨憺たる状況で1から叩きなおしが必要だが
その分良く頑張っている女子もこれまで簡単に負けなかった
セルビアあたりの同等程度の国にあっさり負けたり、
力が下がった中国には相変わらず弱いし、
ブラジルやイタリアも好勝負して勝てるようになってきたのに
またしてもあっさり負けだし、苦手意識のある格下のキューバや
ドミニカあたりにも危なっかしい試合をしているのだから
カスカスで出られた本大会は、頭数の関係で居るような印象で
全く期待していないので試合も見ないしだから話にも出なかった。
だが昨日の中国戦は、これまた頭数合わせで辛うじて決勝トーナメント
進出したので負けると思いつつ、一応トーナメントまで来たので見たが、
最初の1セット目は昨今の日の鳥だと取れない試合のはずだった。
ところがそれを必死に物にした。
不調続きで外されていたキャプテンの荒木がセットポイントを持たれながら
サーブで追いついてデュースになってから28-26勝ったのだ。
それでもしかして、久々に粘り強く応援し甲斐のある火の鳥に戻ったか?と
期待を少ししてみていたのだ。
全体的には江畑が木村以上のいい仕事をしていたし、
スタメンに応えた荒木がブロック以上にサーブが良く、
サーブがいいと来ればピンチサーバーが多いセッターの中道も良かった。
でも2セット目はシーソーゲームだったのに粘れずあっさり23-25で負け。
あぁやっぱ粘れずいいところまで来るのにあっさり負けちゃう日本なのか…。
そう感じた試合だった。
しかしながらそれを払拭するかのように3セット目は又も中国が先行も
追いついて逆転し、最終的な逆転を許さず25-23で勝利で王手。
王手をかけてあっさり決めろと思ったが、
4セット目は序盤で5点のビハインドとまたしても中国が先行。
しかし序盤だったから助かったのが、20点に行く前に逆転に成功。
でも勢いはそこまでで、最終的にはセットポイントを握られて
23-25でここも粘れずあっさり負けてしまった。
こうなると5セット目は4セット目の勢いがあるほうが有利。
最初に点を取ったほうが有利、ミスをしないほうが有利。
どうなることかと戦況を見守る。
またも先手を奪われるが、15点勝負だけに早い段階で必死にたたみかけ逆転。
2点差をつけるがあっさり追いつかれ、逆に2点差をつけられ
やっぱ負けかと思わされて万事休す。
ここからこの日の日本の終盤の粘りが出て先にマッチポイントを握る。
しかし相手もしっかりと返してデュースに。
だが江畑がスパイクアウトで14-15と逆にマッチポイントを握られる。
さらに次も江畑なのだが、そのスパイクはミスを挽回したいと
サーブ前に欲しがっていたのだが、その通りにあげてもらうが
オーバーしたのを気にしていたのかスパイク弱く相手に拾われる。
これは中国の大チャンスでもはやこれまでだと思ったスパイクを
なんと江畑がブロックし、相手に返ってポイントしたわけではないのだが、
ボールはネットに当たり江畑の目の前にふわっと落ちてきた。
(これが凄くツイていた。普通はここで吸い込んで負けだったはず)
それを江畑が竹下に上げて、竹下がそのままワイドに開いた江畑にトス。
今度は迷わないとばかりに江畑はそれを決めきったのだ!!!
もうこの瞬間大興奮!!!!顔も性格も醜い印象で生理的に嫌いな
サバンナ高橋になんか似てると思ったが、凄まじくチューしてやりたくなった!
追いついたが続く新鍋のサーブは相手に切られ次のマッチポイントを握られる。
次は木村がしっかり決めてまたも同点に追いつく。
ここで大友に代えてピンチサーバー中道。名手に期待が掛かる。
さらには佐野を下げてブロッカーで荒木を投入。この両名が当たる。
中道のサーブはコートのど真ん中に急速に落下。
中国必死にレシーブするが日本のコートに向かって斜めに飛んだ。
斜めのボールが中央に向かって・・・そう、そこには荒木が居る!!
荒木は迷わずそれをダイレクトスパイクし、まだ立ち上がってない
ミスレシーブの12番の選手が腕を出すも弾き飛ばした!
ついに日本がマッチポイントを握った!
中道は今ミスした12番を狙わないわけがない。
隣の4番とのちょうど間を見事に狙って打った。
その両名が交錯するようになり、4番がどうにか触るが上に上がらず、
青いユニフォームのリベロが落ちそうなところを右足で蹴るが、
ネットを越えて日本サイドに飛んでは来たのは見事だったが、
足ではもはやそれまでで、大きくサイドラインを超えてオーバーし、
それが落下した瞬間に、マッチポイントを一度も返されずに18-16で勝ち、
フルセットを物にして24年ぶりに準決勝に進んだのだ!!!!
↑の画像はその瞬間。エリカちゃんのくったくない笑顔可愛すぎ。
聞けばこの組み分けが特殊で、まずは開催国がAに入り、
ランク1・2位がBに入る。続いてAには3・4位が入り、Bには5・6位が…。
こういう繰り返しで、ランキングどおりの出場でもないので、
ランク順に並べた各国が、そのように振り分けられるルールなのだ。
ゆえに今の戦力では1・2位の居る枠は厳しく、
自分らと同等程度のランクなら大きく問題はなく、
また開催国はランクが低いので願ってもない枠であり、
だから世界ランクを必死で3・4位にするんだと上げてきたのだった。
最終的に予選で負けまくって最終予選の最終切符を掴んだので
現在は5位に落ちているが、この振り分けが決められた時点では3位だったので
狙い通りの枠に入ったというのだ。
なので予選をどうにか乗り越えれば、決勝トーナメントに進めるので、
その初戦である今日をXデーとして戦略や選手をピークに仕上げてきたと
真鍋陣営もなかなか緻密な計算をしていたらしい。
ちなみに日本は次に当たるのがフルセットでロシアを下したブラジル。
ロシアは言うほど強くなく去年とかも勝ってたのにガモアにやられっぱなしで
ブラジルのほうがあれほどの巨人は居ないので戦いやすいかも?
もちろん一昨年あたりはこの辺にも勝っていたし。
そして以外なのはもうひとつの枝のほう。
イタリアとアメリカだろうと思っていたが、アメリカはさすがにドミニカには
負けなかったが、イタリアは韓国に負けた。しかも1-3で。
キムヨンギョンだけのチームの印象も、
そのヨンギョンが手が付けられないほど絶好調で最新の試合では
日本は久々に負かされたのだが、その勢いそのままに・・・
いや、アジアの虎がレベルアップして又ひとつ大きな存在になったのだ。
そうだとしか思えないこのベスト4。世界ランクも10位以下だし。
ただ、アメリカにはさすがに勝てないと思う。
・・・日本も基本的にはブラジルには勝てないかな?
・・・・・・・って、だったらサッカーの男子と同じで、
3位決定戦で日韓戦じゃん!!!!!
ある種面白いけど、できればそれは決勝の方で見たい。
韓国のほうが負けて悔しい思いを最近は多くしている分
反骨精神が強そうで突破できるかも?日本の火の鳥も負けてられない。
そんな思いで見るブラジル戦は楽しみで仕方ない。
↑画像は ↑↑のあとに輪になったが、喜びのまま崩れたのだった。
ほぼ同時刻には体操男子種目別平行棒だが、予選1・2の田中兄弟で、
同国上位2名までが決勝進出の許容人数なので5位だったのに
内村はそれで弾かれたが、この種目は田中兄弟メインなので
しかも1・2位だからそれでいいと期待された決勝だが、
田中兄はゆかの内村と同じことをしでかした。
内村はリジョンソンをリスクが高いと封印して挑んだが、
結局それでは細かいミスすら少ないスーガイには勝てなかった。
なのに田中兄もE難度を下げての構成にして、
特にミスらしいミスはなかったものの、細かい曲がりや、
左右のずれなどを目前の審判団に見透かされ、
私的には完璧の演技に見えたが予選で15.866だったのに、
もっと伸ばさないとならない決勝で15.500止まりで既に4位以下確定。
予選3位の中国人が15.633だったのだが、決勝で15.966という
凄いスコアを出したのでそれに圧倒されたかと思いきや、
ミスでスコアが下がったわけではないので、予選以上の得点を求められるのに
難度を下げてってどういうこと??と全く理解が出来ない。
そんな兄が1位だったのにメダルを目前で逃した直後の演技では
弟は動揺を隠しきれずにミス連発で予選で15.725だったのに15.100まで。
演技順もあっただろうけど、肩透かしばかりの田中兄弟だった。
是非この悔しさを胸にリベンジに来て欲しい。
兄はわからないけど弟は年齢的にも次も行ける。
さらに卓球女子団体決勝が始まった。愛ちゃん卓球人生20年目の大舞台。
しかし1戦目のシングルスでは、今大会シングルス金メダルのリギョウカ。
佳純ちゃんが準決勝で1-4で負けた相手。
まぁ思えば先を阻んだ人が金だと負けた事が納得しやすい。
でもその後輩のリベンジもあったのだが、佳純ちゃん同様に1ゲーム取っただけ。
1-3で負けてしまった。さすが世界ランク1位は先に勝たせてくれない。
続く石川は文字通りの丁寧との対戦。
丁寧は名の通り丁寧にいやらしいストレートにクロスにと
動きを見て、回転を見て、返してくる世界ランク1位。
そう思うとリギョウカは決勝で世界ランク1位の同僚丁寧を破っての戴冠。
そりゃ絶好調なわけだよね。シングルスで金とって、団体のシングルスで
負けていられないし、負けたら個人のことだけでチームに貢献しないとか
言われてしまうし。で、その丁寧はシングルスで愛ちゃんを準々決勝で
負かした相手で、佳純ちゃんは先輩のリベンジでもあった。
だが第2ゲームをデュースにまで持ち込んだがそれも取れずに
他2つは結構な大差でストレート負け。悔しいが力差は歴然だった。
ダブルスはテイネイに代わりカクヤクが出てきた。
丁寧な強化を確約します・・・みたいな3人だな。
北京の頃よりは睨みがきつくなくなった平野は団体が全てで
ここでランクは2人より下位でも最年長の貫禄を見せたい。
1ゲーム目は比較的差ががったが2ゲーム目は大差負け。
一気にリーチをかけられたが3ゲーム目は平野が石川を慌てさせず
最初からポイントを重ねていき、リードを保ったまま終盤追い上げられたが
11-9で一矢報いた。でもそこまでで4ゲーム目はタイに持ち込めずに
1ゲーム目ぐらいのスコアでやや離され決められてしまった。
2試合取られた後の3試合奪取での金なんて、
気が狂いそうなほどのドラマチックなものだったが、
さすがにそんなマンガのようなことは起きなかった。
でも日本全体での初メダルをこの3人娘がもたらした。
泣き笑いの表情がとても可愛い。
勝って終わりたかったし、金が良かったけど、
世界2位ですよという初めてのメダルは十分満足出来る物で、
3人とも口々に重たいと、その重量と、価値観の重みをずっしりと
感じていたようだった。
表彰式では3位のシンガポールと日本との6選手とハイタッチしてから
優勝の中国は表彰台に上り、最後は1位のところに9人並んで、
シンガポールも中国帰化選手だし、福原も北京語がわかるので、
みんなで会話をして笑いがこぼれてのそれは、
卓球はあまりにも顔面の迫力で戦う競技になってしまったので、
特に女子だけに女子らしい笑顔が全員良かった。なんか和んだし。
どこかに書いたのだが見当たらないので気のせいかと今一度書くが、
昔は卓球の世界1位は日本で日本選手がチャンピオンだった。
そもそも中国発祥ではなく英国発祥。
中国は日本を猛追して追い抜かし、長年王者に君臨しているのだ。
で、なんで日本は昔は強かったのに初メダルなのかというと、
卓球はソウル大会からの公式競技。それまでなかった。
なのでプロにもなれない競技をやる人が激減し、
卓球は暗い、地味、キモイなどのネガティブなイメージが付き、
ますます窮地に追い込まれていたのだ。
うちのいとこは本当に日本一になった。チャンピオンだったのだ。
でもそれは学生の時代のことで、あっさりとやめてしまった。
それは飯が食えないからだ。やる人も居なければ層も薄い。
それでは指導者としても食っていけるはずもない。
だから選手としても、引退後も、お先真っ暗なのでやめたのだ。
もしあの時代に五輪競技なら、年齢制限も今より低年齢で出られたし、
いくつかは出たかもしれない。
そしてうちのいとこはともかく、多くのメダルが日本にあったはずだ。
だから日本は卓球が強くない印象が強いのだがそんなことはないのだ。
今後後身を育てていかないとならない、その層を厚くすればお宝人材は居る。
元々強かったDNAがあちこち分散されているからね。
そんなきっかけになれるかもしれないメダル獲得となった。
ちなみにそこまでは目指さないが、少なからずうちの娘は刺激を受けた。
許可して深夜みていたこの決勝だが、中国の強さに驚き、共に泣いていた。
画像(Thank You):gorin.jp
後にも先にも日本の男子サッカーでのメダルは釜本らの活躍で取った銅のみ。
その3位決定戦の相手が奇しくもこのメキシコだった。
開催国で悲願の初メダルをといきまく相手を撃破したのだ。
しかしメキシコに勝ったのは別にすごくは無い。
当時は良く知らないが今より力は確実に劣るはずで、
10年前ぐらいだと日本は普通に勝てるし、米国もまず勝ってた。
それが昨今北中米カリブでは1番にのし上がってきた感じ。
ゆえにメキシコ五輪で銅を取ってすごいのは、銅を取るプロセス。
だって決勝トーナメントの前の予選リーグの国を見れば解る。
スペイン、ブラジル、ナイジェリアだ。
スペインとブラジルは言わずもがなだが、ナイジェリアは侮るなかれ、
後の96年のアトランタでは優勝国。翌2000年のシドニーはカメルーンと、
アフリカ最強伝説が幕開けしたわけで、その下地があったわけなので。
そしてそのナイジェリアに勝ち、ブラジルとスペインとはドロー。
1勝2分もブラジルがスペインに負け、ナイジェリアと分けたので、
日本が2位通過をしたのだった。
マイアミの奇跡はブラジルに勝ったがリーグ敗退だった。
2勝1敗なのにブラジルとナイジェリアも同じで(よく絡む2カ国だな)
得失点差での3位。そんな厳しい状況で抜けられなかった。
でもこのメキシコ大会はブラジルには引き分けたが、
ブラジルを下して先に進んだのに、そういう意味での評価が無い。
全てが五輪サッカーで後にも先にも唯一の銅メダルを取ったことだけ。
メダルが全てではなく、そこに行き着くプロセスが重要なのに置いてけぼりは
正直いかがなものかな?と思う。
でもあの映像は昔とはいえ、釜本さんをフリーにぽつんと居させて、
パスがフリーで入って、胸で落として右に反転して、
左足を振りぬいて入ったシーンを何度もやっているが、
相手DFは寄せてこず突っ立ってみてるだけ。
昔のサッカーのレベルを感じてしまう。これがメダルを争う試合なんだもん。
そう思うと今のスピードや寄せなんかは、この時代の人が見たら度肝を抜く。
しかしそんなメキシコの因縁の相手がわれわれ日本であるわけだ。
ましてや本大会前の壮行試合では、内容的には圧倒したものの、
スコアでは2-1で負けたので、そのリベンジにも燃えてただろう。
ましてや5月にあった前哨戦のトゥーロン国際優勝チームなのだし。
前哨戦の開始早々とは行かないが、それでも前半12分の早い時間帯に
前哨戦の決定打となった2点目のように大津のミドルが炸裂した。
相手監督も日本の7番は要注意だと言っていたが、その通りになった。
日本は先制でき、前哨戦ほどの一方的な展開でもなく好ムード漂う。
ところが審判団はイタリアでその技術は安心できる印象も、
サッカーファンなら誰でも知ってる、一番の八百長の国。
あのミランもユーべもそれをやらかして、何チームも上位争いや
降格争いでの勝ちというポイントを金で買ってる。
何度やってもほとぼり冷めた頃にまたやらかす。これがイタリア。
そんな政治的な部分も含めたサッカーがセリエの魅力というか特徴。
そういうことを思うと、お前ら、メキシコにいくら貰ってんだ!?
そう聞きたくなるようなジャッジ。
何が????と素人さんは思うんだろう。そこはうまかった。
ある程度の笛も吹いていたし、ファールも取っていたから騙されたのだ。
例えばメキシコの5番チャベスは結構荒っぽかったし、
実際画面でも何度も捉えて審判にたしなめられている姿を写していた。
でも注意だけでカードは出ない。結構な場面もあった。
でも背丈は大して変わらないが、ガタイがいいのはメキシコなのに、
ちょっと寄せて当てられてすぐ転ぶ。大昔の日本のよう。
弱いチームのやるヘタレサッカーだ。
それを8番のファビアンなんかも大げさに痛がったりして、
さすがにその猿芝居に主審も大げさなことやり過ぎると
シュミレーションでカード出すぞといったのだろうと思われる場面もあった。
(そういうところからまともにジャッジされてた印象になりがち)
でもそのときも日本のファールをとって笛吹いたんだよ。
ファール貰おうとわざとらしく転んだのでスルー。
こういうことはメキシコには殆ど無かった。
反面日本にも笛はもらえたが数が少なく、バイタルエリアには遠い
決定的なポジションではなかった。
バイタルエリアで一番目だったのが、時間帯は忘れたが、
東が左の奥深くで相手が奪ったボールに更に絡んで取り返したとき、
後ろからチャージされて倒されたのにノーファールでスルー。
それを見たときに、こいつはバイタルエリアのは致命的なので吹かないが、
そこより手前のものは吹いていれば、日本に不利を与えてなく、
メキシコ寄りの歪んだジャッジをしているとばれにくいと思ったに違いない。
いや、もちろんこんなことは怒られそうな言いがかりだとは思う。
それは解るがあまりにも奇妙なジャッジをされていたから
そう感じざるを得なかったのだ。
それがこの画像の1失点目に如実に現れている。
まず吉田が怒っていたが、その通りであれはどう見てもオフサイド。
なのに副審がフラッグを上げない。
まともな審判がまともにジャッジしたらオフサイド。
ということは、あの失点はありえないわけだ。
なのにこれ見よがしの絵に描いたように失点。
なんて悪魔のシナリオは憎いまでに完璧なんだ?!
ここも徳永が得点したやつを背後にくっついていたけど、
行儀良く何もしてないんだよな。
体を外である右に引っ張るとか、ボールが来たんだからある程度やらないと…。
逆に言うとそれを見事にやってたのがメキシコだ。
でも実際見事じゃない。その行為も普通の審判ならメキシコのファールを取る。
何がって、あのシーンをもう一度良く見て欲しいのだが、
右からのCKでゴールの右であるニアから真ん中まで人がぎっしり。
真ん中から後ろである左のほうは殆どがら空き。
なんで????と思うと、ファーには一応メキシコはペラルタがいて、
日本は鈴木がマークしていた。
で、後ろから寄せても得点されたヘッドのように効果は薄いので
基本的には前に出てカットをするのだが、その通りに鈴木は前に居た。
でも流れてきたボールが真ん中で、自分のファーではなかったことから
ゴールマウスのほうにこぼれ球の守備に前進して向かうところを、
そのペラルタが思い切り後ろからずるずる引っ張り鈴木を潰したのだ。
それでゴールの左半分には誰も居ない状況になった。
画像を見るとその辺に居るのがわかるでしょ?
これ、もっとゴール寄りに居たのに引っ張られてるんだよな。
真ん中では徳永がおりこうに手を使わずに体をくっつけているだけ。
徳永は良くやってるけど、ここは多少やらないと…。
そして右のほうを見ると、OAにはあまり見えてなかった
ペラルタが思い切り鈴木を引っ張って潰しているのが丸見え。
これを見事にやりきったメキシコも汚いと思いつつも
どこでもやるような程度のことだし、
でもこんなことは審判団がしっかり見ていて笛を吹いてファールを取る。
得点してようがしまいがそれ以前のプレーなんだから、
あれを副審はしっかり見えていたはずなので
(真ん中の混戦ではなく端っこだから)
それを旗で指摘もしなければ、見損ねたかもしれない主審にも訴えない。
これはもう4人の審判団が当然のグルで金貰ってる証だとしか感じなかった。
それにしても鈴木もおとなしすぎ。
「ずおぉぉぉぉぉぉぉぉぉいいぃぃぃぃ!!!!!」\(*`<´)/
ぐらいでかい声でアピールしないとダメだろう!?ダメ元で。
だってミスジャッジに加えて不利受けて失点してんだぜ!???
そんなの納得行かないじゃんかよーーーーーー!!!!!
こんな相手目ぇつぶってでも勝てるぜのような相手じゃないぜ!?
それともその程度に舐めてかかってたのか!?!????
この試合はちょっと鈴木の不満もちょいちょいあった。
審判団がフェアにそつなくやってそうでそうではない感じがある中
後半に同点で突入するが、とにかく先制することが大事。
でも相手のプレスも速く、疲れも出てパスコースに顔を出すことも
前半からいまいちだったがもっと悪くなった印象で最悪の展開。
そんな後半20分に特に平凡な相手のシュートを取った権田が
早く先制してくれという気持ちだったのか、
相手もまだ戻りきらずにその辺に居る中、
目の前の扇原にゴロで渡す。
扇原はそれを受けるが、上がりきっていない中、前線に出せるところがなく
その際そばに居た相手が詰めてきたので仕方なく振り向くが、
後ろに向いた際のボールコントロールが足元から離れてしまい、
さらに詰めてきたペラルタがそれを奪ってシュート。
絵に描いたように左上に突き刺さった。またペラルタ…。
こいつには守備はファールで壊されて失点させられるわ、
ミスも突いてきて得点しやがるわで踏んだり蹴ったり。
これは攻撃陣というよりも、全体が上がりが遅く、
パスコースも自分たちで作らず、最後のところまで行けないことで、
権田が相当焦っていたと思う。
なので大きく前線にフィードするのも負けているわけではないので
しっかりつないで前に押し上げてシュートまで行って決めてくれという
無言の叫びだったに違いない。
でもしかしその無言のアピールはあまりにも相手がそばに居すぎた。
既に権田は冷静さを欠いていた。
そして扇原も相手がそばに2人居るのを知ってただろうに
そんな状況で渡されて困ったなりにも、
だったら前に大きく蹴り出す事が正解だった。
ボールを受けて前を向いて出しどころを探してなくて後ろを向くなんて
その場所での停滞時間が長すぎる。
だから相手もそれを察知してチャンスだと詰め寄ってきたのだ。
まるでそれは蜂蜜を塗って熊の居る山に入ったような行為だ。
そりゃまんまと熊にかぎつけられてやられるよな。
問題はここから。
残り25分あるのでまずは同点という事は誰もが当たり前に考えるし、
それができると願っていたし信じていた。
閉塞的な展開がない中、交替選手などでワイドに開くとか、
スペースを突くとか、一気に前線というカウンターも、
最終ラインからでもボランチからでも入れたっていいしやるべき。
ところがそれが全然なかった。
ある程度の長いパスはあったが、イケイケの怒とうの攻めのような
とにかく放り込んでうまくいけばラッキーのようなことは
負けているチームは残り5分ぐらいから徹底的にやりだす。
なのに後ろでパス回して横に出してるって馬鹿か!?!??
オマエも審判団同様に実は金貰ってる裏切り者か!??!
そう感じてしまうほどに解せない行動だった。
かっこ悪いくせになにかっこつけてんだよ!!
いや、かっこ悪いことは出来ないと、やらない姿勢がかっこ悪い!!
負けてて残り時間ないなら泥臭くみっともないままに必死にやれよ!!
終盤は凄まじくそのように怒っていた。
そんな勝つんだという必死な思いと、それを表す行動が出てなければ
勝てるわけもない。
しかも前掛かりに点を取らないとならないので守備が薄いのは当たり前。
なので3点目はなんとも思わない。
そんなリスクを背負って点を取らなければ負けるんだから守る意味がない。
でも点に貪欲な態度も見せないままに失点したそれはみっともない。
凄まじくかっこ悪かった。しかもペナルティエリアに入っているわけでもなく
入っていたとしてもレッド貰ってもいいぐらいの気持ちを出して弾けよ!!
相手に体を預けて行ったのが・・・鈴木だ・・・。
アイツ、なんかやる気なかったな。簡単に肩当てられて弾かれた。
その後フリーになってシュートだし。
権田だったか他に詰めてきた誰かだったか、
簡単に弾かれた鈴木の顔を「なんで!?」という表情で
すかさず見てたのが印象的だった。私も同じように思ったし。
あそこは逆に弾き飛ばしてシュートさせないだろう?
仮にPK貰って3点目になっても結局同じこと。
だったら何とか少しやりすぎでもセーブするべきだ。
ここまで本番で全て0点に押さえてきた守備陣が、
1点取られただけで一気に崩壊してしまったというのが妥当なのか!??
この大会は男女がリベンジできているので…のように話して
なでしこはリベンジしろと言ってしたし、
男子もエジプトにやったように、内容は完全に勝ったのに
スコアで負けたメキシコ。ましてメキシコ五輪の積年の思い。
そういうことからの大リベンジを食らわされた。
そんな44年間の呪いのようなものを打破するには、
前向きでしっかり勝って44年前以上の成績を収めて、
44年ぶりにメダルを取るのだと、優勝するのだと、
強く思いながら戦わなければ勝てるわけがない。
冒頭画像は負けた後の日本だが、取られて失点の扇原は泣いてる。
何人も泣いてるが、泣くのなら悔いなく出し切って泣いてくれ。
気持ちが入った縦一本のロングクロスは、味方に合ってネットを揺らしたかも
しれないし、相手に当たって入ったかもしれない。
そんなチャレンジをしなければ、そんなことは起きない。
点を取りに行かなければ、絶対に得点は入らない。
3位決定戦は韓国との戦い。
良かったのか悪かったのか良くわからないが、
折角アジア勢が2つも残ったのにこぞって敗戦でファイナリストになれず。
でもアジア最上位の日本以上の成績を出して欲しくもないし、
日本が決勝に行ったなら、決勝に来てもいいし、銅メダルをとってもいいけど、
日本が負けた今は、間違っても勝たせてはいけない。
逆に日本戦は一層燃える韓国だけにその力120%なのは当然だが、
単純にメキシコとの戦いで測ると韓国は0-0だった。
そう考えると韓国のほうがいい試合をしたから上と言い切れる。
この世代はA代表に入っている連中が多く、そういう意味でも厄介。
思い過ごしだと、言いがかりなんだと思いたいこの
疑惑の審判に失点されたことと、一向に加点できずに焦ってミスしたこと。
そんなもんを吹っ飛ばして点を取って勝てずに、
ふがいない試合をした日本に勝機はない。
負けの美学ではないけれど、気持ちよく負けて欲しかった。
完敗だ。と。大津も言ってたようだが勝てる試合だった。
それをみすみす自分たちで潰して逃したんだよ。取り返しは付かない。
最後スペイン戦のような韓国を圧倒する試合を見せられるか?
そうでないとスペインを下した意味も一瞬でなくなる。
ただいたずらに長く英国に居ただけの話。
その他の競技だが、このところずっとそこそこいい試合しているのに
精神的に全員が弱く、接戦をものにできないヘタレ振りで
応援のし甲斐が下降中のバレーボール。
男子は出場してないように惨憺たる状況で1から叩きなおしが必要だが
その分良く頑張っている女子もこれまで簡単に負けなかった
セルビアあたりの同等程度の国にあっさり負けたり、
力が下がった中国には相変わらず弱いし、
ブラジルやイタリアも好勝負して勝てるようになってきたのに
またしてもあっさり負けだし、苦手意識のある格下のキューバや
ドミニカあたりにも危なっかしい試合をしているのだから
カスカスで出られた本大会は、頭数の関係で居るような印象で
全く期待していないので試合も見ないしだから話にも出なかった。
だが昨日の中国戦は、これまた頭数合わせで辛うじて決勝トーナメント
進出したので負けると思いつつ、一応トーナメントまで来たので見たが、
最初の1セット目は昨今の日の鳥だと取れない試合のはずだった。
ところがそれを必死に物にした。
不調続きで外されていたキャプテンの荒木がセットポイントを持たれながら
サーブで追いついてデュースになってから28-26勝ったのだ。
それでもしかして、久々に粘り強く応援し甲斐のある火の鳥に戻ったか?と
期待を少ししてみていたのだ。
全体的には江畑が木村以上のいい仕事をしていたし、
スタメンに応えた荒木がブロック以上にサーブが良く、
サーブがいいと来ればピンチサーバーが多いセッターの中道も良かった。
でも2セット目はシーソーゲームだったのに粘れずあっさり23-25で負け。
あぁやっぱ粘れずいいところまで来るのにあっさり負けちゃう日本なのか…。
そう感じた試合だった。
しかしながらそれを払拭するかのように3セット目は又も中国が先行も
追いついて逆転し、最終的な逆転を許さず25-23で勝利で王手。
王手をかけてあっさり決めろと思ったが、
4セット目は序盤で5点のビハインドとまたしても中国が先行。
しかし序盤だったから助かったのが、20点に行く前に逆転に成功。
でも勢いはそこまでで、最終的にはセットポイントを握られて
23-25でここも粘れずあっさり負けてしまった。
こうなると5セット目は4セット目の勢いがあるほうが有利。
最初に点を取ったほうが有利、ミスをしないほうが有利。
どうなることかと戦況を見守る。
またも先手を奪われるが、15点勝負だけに早い段階で必死にたたみかけ逆転。
2点差をつけるがあっさり追いつかれ、逆に2点差をつけられ
やっぱ負けかと思わされて万事休す。
ここからこの日の日本の終盤の粘りが出て先にマッチポイントを握る。
しかし相手もしっかりと返してデュースに。
だが江畑がスパイクアウトで14-15と逆にマッチポイントを握られる。
さらに次も江畑なのだが、そのスパイクはミスを挽回したいと
サーブ前に欲しがっていたのだが、その通りにあげてもらうが
オーバーしたのを気にしていたのかスパイク弱く相手に拾われる。
これは中国の大チャンスでもはやこれまでだと思ったスパイクを
なんと江畑がブロックし、相手に返ってポイントしたわけではないのだが、
ボールはネットに当たり江畑の目の前にふわっと落ちてきた。
(これが凄くツイていた。普通はここで吸い込んで負けだったはず)
それを江畑が竹下に上げて、竹下がそのままワイドに開いた江畑にトス。
今度は迷わないとばかりに江畑はそれを決めきったのだ!!!
もうこの瞬間大興奮!!!!顔も性格も醜い印象で生理的に嫌いな
サバンナ高橋になんか似てると思ったが、凄まじくチューしてやりたくなった!
追いついたが続く新鍋のサーブは相手に切られ次のマッチポイントを握られる。
次は木村がしっかり決めてまたも同点に追いつく。
ここで大友に代えてピンチサーバー中道。名手に期待が掛かる。
さらには佐野を下げてブロッカーで荒木を投入。この両名が当たる。
中道のサーブはコートのど真ん中に急速に落下。
中国必死にレシーブするが日本のコートに向かって斜めに飛んだ。
斜めのボールが中央に向かって・・・そう、そこには荒木が居る!!
荒木は迷わずそれをダイレクトスパイクし、まだ立ち上がってない
ミスレシーブの12番の選手が腕を出すも弾き飛ばした!
ついに日本がマッチポイントを握った!
中道は今ミスした12番を狙わないわけがない。
隣の4番とのちょうど間を見事に狙って打った。
その両名が交錯するようになり、4番がどうにか触るが上に上がらず、
青いユニフォームのリベロが落ちそうなところを右足で蹴るが、
ネットを越えて日本サイドに飛んでは来たのは見事だったが、
足ではもはやそれまでで、大きくサイドラインを超えてオーバーし、
それが落下した瞬間に、マッチポイントを一度も返されずに18-16で勝ち、
フルセットを物にして24年ぶりに準決勝に進んだのだ!!!!
↑の画像はその瞬間。エリカちゃんのくったくない笑顔可愛すぎ。
聞けばこの組み分けが特殊で、まずは開催国がAに入り、
ランク1・2位がBに入る。続いてAには3・4位が入り、Bには5・6位が…。
こういう繰り返しで、ランキングどおりの出場でもないので、
ランク順に並べた各国が、そのように振り分けられるルールなのだ。
ゆえに今の戦力では1・2位の居る枠は厳しく、
自分らと同等程度のランクなら大きく問題はなく、
また開催国はランクが低いので願ってもない枠であり、
だから世界ランクを必死で3・4位にするんだと上げてきたのだった。
最終的に予選で負けまくって最終予選の最終切符を掴んだので
現在は5位に落ちているが、この振り分けが決められた時点では3位だったので
狙い通りの枠に入ったというのだ。
なので予選をどうにか乗り越えれば、決勝トーナメントに進めるので、
その初戦である今日をXデーとして戦略や選手をピークに仕上げてきたと
真鍋陣営もなかなか緻密な計算をしていたらしい。
ちなみに日本は次に当たるのがフルセットでロシアを下したブラジル。
ロシアは言うほど強くなく去年とかも勝ってたのにガモアにやられっぱなしで
ブラジルのほうがあれほどの巨人は居ないので戦いやすいかも?
もちろん一昨年あたりはこの辺にも勝っていたし。
そして以外なのはもうひとつの枝のほう。
イタリアとアメリカだろうと思っていたが、アメリカはさすがにドミニカには
負けなかったが、イタリアは韓国に負けた。しかも1-3で。
キムヨンギョンだけのチームの印象も、
そのヨンギョンが手が付けられないほど絶好調で最新の試合では
日本は久々に負かされたのだが、その勢いそのままに・・・
いや、アジアの虎がレベルアップして又ひとつ大きな存在になったのだ。
そうだとしか思えないこのベスト4。世界ランクも10位以下だし。
ただ、アメリカにはさすがに勝てないと思う。
・・・日本も基本的にはブラジルには勝てないかな?
・・・・・・・って、だったらサッカーの男子と同じで、
3位決定戦で日韓戦じゃん!!!!!
ある種面白いけど、できればそれは決勝の方で見たい。
韓国のほうが負けて悔しい思いを最近は多くしている分
反骨精神が強そうで突破できるかも?日本の火の鳥も負けてられない。
そんな思いで見るブラジル戦は楽しみで仕方ない。
↑画像は ↑↑のあとに輪になったが、喜びのまま崩れたのだった。
ほぼ同時刻には体操男子種目別平行棒だが、予選1・2の田中兄弟で、
同国上位2名までが決勝進出の許容人数なので5位だったのに
内村はそれで弾かれたが、この種目は田中兄弟メインなので
しかも1・2位だからそれでいいと期待された決勝だが、
田中兄はゆかの内村と同じことをしでかした。
内村はリジョンソンをリスクが高いと封印して挑んだが、
結局それでは細かいミスすら少ないスーガイには勝てなかった。
なのに田中兄もE難度を下げての構成にして、
特にミスらしいミスはなかったものの、細かい曲がりや、
左右のずれなどを目前の審判団に見透かされ、
私的には完璧の演技に見えたが予選で15.866だったのに、
もっと伸ばさないとならない決勝で15.500止まりで既に4位以下確定。
予選3位の中国人が15.633だったのだが、決勝で15.966という
凄いスコアを出したのでそれに圧倒されたかと思いきや、
ミスでスコアが下がったわけではないので、予選以上の得点を求められるのに
難度を下げてってどういうこと??と全く理解が出来ない。
そんな兄が1位だったのにメダルを目前で逃した直後の演技では
弟は動揺を隠しきれずにミス連発で予選で15.725だったのに15.100まで。
演技順もあっただろうけど、肩透かしばかりの田中兄弟だった。
是非この悔しさを胸にリベンジに来て欲しい。
兄はわからないけど弟は年齢的にも次も行ける。
さらに卓球女子団体決勝が始まった。愛ちゃん卓球人生20年目の大舞台。
しかし1戦目のシングルスでは、今大会シングルス金メダルのリギョウカ。
佳純ちゃんが準決勝で1-4で負けた相手。
まぁ思えば先を阻んだ人が金だと負けた事が納得しやすい。
でもその後輩のリベンジもあったのだが、佳純ちゃん同様に1ゲーム取っただけ。
1-3で負けてしまった。さすが世界ランク1位は先に勝たせてくれない。
続く石川は文字通りの丁寧との対戦。
丁寧は名の通り丁寧にいやらしいストレートにクロスにと
動きを見て、回転を見て、返してくる世界ランク1位。
そう思うとリギョウカは決勝で世界ランク1位の同僚丁寧を破っての戴冠。
そりゃ絶好調なわけだよね。シングルスで金とって、団体のシングルスで
負けていられないし、負けたら個人のことだけでチームに貢献しないとか
言われてしまうし。で、その丁寧はシングルスで愛ちゃんを準々決勝で
負かした相手で、佳純ちゃんは先輩のリベンジでもあった。
だが第2ゲームをデュースにまで持ち込んだがそれも取れずに
他2つは結構な大差でストレート負け。悔しいが力差は歴然だった。
ダブルスはテイネイに代わりカクヤクが出てきた。
丁寧な強化を確約します・・・みたいな3人だな。
北京の頃よりは睨みがきつくなくなった平野は団体が全てで
ここでランクは2人より下位でも最年長の貫禄を見せたい。
1ゲーム目は比較的差ががったが2ゲーム目は大差負け。
一気にリーチをかけられたが3ゲーム目は平野が石川を慌てさせず
最初からポイントを重ねていき、リードを保ったまま終盤追い上げられたが
11-9で一矢報いた。でもそこまでで4ゲーム目はタイに持ち込めずに
1ゲーム目ぐらいのスコアでやや離され決められてしまった。
2試合取られた後の3試合奪取での金なんて、
気が狂いそうなほどのドラマチックなものだったが、
さすがにそんなマンガのようなことは起きなかった。
でも日本全体での初メダルをこの3人娘がもたらした。
泣き笑いの表情がとても可愛い。
勝って終わりたかったし、金が良かったけど、
世界2位ですよという初めてのメダルは十分満足出来る物で、
3人とも口々に重たいと、その重量と、価値観の重みをずっしりと
感じていたようだった。
表彰式では3位のシンガポールと日本との6選手とハイタッチしてから
優勝の中国は表彰台に上り、最後は1位のところに9人並んで、
シンガポールも中国帰化選手だし、福原も北京語がわかるので、
みんなで会話をして笑いがこぼれてのそれは、
卓球はあまりにも顔面の迫力で戦う競技になってしまったので、
特に女子だけに女子らしい笑顔が全員良かった。なんか和んだし。
どこかに書いたのだが見当たらないので気のせいかと今一度書くが、
昔は卓球の世界1位は日本で日本選手がチャンピオンだった。
そもそも中国発祥ではなく英国発祥。
中国は日本を猛追して追い抜かし、長年王者に君臨しているのだ。
で、なんで日本は昔は強かったのに初メダルなのかというと、
卓球はソウル大会からの公式競技。それまでなかった。
なのでプロにもなれない競技をやる人が激減し、
卓球は暗い、地味、キモイなどのネガティブなイメージが付き、
ますます窮地に追い込まれていたのだ。
うちのいとこは本当に日本一になった。チャンピオンだったのだ。
でもそれは学生の時代のことで、あっさりとやめてしまった。
それは飯が食えないからだ。やる人も居なければ層も薄い。
それでは指導者としても食っていけるはずもない。
だから選手としても、引退後も、お先真っ暗なのでやめたのだ。
もしあの時代に五輪競技なら、年齢制限も今より低年齢で出られたし、
いくつかは出たかもしれない。
そしてうちのいとこはともかく、多くのメダルが日本にあったはずだ。
だから日本は卓球が強くない印象が強いのだがそんなことはないのだ。
今後後身を育てていかないとならない、その層を厚くすればお宝人材は居る。
元々強かったDNAがあちこち分散されているからね。
そんなきっかけになれるかもしれないメダル獲得となった。
ちなみにそこまでは目指さないが、少なからずうちの娘は刺激を受けた。
許可して深夜みていたこの決勝だが、中国の強さに驚き、共に泣いていた。
画像(Thank You):gorin.jp