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『真田丸』46話「砲弾」 託されたもの、守りたいもの

2016-11-22 11:09:27 | 大河
2016年大河『真田丸』46話「砲弾」のざっくりあらすじ&ネタバレ感想のようなものまとめ。

 
Twitterに幸せそうな顔して倒れてる人がいっぱいいた。




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■タヌキ


真田丸の戦い、受信料とパッパ譲りの知略戦略ゲスイ策で徳川軍を蹴散らした幸村でしたが。


あかん、この人もタヌキだった。

「毎晩騒いで豊臣のメンタル追い詰めようぜええ」とゲスさ満点のこの笑顔。

5回『窮地』
失われたピュアな笑顔。





■自覚せい


「この勢いに乗って一気に茶臼山の家康本陣攻めちゃおうぜぇぇ」と、こっちはこっちで調子に乗ってる秀頼公。
幸村は一旦守りに徹するべきだ、と諭します。

とはいえ秀頼公の脳裏には秀吉の築いた『豊臣政権を守りたい』という強い思いがありました。



父である秀吉を越えたい、と秀頼。

越えた越えた。
平安末期くらいにガンガン越えた。

平清盛の話)


そんな秀頼に、幸村からのご意見。

「殿様にはもっとご自身の言葉の重みを持っていただきとうございます。最後に決断を下すのは大坂城主である殿様。おかみ様ではございません」

主君としての自覚をもってほしい、という幸村のエールに秀頼公ニッコリ。



■クオリティ高い犬マネ。


この勢いなら本当に今年勝てるんじゃないの、と見せかけたとき。

デーンデーンデンデンドゥンドゥン
デーンデーンデンデンドゥンドゥン
デーンデーンデンデンドゥンドゥン

家康の煽り大作戦でした。

しかしめげない豊臣方。


「本当に攻めてくるときはあんなのんきな声は出しません」

安定のきりちゃん。
秀次事件も細川屋敷炎上も全部切り抜けてきたきりちゃん強い。

  
「ワンワン!ワンワン!!」

塙団右衛門による遠吠え煽り返し。
(うちの愛犬が反応してしまう神クオリティ)



■復活のD


そのころ。



江戸の信之のところに平野スルメ守が訪ねてきました。
『秀頼公を守りたい』スルメ守と、『源次郎を守りたい』信之が大坂に向かおうとするのですが。

待ったをかけたのが稲様と出浦様(お久しぶりです!!)


「大坂へ行ってはなりませぬ」

 
「そなたの父はどんなに無茶に見えても常に先を見据えていた」


出浦様は信之を止めようとするのですが。

うん?

6回「迷走」
「常に先を見据えていた」?

 (10回「妙手」
……うーん。
あれだ、出浦様補正だ。


豊臣、秀頼、源次郎。
それぞれに守りたいものがあって、そのために動き出す人々の中で。
出浦様は『真田を守りたい』

そのために昌幸が全編通じて守り続けてきた嫡男を守る。
豊臣のためでも徳川のためでもなく真田のため。
とても純粋な行動原理だなあと思いました。

信之を傷つけずに止めるためにネバネバ弾を夜な夜な用意していたのかと思うと……



お兄ちゃん、楽しそうだな。



■叔父上!!!調略して!!!


騒音作戦はあまり効いていないよう。
で、ヤッスが秀忠への説明省いて呼び寄せたのはあの人でした。


※説明がめんどくさいときにお使いください。

家康の陣にやってきたのは……



叔父上キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!

(本日2回目の脈飛び)

「左衛門佐を調略せよ」と家康。


「お断りします」
 
「源次郎信繁は父親に似て度胸もあり知恵も働き、そのうえ我ら兄弟に似ず義に厚い男でございます。寝返ることはまずないと」

カ"ッ"コ"い"い"よ"叔"父"上"え"え"え"!"!"!"
こ"っ"ち"向"い"て"!"!"



調"略"し"て"!"!"!"


なんなんですか、二次元ですか。
栗原英雄さん、ドラマ初出演ってほんとなんですか。
叔父上初登場の第3回あたりから「きたこれ!」とセンサーが反応して、第8回で完全に調略されてたんですが。

だめだ、落ちた。




ヤッスの頼みに渋々動いて、大坂城近く、信吉と信政たちのいる陣へやってきた叔父上。

 
「真田の行く末はそなたらにかかっておる」

昌幸と信尹、信幸と信繁。
ふたつの真田兄弟は、信吉と信政に引き継がれて。
おそらく叔父上はその兄弟の相似形がわかっていたうえで「信政のことが心配」と感じたのでしょう。
昌幸のようでもあり、信繁のようでもある信政のことを。

ともすれば叔父上もまた出浦様と同じ、『真田を守りたい』のだなあと。


……。

…………。

叔父上と出浦様の共演の画とかあったら、死人が出るぞ死人が。





 

叔父上と再会した源次郎が嬉しそうで。
そんな叔父上も、「わしのようになるな」のアンサーを出してきた甥っ子の成長した姿を見tうっうっあああ!!ああああああ!!!!

 

セリフはないけど!!!
セリフはないけど!!!!
その瞳が!!!!!


 
源次郎嬉しそう。

思えばずっと叔父上にあこがれていた源次郎。

 
3回「策略」


「わしのようになるな」と言われた8回「調略」

その通り、幸村はわしのようにはならなかったけれど。
でも、それでいいんだ、と。






「調略、不首尾に終わりました」

「やりたかねえけどやれって言われたからとりあえずやってきました」
って隠しもしない叔父上ああほんと叔父上。


いやてっきり家族トークをはじめたあたりで、「もしかして情に訴える作戦?」とも思ったんです。
でも中身は「そもそも調略する気がない」っていう。

出浦昌相と真田信尹。
大坂の陣にあたり、ふたりの行動原理をどう描くのかは気になっていました。
どう考えたって一筋縄ではいかない。
だってふたりとも、真田が好きすぎる。
ならばその想いを逆手に取ろうという構成、やられました。

出浦様も叔父上も、出番は久しぶりです。

これまで出番があってもそれほどセリフが多いというわけではない。
でも強烈なものを残していく。
寺島さんや栗原さんら役者さんの瞳の力が、セリフとセリフの間に込められた想いを語っているのかなと感じました。





■いやほら、あの人たち、戦闘民族だから。


調略失敗、いや「幸村が徳川の使者と会った」という事実が出来上がったからそこは失敗ではないのだけれど。
とにもかくにも大坂城を開かせたい。

で、ヤッスが次に選んだのは内通者の利用でした。
ここで利用されたのは有楽斎。
和睦を唆します。

その有楽、早速大坂で「和睦案」を提示。

 
「戦に勝ったからこそ有利に話を運べるのではないか」

ああ…幸村のゴミを見るような目よ……



でもなあ。
言ってることは幸村と同じなんだよなあ。


「あの者達は戦が大好きなのです、戦いたくてしょうがないのです」

大蔵卿局もなあ。
それ正解なんだよなあ。





■辛辣すぎる大坂城


秀頼は大蔵卿局と有楽に押し通られてしまいました。
修理殿は「ごめん!無理!何とかして!」と投げてくる始末。


「なんとかならぬか?」


「(ああもうこの人たち辛いわ)」

何とかするため、淀殿を利用しようとする幸村、さっすがタヌキの子。
ところが淀殿のほうが何枚か上手でした。


「私は秀頼と一緒にいられればそれでよいのです。そして左衛門佐がおれば」


「おかみ様、それはお心に止めておいた方がよいかと」


和睦とか籠城とかぶっちゃけどうでもいい。
豊臣とかどうでもいい。
秀頼がいればいいし、左衛門佐がいればもっといい。

『秀頼のため』というよりも、淀殿は『自分の望む幸せのため』なのでしょう。
それはもう、二度と大切な人たちを失わないこと。

一番人間らしくないのも淀殿ですが、一番人間らしいのも淀殿なのかもしれません。




■おんな城主、淀殿


幸村の調略が成功し、淀殿が和睦に強く反対しました。
でも秀頼が和睦を決定した後の話。

 
「断を下すのはあくまでも大坂城の主たるこの私です。そうであったな左衛門佐」
「」

 
「我こそがこの城のまことの主ぞ」
「」
「」




気まずい…
これは気まずい……

だって「君主としての自覚を持て」って言ったばかりのあとに、実は裏で動いてましたって。
実は信じてませんでしたって。

ほら、秀頼公……


泣 き そ う 。



■夜討ちいく??


行き詰りで息詰まりそうな展開の中。
木札の塙団右衛門が蜂須賀勢への夜討ち計画をカミングアウト。


ナイミツニナ!ナイミツニナ!
※脊髄反射です




そこに反応したのが又兵衛と勝永様。
「最近運動不足なんだけどラウンドワン行かね?」みたいなテンション。

が、盛親と全澄さんはお断り。
長宗我部家を守りたい盛親、ミサがあるから無理な全澄。
このへんに「軍議」で丁寧に描かれた、『入城に至った理由』があるなあ、と。


※先週に引き続き汎用性の高そうな勝永様。

それにしても……

 
長さんとかバテレンさんとかなにそれ可愛い(´,,・ω・,,`)



■あの日のように


さーあ夜討ちだ夜討ち。
侍大将は塙団右衛門。


と思ったら、真田くんに見つかっちゃった( ゚д゚)


あれ、怒られると思ったら……

 
一緒に暴れるわ、って……



やだ真田くん一番楽しんでる。


ここにいるのは幸村じゃない。
信濃の山を駆け巡っていたかつての源次郎。


 
13回「決戦」



■カルバリン砲、有働砲


夜討ちから一晩明けて。

ヤッス、めげてませんでした。



「教えて教えて、絶対そこ以外にするから」と片桐殿を騙して、淀殿の居室を突き止めます。
エゲレスの大筒で狙い撃つ、と。


こんのタヌキめ。
(片桐さんの胃壁守り隊)


そしてカルバリン砲が放たれて。


有働砲も放たれて。



何してんの勝永様。


ああ……受信料が……

淀殿直撃は免れたものの、崩壊した天守の下敷きでひとりの侍女が犠牲になりました。



目の前で流れていく血。
消えていく命。


淀殿はそれに呼び寄せられるように。
その線の向こうに、かつて愛した家族たちがいる。



初の言っていた「死にたがっている淀殿」がそこにはいました。
そしてそれを制止しようとするきり。



淀殿もきりも「生き抜いてきた者」ふたりですが、そこに込められた意味合いは大きく異なります。
死に場所を探すか、生きる場所を探すか。
ラスト数話を残してきりの存在感が重量を増している。





■次週、『反撃』


 
そっちの反撃かよwww



■おまけ

















2 コメント

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Unknown (きょ。)
2016-11-23 02:29:17
真田丸を観始めて、いろんな感想ブログを巡回したんですが、一番面白くて読み続けているのはこちらのブログです。毎週、放送の次に楽しみにしています!今週は、長さんとバテレンさん呼びの突っ込みに、そうそうそう!って思いました
返信する
こんにちは! (maiko)
2016-11-29 03:46:27
私も毎週楽しみに読ませて頂いています(^-^)
他のブログは、上から目線のが多いですが、
ツッコミどころも好きですし、何かな~
愛がありますね!これからも、宜しくお願いしますo(^▽^)o
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