SS在庫☆

どうも
腐女子の ゆゆ
です(`・∀・´)

主に他サイトssを貼るだけです。
たまーに投稿したりします。

小町「はい!お兄ちゃんの童貞5000円から!!」

2013-09-15 23:47:29 |  やはり俺の青春ラブコメはまちがっている

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 19:30:13.01 ID:JZawkqpM0

平塚「12500円!」

由依「へっ!?」びくっ

小町「おーっと!いきなり高額のUPですねぇ!それ以上ありますか?」

平塚(ふふっ、最初の上乗せで2.5倍でかけてやれば相手は諦める。とハンターハンターに書いてあったのさ!)

平塚(これで比企谷の貞操は私がいただきだっ!!)ドヤッ

雪乃「・・・5万」ぼそっ

平塚「ファッ!?」

雪乃「5万と言ったのよ、平塚先生?」ニコッ



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 19:38:22.50 ID:JZawkqpM0

平塚「雪ノ下・・・貴様ぁ!」キッ

雪乃「どうしたのかしら平塚先生?これはあくまでも公平な競売よ?
私は何も不正を行ったわけではないのだけれど?」ニコニコ

平塚「クッ、い、いいだろう。とことん競ってやろうじゃないか・・・!」

雪乃「ええ、楽しみにしていますよ」ニコッ

平塚「・・・50万だ!」ドンッ

由依(えぇ~~っ!?)

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 19:48:16.20 ID:JZawkqpM0

小町「早くも元値の100倍きたー!さっすがお兄ちゃん!本当はできる子だと思ってたよ小町は~!」

小町「あ、今の小町的にポイント高いっ」

雪乃「やりますね。流石は社会人の経済力と言ったところですか?」

平塚「ふっふっふ、学生の身分ではこれ以上の額など出せまい?ここらで折れるのも嗜みというものだぞ?」

由依(大人げないのは先生の方かなー?なんて・・・。言えないけど)

平塚「さあっ!降りろ雪ノ下ぁあっ!!」

紗希「ちょっと待った!!」ガラッ

全員「!!?」

紗希「私も参加する!ここに100万あるッッ!!!!」どんっっ!

全員「なん・・・だと・・・!?」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 19:58:44.55 ID:JZawkqpM0

平塚「川崎、貴様は金に困っていたはずでは?どこからそんな金を・・・!」

紗希「前にバイトして貯めたお金ですよ。スカラシップさえ取れれば、このお金は丸々余りますからね。」

紗希「だ、だからこのお金を、まぁ、仮にも世話になった彼に返すのも筋かな、と・・・///」

平塚「何をたわけた事を・・・!」キッ

雪乃「まったくね。お為ごかしにも程があるわ」

紗希「ふんっ」

雪乃「もっともらしい口実を作らなければこの場に参戦出来ないような者には、夢を見せることすらさせないわ」

雪乃「180万出すわ」どんっっっ!

全員「くっ・・・!」

由依(異次元の額になってきたよー)

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 20:11:29.57 ID:JZawkqpM0

平塚「このガキ・・・っ!」ギリリッ

小町「すごーい!雪乃さんヤバイ!本気でセレブじゃないですかー!!」ぱたぱたぱたぱた

雪乃「私が使える金額の全てを掛けました。ところで平塚先生、ここらで折れるのも嗜みというものですよ?」ニコッ

平塚「クソッ!クソ!!クソ!クソったれぇえええ!!!」ダンッ!ダンッ!ダンッ!!

ガラッ

陽乃「やっはろー♪面白そうな事やってるって聞いて参加しに来たよー!」ニッコニッコ

雪乃「なっ!?」ビクッ

陽乃「私は比企谷くんのドーテーに250万円くらいなら出しちゃうよー?」ニコニコ

雪乃「そ、そんな・・・っ!」ガクッ


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 20:23:40.30 ID:JZawkqpM0

雪乃「姉さん、これはどういう事ですか?」

陽乃「あっれー?雪乃ちゃん妬いてるの?」ニヤニヤ

雪乃「姉さん。悪ふざけはやめてください・・・ハッキリ言って迷惑です!」

陽乃「やだなぁ。悪ふざけなんかじゃないのよ?私、けっこう比企谷君の事大好きなんだよー?」ニコニコ

陽乃「そういうわけだから、私が落札した比企谷君のドーテーを雪乃ちゃんに譲る、なんて期待はしないでね?」ニコッ

雪乃「・・・クッ」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 20:33:12.00 ID:JZawkqpM0

平塚「おい陽乃。何を勝ったつもりになっている?」ゴゴゴゴゴ・・・

陽乃「やっはろー静ちゃん♪あれあれ?静ちゃんも比企谷君狙いなの?」

平塚「ふんっ、今のうちに調子に乗っておけばいいさ!」ククク

平塚「貴様ら学生には出来なくて、私にはできる事、何があると思う?」ニヤリ

雪乃「まさか・・・平塚先生、あなたまさか・・・!?」

平塚「雪ノ下姉妹!貴様らが下らぬケンカをしている最中に、私がどこに電話をしていたと思う・・・?」

沙希「先生、本気なんですか!?」

平塚「ローンを組んだ!400万出すぞ!!!」どんっっっっ!!

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 20:42:03.94 ID:JZawkqpM0

結衣(先生、必死過ぎます)

平塚「はーーっはっはっは!!どうだ!見たかお前ら!!私の勝ちだぁああああ!!!」どやぁぁぁぁあああ!

雪乃「そんな・・・そんなっ!!」ガクッ

陽乃「あーらら♪雪乃ちゃん、静ちゃんを本気にさせちゃったみたいだねぇ」ニヤニヤ

雪乃「・・・姉さんのせいでしょう?」キッ

陽乃「あ、そういう事言っちゃうんだー?せーっかくお姉ちゃんが協力してあげようと思ったんだけどなぁ?」ニコニコ

雪乃「!!?」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 20:49:47.53 ID:JZawkqpM0

陽乃「私の250万、雪乃ちゃんに貸してあげてもいいんだけどな~?」ニコニコ

雪乃(250万!?それがあれば、私の180万と合わせて430万。平塚先生に勝てる!)

雪乃「姉さん、どうすればいいの?」

陽乃「話が早いわね雪乃ちゃん。いいわ、でもね、条件があるの」ニコッ

雪乃「・・・やはり、タダではいきませんか」

陽乃「うん♪雪乃ちゃんが、
『お姉ちゃんお願いしますっ!比企谷君とラブラブちゅっちゅしたいからお姉ちゃんのお金貸してください!お願いしま~す!』
って言いながらセクシーポーズをしてくれたら貸してあげるよー♪」

雪乃「なっ!!?」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 21:00:53.44 ID:JZawkqpM0

平塚「さぁ、小町ちゃん!この400万が最終落札価格だっ!!」どん!

小町「お兄ちゃんにそんな価値が・・・?いや、さすがは小町のお兄ちゃんなだけはありますよねっ」

小町「あ、今の小町的に・・・別にポイント高く無かったよね」

陽乃「ほらほら~。忙ないと、比企谷君を取られちゃうよー?」ニコニコ

雪乃「・・・うぅ」

小町「まあ、いいや。それじゃあお兄ちゃんの童貞は平塚先生に・・・」

雪乃「ちょっ、ちょっと待ったーー!!!」

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 21:07:40.57 ID:JZawkqpM0

小町「おーっと!ここで雪乃さんが再び戦線復帰!面白くなってきたー!」ワクワク

雪乃「待って。その落札。私はまだ・・・できるわ。まだ払える・・・!!」

平塚「い、今さらそんな金っ!貴様にある訳がないだろう雪ノ下ぁーーっ!!」

雪乃「やるわ!私、やります姉さん!」

陽乃「・・・・・・へぇ?」ニヤァ

雪乃「・・・。・・・・・・っ///」かぁぁ

雪乃「お姉ちゃ、お姉ちゃんっ!お願いしますっ!
比企谷君と、比企谷、君とっ!ら、ラブラブちゅっちゅしたいからっ
お姉ちゃんのお金貸してくださいっ!!お願いしまぁ~す///」

あっはぁ~~ん(セクシーポーズ)

陽乃(wwwwwwwwwwwwwwww)

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 21:16:10.58 ID:JZawkqpM0

小町「落札っ!落札です!!」コーン!

平塚「・・・くぅっ!」ぶわっ

沙希「仕方ない、か」ガクッ

結衣「最初から最後まで空気だったよね?私・・・」

小町「430万円でっ!雪乃さんにお兄ちゃんの童貞落札でーす!!」

雪乃「やったのね・・・?私、ついにやりとげたのよね?」うるっ

陽乃「おめでとう、雪乃ちゃん」

雪乃「・・・姉さん」うるうる

陽乃「雪乃ちゃん、これはあなたが勝ち取ったものなのよ?誇っていいわ」

雪乃「はいっ、はい・・・っ」ぶわっ

陽乃「さぁ、さっそく比企谷君に連絡してみましょう?」ニコッ

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 21:23:25.43 ID:JZawkqpM0

雪乃「今こそこの比企谷君の電話番号に電話をかける時なのね?」

結衣「ゆきのん、頑張って・・・!」

雪乃「由比ヶ浜さん・・・」

結衣「私、応援するから!」うるうる

雪乃「うんっ、うん・・・!」ぶわっ

陽乃「さ、雪乃ちゃん。電話を」

雪乃「はいっ!」

ピポパ
トゥルルルルル

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/31 21:28:00.85 ID:JZawkqpM0

雪乃「・・・つながらない」



八幡「戸塚、本当にいいのか?///」ギシッ

戸塚「うん///僕、八幡とだったら・・・///」ぎゅっ

八幡「戸塚っ!戸塚ぁ///」ギシギシ

戸塚「ああっ///八幡っ!八幡んっ///」ぎゅぅ



陽乃(あらああ、比企谷君にあらかじめ渡しておいた媚薬と高級ホテルの予約権が『思わぬ方向』に作用しちゃったかなー?)

陽乃(それにしても、雪乃ちゃんは私に250万も借金して、これからどうするつもりなのかしら?)ニコッ


雪乃「比企谷君?比企谷くーん?」

ツーツーツー

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2013/08/31 21:28:31.93 ID:JZawkqpM0

終わり



八幡「雪ノ下っ雪ノ下ぁ!」シコシコ ガラッ 雪乃「ひ、比企谷君!?」

2013-09-15 23:46:35 |  やはり俺の青春ラブコメはまちがっている
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:02:51.62 ID:Osb2ZqXl0
八幡「な! なんで雪ノ下っぅぐっ」ドピュッドピュッ

雪乃「あ、えっ? こ、これは、え?」

八幡「雪ノ下、これは……誤解だ!」

雪乃「え、えっと……ご、ごめんなさい!」ダッ

八幡「ちょっと待ってくれ雪ノ下!」

雪乃「いやぁ! 来ないでぇ!」

八幡「\(^o^)/」



4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:07:57.83 ID:Osb2ZqXl0
八幡「ハァ……落ち込んでても仕方ない、家に帰るか」

八幡(この時間は部室に誰も来ないと思ったのに……)

八幡(しかも、よりによって雪ノ下が……)

八幡(どうすっかなぁ)ハァ

八幡(整理しよう。まず俺は部室にいた)

八幡(何故か自慰行為をしたくなった)

八幡(ヤってたら好きな人が来て、恥ずかしいとこ見られた)

八幡「……いろいろとヤバくね?」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:08:46.80 ID:Osb2ZqXl0
八幡(てかなんで俺は学校でオナってんだよ)

八幡(俺もとうとう性欲さえも制御できなくなったのか……)

八幡(と思ってるうちに心安らぐ我が家に着いた)

小町「あ、おかえr……え!?」

八幡「ん?」

小町「どうしたの!? いつもより目が腐ってるよ!」

八幡「なんで家に帰ってからも罵倒されなきゃいけないんだよ」

小町「……なにかあったの?」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:09:47.25 ID:Osb2ZqXl0
八幡「なにもない、気にするな」

小町「ならいいんだけど、何かあったらこの可愛い妹を頼ってもいんだよ?」

小町「あ、今の小町的にポイント高い!」

八幡「はいはい、何かあった時は頼らせて頂きますよ」

小町「ご飯出来たら呼ぶからねー」

八幡(部屋に戻って、ゆっくり考えるか)

トコトコトコ ガチャ バタン

八幡(明日どんな顔して雪ノ下会えばいいんだ……)

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:12:05.10 ID:Osb2ZqXl0
八幡「人生終わった?」

八幡「……そうか、そうだよな、人生は終わったんだ」

八幡「そうと決まれば」カキカキ

八幡「よし、遺書は完成。死ぬ理由は恥ずかしくて書いてないけどな」

八幡「んじゃ、サヨウナラ」

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:14:21.51 ID:Osb2ZqXl0
―翌日 奉仕部室―

雪乃(……比企谷君、私の名前を言っていたわよね)

雪乃(ってことは比企谷君は私のこと……///)

雪乃(で、でも! 私は普段から比企谷君には酷いことばっかり言ってるし)

雪乃(昨日だって「いやぁ 来ないでぇ」なんて言ってしまったし)

雪乃(彼が私のことなんか好きになる理由は……)

結衣「ヒッキー遅いね」

雪乃「そ、そうね」ビクッ

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:15:49.69 ID:Osb2ZqXl0
ガラッ

平塚「雪ノ下、由比ヶ浜、話がある」

雪乃「先生ノックを……」

平塚「そんなことよりも重大なことなんだが」

雪乃「重大なこと? とりあえず座ってください」

平塚「あぁスマンな。それで話なんだが、落ち着いて聞いてくれ」

雪乃「…………」

結衣「…………」

平塚「比企谷が自殺した」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:17:10.86 ID:Osb2ZqXl0
結衣「……え?」

雪乃「せ、先生今なんと?」

平塚「比企谷が自殺した、と言った」

結衣「そんな……ヒッキーが……」

雪乃「比企谷君は……なぜ?」

平塚「理由は分からない。遺書はあったのだが」

平塚「そこには周りの人への感謝の言葉と、『自殺します』の言葉があっただけだ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 19:17:46.05 ID:Osb2ZqXl0
平塚「雪ノ下、由比ヶ浜、何か心当たりはないか?」

雪乃「……わからないわ」

雪乃(昨日の自慰行為が原因かもしれない なんて言えない……)

平塚「そうか、では私は職員室に戻る。何かあったら言ってくれ」

雪乃「はい……」

トットットッ ガラッ バタン

雪乃「……比企谷君」

結衣「ゆきのん……」

雪乃「奉仕部の活動、今日はもう終わりにしましょう」

結衣「そ、そうだね」

雪乃「由比ヶ浜さん、さようなら。また明日」

結衣「うん、バイバイゆきのん」

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 20:02:29.53 ID:Osb2ZqXl0
―帰り道―

雪乃(比企谷君が……)

雪乃(私が彼の行為を見たのが原因だったら……)

雪乃(私は比企谷君を殺したってことに……)

雪乃(……うっ眩しい)

八幡『よぉ、雪ノ下』

雪乃「」

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 20:12:49.38 ID:Osb2ZqXl0
八幡『どした?』

雪乃「え? 比企谷……君?」

八幡『そうだ』

雪乃「どうして? 貴方は……死んだのではなかったかしら?」

八幡『幽霊って存在するんだな、俺もさっき知ってビックリした』

雪乃「つまり……貴方は幽霊ってことかしら?」

八幡『あぁそうだ。』

雪乃「比企谷君は……」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 20:13:29.66 ID:Osb2ZqXl0
八幡『自殺のことか?』

雪乃「えぇ、どうして……」

八幡『お前に見られたから、というのは間違っていない』

雪乃「やっぱり私が――」

八幡『そうやって自分を責めるな』

八幡『お前が自分を責めて落ち込む。だから俺は「お前のせいじゃない」って言うためにこの世に残ったんだ』

雪乃「え?」

八幡『お前のせいじゃない。全ては学校でシコってた俺が悪いんだ』
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 20:14:54.95 ID:Osb2ZqXl0
雪乃「比企谷君……」グスッ

八幡『雪ノ下?』

雪乃「だからってなんで自殺なんかするのよ……」ヒッグ

八幡『…………』

雪乃「いつも私は比企谷君を馬鹿にしてたけど、貴方との会話は楽しかったのよ?」ウゥゥ

八幡『雪ノ下……』

雪乃「どうして……どうして……」グスッ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 20:17:01.06 ID:Osb2ZqXl0
神様<<ヒッキガヤく~ん>>

八幡『ん?』

雪乃「え?」

八幡『神様が呼んでる、もう成仏するみたいだ』

雪乃「そんな……」

八幡『さようなら。今までありがとう、雪ノ下』

雪乃「比企谷君待って!」

八幡『…………』(成仏中)
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 20:19:01.34 ID:Osb2ZqXl0
八幡『神様、俺の勝手な願いを聞いてくれてありがとうございます』

神様『気にすることはないぞよ』

八幡『いえ、ちゃんと別れの挨拶もできましたし、雪ノ下に言いたいことも言えました』

神様『うむ、よかったよかった』

八幡『ふぅ……』

神様『むむむ! まだ物足りないような顔じゃのぅ』

八幡『え? 何がですか?』

神様『比企谷君はまだ未練を残しておる。もう一度行ってこい!』ドンッ

八幡『え? ちょ、うあああぁぁぁ』ヒュー

神様『よし。邪魔者はいなくなったところだし、今月号の「水着アイドル大全集」を見るとするかのぅ。フヒヒ』
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/13(金) 20:19:44.92 ID:Osb2ZqXl0
八幡『……こ、ここは?』

雪乃「」

八幡『おぉ、雪ノ下』

雪乃「成仏したんじゃなかったのかしら?」

八幡『神様に雲の上から落とされた』

雪乃「よくもまぁ感動する場面を……」

八幡『スマン……それはそうと、もう夜だな。どこで寝ようかな』

雪乃「貴方のような人間はその辺で寝てればいいんじゃないかしら?」

八幡『そうだ、お前の家に泊まってもいいか?』

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 10:13:38.17 ID:2jAXsEHY0
雪乃「な、な……何言ってるの貴方」

八幡『いや、変な意味は無くてだな。ただ泊めてもらえば――』

雪乃「年頃の女子の家に泊まるなんて変な意味しか……!」

八幡『はぁ……やっぱりダメか』

雪乃(私のせいで死んだ彼の頼みを断ったら無責任すぎる……)

八幡『おい、また「自分のせいで」みたいなこと考えてないだろうな?』

雪乃「え、それは……」

八幡『いつまでもお前が自分を責めてたら、俺が一時的に成仏した意味がないだろ』

雪乃「……それもそうね、そう考えるのはもうやめるわ。では貴方はその辺で寝ていなさい」

八幡『自分を責めてください、お願いします』
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 10:16:04.87 ID:2jAXsEHY0
―雪乃宅―

八幡『相変わらず綺麗な部屋だな』

雪乃「……お風呂入る?」

八幡『は!? 何言ってんだお前! 年頃の男女2人が一緒に風呂なんてっ』

雪乃「誰も一緒になんて一言も言ってないのだけれど」

八幡『自分の聞き間違えでした、すいません。だからその手に持ってるハサミをしまってください』

雪乃「幽霊ってお風呂に入るのかしら?」

八幡『言い忘れてたが俺は、この世のものは触れられないんだ』

雪乃「あら、そうなの?」

八幡『それに食欲も性欲もないから安心しろ』
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 10:18:09.20 ID:2jAXsEHY0
雪乃「そう、性欲がないのなら何でもいいわ」

八幡『俺ってそこまでケダモノなのか……』

雪乃「学校内で自慰行為をしてた人が何をいまさら」

八幡『あ、あーそうだー。明日は何しようかなー』

雪乃「話を逸らさないでちょうだい。じゃあ私お風呂入るから覗かないでよ」

八幡『性欲がないんだから覗いても意味がないだろ』

雪乃「ならいいのだけれど」トコトコ

八幡『ふぅ……』

八幡(やっぱり一人だと落ち着けるな)

八幡(……どうやったら成仏できるんだ?)

雪乃「ふぅ……」

雪乃(やはり一人だと安心するわね)

雪乃(ケダモノがいないから)
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 10:20:48.29 ID:2jAXsEHY0
雪乃「上がったわよ」

八幡『あぁ』

雪乃「本当に覗きに来なかったのね……」

八幡『なんでちょっとガッカリしてんだよ』

雪乃「……これから、どうするの?」

八幡『どうしようかな』

雪乃「そういえば貴方、どうやったら成仏できるのかしら?」

八幡『神様は、俺には未練があるって言ってたけど』

神様<<あ、比企谷君のこと忘れてた……ま、いっか。さ~て水着アイd……oh、雲の下に落としてしまったorz>>
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 11:29:10.81 ID:2jAXsEHY0
雪乃「明日からの2日間は休日だから、二人でどこかに出かけないかしら?」

八幡『え? 何言ってるんだ? それに出かけるって言っても俺は幽霊だぞ?』

雪乃「いつ成仏して、いつ会えるようになるのか分からないのだから……最後くらい」

八幡『雪ノ下……』

雪乃「最後くらい思いっきり罵倒したいわ」

八幡『』

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 11:31:51.59 ID:2jAXsEHY0
―1日目(土曜日)―

初日、二人は遊びに出かけた。

二人は1日目を楽しんだ。共に笑ったり口論したり。

帰り道で「水着アイドル大全集」という、いかがわしい本が落ちていて

雪ノ下が顔を赤らめて、それを指摘した比企谷が2度目の死を経験しそうになった。

などのトラブルがあったが、無事に1日目が終わった。

そして2日間の最終日
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 11:39:57.84 ID:2jAXsEHY0
―2日目(日曜日)―

八幡『おい、お前が来たいって言ってた場所ってここか?』

雪乃「えぇ、そのとおりよ」

八幡『でも、ここビルの屋上だぞ?』

雪乃「そうね。……私、貴方に言いたいことがあるの」

八幡『……なんだ?』

雪乃「一度しか言わないから、よく聞きなさい」フゥ

八幡『…………』ゴクッ

雪乃「私は、比企谷君のことが好きです」

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 13:07:05.46 ID:2jAXsEHY0
コピペをミスったw

八幡『雪ノ下……』

雪乃「貴方は……私のことをどう思っているのかしら?」

八幡『……よし、お前が言ったんだ、俺も言おう。……俺もお前のことが好きだ』

雪乃「そう、良かった……」

八幡『でも雪ノ下……』

雪乃「私は生きていて貴方は死んでいる。結ばれることは叶わないでしょうね」

八幡『……わかってるのか』

雪乃「では私も幽霊になれば済む話ではないかしら?」

八幡『雪ノ下? お前何言って――』

雪乃「ここはビルの屋上。意味はわかるかしら?」

八幡『お前、まさか……』

雪乃「私は貴方と一緒に居たいの。いつまでも」

八幡『やめろ雪ノ下!』

雪乃「待っていなさい」

八幡『おい! 待て雪ノ下っ』

雪乃「」ヒュー

ドスッ

―――――――
―――――
―――
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/09/14(土) 13:08:25.80 ID:2jAXsEHY0
―――
―――――
―――――――

八幡『んぅ……ん? ここは?』

雪乃『いつまで寝てるつもりかしら』

八幡『ん? 雪ノ下……。あれ? 生きてる?』

雪乃『はぁ……目だけでなく脳まで腐ってしまったのかしら』

八幡『いつもの雪ノ下……』

雪乃『私はいつもどおりよ。変わったことなんてあったかしら?』

八幡『スマン、寝ぼけてた……』

雪乃『さあ、早く帰りましょう』

自慰行為から始まった物語

今思えば長かったような、短かったような。

俺が自殺なんかせずに、雪ノ下に気持ちを伝えていれば……

雪ノ下も自殺せずに、幸せに人生を歩んでいただろうに。

でも雪ノ下は後悔していないと言った。

その言葉を聞いて、俺は永遠に雪ノ下を幸せにすると誓った。

これからも永遠に、雪ノ下の家で2人幸せに暮らす。

……やはり俺の青春ラブコメはまちがってる

―完―

八幡「セックス……」 結衣「え?」 八幡「セックスセックス……」

2013-09-15 23:44:32 |  やはり俺の青春ラブコメはまちがっている

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:08:10 ID:da5ml5MS0
結衣「ど、どうしたのヒッキー?」

八幡「セックスセックスセックスセックス……」

結衣「ひ、ヒックーが童貞こじらせて大変なことに!?」

八幡「セックスセックスセックスセックスセックスセックスセックスセックス……」

雪乃「これはもうダメね……手遅れだわ……」

結衣「ゆきのん、どうしたらいいのっ!?」

雪乃「私が一肌脱ぎましょう」

結衣「え?」

雪乃「ん?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:13:15 ID:da5ml5MS0
雪乃「いやだから、私が一肌脱ごうと」

八幡「セックスセックスセックスセックス……」

結衣「それってつまり、ゆきのんがヒッキーのために……その、する、ってこと?」

八幡「セックスセックス……」

雪乃「ええ、セックスくらい当たり前じゃない」

結衣「え?」

雪乃「ん?」

八幡「セックスセックスセックス……」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:14:32 ID:OQ1zpMek0
俺ガイルssでの八幡のキャラ崩壊率は異常

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:16:54 ID:da5ml5MS0
結衣「当たり前って、ゆきのん経験あるの?」

八幡「セックスセックスセックスセックス……」

雪乃「あるわけないじゃない」

八幡「セックスセックス……」

結衣「経験ないのに当たり前なの!?」

雪乃「何を言っているの。人類はセックスをしてきたからこそ、現代まで生き延びているのよ」

八幡「セックス」

雪乃「それに人間だけじゃないわ。他の生き物だってそう」

雪乃「大半のものはセックスをしているからこそ、生き残っているのだから」

結衣「うう……。確かに言われるとそうなんだけど……」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:21:55 ID:da5ml5MS0
結衣「そ、それでも! まだ高校生なんだし……その、え、えっちとか……ダメじゃないかなあ……?」

八幡「セックス!?」

雪乃「あなたのような人が何を言っているの? 高校生だってセックスくらいするわ」

結衣「ふぇ!? そ、そうだろうけどさあ……」

雪乃「それに」

結衣「なに?」

雪乃「えっち、じゃないわ。セックスよ」

結衣「そこにこだわるんだ!?」

雪乃「ほら、言いなさい。”セックス”と」

八幡「セックス……」

雪乃「あなたはいいのよ比企谷くん」

八幡「セックスセックス……」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:23:53 ID:en85a+RA0
なにこの八幡恐い

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:27:23 ID:da5ml5MS0
結衣「そ、それにね! ゆきのん”あなたのような人が”って言ったけど!」

八幡「セックスセックスセックスセックス……」

雪乃「なにかしら」

八幡「セックスセックスセックス……」

結衣「あ、あたし処女だし!」

八幡「セックス……セックスセックスセックスセックス」

雪乃「そのカミングアウトは必要なのかしら……?」

結衣「は!? いまあたし変なこと言った!?」

雪乃「自覚症状は無いのね」

八幡「セックスセックス」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:31:54 ID:da5ml5MS0
雪乃「あなたの処女告白はともかく、私はしっぽり比企谷くんのこの病を治すわ」

結衣「だだだ、だめー!」

雪乃「どうして? あなたは腐り濁った目でひたすらセックスとしか言い続けない比企谷くんでいいのかしら?」

結衣「それはダメだけど……でも、それって別にゆきのんじゃなくてもいいわけだよね?」

雪乃「どういうことかしら?」

結衣「あたしがヒッキーと……その、する、って方法もあるわけだし」

雪乃「ふっ」

結衣「いま鼻で笑った! あからさまに鼻で笑ったー!」

雪乃「残念だけど、あなたに比企谷くんをもとに戻すことはできない」

結衣「どーしてそう言えるの?」

雪乃「セックスの一言も言えないあなたに、比企谷くんを満足させられるわけがないわ」

八幡「セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:36:20 ID:da5ml5MS0
結衣「(このままじゃヒッキーの貞操をゆきのんに取られちゃう……)」

八幡「セ……」

結衣「(ついでに成り行きでヒッキーまで取られちゃう……)」

八幡「セッ……」

結衣「(あたしだってヒロインの一人なんだし、こんなところで後れを取れないよ……)」

八幡「せ、セッ……」

結衣「(こんな時、どうすればいいの!? 誰か助けて!)」

静「話は聞かせてもらった!」ガラッ

八幡「セックシュンッ!」ブショエッ

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:43:24 ID:da5ml5MS0
雪乃「あら、平塚先生。どうされたんですか?」

静「誰かが私を読んだ気がしてな」

結衣「(確かに誰かに助けて欲しくて心の声では呼んだけど……)」

静「どうした?何かあったのか?」

八幡「セックス」

静「え?」

八幡「セックス」

静「ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

結衣「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

雪乃「ちょ、ちょっと比企谷くん? 話をややこしくしないでくれるかしら……?」

静「お、お前たち部室で何を、いや……ナニを……!?」

八幡「セックス」

雪乃「ちょっと待ってください先生、誤解です」

静「ナニがだ!?」

雪乃「セックスはこれからするんです」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 01:44:32 ID:da5ml5MS0
風呂行ってくるから

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 02:00:51 ID:da5ml5MS0
静「どちらにせよするんだろうが!」

結衣「ああ! ゆきのんが彼氏いない歴=年齢の独身処女である平塚先生に追い打ちをかけた!」

静「ぐはぁっ!」

八幡「セックス……!」

雪乃「あなたの方がえげつないわよ。言葉を選びなさい」

結衣「あっ……先生、口から血を吐きながら倒れちゃった……」

静「」

雪乃「先生のような人を喪女と言うのよ」

結衣「あっ……先生、意識がないのに血の涙を流してる……」

静「」チーン

八幡「セッークス……セーックス……」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 02:05:45 ID:da5ml5MS0
静「さて……。ともかく比企谷はいつからこうだったんだ」

結衣「(次のレスであっさり蘇るんだ……)」

雪乃「部室に来た時からこの調子でした」

八幡「セックスセックス……」

結衣「ずっと……えっと、その……せ、せっく……しゅって……」

静「何か思い当たる節が無いか?」

雪乃「先生、逆です。ありすぎて困っているんです」

静「そ、それもそうか」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 02:09:59 ID:da5ml5MS0
静「それで雪ノ下のこのセックス魔人と化した比企谷を元に戻すために、セックスをしてあげればいいんだと思ったんだな?」

雪乃「ええ、そうです」

八幡「セックスセックスセックスセックス……」

静「いやダメだろ。校内でナニをしようとしてるんだ」

八幡「セックス!」

結衣「ほらゆきのん!やっぱりだめだって!」

八幡「セックスセックスセックス……」

静「正直生徒がそんなことをすると聞いて、黙っているわけにはいかん」

雪乃「つまり、どういうことなんでしょう?」

静「私が比企谷の相手をする」

八幡「セッ……クス……?」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 02:16:47 ID:da5ml5MS0
静「校内でするわけにもいかんし、早速比企谷とホテルにでも……」

雪乃「ま、待ってください先生。それは困ります」

静「どうしてだ?」

雪乃「まだ奉仕部は活動時間中です。比企谷くんを連れていかれては困ります」

八幡「セックスセックスセックス……」

静「むしろこいつがいると奉仕部の評判はダダ下がりになると思うぞ」

静「それに、依頼の解決どころじゃないだろ」

雪乃「ぐぬぬ」

雪乃「確かに……」

雪乃「でもホテルまで行く途中、童貞こじらせすぎて見た目と中身が腐敗して溶けたようなこの男を、公衆の面前に曝すわけにもいかないわね……空気どころか見た人が失明するわ」

静「くっ……! どうすればいいんだ! ここで比企谷とヤればいいのか!?」

結衣「っていうか先生も生徒とそんなことしちゃダメだから!」

八幡「セックスセックス……」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 02:27:29 ID:da5ml5MS0
訂正
×空気どころか
○空気が汚れるどころか

雪乃「これは提案なのだけれど」

結衣「なに?ゆきのん」

雪乃「あなたは私や先生だけが比企谷くんとセックスをするのが気に入らないのよね?」

結衣「ふぇ!? ま、まあ……そ、そうだけど……なんだけど……うん、確かに……」

結衣「(ヒッキーのこと……やっぱり諦めきれないし……)」

雪乃「そして先生も、私や由比ヶ浜さんだけがセックスをするのが気に入らない」

静「そうだ」

結衣「(否定しないんだ)」

雪乃「私もそう。由比ヶ浜さんや先生だけが、この腐れ外道の比企谷くんとセックスをするのが気に入らない」

静「そこまで言う割に、結局そいつとセックスがしたいんだな」

雪乃「ええ」

結衣「(やっぱり否定しないんだ……)」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 02:34:21 ID:da5ml5MS0
雪乃「というわけで、ここは一緒になってこの男とセックスをすればいいと思うの」

静「それは名案だ!」

八幡「セックスセックス!」

雪乃「二人ともそう言ってくれると思っていました」ドヤァ

結衣「あたしはまだ何も言ってないし!?」

雪乃「あら、由比ヶ浜さんは嫌なの? 比企谷くんとのセックス」

結衣「そ、それは……その……」

雪乃「いやならやめておきなさい。私は先生としっぽりムレムレ濡れ濡れと楽しむから」

結衣「あれ? 今更だけどゆきのんそんなこと言う人だったっけ?」

八幡「セックスセックスセックス……」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 02:45:45 ID:da5ml5MS0
雪乃「さあ、どうするの? するの? しないの?」

結衣「す、する! するってばぁ! えっちでもなんでもするからぁ!」

雪乃「そう。では早速始めるとしましょう」シュル

八幡「セックスセックスセックスセックス!」

結衣「はやっ!? もう脱ぎ始めてる!?」

静「由比ヶ浜もボーっとしてないで、早く脱げ」バッ

結衣「先生も白衣脱ぐの早い!?」

雪乃「由比ヶ浜さんも早くしないと。真っ先に処女をこの男に捧げ、この男の貞操を奪うのが私になるわよ」ヌギヌギ

結衣「真顔でわけわからないこと言いながら脱いでるし!」

結衣「(あたしも早く脱がないと……)」

結衣「うぅ……えいっ!」シュル

彩加「こんにちはー」ガラッ

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 02:54:49 ID:da5ml5MS0
彩加「え、ええ!? み、みんな何してるのっ!?」

雪乃「セックスよ」

静「セックスだ」

彩加「せっ……えっ!? ええええええぇぇぇぇぇぇぇ!?」

結衣「ちちち、違うのさいちゃん! これにはわけがあって……!」

八幡「とつ……か……」

静「比企谷がセックス以外の言葉をしゃべった!?」

結衣「それが普通だから!」

彩加「八幡……? これは一体……」

八幡「あれ……俺は一体今まで何を……」

雪乃「見て! もともとハイライトも何もなかった腐った目に、0.01ルクスくらいの光が灯ったわ!」

八幡「そうだ……。俺は戸塚を想うあまり、セックスという言葉が頭から離れなくなって……」

結衣「全く理解できないし!?」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 03:00:23 ID:da5ml5MS0
八幡「俺がセックスの輪廻に苛まれ、意識を失っている間、ずっと考えていたことがあった!」

八幡「今こそ言わなくては! 戸塚、俺と付き合ってくれ!」

結衣「えええええええええぇぇぇぇぇ!?」

八幡「そして俺とセックスしてくれ!」

雪乃「わかったわ! この男がセックスと言い続けた理由!」

雪乃「それは戸塚くんを思うあまり、そしてセックスがしたいあまり、自己暗示にかかってセックスと言い続けていたのよ!」

結衣「最悪の推理だ!?」

静「静かにしろ、お前たち……戸塚が返事をするぞ……」

結衣「見守るの!?」

雪乃「静粛に、由比ヶ浜さん」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 03:06:37 ID:da5ml5MS0
彩加「八幡……本気なの? 僕、男の子だと……?」

八幡「構わん。確かに戸塚は男の子……いや、男の娘だが、それに何の障害があるんだ!」

結衣「ありありだから!」

雪乃「物理的にもね」

静「まあそういうのも好きだがな」

八幡「俺は戸塚のことが、彩加のことが好きなんだッ! ヒロインの中の誰よりも彩加のことが、好きなんだッ!」

八幡「俺は彩加とセックスがしたいんだッ!」

彩加「……嬉しいよ、八幡」

八幡「彩加……」

彩加「僕なんかで、よければ……」

結衣「えええええええええええええええええええええええ!?」

静「エンダアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ」

雪乃「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァ」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 03:09:54 ID:da5ml5MS0
訂正
×僕、男の子だと……?
○僕、男の子だよ……?



その後、八幡と戸塚は性別の壁を乗り越え、いろんなことをしましたが、

筆者はBLについて詳しくないので、詳細なシーン割愛します

ヒロインなんていなかったんや




75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/09/14 03:26:51 ID:e7ZhbZ1v0
いま来たけどvipだし、まあこうなるだろうなーとは思ってた

麦野「二次元に行ける能力ねぇ……」 フレンダ「そうって訳よ!」

2013-09-15 23:39:39 | とある

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 21:45:03.27 ID:gsL++SvV0

麦野「随分と馬鹿みたいな能力に目醒めちゃったのね、アンタ」

フレンダ「酷くない!?」

麦野「でもまぁ、面白そうじゃあるわね」

フレンダ「でしょ?それに、仮に二次元の世界で死んだり怪我してもコッチに戻れば生き返るのは実証済みだからね」

麦野「私が死ぬとか舐めてんの?……っていうか、どうやって試したのよ」

絹旗「浜面で試したんですよ。LEONの世界に連れっていったらスタンスフィールドに撃ち殺されまして」

麦野(何やってんだアイツ!?)

絹旗「まぁ、フレンダが能力を解除したら生き返ったんですけどね」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 21:50:02.29 ID:gsL++SvV0

麦野「絹旗がそう言ってるなら本当なんでしょうけど……浜面は今どこにいんの?見当たらないけど」

フレンダ「かなり酷い具合に撃ち殺されたショックで落ち込んでたから、滝壷と慰安旅行って訳よ」

麦野「チッ……面白くねぇな」

フレンダ「じゃあ気晴らしに、二次元の誰かをフルボッコにしたらどう?」

麦野「悪くないわね。漫画とかアニメでも行けんの?」

フレンダ「もち!」

麦野「じゃあ……>>5あたりと戦ってみようかしら」



※安価は漫画やアニメのキャラクターから選出御願いします。



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 21:51:06.53 ID:yhhh467P0

ヤムチャ



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 21:55:30.03 ID:gsL++SvV0

麦野「じゃあ……ヤムチャあたりと戦ってみようかしら」

フレンダ「あぁ~ドラゴンボールの。でもかなり雑魚キャラじゃない?」

麦野「まずは軽くやって気晴らしよ。長くもってくれりゃいいけどね」

絹旗「面白そうですね!行きましょう!」

フレンダ「それじゃードラゴンボールの世界へ~、レッツゴー!」キュィンッ!!


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 22:01:14.44 ID:gsL++SvV0

フレンダ「よっ」スタッ

麦野「うわっ!」スタッ

絹旗「おぉ~、ここがドラゴンボールの世界ですか!」

麦野「本当に二次元に飛べるのね……って、あれヤムチャかしら?」


ヤムチャ「フッ!フッ!フッ……!」


絹旗「うわぁ……指一本で逆立ち腕立てやってますよ。人間ってあんなの出来るんですかね……」

フレンダ「……麦野。やっぱ止めておいたほうがよくない?」

麦野「ハッ。筋肉馬鹿程度ならヨユーだっつーの。アンタらはここで見てな」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 22:07:33.27 ID:gsL++SvV0

麦野「おい、そこのむさ苦しいの」

ヤムチャ「……あ?」

ヤムチャ(って!なんだこの美人!?)

ヤムチャ「え、えっと……何か御用で?」

麦野「ちょっと気晴らしにボコられてくんない?」

ヤムチャ「はっ?」

麦野「だからぁ、アンタは私のサンドバックになれつってんのよマヌケ」

ヤムチャ「口の悪い女だな……俺が一般人を相手するわけなんかないだろ」

麦野「ハッ、モブ如きが私を一般人扱いなんてね……テメェの祖チンぶった斬んぞコラ?」

ヤムチャ「消えろ……ぶっ飛ばされんうちにな」ファーック

麦野「ブッ殺すぞゴラァッ!!」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 22:17:17.36 ID:gsL++SvV0

麦野「死ねやッ!!」

 “ボボッ!ボシュゥン゛ッ!”

ヤムチャ「っ!?」

麦野の周囲より展開された陽子レーザーが凄まじい速度でヤムチャを襲った。
三本のレーザーは淡い緑光の尾を引いた先で爆風を伴うものの、的を得ることは叶わない。

ヤムチャ(なんだ今のは!?)

麦野(なんて速度で動きやがる!?だが……数で押し込めば問題じゃないッ!!)

右往左往に飛び回るヤムチャに向け、陽子レーザーのラインは次第に数を増加させる。
防戦状態にあるとはいえ、乱射される音速並みのレーザーを避け続けるヤムチャは只者ではない。

麦野「オラオラオラァ゛!?いっちょまえなのは逃げ足だけかァ!?」

ヤムチャ「調子に乗るなよ……!」





19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 22:27:57.10 ID:gsL++SvV0

ヤムチャ「フッ!」

 “ダンッ!!”

麦野「ッ!?」

ヤムチャが地を蹴りだす音はもはや轟音に近いものがある。
五十メートルは離れている位置からただの一蹴りで間合いを詰めたという驚愕の事態に、麦野の胸中には焦燥が走っていた。

麦野「ぅ……おぉ゛オオッ!!」

 “ボパァ゛ンッ!!”

ヤムチャ「ッ゛あ!?」

僅か数メートルにまで迫られた麦野は咄嗟にシリコンバーンを拡散させていた。
思考を回すよりも早く撃ち放つことが叶ったのは、第四位としての闘争本能によるものである。

麦野「ふゥーーーッ……ふッ……!」

麦野(やばっ、かった……今のはヤバかったぞクソがッ……!)

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 22:38:31.45 ID:gsL++SvV0

麦野(だが、今ので殺ったか……?)

砂煙の中、麦野は目の前で転げるヤムチャを覗く。
通常なら即死レベルの威力を伴うショットガンレーザーが直撃したのだ。生きているはずがない。

ヤムチャ「痛ってぇ……」ムクッ

麦野「はぁ!?」

ヤムチャ「なんだ今の……目くらましか?」

麦野「なっ、なんで……なんで生きてんだテメェ!?」

ヤムチャ「今の技を見たところ、一般人よりは鍛えてるようだな……気絶させる程度で終わらせてやるか」

麦野「待て!まっ……」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 22:47:21.46 ID:gsL++SvV0

ヤムチャ「喰らえッ!!」

 “ボキャァ゛ッ!”

麦野「ぎょぺェッ!!?」

速度と重みを伴った狼牙風風拳(ろうがふうふうけん)が、麦野の腹部に直撃。
それは人体を叩く音とは到底思えなかった。
一瞬にて肉と骨、果ては内臓までを破壊し尽くす殺戮の絶技が生んだ鳴動は、地獄にまで響き渡る……!

麦野「っ、が……ァ!……カッ……は…」

麦野「ぁ・・・・・・」

嗚咽を漏らすことさえ叶わなくなる。それは当然だった。
極撃を受けた腹部は木っ端微塵に吹き飛ばされ、血肉の嵐が舞い起こったのだから。
胴体を粉々に二分割にされた麦野沈利は、顔を歪ませたまま・・・・・・逝った…。

絹旗「きっ、汚ねぇ花火だぜ……っ!」



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 22:48:42.51 ID:yhhh467P0

しえん

http://amzn.to/11AYpTp


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 22:54:25.45 ID:gsL++SvV0

ヤムチャ「あ……あれっ?」

麦野「」ビクッ・・・ビクンッ

フレンダ「ちょっ!!麦野!!?」

麦野「」

ヤムチャ「えっ、死んっ……はぁああ!?手加減したはずだぞ!!?」

フレンダ「うぇぇええぇん!!むぎっ、麦野が!麦野が……っ!」

絹旗「フレンダ!早く能力解除を!」

フレンダ「あっ…そうだった!解除ッ!!」キュィンッ!!

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:01:18.10 ID:gsL++SvV0

麦野「……」

フレンダ「麦野!起きてよ麦野っ!!」

麦野「……」

絹旗「麦野起きてください!麦野ってば!!」

麦野「……っ…あれ?」

麦野「ここは……私の部屋」

フレンダ「麦野っ!」

麦野「一体、私は……」

絹旗「ヤムチャの狼牙風風拳を喰らって胴体が木っ端微塵になったんですよ。覚えてませんか?」

麦野「…ぁ……あァッ!?ひぃいッ!!」ガクガク

フレンダ「麦野!落ち着いて……!」

絹旗「あーこれトラウマパターンですね」

麦野「ぅう……!」

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:07:05.03 ID:gsL++SvV0

フレンダ「どうしよう……!?」

絹旗「もっと弱いヤツ相手にして、自信を取り戻させるのはどうでしょう?」

絹旗「この状態じゃアイテムのリーダーとして問題ですし……」

フレンダ「うん……麦野、いける?」

麦野「……む、無理っ!無理よ!!」

絹旗「麦野!しっかりしてください!!貴女は私たちのリーダーなんです!!」

麦野「私が……リー、ダー…………そうね、私が間違ってた」

麦野「次はしっかり勝って……自信を取り戻すわ!」

絹旗「ええ、その意気ですよ!」

麦野「フレンダ!次は>>43と戦うわ!」



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:08:41.82 ID:4T1GPvFl0

キリト

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:16:41.59 ID:gsL++SvV0

すまん。SAOって観てないから、書けそうにないっす。

再安価>>57

※>>1が観たものは↓なので、出来れば考慮してくれると助かる
DB、ボケモン、デジモン、まどか、ワンピ、ゆううゆうはくしょ、からくりさーかす、FateZero、鬼哭街、ヘルシング、今日からヒットマン、ドロヘドロ、禁書

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:17:15.74 ID:1soZmm4T0

三部 承太郎





65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:23:12.86 ID:gsL++SvV0

麦野「フレンダ!次は承太郎と戦うわ!」

フレンダ「……ダメだ。やっぱまだ精神不安定みたい」

麦野「大丈夫。第三部の承太郎なら……!」

フレンダ「いやいや!?どう考えても……」

絹旗「フレンダ!麦野を信じましょう!」

フレンダ「っ!……わかった。麦野は私たちのリーダーだもんね」

麦野「当たり前でしょ……絶対に勝って、私は私を取り戻す!」

フレンダ「オーケィ!それじゃあジョジョの世界に~レッツゴー!!」キュィンッ!!

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:32:44.72 ID:gsL++SvV0

フレンダ「っとぉ」スタッ

絹旗「おぉ、エジプトですねここ!」

麦野「市街地ってことは……あっ、居た」



承太郎「もっとマシな飲みモンはないのか……この国」

ジョセフ「そうか?ワシはこのチャイを結構気に入とるがな」

ポルナレフ「でもよぉ~たまにはこう、冷ンめたぁ~いコーラとか飲みてぇよなぁ?」

承太郎「俺もそう思うぜ」



絹旗「カフェで寛いでるみたいですね……」

麦野「よっし、ちょっと戦ってくるわ」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:42:06.49 ID:gsL++SvV0

フレンダ「大丈夫かな……」

絹旗「んー花京院達もいるってことは、まだ承太郎は時を止めれないはずですよ」


麦野「……ちょっといいかしら」

承太郎「ん……日本人か?」

 “ ゴ・・ゴ・・・ゴ・・ゴ・・ゴ・・・! ”

麦野(すっ、凄みがハンパないッ……つーかデカ過ぎでしょ!?)

承太郎「おい」

麦野「はぃいッ!?」

承太郎「日本人が……俺になんの用だ?」

麦野「ぇ、えっと……その…私と、戦ってほしいなぁ……なんて」

承太郎「今、なンつった……?」

 “ ド・・ドッ・ド・・ドドド・・ッ・・・! ”

麦野「ひぃぃっ!?」

絹旗(飲まれちゃってますね……)

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/08 23:52:03.32 ID:gsL++SvV0

ポルナレフ「おいおい承太郎ォ~、何女の子イジメてんだ?」

承太郎「いや、このアマが戦いたいだとかヌカしてきやがったもんでな」

アブドゥル「……スタンド使いか?」ズィッ

ジョセフ「スタンド使いは引かれ合うと言うが……まさか、ディオの手下では」

麦野「ちっ、違っ―――!」

麦野(いや……待て。何言ってんだ私は……無理矢理にでも戦う理由作らないと……)

麦野(そうだ。私は“アイテム”のリーダーだ!たかだかスタンドが使えるだけの人間相手なんぞに……負けるかッ!!)

承太郎「おい、何か言ったらどうだ?」

麦野「そうよ!私はスタンド使いの麦野沈利ッ!!」

麦野「承太郎……アンタを、倒させてもらゥッ!!」

承太郎「ほォ……サシで挑むたァ、上等だぜオラッ!!」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/09 00:09:41.88 ID:5FEnBZw60

承太郎「“スタープラチナッ”!!」

 “ドギュゥンッ!”

麦野「っ!?」

見えた……これが、スタンド。麦野の目にその姿がはっきりと写る。
だが、次の瞬間。

承太郎「オラァッ!!」

 “ドゴッ……メギィ゛ッ!!”

麦野「がぱァッ!!?」

放たれた拳速があまりにも速過ぎる。
その強烈な拳を横っ面に受けた麦野は、十メートル後方の壁に叩きつけられていた。

承太郎「ッ!?あ゛……!!」

だが麦野は、ただ成されるがままに拳を受けたわけではない。
迫り来る拳を前にして、掌からジェットのように陽子レーザーを噴射し、拳の威力を殺していた。
だからこそ、麦野は大仰に後方へ吹き飛んだのだ。

承太郎(なッ!なんだ……今のが、ヤツのスタンドか!?)

狙いを定めたわけではないが、噴射したレーザーは承太郎の片足を掠め、出血と激痛を伴わせていた。

麦野「ふ、フフッ!初手は五分ってとこかしら……?」

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/09 00:25:53.20 ID:5FEnBZw60

フレンダ「凄いよ麦野っ!やっちゃえー!」

ジョセフ「承太郎!!」

承太郎「黙ってろジジイ!!サシで戦らせろッ!!」

麦野「ハッ!漢を魅せてくれるじゃない……けど、この射程なら……」

麦野「私の領域だッ!!」

 “ボゥン゛ッ!!”

承太郎「“スタープラチナッ”!!」

発射されたその一撃は承太郎の正中を目掛けたため、スタープラチナの鋼腕で弾くこうとするものの……。

承太郎「っ゛う!?」

まごうことなく確かに、レーザーの軌道は斜めに逸れた。
だが、鉛のような物体とは違う高エネルギーを伴ったソレは、スタープラチナの腕を少々ばかり削っている。
当の本体である承太郎の手首は、骨が少し削れるまでに至り、尋常でない血液が地面に滴り落ちていた。

麦野「行くぜオラァ゛ッ!!」

承太郎(不味いッ……!)

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/09 00:43:15.94 ID:5FEnBZw60

承太郎「スターフィンガァ゛アッ!!」

麦野「ッ!?」

凄まじい腕速で振られた血液は、まるで刃を成したかのように扇状に風を切る。
刹那として悪寒が走った麦野の胸中は、一瞬だけ思考が停止したかと思えば、演算もろともであった。

麦野「ぉ…うォオオッ!!!」

 “ヒュパァ゛ンッ!!”

麦野「っ゛~~!!」

飛来した血液の刃が視認出来ていたわけじゃない。
死神の鎌のように意思を持った殺意の軌道を、彼女の第六感が察知……寸でのところで回避が間に合い、靡く髪が大きく切れ落ちるだけに終わる。

麦野(あ、危な………っ、なにッ!?)

承太郎「……俺の射程だぜ」

麦野(早い!詰められた!?)

回避行動が生んだ死角を生かし、承太郎は麦野の目の前にまで迫っていた。
互いの距離約二メートル……先手を撃たない者は、確実に死ぬ。
好機を得たはずの承太郎でさえ、そう感じざるを得ないほどの狭窄の間……。


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/09 01:02:03.40 ID:5FEnBZw60

麦野(どうする!?また背後に飛ぶべきか!?……だが……)

走馬灯のように景色がスローに変わる……否、世界が止まるかのようにさえ思えた。
その世界の中で、迸るほどの動悸を胸にしまい込み、思惑を張り巡らせるものの……。

麦野(撃たなければ……勝てないッ!!)

時間は必要ではなかった。己が勝つための方策など、答えは一つでしかない。
たとえ己が死のうとも、撃ち放てばヤツを殺れる。ならば撃ち放つのみ……例え、結果がどうあろうとも。

麦野「……ぉ」

麦野「ォオお゛ッ!!!」

迫り来る死の恐怖を打ち砕くための慟哭と共に……出力を全開に、展開位置六点、着弾予測ポイントを全点対象へ。
ヤツのスタンドの拳はもう目の前……もう、後に引く余地などない。


承太郎「“スタープラチナッ゛”!!!」

麦野「っ゛――――!!!」

グシャリと拳が叩き込まれる。が、演算を止めるわけにはいかない。
全てがスローに映る今、痛みさえもがじわりと蝕み続ける。
強がりなんてやめればよかった。思考が止まりそうだ。カッコつけなければよかった。だが……全ては、整った。

麦野「“原子崩し(メルトダウナー)”ッ!!! 」

 “ボボボゥン゛ッ!!ボボンッ!!!ボパァ゛ンッ!!!”


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2013/08/09 01:10:15.38 ID:5FEnBZw60

フレンダ「麦野!麦野っ!!」

絹旗「麦野ーっ!起きてくださいよ!」

麦野「……ん、んあっ?」

フレンダ「……良かったぁ……麦野ぉ」

麦野「はっ!?……ぉ、おいっ!どうなった!?何がどうなった!?」

麦野「承太郎との戦いは……!」

絹旗「決まってるじゃないですか。スタンドなんてもの相手にしたんですから」

麦野「……わたし……」

フレンダ「勝ったって訳よっ!!」

麦野「えっ?」

麦野「勝った……の?」

フレンダ「とーぜん!流石はアタシらのリーダーってことよ!」



―おわり―


青ピ(ゲコ太)(ん?なんやろこの子…)フェブリ「…」ジーッ

2013-09-15 22:56:06 | とある
フェブリたん天使




1 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 19:34:02.31 WlG4+0CO0 1/16
青ピ(うほ!なんと可愛い幼女!これはもうお近づきになるしか…)

フェブリ「わぁーあ…」キラキラキラ

青ピ(!待つんや僕!今の僕はゲコ太や!今僕が喋ってしもたら、この子の夢を壊すことになる!それは避けねば!)

青ピ(ここは我慢や!紳士青髪ピアスは、一時の欲望に身を任して無垢な幼女のここをろ踏みにじるような男やない!我慢するんやぁ…!)グググ…

フェブリ「?」

青ピ(ッ!ちょっと不思議そうに首傾げるの可愛い!…っやなくて!)







3 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 19:39:09.58 WlG4+0CO0 2/16
青ピ(そもそも、なんでこの子人気のないところにおるんや?)

フェブリ「…」

青ピ(あー、僕…というか、僕が今着とるゲコ太に釣られて来てもうたんやな…これは親御さん心配しとるやろなー…さて、どうしはぅう!?)
フェブリ「…」ナデナデ

青ピ(や、やばい!今僕、幼女にナデナデされとる!着ぐるみごしやけど…)

フェブリ「ナデナデ」ナデナデ

青ピ(オノマトペ自分で言っちゃう幼女可愛い!ついでに言うと背が足りてなくて膝あたりを撫でてるのがめっちゃ可愛い!)

フェブリ「…きゃはは!」ニパー

青ピ(はい!笑顔いただきましたぁー!)


4 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 19:43:56.22 WlG4+0CO0 3/16
青ピ(さて、僕としてはこのままこの子をひたすら愛でてるだけで丸一日、いや、餓死するまで過ごしてもええんやけど…)

フェブリ「きゃはは!」ナデナデ

青ピ(そうはいかんよなぁ…親御さんも、自分の子供がどこの変質者にさらわれないかとか、心配になってるやろし。こんな可愛い子やったら尚更や)

フェブリ「ナデナーデ」ナデナデ

青ピ(うっし!ここは僕が一肌脱いで、この子を親御さんのところに連れてこか!あ、着ぐるみは脱げへんけど。)

フェブリ「…」ナデナデ

青ピ(…というか一心不乱になですぎやろ、この子…着ぐるみの手触りそんな気に入ったん?)


5 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 19:52:25.46 WlG4+0CO0 4/16
青ピ「…」テクテク

フェブリ「♪」トテトテ

青ピ(あぁ!僕今、幼女と手ぇつないどる!これだけでもうバイトきた甲斐があったってもんや!着ぐるみ着とんのが本っっっ当に残念やわー…)

フェブリ「♪」トテトテ

青ピ(おっと、感極まってもいられへん。この子の親御さん早く探してあげんと。この子の方はともかく、親御さんの方は本当に心配してるやろし)

<フェブリチャーン!

フェブリ「!」ピクッ

青ピ(ん?今ちょっと反応した?立ち止まってキョロキョロし始めてるし…親御さんやろか?それにしては声が若いような…というか中学生くらいに…って)

フェブリ「…」キョロキョロ

青ピ(そや、別に親御さんに限らへんねん。この学園都市やったら、中学生のお姉ちゃんあたりが保護者でも全然おかしくないねん。これは思考が先走りすぎた感じやな)

青ピ(んじゃ、連れて行こか)

青ピ「…」クイックイッ

フェブリ「!」トテトテ

青ピ(あぁ、ついてくるこの子可愛い!)


6 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 19:56:57.33 WlG4+0CO0 5/16
青ピ(うーん…着ぐるみのせいでイマイチ聞こえづらいなぁ。こっちの方から聞こえてきたかと思ったんやけど)キョロキョロ



キュイーーーーーン!!!

フェブリ「ひっ!?」ビクッ!

青ピ(な、なんや?随分挙動の激しい掃除ロボ…ってこっちきたぁ!?)

フェブリ「や、やぁ…」ギュ

青ピ(あぁ、僕幼女に抱きつかれとる!やなくて、ええい!)

ダキッ

フェブリ「!?」

青ピ(逃げるが勝ちや!)

ポキュッポキュッポキュ…


7 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 20:05:15.23 WlG4+0CO0 6/16
青ピ(な、なんで僕らを追ってくるんや!?壊れとんのかいなアレ!今日は大事なイベントの日なんやから点検くらいちゃんとしたってやもーお!)ポキュッッポキュッポキュ

フェブリ「きゃっきゃ♪」

ロボ「キュイーーーーーーーン!!!」

青ピ(この子喜んでくれてるのはええけど…アカン!ダメや!追いつかれる!)

ピシャーーーン!!!…ビリビリ…ビリ…

「フェブリちゃん!」

フェブリ「?」

「あーよかったぁ…見つかったぁ…」

青ピ(い、今のは…この子がやったんかいな!?ってこの制服は常盤台中学の…なるほどなぁ。電気つこてたから、エレクトロマスターかいな…ん?常盤台、エレクトロマスター…なんっか引っかかるような)

「ゲ、ゲコ太!ふぉー…!じゃなかった」


9 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 20:07:55.83 WlG4+0CO0 7/16
「えっと、フェブリちゃんを保護してくれて、ありがとうございます」

青ピ「…」フリフリ

青ピ(そもそも僕のせいでこの子迷子になったようなもんやしな)

「フェブリちゃん、おいでー」

フェブリ「むー…」ギュ

「な"っ」

青ピ(ふくれっ面でギュッとしてくる幼女可愛い!って、この子保護者ちゃうのんか?)


12 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 20:19:09.07 WlG4+0CO0 8/16
「お姉さま!」ヒュン!

青ピ(ぬお!?突然現れよったでこの子!ってことはテレポーター?いやーさすが常盤台、いろんな能力持った子ぉがおるんやなー)

お姉さま「く、黒子!?なんでアンタが…」

黒子「お姉さまこそ、なんで電撃なんか…」

お姉さま「掃除ロボがゲコ太…じゃなくて、フェブリちゃんを追い掛け回してたから、撃退しただけよ!」

青ピ「…」コクッコクッ

黒子「掃除ロボが?全く、ここの責任者は何を…」

黒髪ロングの美少女「御坂さん!」

御坂「初春さんに佐天さん!」

初春「一体どうしたんですか?いきなり電撃が見えたから、私びっくりしちゃいましたよ!」

婚后「本当ですわ!一体どうなさったんですの?」

御坂「婚后さん達まで!何?私の電撃見てみんな集まっちゃったの?」

青ピ(ぬほおおおおお!!!ぼ、僕今、幼女に抱きつかれながら女子中学生に囲まれとる!桃源郷はここにあったんか!)


13 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 20:24:21.21 WlG4+0CO0 9/16
フェブリ「ん…」ギュ

佐天「あー、フェブリちゃん、これにくっついちゃいましたか…」

御坂「うん、私がおいでって言っても離れなくて…」

初春「それはもともとじゃ」
黒子「しっ!初春!」

佐天「ほーら行くよーフェブリちゃん。ゲコ太にバイバイして」

フェブリ「うー…」

青ピ(あー、幼女を優しく諭す少女…この絵面、ごっつ癒されるわぁ…)

フェブリ「…」スッ

青ピ(あ…離れてもうた)

青ピ(うん!しゃーないしゃーない!しょげたらアカン!ここは颯爽と去ってかっこつけよ!)


14 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 20:26:48.94 WlG4+0CO0 10/16
青ピ「…」フリフリ

佐天「あ、フェブリちゃんを見つけてくれてありがとうございました!」ペコリ

「ありがとうございました(の)」ペコリ

スタスタスタ…


フェブリ「まって!」

青ピ「!」

フェブリ「ん!」スッ

青ピ「…」


16 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 20:33:52.86 WlG4+0CO0 11/16
青ピ(NOTゲコ太)「…これ、どないしよ」


フェブリのキャンディ(よだれ付き)

青ピ「…食べるか?」

青ピ「でも…」

青ピ「しかし…」

青ピ「んー…」



青ピ「うん!アカン!これを舐めたら僕はただの変態と変態という名の紳士の間の境界を超えてまう!それはアカン!」

青ピ「僕はあくまで変態であり紳士!YESロリコン、NOタッチ!その精神を忘れたら僕はただの下衆になってまう!それは避けなならんのや!」

青ピ「それじゃぁこれは…」


17 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 20:41:21.51 WlG4+0CO0 12/16
土御門「ん?青ピ、その巾着袋、前からもってたかニャー?」

青ピ「これか?これはな…」




青ピ「僕の、幸運のお守りや」





そこには、かつてスキルアウトを束ねた男よりも男らしく、
ある学園都市最強よりもカッコよく、
不幸を嘆く少年よりも報われない、

変態(われら)の希望の姿が・・・あった。


18 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 20:42:45.99 WlG4+0CO0 13/16
短いですがここまでです。

もし青ピが着ぐるみを脱ぐ前にフェブリちゃんに気づいていたら…という妄想が生まれたので書きました。

感想とか書いてくれると嬉しいです。

あと最後に一つ


佐天さんマジ天使。


20 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 21:43:32.93 nvFeeUEDO 14/16

良い妄想だった


21 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 21:47:08.11 gm5gAB4Bo 15/16

誰かやると思ってたwwwwww


22 : 以下、新鯖からお送りいたします[... - 2013/09/03 22:08:44.30 ljFAy84D0 16/16
短いが良作だなコレは!!
良かったよ!!
ありがとう!!

SS在庫

{\rtf1\ansi\ansicpg1252 {\fonttbl\f0\fnil\fcharset128 HiraKakuProN-W3;} {\colortbl;\red255\green255\blue255;\red0\green0\blue0;\red255\green255\blue255;\red51\green51\blue51; \red204\green204\blue204;} \deftab720 \itap1\trowd \taflags0 \trgaph108\trleft-108 \trbrdrt\brdrnil \trbrdrl\brdrnil \trbrdrt\brdrnil \trbrdrr\brdrnil \clmgf \clvertalc \clcbpat3 \clwWidth25840\clftsWidth3 \clmart10 \clmarl10 \clmarb10 \clmarr10 \clbrdrt\brdrs\brdrw20\brdrcf5 \clbrdrl\brdrnil \clbrdrb\brdrs\brdrw20\brdrcf5 \clbrdrr\brdrnil \clpadt100 \clpadl100 \clpadb100 \clpadr100 \gaph\cellx8640 \pard\intbl\itap1\pardeftab720\sl360\partightenfactor0 \f0\fs24 \cf2 \cb3 \expnd0\expndtw0\kerning0 \outl0\strokewidth0 \strokec2 <script type="text/javascript">\ var nend_params = \{"media":18670,"site":91775,"spot":223194,"type":2,"oriented":1\};\ </script>\ <script type="text/javascript" src="http://js1.nend.net/js/nendAdLoader.js"></script>\cell \pard\intbl\itap1\cell \pard\intbl\itap1\cell \lastrow\row}