妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

ちー散歩

2007-06-19 09:29:24 | ○ひとりごと
昨日宣言したとおりに、6時の早起き。
思い立ったその日からダイエット!
朝ウォーキングウォーキング!

ジョギングでもランニングでもどのングでもよかったんだけど、まあいきなり無理はイクナイヨネ・・・
ていうか10代で完全疾走しきった感があるから、どうも足が重いんだよな。
ということで、ただ単に歩くことに。

二ツ家から中丸7丁目のほうをぷらぷらとお散歩。
朝の空気は気持ちがいいです。


田んぼに水がドボドボ入っていく。
音が心地よかった。
この音は私が生まれるずっと前から、私がこの街を出てからもずっと流れているんだろう。

──Yちゃんはもう結婚したんだって。
──えー、できちゃった結婚?
──そうそう、高校の同級生とだって。
──えー、すごいねー。結婚かあ。
──KさんちのM君はイギリスに留学してるって話だし。
──そっちもすげえなあ。
──みんな変わってくんだべなあ。

『ん』使いが微妙に難しい北埼玉の訛りが、夏空に響いたような気がした。
ランドセルを背中一杯に背負って歩いた通学路。

懐かしいなあ。


うお、蜂だ。
近寄るな近寄るな。
刺されると死んでまうがな。

あ、チコちゃん!チコちゃんおばちゃんも、おはようございます。
チコちゃんおばちゃんは北本らしからぬお上品なおばさん。
もう10年以上経ってるからどうかなーって思ったら、「Nさんちの仁美ちゃんね!」って判ってくれたから、嬉しかった。
夏毛に生え変わったチコちゃんも相変わらずすりよってきた。

わー、キレイなアジサイ。
早く雨降ってほしいなあ。
雨のアジサイもキレイだろうなあ。


聞き覚えのある声がして振り返った。

『ひーちゃん!ほら!カエル!』
小学校の頃、丸刈りだった弟がいた。
金魚の糞みたいにどこへでもついてくる妹もいた。
3人でよく歩いたね、この通学路。
カエルを素手で捕まえて投げつけたね。
家に10匹以上持ち帰ったら、お母さんに怒られたっけ。
それで荒川に放しにいったら、今度はザリガニが欲しくなって。
3人でお揃いのキタキツネのキーホルダー。
お父さんが買ってくれたんだ。
なのにW君ったら、妹にちょっかい出してキツネとりあげるから。
私と弟で現場を押さえて、ぶった。
『みなみをいじめないで!』ってぶった。

あ、小川のおじいさん、おはようございます。
お元気ですか?元気そうですね、すいません。
天国の様子はいかがですか?
わあ、可愛いツツジ!キレイですねー。
ツツジってホントきれいですよねー。
それじゃあ、私資源回収のゴミ捨てにいかなきゃいけないんで。
はい、じゃあまた60年後くらいに──。

朝の世界は気持ちいい。
朝の世界はちょっと不思議。
木綿のハンカチーフを口ずさみながら、小気味良く笑う。

ウォーキングというより散歩になってしまったけれど、これはこれでいいか。
9:55より本家のちいちいが散歩がするから、それ見てから学校いこーっと。


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