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【ネタバレ注意】3分でわかる『第3艦橋より』、その7(75~83話)

2015-10-29 10:45:52 | 漫画いろいろ
comico、城谷間間さん作の『第3艦橋より』のあらすじ(その7)です。
まさかの展開と怒涛の展開、75話から83話くらいまで。

(2015年10月末現在、最新101.5話)




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<<以下ネタバレしてます。未読の方は注意>>







【リン】


<75~77話くらい>
・リン、盛大な嘘をつく。
・ヨベル?、リンに刺される
・リンさま、魂の間に降臨
・マリーゴールドが観測していた記憶は偽物だった


スッチ、オリス、ナミ、イザキ、スイの5人の魂の間への侵入コードを手に入れたマリーゴールド。
残るリンとヨベルの侵入コードを手に入れるべく観測を続けます。

リンはクワティ居住区を見下ろしていました。
そこにいる複製体の家族たちを眺め、「幸せそうね」とつぶやきます。

「多様性の行き着く先でQ人が魂を宿すようなことがあったら……そうしたら私たちテヤ人は……」

オリスはこの状況下でそれはありえないと説明しますが、リンはなお思い詰めている様子。

そしてリンの魂を格納する時間となりました。
しかしリンは、ヨベルを呼んでくるようオリスに頼みます。
しかしオリスもヨベルの行方を知らず、また魂の格納が出来るタイミングは限られています。
なお懇願するリンをオリスは引き連れていこうとしますが、リンはおリスの手を振り払い
「私は魂があるの!あいつらと一緒じゃない!」
そして続けます。

「私…妊娠したの…」



場面は変わり現在。
スマロはポピーとの通信に成功しました。
マリーゴールドかスッチに至急連絡を取りたい旨を伝えますが、ふたりの現在地はスマロにも把握できていません。
また、ポピーらのいる第3艦橋から神の目周辺までの移動も困難。
ポピーは周辺を捜索するようスマロに託しました。

そんな折、スマロが神の目の異変に気がつきます。
何やら隆起物が現れていました。(75話)

場面は記憶の中に戻り、言い争うリンとオリス。
宥めるオリスですが、リンはナイフを取り出しヨベルをこの場に呼ぶようにオリスを脅します。
止めようとするオリス、自分の首にナイフを当てるリン。
ふたりの前に現れたのはヨベルでした。

喜ぶリン。少し時間を欲しいとたのむヨベルに、オリスは渋々了解しました。
二人きりになったリンとヨベル。
ヨベルはすぐにリンの嘘を見抜き、リンはヨベルに謝ります。
項垂れるリンですが、ヨベルが続けました。



「愛しているよ、リン」
願ってやまなかったヨベルのその言葉に涙ながらに喜ぶリンですが、その直後でした。
「だったら一緒に死んで」
リンはヨベルの左胸にナイフを突き立て、ヨベルはそのまま倒れこみました。

「私との子供を残せないなら、こんな世界要らないでしょ…」


リンの記憶を観測していたマリーゴールドたち。
異変に気がついた様子。
「これは一体なんだ!こんな記憶はありえない!」

事実、マリーゴールドやスッチらはヨベルに会っています。
リンの記憶通りにヨベルが殺されていたら、ならば生きているヨベルは何者なのでしょうか。

戸惑う一同のいる魂の間に突如、リンが現れました。
しかし記憶の中のような少女の趣きは見られませんし、服装も威圧感もまるで別人。
そんなリンはマリーゴールドに対し、言い放ちました。

「可哀想なマリーゴールド。今お前がみた記憶は偽物」
「おまえのような下等生物に、ヨベルの記憶には触れさせない」
「ヨベルは私が守る」

(76話)

リンはそのままマリーゴールドを拘束しつつ、問い詰めます。
「神の目は思考制御の要。失えばお前たちQ人がどうなるか理解しているでしょう?」
「それも終わりね。ヨベルが導き。地球の魂の間が開かれ、地球はテヤ人の元で生まれ変わる」
と話しつつ、避難していたQ人を虐殺しようと試みます。

やめてくれと懇願するマリーゴールドに、
「魂の間から出ていきなさい」
と言い放ち、マリーゴールドは暗闇の虚数空間に落下しました。

「ああ神様、もし見ているなら、私たちをお救いください」(77話)






【地球の魂の間へ】


<78~80話くらい>
・ヨベル?、半裸でスマロとことみの前に誕生
・ヨベル無双
・ことみの膝蹴り
・地球の魂の間、開く
・スマロ、再起動




そのころ、神の目外部にいるスマロとことみ。

神の目についてはスマロが通信機を設置し、第三艦橋にいるポピーとマリナのもとへデータを転送していました。
目が覚めたことみは、ポピーが無事に覚醒したことを知り喜びます。
「この恒星圏に入って、テヤ人にも魂を宿す力が戻っている」

そのことを何とかマリーゴールドとスッチに伝えたいと言うポピー。
しかしスマロにも何の手立てもありません。

仕方なく隆起物の監視を続けるスマロとことみ。
ふと地球への想いを馳せることみですが、スマロの一言に喜びます。
「地球…この目で見てみたいです」

笑って過ごす2人でしたが、そのとき眼球隆起物から滴り落ちるように何かが生まれました。
それは胸に傷を負ったヨベルでした。(78話)

マリナとポピーは、魂の間への侵入を試みていました。
ポピーがスッチの侵入コードで入ろうとするも、アクセスできません。
もう一つの侵入コードが必要となった局面、マリナはスマロにヨベルの侵入コードを手に入れるよう指示を出しました。

「何の策もない命令なのはわかっている」
「私たちQ人にも生きる価値があることを証明したいんだ」


スマロとことみに近づいていくヨベル。
ヨベルはすぐにスマロがアンドロイド719432であることに気づきました。
「あのときバラしておくべきだったな、アンドロイド」

いざとなったらことみだけ逃げるように言うスマロ。
しかしその直後、ヨベルが攻撃を仕掛けてきました。
「すまない…暴力は嫌いなんだ」

攻撃をよけきれず、顔面を破壊され停止するスマロ。
謎の回復力を発揮するヨベル。

「時はきた。今こそ地球の魂の間を開く時だ」
「テヤ人に祝福を」
(79話)



傷ついたスマロと謎の言葉を発するヨベル。
怒りを堪え切れなくなったことみは、ヨベルに殴りかかります。
ことみの膝蹴りがヨベルに多少のダメージを負わせたのですが、2人はそのまま神の目上部へ。

一瞬呆然とすることみにヨベルが続けます。

「地球人は自分の罪を自覚していないのか」
「地球はテヤ人による浄化を必要としている」


反論しようとすることみでしたが、ヨベルはことみを攻撃。
ことみは手足を拘束され自由を失います。
そのことみの下腹部にヨベルが触れ、内部から子宮を引き抜きました。
痛みのあまり叫ぶことみ。

スマロが怪しく目覚めたのはそのときでした。(80話)



「素晴らしい…これが地球の魂の間へ通じる道…!」

頭上に広がる子宮の形状をした道に、ヨベルが感激していました。
そのとき神の目に刺さっていた槍が抜けてます。
怪しく光る眼球は音を立てて激しく揺れ、そしてまばゆい光を放ちました。

揺れは神の目の部分だけではありませんでした。
ポピーらのいる第3艦橋、チコリィらのいる居住区、スッチらのいる魂の間。
「はじまったのね、ヨベル…さあみんな準備を…」

精神空間を泳ぐように地球に向かうヨベル。
「光だ…」
と地球を手にした瞬間。

ヨベルを攻撃したのはスマロでした。
「魂の間はテヤ人の為には開かれない。なぜなら、管理者は地球人ではないからだ」(81話)



ヨベルはスマロがスマロではないと気づきながらも、原子分解され、魂の間へ落ちていきました。




【マリーゴールドがみたもの】


<82~83話くらい>
・ネコと鯨、謎の言葉を残す
・ポピー、侵入コードを手に入れてマリーゴールドを助けに来る
・マリーゴールドのツインテール復活
・テヤ人の役目とは



リンによって虚数空間に落とされた、マリーゴールドだけは状況が異なっていました。
時間の感覚も失われ諦めかけたとき、突然の水が彼女を襲います。

「嫌だ!死にたくない!」

走馬灯のように過るマリナやスッチ、ポピーら第3艦橋の面々らの姿。
必死で手を伸ばしているとき、どこからか声が聞こえました。

『金色の人間だ』
『空の器だ』
『不完全な生命だ』

『生と死が等価値になったとき、生命は魂の火を灯す』

『いつかまた会おう、マリーゴールド』


それは猫のような怪しく光る眼と、大きく横切る海洋生物でした。



「ま…待って!お前たちは…!」
とマリーゴールドが声を発した直後、突然現れたポピーの手がマリーゴールドを水中から引き上げました。
「すいません遅くなって」
(82話)

ポピーの笑顔を見たマリーゴールド、安堵からか涙を流します。

ポピーは、マリーゴールドに手を出すよう促し、その前腕にヨベルとリンの侵入コードを示しました。
ヨベルとリンの侵入コードは、スマロが手に入れたものでした。

(スマロたちに起きていた出来事は、スマロが事前に通信機を設置していたことで、ポピーらも把握していました。
スッチ、ヨベル、リン、3つの侵入コードを得たことで、ポピーが魂の間に入れたわけです)

スマロたちの状況をポピーから聞いたマリーゴールド。
「地球の魂の間を支配している海洋生物と、その支柱になっているネコ目動物。地球人は何も知らないまま、魂の間を運用している」
それらの情報はポピーが言語学に精通していたために、分析しえたことでした。

さらにポピーは自分に魂が宿ったこと、宿したのはスッチであることを伝えます。

「この恒星系に入ってテヤ人にもその力が戻っている」

さらに驚くマリーゴールドですが、ポピーは続けます。

「スッチさんを連れ帰ってもらえませんか」
「スッチさんにはもう少し側に居て欲しいんです」

頷くマリーゴールド。
ポピーは自分はこの場に長居することができないと伝え、スマロが取得した神の目周辺の環境データと、マリナから預かった2本のリボンを手渡します。

ポピーが去ったのち、マリーゴールドは改めて決意を固めました。

「テヤ人が生んだ虚ろな生命…全てのQ人に魂を与え、橋としての役目を終える」
「その意志は全て私たちが引き継ぐ」
(83話)



続きます。




・本編を読む→comico『第3艦橋より』

・もうちょっと続きを読む→【ネタバレ注意】3分でわかる『第3艦橋より』、その8


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