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どうも
腐女子の ゆゆ
です(`・∀・´)

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たまーに投稿したりします。

ジャイアン「待ちやがれ、のび太! 波ァ─────ッ!」ズボアッ

2013-09-14 07:30:55 | ドラえもん

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 22:30:49.22 :bI5h6jkS0

~ 空き地 ~

ジャイアン「のび太、よくもエラーしやがったな!」

ジャイアン「試合に負けたのはお前のせいだ!」

ジャイアン「ぶん殴ってやる!」

のび太「そ、そんなぁ~!」

ジャイアン「覚悟しやがれ!」

のび太「い、いやだよ~っ!」ボウッ!

バシュッ!

スネ夫「あ、のび太のやつ飛んで逃げたよ!」

ジャイアン「追うぞ、スネ夫!」ボウッ!

スネ夫「うん!」ボウッ!

バシュッ! バシュッ!



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 22:35:31.85 :bI5h6jkS0

ギュゥゥゥ……ン……

ジャイアン「逃がすかよ!」

スネ夫「待てぇっ!」

のび太「うわぁ、二人の方が速い!」

ジャイアン「待ちやがれ、のび太! 波ァ─────ッ!」

ズボアッ!!!

のび太「危ないっ!」ピシュンッ

ズドォォォォォン……!!!

グゴゴゴゴ……!


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 22:39:34.72 :bI5h6jkS0

グゴゴゴゴ……!

のび太「穴の底が見えないよ……。なんてエネルギー波だ……!」ゴクッ…

ジャイアン「のび太のくせに、よけやがったか。でも、次は当ててやらぁ!」

スネ夫「その調子だよ、ジャイアン!」

のび太「うぅ……!」



先生「コラーッ! 今撃ったのは、剛田かっ!?」

神成「またワシの家を消し去りおって!」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 22:43:48.93 :bI5h6jkS0

ジャイアン「やっべえ、先生とカミナリさんだ!」

スネ夫「逃げよう、ジャイアン!」ボウッ!

ジャイアン「おう!」ボウッ!

ジャイアン「いいかのび太、次会ったらギッタンギッタンにしてやっからな!」

バシュッ! バシュッ!

先生「コラーッ! 待ちなさいっ!」ボウッ!

神成「待たんか、悪ガキども!」ボウッ!

バシュッ! バシュッ!


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 22:49:30.90 :bI5h6jkS0

~ のび太の家 ~

のび太「ドラえもぉ~~~~~ん!」

ドラえもん「どうしたんだい、のび太君」

のび太「実は──」

ドラえもん「ああ、いわなくていいよ」

のび太「え?」

ドラえもん「どうせジャイアンとスネ夫にいじめられて、どうにか逃げられたけど」

ドラえもん「次会ったらまちがいなく殴られる、ああどうしようってとこでしょ?」

のび太「よく分かったね」

ドラえもん「いつものことだからね」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 22:53:37.34 :bI5h6jkS0

のび太「お願い、なにか強くなる道具出してぇ~!」

ドラえもん「ダメ!」

ドラえもん「強くなるには、地道な修業が一番だっていつもいってるでしょ!」

ドラえもん「重いシャツを着て、走ったり飛んだりするのが一番いいの!」

のび太「ふ~ん……」

のび太「じゃあドラえもんは、ぼくがジャイアンに殴られてもいいんだ?」

のび太「前にぼくのことを一番の仲間だっていってくれたのはウソだったんだ?」

ドラえもん「いや……ウソじゃないけど……」

のび太「一番の仲間が困ってるのに、それを放っておくつもりなんだ?」

ドラえもん「はぁ~……」

ドラえもん「まったく、しょうがないなぁ……」ゴソゴソ…

ドラえもん「サイヤエキス~!」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 22:55:47.00 :EiqMwF1IO
サイヤエキスktkr


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 22:58:35.11 :bI5h6jkS0

のび太「なにそれ?」

ドラえもん「これを飲むと──」

のび太「強くなれるの!?」

ドラえもん「なれない」

のび太「へ?」

ドラえもん「これを飲んで死にかけてから回復すると、そのたびに強くなれるんだ」

ドラえもん「君なら10回くらい死にかければ、ジャイアンに勝てるんじゃないかな」

ドラえもん「ちなみに100回死にかけると、金髪になるから気をつけてね」

のび太「イヤだよ、死にかけるなんて!」

のび太「もっと他の出してよ!」

ドラえもん「んもう、ワガママなんだから……」ゴソゴソ…


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:00:42.18 :kA20ugUpO
仙豆セットにしないと厳しいな


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:02:42.41 :bI5h6jkS0

ドラえもん「精神と時の部屋~!」ドンッ

のび太「なに、このドア?」

ドラえもん「このドアをくぐった先にある部屋は、こっちと時間の流れがちがうんだ」

ドラえもん「こっちで一日経つ間に、この部屋の中では一年経つ」

ドラえもん「いくら君でも一年間みっちり修業すれば、ジャイアンに勝てるでしょ」

のび太「ようするに、一日で一年分の特訓ができるってことでしょ!?」

のび太「最高じゃない!」

ドラえもん「でもこの中の環境は──」

のび太「さっそく入ろうっと!」ガチャッ

ドラえもん「あ……」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:06:39.19 :bI5h6jkS0

バンッ!

のび太「なにこれ!?」

のび太「中は真っ白でなにもないし、寒いし暑いし体は重いしで……」

のび太「こんなところ、入ってるだけで死んじゃうよ!」

ドラえもん「だってそういうところで修業しなきゃ意味ないじゃないか」

のび太「だ、か、ら!」

のび太「もっと楽に強くなれる道具を出してってば!」

ドラえもん「はいはい」ゴソゴソ…


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:11:45.34 :bI5h6jkS0

ドラえもん「超神水~!」

ドラえもん「これを飲むと──」

のび太「強くなれるんでしょ! 最初からこういうのを出してよ~」パシッ

のび太「…………」ゴクゴク…

ドラえもん「あ!」

のび太「よぉ~し、強くなった! 今ならジャイアンをやっつけられるぞ!」シャキンッ

のび太「行ってきまぁ~す!」ボウッ!

バシュッ!

ドラえもん「あれ……? あれを飲んだら……なんで平気なんだろう?」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:14:36.31 :bI5h6jkS0

ギュゥゥゥ……ン……

のび太(よぉ~し、今日という今日はやっつけてやるぞ、ジャイアン!)

のび太(ジャイアンはどこかな……?)

のび太「あっちに大きい気がある! ジャイアンだな!」

のび太「よしっ!」

バシュッ!


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:18:39.33 :bI5h6jkS0

のび太「ジャイアン!」スタッ

ジャイアン「お、のび太! さっきはよくも逃げやがったな!」

ジャイアン「ギタギタにしてやる!」ボウッ!

のび太「さっきまでのぼくじゃないぞ!」ボウッ!

のび太(射撃の特技を生かした連続エネルギー波で、一気に勝負をつけてやる!)

のび太「だだだだだだだだだだ……!」

ズドドドドドドドドドッ……!

ドォォォ……ン……!

のび太「ハァ……ハァ……や、やったぁ……!」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:23:35.51 :bI5h6jkS0

のび太「!」ピクッ

のび太「ジャ、ジャイアンの気が……全然……減ってない……」

モクモク……

ジャイアン「やってくれるじゃねえか、のび太!」ニッ

のび太「あ、あわわわ……」

のび太(どうなってるんだ!? 全然強くなってないじゃないか! こんなのないよ!)

のび太「ごめんなさいっ!」

バシュッ!

ジャイアン「あっ、また逃げんのかよ! 待ちやがれっ!」

バシュッ!


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:26:41.92 :bI5h6jkS0

ジャイアン「逃がすかよっ!」ピシュンッ

ドゴッ! ガスッ! ガゴッ!

のび太「あ、がが……」

ジャイアン「最高の技でトドメを刺してやらぁ!」カパッ

ボエッ!!!

のび太「ド、ドラえも──」ボシュッ…

ズドォォォォォンッ!!!

グゴゴゴゴ……!


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:28:15.24 :EiqMwF1IO
ボエッwwwww


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:30:40.21 :bI5h6jkS0

出木杉「!」ピクッ

しずか「!」ピクッ

出木杉「あっちの方角で、元々小さな気が……さらにどんどん減っている!」

しずか「こんな小さな気、のび太さんしかいないわ!」

出木杉「急ごう!」ボウッ!

しずか「ええ!」ボウッ!

バシュシュッ!


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:33:33.12 :bI5h6jkS0

ジャイアン「あ~スッキリした。これに懲りたら二度と俺様に逆らうなよ!」ボウッ!

ギュンッ!

のび太「い、いだだぁ……」

ギュウゥゥ……ン……

出木杉「大丈夫かい!?」スタッ

しずか「のび太さん、しっかりして!」スタッ

のび太「あ、しずちゃんに出木杉……」ガクッ


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:37:49.74 :bI5h6jkS0

~ のび太の家 ~

のび太「どういうことだよ、ドラえもん!?」

のび太「チョーシンスイってのを飲んだのに、全然強くなってないじゃないか!」

のび太「しかも、よりによってしずちゃんと出木杉に助けられるなんてさ!」

のび太「情けないったらないよ!」

ドラえもん「ごめんごめん、あれは超聖水っていうただの水だった」

ドラえもん「ちなみにこっちが超神水」スッ

のび太「これを飲むと強くなれるの?」

ドラえもん「うん、一晩ほどものすごく苦しむけどね」

のび太「だからイヤなんだってば、そういうのは!」

のび太「もっと手軽に、苦しみとかなく、すぐ強くなれる道具出してよ!」

ドラえもん「はぁ……だったらこれしかないか」ゴソゴソ…


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:41:35.31 :bI5h6jkS0

ドラえもん「最長老様~!」ドンッ

最長老「こんにちは」

のび太「うわぁ……緑色のおっきなおじいさんだ!」

のび太「だけど、このおじいさんがどうやってぼくを強くしてくれるの?」

ドラえもん「最長老様に頭に手をかざしてもらうと」

ドラえもん「自分の潜在能力を引き出してもらうことができる」

のび太「そりゃすごい!」

のび太「そうだ! こんなすごいおじいさん、みんなにも自慢しよっと!」ヒョイッ

最長老「おやおや……」

バシュッ!

ドラえもん「あ~もう、すぐ調子に乗るんだから……」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:45:32.64 :bI5h6jkS0

~ 空き地 ~

のび太「ジャジャーン!」

出木杉「このおじいさんが、潜在能力を引き出してくれるの?」

しずか「ホントにそんなことできるのかしら……」

スネ夫「とても信じられないよ」ジロッ

のび太「ぼくのことを疑うの!?」

のび太「だったら……そうだ最長老様、みんなのことを強くして下さい!」

最長老「分かりました。ではこっちに来て下さい」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:48:35.81 :bI5h6jkS0

ズオッ!

出木杉「これはすごい! 戦闘力が飛躍的に上昇した!」シュインシュイン…

ドウッ!

しずか「私の中にこんな力が眠ってたなんて……」シュインシュイン…

バウッ!

スネ夫「これなら四丈半島へもひとっ飛びだよ!」シュインシュイン…

のび太「あ、あの~……ぼくはあまり変わってないんですけど」

最長老「あなたには、眠っている力があまりなかったようですね」

のび太「そ、そんなぁ~……」

スネ夫「のび太らしいや!」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:53:36.33 :bI5h6jkS0

最長老「しかし、私も全ての力を引き出せるわけではありません」

最長老「きちんと強くなった三人にはもちろん」

最長老「あなたの中にも、私ですら引き出せない力を感じます」

最長老「それを引き出すには、やはりあなた自身の努力が必要となるのでしょう……」

のび太「トホホ、結局そうなるのかぁ……」

しずか「そうよ、のび太さん」

出木杉「そうだよ。きっと、君の中には──」

出木杉「ドラえもん君の道具でも引き出せないほどの力が眠ってるんだよ」

のび太「そうだね……ぼく、頑張るよ!」

スネ夫「ボクにはとてもそうは思えないけどね」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:56:30.53 :bI5h6jkS0

~ 町内 ~

ジャイアン「!」ピクッ

ジャイアン(なんだ……これはスネ夫、出木杉、しずちゃんの気!)

ジャイアン(なんで三人の気が、俺様の気を上回っていやがるんだ!?)

ジャイアン(近くにのび太もいる……)

ジャイアン(さてはドラえもんの道具だな……)

ジャイアン(くそっ……同じ町内に俺様より強い奴がいてたまっかよ!)

ジャイアン(俺が町内一なんだァ─────ッ!!!)

バシュウッ!


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/07(水) 23:59:38.31 :bI5h6jkS0

~ 空き地 ~

しずか「大きい気が近づいてくるわ!」

スネ夫「この気は──」

出木杉「剛田君だ!」

ジャイアン「…………」スタッ

のび太「ジャ、ジャイアン……!」

ジャイアン「のび太……いや、のび太君、さっきはすまなかった」ニタニタ

ジャイアン「そっちにいるじいさん──いやおじいさんはドラえもんの道具だろ?」ニタニタ

ジャイアン「ぜひ、俺も強くしてくれないか?」ニタニタ

ジャイアン「俺も強くなって、これからはガキ大将としてみんなを守りたいんだ!」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:05:34.65 :J6rDsmkv0

しずか(ホントかしら……)

スネ夫(うさん臭い……)

出木杉(でも、判断は野比君に委ねよう)

のび太「もちろんいいよ!」

ジャイアン「ありがとう、心の友よ~!」グスッ

のび太「最長老様、ジャイアンを強くして下さい!」

最長老「……分かりました」スッ…

ズオッ!!!

ジャイアン「!」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:09:34.56 :J6rDsmkv0

グゴゴゴゴゴ……!

のび太「ひぃぃぃぃっ!」ビリビリ…

しずか「きゃっ……!」ビリビリ…

スネ夫「ママァ~!」ビリビリ…

出木杉「まだ気を入れたわけでもないのに、なんて巨大な気だ!」ビリビリ…

ジャイアン「ぐふふふ……」

ジャイアン「まさか俺様の中に、こんなパワーが眠ってたなんてな!」

ジャイアン「せっかくだ、この力で思う存分暴れ回ってやるぜ!」

ジャイアン「お~れはジャイア~ン!」ボウッ!

ギャウッ!


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:12:38.00 :J6rDsmkv0

出木杉「すごいスピードだ……とても追いつけない」

しずか「どうするつもりかしら……武さん」

スネ夫「暴れ回る、とかいってなかった?」

最長老「やれやれ、まさかあの子供にあそこまでの力が眠っていたとは……」

最長老「これはとんでもないことになってしまうかもしれない……」

のび太(いったいどうなっちゃうんだろう!?)


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:16:41.63 :J6rDsmkv0

~ 東京上空 ~

ジャイアン「手始めにここらでいいか」

ジャイアン「ぬぅ~……」ググッ…

ジャイアン「ドガア!」バッ

ドッパァァァァァンッ!!!

ズズゥ……ンン……!

グゴゴゴゴゴ……!

ジャイアン「すげえや! 星の形が変わっちゃったぜ!」

ジャイアン「このままあちこちぶっ壊して、俺様の強さを知らしめてやらぁ!」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:18:32.91 :QbcEiftKO
やべえ


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:21:36.43 :J6rDsmkv0

~ のび太の家 ~

のび太「ただいま~!」

テレビ『ここで臨時ニュースです』

玉子「あら、なにかしら」

テレビ『先ほどより東京都内を児童と思われる少年が飛びまわり』

テレビ『あちこちの街を消滅させ、多数の軽傷者が出ています』

玉子「あらやだ、こわいわねぇ~」

のび太(ジャ、ジャイアンだ!)


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:23:29.57 :pB+l8zYX0
軽傷で済むのかよ


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:24:19.73 :QbcEiftKO
恐ろしい世界だ・・・


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:25:30.75 :J6rDsmkv0

のび太「どうしよう、ドラえもん!」

ドラえもん「う~ん、こんな巨大な気……ぼくの道具でも……」

最長老「すまぬ……私のせいで……」

のび太「…………」

のび太「よ、よし!」ゴクッ…

のび太「ぼくがジャイアンを止めてみせる!」

ドラえもん「ええっ!?」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:29:39.64 :J6rDsmkv0

ドラえもん「ムチャだよ、のび太君!」

最長老「ええ、無謀です。今のあなたでは相手にならないでしょう」

のび太「分かってる……」

のび太「だけど、ジャイアンを強くしちゃったのはぼくのせいでもあるし……」

のび太「このまま黙ってなんかいられない!」ボウッ!

バシュッ!

ドラえもん「あ、のび太君!」

最長老「彼はなかなか勇気のある子供のようですね」

ドラえもん「う~ん、こうなったらぼくも出木杉君たちに相談するとしよう!」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:35:52.29 :J6rDsmkv0

~ 東京上空 ~

ドォンッ! ズドォォォンッ! ズァオッ!

ジャイアン「逆らう者は死刑! ガハハ、いい気持ちだ!」

ジャイアン「!」ピクッ

ジャイアン(ん、なんか小さい気が近づいてきた!)

のび太「やめるんだ、ジャイアン!」ギュンッ

ジャイアン「お、のび太じゃねえか! なんの用だ!?」

のび太「ぼ、ぼくが相手だ!」

ジャイアン「お前が俺の相手だと!? ガハハ、おもしれえ!」ピシュンッ

のび太(き、消えた!?)


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:39:35.73 :J6rDsmkv0

ガッ! バキィッ! ドゴォッ!

ジャイアン「ふん、まるで相手にならねーな、のび太!」

のび太「ま、まだまだ……勝負はこれからだ!」

ジャイアン「だったら、東京ごとお前を消し飛ばしてやるぜ!」ギュンッ

のび太(さらに上に飛んだ!? どうする気だろう……)

ジャイアン「はああああ……!」

グゴゴゴゴゴ……!

のび太(ジャイアンの気が、どんどん高まっていく!)


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:42:37.52 :J6rDsmkv0

ジャイアン「東京もろとも日本のチリになりやがれ!」

ジャイアン「のび太のくせに生意気波ァ─────ッ!!!」

ズボッ!!!

のび太「うわあっ!」

のび太「だったら……」

のび太「ぼくだけの力で君に勝たないと……」

のび太「ドラえもんが安心して帰れないん波ァ─────ッ!!!」

ドウッ!!!


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:45:48.53 :w99DayX00
なんだこれwwwww


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:46:36.29 :J6rDsmkv0

グググ……!

ジャイアン「なにい!? 俺の生意気波とそっくりじゃんか!」

のび太「ぎぎぎ……!」

グググ……!

ジャイアン「でも、そっくりなだけだな。とんだヘナチョコだ!」

ジャイアン「どんどん俺様の生意気波が押してるぜ!」

のび太(ダ、ダメだ!)

のび太(やっぱり、ぼくだけの力じゃ……!)

のび助『諦めるな、のび太』

のび太(パパ!?)


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:51:16.50 :J6rDsmkv0

グググ……!

のび太「なんでパパがここにいるの!?」

のび助『今ぼくは会社で仕事中さ』

のび助『仕事をしながら、君に力を貸してるんだよ』

のび太「ありがとう、パパ!」

のび太「でも、あまり押し返せてないんだけど……」

のび助『仕事中な上に、ぼくもそれほど強くないからなぁ』

のび太「ぼくに似て頼りないんだから……いや似てるのは、ぼくか」

グググ……!

ジャイアン「俺様の強さに驚いて、とうとうひとりごとを始めてやがる!」

ジャイアン「そろそろ終わらせるぜ、のび太!」グッ


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 00:55:48.37 :J6rDsmkv0

ドラえもん「やろう、ぶっころしてや波ァ─────ッ!!!」

しずか「キャー、のび太さんのエッ波─────ッ!!!」

スネ夫「悪いなのび太、このエネルギー波は三人用なん波ァ─────ッ!!!」

ドゴンッ!

ジャイアン「ぐぬ……っ! アイツら……!」

のび助『今だ、のび太!』

のび太「うわぁぁぁぁぁっ!!!」

ドウッ!!!

ジャイアン「!?」

ジャイアン「お、押されっ──うわぁぁぁぁぁっ!」ボシュッ…


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:00:52.37 :J6rDsmkv0

のび太「勝ったよ、ぼく」

のび太「もう安心して未来に帰れるだろ、ドラえもん」

ドラえもん「いや、帰らないけどね」

しずか「やったわね、のび太さん!」

スネ夫「ふん、マグレさ」

のび助『じゃあパパは仕事に戻るよ』フッ…

ドラえもん「もしかしたら、ジャイアンとのエネルギー波の押し合いで」

ドラえもん「最長老様でも引き出せなかった君の力が、少し開花したのかもしれないね」

のび太「へへへ、そうかなぁ──」

のび太「!」ピクッ

のび太「こ、この気は……まさか……」ガタガタ…


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:05:42.80 :J6rDsmkv0

スネ夫「ジャ、ジャイアン……! 冗談でしょ……!?」

しずか「しかもほとんどダメージを受けてないわ……!」

ドラえもん「むしろ、怒りで気が増えてるよ……!」

のび太「そ、そんな……ぼくはもう気なんて残ってないよ……」

ジャイアン「お前ら……」

ジャイアン「今のはさすがの俺様もやべえと思った……」

ジャイアン「痛かった……痛かったぞぉっ!」

ジャイアン「絶対に許さねえ! じわじわとギタギタにしてくれる!」



出木杉「いや、そこまでだよ剛田君」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:09:40.32 :J6rDsmkv0

ジャイアン「ふん、出木杉かよ……お前が加わったぐらいで──」

ジャイアン「!?」ギクッ

ジャイアン「な、なんだ……このバカでかい気は……」

ジャイアン「今や俺様よりでかい気を持つ奴なんて、いるわけがねえ!」

出木杉「いや、君はこの気を知っているはずだ」

出木杉「だって生まれた時から、彼女と一緒に暮らしていたんだからね」

ジャイアン「あ、あわわ……」ガタガタ…

「タケシィィィィィッ!!!!!」


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:13:07.60 :1sipjSAlO
案の定www


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:15:41.26 :J6rDsmkv0

ジャイアン「か、母ちゃん!」

ジャイアン母「タケシ! 店番サボって、こんなとこで何してんだい!」ゴゴゴ…

のび太(おっそろしい……)

ドラえもん(なんて気だ……まるで地球全体が震えてるみたいだ……)

ジャイアン母「あんたみたいな子は、お天道様で反省しな!」カパッ

ズボアッ!!!

ジャイアン「ま、待っ──」

ギュオオオオ……!

スネ夫「うわぁっ!?」

しずか「武さんを呑み込んだエネルギー波が、太陽に突っ込んでいくわ!」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:19:03.59 :J6rDsmkv0

~ 太陽 ~

ボワァァァ……!

ジャイアン「うおおおおっ……!」

ジャイアン(母ちゃんのエネルギー波と、太陽に挟まれて──)

ジャイアン「あっちい!」

ジャイアン「あっちいよおぉぉぉ!」

ジャイアン「ゆ、ゆるして……があぢゃ──」

ジャイアン「ぐわぁぁぁぁぁっ!!!」

ズドォォォォォン……!


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:25:40.06 :J6rDsmkv0

~ 空き地 ~

ドラえもん「いやぁ~すごかった」

ドラえもん「あれならジャイアンも、少しは反省するだろうね」

しずか「壊れた街や怪我した人はどうするの、ドラちゃん?」

ドラえもん「大丈夫。ぼくの道具、ドラゴンボールでなんとかなるよ」

のび太「いやあ……結局みんなに助けられちゃったな」

出木杉「いや……ぼくが剛田君のお母さんを呼んでくるまで時間を稼いだのは」

出木杉「まちがいなく君だよ」

出木杉「もし君が彼に立ち向かわなければ、街はもっと破壊されていただろう」

しずか「かっこよかったわよ、のび太さん!」

スネ夫「ふん、このぐらいでいつもかっこわるいのが帳消しになったと思うなよ!」

のび太「ありがとう……みんな」

ドラえもん「さ、帰ろうか、のび太君」

のび太「うん!」


115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:30:45.79 :J6rDsmkv0

~ のび太の家 ~

ドラえもん「これで分かっただろう?」

ドラえもん「いきなり力を手に入れても、ろくなことがないって」

ドラえもん「毎日の積み重ねが大事だって」

のび太「うん、分かったよ、ドラえもん!」

ドラえもん「よしよし」

のび太「でも今日は疲れたから、積み重ねるのは明日からにするね!」ゴロンッ

ドラえもん「やれやれ……結局なんにも変わってない」

最長老「しかし……この方が彼らしいともいえますね」





                                     おわり


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 01:46:09.92 :bg/cbUKn0
最長老いつまで野比家に居座ってるんだよ


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/08(木) 02:03:42.23 :QbcEiftKO
ありがちなネタではあるけど面白かった


のび太「東進ハイスクール?」

2013-09-14 07:29:50 | ドラえもん

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:38:02.08 :4kLQ2ts9O

のび太「ドラえも~ん…」

ドラえもん「どうしたんだいのび太君?泣きながら帰ってきて…」

のび太「ジャイアンにいじめられたんだよ~」

ドラえもん「またそれか…」

ドラえもん「のび太君、大事な話があるんだ」

のび太「僕がジャイアンにいじめられた事より大事な事なの?」

ドラえもん「うん。実は君が…いや、君たちの命が狙われているんだ」

のび太「?」

ドラえもん「話せば長くなるんだけど…」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:39:22.01 :ues4o4V80
こっからどうやったら東進に繋がるんだwwwww


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:43:23.51 :4kLQ2ts9O

ドラえもん「君たちは今までたくさんの旅をしたよね?」

のび太「うん」

ドラえもん「そこで、いろんな人に出会ったよね?」

のび太「うん。今でもみんな覚えてるよ」

ドラえもん「でも、みんながみんないい人って訳じゃないんだ。例えば恐竜ハンターとかね」

のび太「それで?」

ドラえもん「君たちの活躍で捕まった悪党が、逃げ出したんだ」

のび太「たいへんじゃないか!!タイムパトロールは何をやってるの!?」

ドラえもん「まずは皆にも話さないと…。皆を呼びにいこう」

のび太「うん…」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:45:06.28 :4kLQ2ts9O

一時間後…

ジャイアン「要するに、俺達の命が危ないって事だな」

ドラえもん「まさか三回も説明することになるとは…」

スネオ「タイムパトロールを呼んで助けてもらおうよ!!」

ドラえもん「うん、その事なんだけど…」

しずか「どうしたのドラちゃん?」

ドラえもん「タイムパトロールの中に…裏切り者がいたんだ…」

スネオ「そんな…」

ドラえもん「だからいま、タイムパトロールを頼ることはできない。でも、その代わりに君たちを鍛えてくれる場所を見つけた」

しずか「どこなの?」

ドラえもん「東進ハイスクールって所だよ」

のび太「東進ハイスクール?」

スネオ「僕聞いたことがあるよ。塾の名前でしょ?」

ドラえもん「表向きにはね」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:46:26.04 :4kLQ2ts9O

ドラえもん「ほんとはそこの先生はみんな、22世紀の人なんだ」

のび太「でも、今からじゃ遅いんじゃ…」

ドラえもん「自分の身を守るのに遅いも速いもないよ。じゃぁ、行こうか」ドコデモドアー
………
……

―東進ハイスクール前―
ドラえもん「先生に会う前に、皆を教科ごとにわかれてもらうよ」

ジャイアン「俺は体育が良いぜ!!」

スネオ「ジャイアン…ここは塾なんだよ?」

ドラえもん「不満が無いようにくじで決めよう。さぁ、みんなひいてひいて」

ドラえもん「じゃあ、それぞれの教科の部屋に行くんだ。あいつらは僕がくい止めておくから君たちは安心して頑張ってね」

のび太「うん…」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:47:29.88 :4kLQ2ts9O

~英語教室~

ジャイアン「なんで俺様が英語なんだよ…」ブツブツ

渡辺「君が、今回の僕達の生徒かな?」

ジャイアン「はっ、はい!!でも俺…じゃなくて僕、英語が苦手で…」

ジャイアン(いつのまに後ろに?)

福崎「大丈夫だよ。今から教えるのは英語じゃない」

ジャイアン「じゃあ、なにを…?」

福崎「自分の限界を見つける。それを乗り越える事だ」

ジャイアン「俺の…限界…?」

今井「まぁ、そう難しく考えるなよ。そんなもん人生をふりかえる事を5回10回やったらもう頭の中入ってるから。」

安河内「君は今、どうしたい?戦って勝つか、戦わずに負けるか」

ジャイアン「…まだ決めてません」

安河内「やるか、やらないか。そんなことを考えてる時間が一番、もったいない」

安河内「男ならすぐに決めろ。ましてや君は、ガキ大将なんだろ?」

ジャイアン「えへへ…」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:48:35.19 :4kLQ2ts9O

~数学教室~

しずか「数学って、算数と何が違うのかしら…」

大吉「そんなに変わらないよ」

しずか「私は…なにをすればいいんですか?」

大吉「まずはじぶんの事を親しんでください。次に楽しんでください。次に好きになってください。そして、全てを愛してください」

しずか「…どうすれば私たちは勝てるんですか?」

志田「まずは力をつけることが目標だから、答えだけを出すことにこだわっちゃいかん。」

志田「大切なのは過程だ。結果なんて後からついてくる」

しずか「……」

長岡「大切なのは、まず敵を、知ること」

長岡「大丈夫だよ。君たちを守るために、我々は全力をつくすから」

しずか「ありがとうございます」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:50:21.84 :4kLQ2ts9O

~国語教室~

林「君の得意な事はなんだい?」

のび太「あやとりと射的です」

林「じゃあ射的をさらに上の段階に進めるようにしよう。まずは筋トレだ」

のび太「今から基礎をつくるなんて…」

萩野「基礎の基礎が怖いってことをこれから何度も言います」

宗「それにね、」

のび太「?」

宗「今、頑張った奴は、一生頑張れるかもしれない」

林「じゃあ いつやるか、 今でしょ?」

のび太「はい!!頑張ります」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:51:41.15 :4kLQ2ts9O

~歴史・物理部屋~

スネオ「なんで僕ちゃんだけ2教科…」

野島「なぜそんなにガッカリしている?」

スネオ「だって常識で考えたら1人1教科ですよね!?」

野島「それだよ」

スネオ「?」

野島「世の中で常識だと思われてることに疑ってかかること。これが大切なんだ」

苑田「いきなりだけどさ、正義の定義ってなんだと思う?」

スネオ「えっと…人に優しくて、みんなを守ってくれて…あっ、でも今回のタイムパトロールは…。うぅ…わかりません…」

苑田「定義がちょっとでも曖昧になってると、間違ってくるんだよ」

苑田「そこだけは、注意しなさい」

スネオ「…はい」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:52:56.59 :4kLQ2ts9O

~3日後~

林「…君達に伝えなければいけない事がある」

のび太「なんですか?」

林「非常に言いづらいが…」

ジャイアン「どうしたんですか?」

林「ドラえもんが壊された」

のび太「そんな…」

しずか「ドラちゃん…」

ジャイアン「……」

スネオ「……」

長岡「やつらがいつくるかわからないから、今のうちに秘密道具を配っておく」

長岡「ジャイアン君には、『無敵グローブ』のび太君には『空気ピストル』しずかちゃんには『お医者さん鞄』スネオ君には『ひらりマント』」

林「これらの道具は、君達が来た日にドラえもんが我々に渡した道具だ。「多分…もう戻ってこれないだろうから」と、泣きながらな」

林「ここにあのときもらった手紙がある。こっちはまだあけていない。読むぞ?」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:55:09.08 :4kLQ2ts9O

林「『みんなへ…。僕は多分、皆の所に戻る事はできません。なので、ここにメッセージを残します』」

林「『まず、しずかちゃんへ。今ののび太君はダメダメだけど、君と二人ならなんでもできるようになるんだ。のび太君は口下手だからはっきり言えないだろうけど、待っててあげてね。』」

しずか「ドラちゃん…」

林「『次にスネオ君へ。スネオ君、いつまでもママに頼ってちゃダメだよ?君はずる賢いけど、それでいいんだ。君は君らしく生きればいいんだ。強く生きてね』」

スネオ「ドラえもん…」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:56:31.18 :gmznVW6t0
ドラちゃん…


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:57:54.57 :4kLQ2ts9O

林「『次にジャイアン。いっつも一人でいるのび太君を孤立させないように野球に誘ってくれてありがとう。こんな事を言うのは卑怯かもしれないけど、のび太君とは今これから先も、心の友でいてあげてね』」

ジャイアン「そんなこと…わかってらぁ……」

林「『最後にのび太君。君には沢山迷惑をかけられた。いつも泣きながら帰ってきて、道具を貸したらすぐに調子にのって失敗して…。』」

林「『でも、君といた日は、毎日楽しかったよ。退屈をしなかった。もし、もしもだけど僕が帰ってこれたらまた、二人でどら焼き食べようねのび太君。』」

のび太「ドラえもん…」

林「以上が手紙の内容だ」

のび太「ドラえもんは…ドラえもんは誰にやられたの!?」

林「…ドルマンスタンに」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/17(日) 23:59:07.50 :4kLQ2ts9O

のび太「林先生…僕、強くなりたいです」

のび太「僕…相討ちでもいいからドラえもんの敵を…」

渡辺「我々の目標は相討ちなどではなく、勝利だ」

林「そのとうり。我々は今日から君達の護衛に入る。さぁ、のび太君は僕が」ドガアァァァァン

林「なんだ!?」

ドルマンスタン「さてと…お礼を言いにきたんだが…」

林「逃げるぞ皆!!」

ドルマンスタン「子供は連れてこい」

部下A「大人はどうすれば…」

ドルマンスタン「ふん…。殺せ」

部下A「かしこまりました!!」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:00:44.64 :OUpRCuyDO

キャー!!    オラオラー!!
  ウワー!!

林「クソッ…」

部下A「……」ブンッ

のび太「危ない!!バン!!」

部下A「ぐはっ」バタリ

林「助かったよ…ありがとう…」

ジャイアン「おーいのび太ー!!」

のび太「ジャイアン!!無事だったんだね!?」

ジャイアン「当たり前だ心の友よ!!」

スネオ「…僕もいるよ?」

のび太「しずかちゃんは!?しずかちゃん!!しずかちゃーん!!」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:01:55.31 :4kLQ2ts9O

林「…もう駄目だ。はやく逃げよう」

のび太「…いやだ」

スネオ「もう敵が近くまで来てる…」

のび太「僕も戦うんだ!!」

ジャイアン「のび太…ごめんな」ドスッ

のび太「ジャイアン…?な…んで?」ドサリ


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:03:37.18 :OUpRCuyDO

ジャイアン「林先生…のび太を頼みますよ」

林「…良いのか?」

のび太「よく…ないよ…。僕だって、戦える…」

ジャイアン「のび太のくせに、生意気なんだよ」

スネオ「悪いなのび太…。天国へのチケットは二枚しかないんだ」

ジャイアン「じゃあな…心の友よ」ダッダッダッダッ

のび太「ジャイ…ア…ン……」ガクリ


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:04:27.55 :OUpRCuyDO

ジャイアン「お前は別に残ってもよかったんだぞ?」ダッダッダッダッ

スネオ「正義の定義に気づいたんだよ」タッタッタッタッ

部下B「ガキがいたぞー!!」

部下C「ヒャッハー!!」

ジャイアン「ギッタギタのボッコボコのメッタメタにしてやるよ!!」

………
……



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:05:18.76 :OUpRCuyDO


……
………

ジャイアン、スネオ…とこの少年は何度も呟いている。耳障りだ。これだからガキは嫌いなんだよ…。

…まぁいい。もう少しだ。もう少しで…。ククク…計画通りってな…。
ん?なんだよもう目が覚めるのかよ…。ガキにしては速いな。
まぁ、もう少しだけ付き合ってやるか…ククク…ハーッハッハッハッハッ!!


のび太「…ここは?」

林「やぁ、目が覚めたようだね」

のび太「…先生」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:06:46.39 :OUpRCuyDO

のび太「ジャイアン達は…」

林「武君達は恐らく…」

のび太「……」

林「今はつらいだろう…。俺はあっちにいるからな…」

のび太「ジャイアン…」

『ようのび太、力を貸すぜ』

『おぉ、心の友よ!!』

『お前の物は俺の物。俺の物も俺の物だ』

のび太「スネオ…」

『朝日なんか昇っちゃって! 勝利ムード満点だ!』

『ママ~!!』

『のび太のくせに生意気だぞ!!』


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:07:49.63 :OUpRCuyDO

のび太「しずかちゃん…」

『人間のねうちはテストの点数だけできまるものじゃないのよ』

『キャー!!のび太さんのエッチー!!』

『のび太さん、好きよ』

のび太「ドラえもん…」

『障害があったらのりこえればいい!道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃないんだぞ』

『人にできて、きみだけにできないことなんてことあるもんか』

『ぼく ドラえもんです』


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:08:52.96 :I982pULy0
僕ドラえもんですwwwww


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:10:17.30 :kW/BlTVA0
ドラえもんですwww


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:11:19.18 :OUpRCuyDO

のび太「なんで…」ポロポロ

のび太「…決めたよ、ドラえもん」

のび太「僕、頑張るよ。これから先どんな事になろうとも、頑張るよ」

のび太「まずは…」

………
……

チッ…。人が死んだくらいでわめきやがって…。

ん?こっちに向かってきてるな…。めんどうだ…。

……
………

林「もう大丈夫なのかい?」

のび太「…うん」

林「じゃあ急いでここを離れよう。あいつらがいつ来るかわからないしね」


51: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】(1+0:15) :2013/03/18(月) 00:12:16.09 :rJAWk9jj0
…おや、林修のようすが


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:12:47.50 :OUpRCuyDO

のび太「…先生に聞きたい事があるんですが、いいですか?」

林「…なんだい?」

のび太「変な事聞きますが、先生って、先生ですよね…?」

林「…当たり前じゃないか」

のび太「先生」

林「なんだいのび太君?」

のび太「なんで嘘つくんですか?」

林「……なにがだい?」

のび太「不思議に思ったんですよ。なぜドラえもんが壊されてからすぐに僕達の場所があいつらにばれたのか」

林「……」

のび太「僕は『ジャイアン』と言ったのに先生は『武君』って言いましたよね?なんで先生がジャイアンの本名を知ってるんですか?」

林「それは…」

のび太「僕、馬鹿だから不思議に思ったのかもしれません。だから、説明をしてください。全部」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:14:06.92 :OUpRCuyDO

林「…ククク」

のび太「……」

林「当たりだよ。私は、私であって私ではない」

のび太「…その声は」

林(ギガゾンビ)「久しぶりだな」

のび太「ギガゾンビ…」チャキッ

林(ギガゾンビ)「空気ピストルなんか構えないでくれよ。入れ物が傷つくだろう…」

のび太「くそっ…」

林(ギガゾンビ)「さてと…この入れ物の体なら、魔力は使えないが体力ならある。少なくとも子供一人殺せるくらいの力が…なっ!!」バキッ

のび太「うぐっ…」チャキッ

林「うぅ…」

林(ギガゾンビ)「ホラ、打ってみろよ。私は死ぬが…入れ物も死ぬぞ?」

のび太(どうすればいいんだ…)

林(ギガゾンビ)「ほらよっ!!」ドガッ

のび太「かはっ…」バタリ


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:15:39.37 :OUpRCuyDO

のび太(もう…駄目なのかな…)

林「のび…太くん…」

林(ギガゾンビ)「こいつ…まだ動けるのか…くそっ…」

のび太「林先生…?」

林「私ごと…コイツを…殺すんだ…」

のび太「そんな…」

林「コイツを私ごと殺したら、東進ハイスクールに戻るんだ…」

林「そこに…もしもボックスがある…だから…ぐっ…」フラリ

のび太「先生!!」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:16:38.79 :OUpRCuyDO

林「だいじょ…ぶだ…。最後に…授業をうけてもらおうか…な…」

のび太「でも…」

林「「でも」や「しかし」…こういった接続詞が…グフッあなたの…心を揺るがせる…」

のび太「先生…」

林「じゃあ…いつ殺るの?」

林「いま…で…しょ…」

のび太「先生。ありがとうございました…バン」パァン

林(ギガゾンビ)「こんな…私が…人間のガキごときにいぃぃ」シュウゥゥ…


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:18:22.91 :OUpRCuyDO

のび太(終わった…のかな…)

のび太「あとは…」

………
……


のび太「あった…もしもボックス…」ガチャリ

のび太『もしも世界が元に戻ったら』ガチャリ

のび太「はは…眠いな…」

のび太「そういや…林先生に得意な事に昼寝があるって事を…言い忘れてたな…」

のび太「みんな…おやすみ…」


……
………
…………


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:20:21.15 :OUpRCuyDO

「ねぇ…起きてよのび太君!!」

まだ…寝ていたいんだけど…

「みんなが下で待ってるよ?」

みんなってだれ?

「はぁ…寝ぼけちゃって…。しょうがない…」

「起きろのび太くん!!」

のび太「はいぃ!!」ガバッ

ドラえもん「やっと起きたよ。まったくもう…みんな下で待ってるんだよ?」

のび太「ドラえも~ん!!」ギュッ


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:23:17.53 :OUpRCuyDO

ドラえもん「どうしたんだいのび太くん。怖い夢でも見たのかい?」

のび太「うん…すごい怖い夢をみて…みんな、みんなしんじゃって…」

ドラえもん「もう大丈夫だよ。さ、みんなが待ちくたびれてるだろうからはやく!!」

のび太「うん!!」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:24:49.01 :OUpRCuyDO

のび太「いってきま~す!!」バタン

しずか「遅かったわね、のび太さん」

スネオ「のび太のくせに生意気だぞ!!」

ジャイアン「罰として学校が終わったら野球な!!」

のび太「うん!!今日はなんだか打てる気がするよ!!」

ジャイアン「おっ。よく言ったな。心の友よ」

ドラえもん「はやく行かないとみんな遅刻しちゃうよ?」

のび太「いそげ~って、ん?」

ドラえもん「どうしたの?のび太くん」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:27:02.89 :OUpRCuyDO

のび太「いや、なんでもないよ。それより遅刻だ~!!」タッタッタッ

ジャイアン「遅いぞのび太~」ダッダッダッダッ

スネオ「そうだぞのび太~」タッタッタッタッ

しずか「今日スカートなのに~」タタタッ


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:28:50.94 :OUpRCuyDO

ドラえもん「ん?なんだろうこの紙…。」

ドラえもん「なになに『野比のび太君へ』?」ペラッ

ドラえもん「『おそらく天才ではない君へ・・・・努力の天才であれ。林より』…」

ドラえもん「のび太くん…。君はまた1つ成長したんだね…」



終わり


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:30:00.02 :5VNsbxx/O
林いいやつじゃん…乙


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:33:35.49 :LfdcwY160
乙!!
よく東進と絡めたなwww


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 00:41:05.08 :OUpRCuyDO

くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、林先生のSSを探したら一件も無かったのが始まりでした
本当は東進の先生知らないのですが←
書きたい、という気持ちを無駄にするわけには行かないのでドラえもんと組み合わせてみた所存ですw
以下、東進ハイスクールの先生からみんなへのメッセジをどぞ

吉野「みんな、見てくれてありがとう
正直出番無かったけど・・・気にしないでね!」

萩野「いやーありがと!
基礎の大切さは二十分に伝わったかな?」

長岡「見てくれたのは嬉しいけどよくわからなかったなかったな・・・」

安河内「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の言葉は本当だよ!」

林「・・・いつやるの?」イマデショ

では、

吉野、萩野、長岡、安河内、林、俺「皆さんありがとうございました!」



吉野、萩野、長岡、安河内、林「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/18(月) 01:16:44.30 :YmSd5ouB0



佐天「話をはぐらかす能力かぁ」

2013-09-14 07:25:20 | とある

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 02:57:09.66ID:KI+yhHFU0
初春「急に何言ってるんですか?」

御坂「能力の話は関係ないでしょ」

黒子「今は春上さんのケーキの話をしていますの」

春上「トイレから戻って来たら私のケーキがなくなってたの」ポロポロ




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:00:00.27ID:KI+yhHFU0
佐天「そうでしたっけ」

御坂「そうよ」

初春「佐天さんですよね?」

黒子「春上さんのケーキを食べたのは」

佐天「ケーキ…」

春上「うぅ」ポロポロ

佐天「春上さんの…ケーキ…」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:14:13.62ID:KI+yhHFU0
佐天「春上さんの…1日5個限定ケーキ…」

黒子「それですの」

佐天「いちご…苺がたくさん乗ってる…」

御坂「それのことよ」

佐天「しかも苺一つ一つがすごく大きいんですよね!」

初春「そうそう!」




7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:21:22.63ID:KI+yhHFU0
佐天「大きさもさることながら味も絶品!」

御坂「確かに今まで食べた苺の中でもダントツで甘くて美味しかったわ!」

佐天「ですよね!」

初春「あの苺はどこ産なんでしょうね」

黒子「個人で取り寄せたいほどですの」

佐天「噂によると学園都市で作られたものらしいですよ!」

御坂「えー!そうなの?」

初春「知りませんでした!」




9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:28:29.54ID:KI+yhHFU0
佐天「そうだ!今度の休みに作っているところに行ってみましょうよ!」

初春「農園に直接ですか?」

佐天「きっと摘みたての苺はすっごく美味しいと思う!」

御坂「いいわねそれ!」

黒子「私が場所を調べておきますの!」

佐天「決まりですね!じゃあそろそろ時間ですしこの辺でお開きということで」




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:36:52.06ID:KI+yhHFU0
御坂「待って」

初春「どこに行くんですか?」

黒子「まだ春上さんのケーキの話が終わってませんの」

佐天「……」




11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:38:33.12ID:QGXHaOOB0
なんだ、レベル1か




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:42:17.45ID:KI+yhHFU0
佐天「春上さんの…」

御坂「そうよ」

佐天「ケーキ…」

佐天「そのお皿に置いてあった…」

黒子「そうですの」

佐天「お皿…」

初春「佐天さんが食べたんですよね?」




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:47:36.30ID:KI+yhHFU0
佐天「このお皿…」

黒子「ん?」

佐天「よく見ると…可愛い!」

御坂「あらほんと」

初春「言われてみると確かに」

佐天「あ!私すごいことに気づいちゃいました!」

黒子「すごいこと?」

佐天「はい!自分の手元にあるお皿をよく見てください!」

御坂「はっ!」

初春「すごいです!」

佐天「ね!すごいでしょ!?」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:50:59.10ID:KI+yhHFU0
初春「すごすぎます!」

黒子「すごすぎますの!」

御坂「なんかこう…すごいわ!」

初春「こんなすごすぎるお皿を見たのは始めてです!」

佐天「私も!」

初春「このお皿どこで売ってるんでしょうね」

黒子「ぜひお取り寄せしたいですの」

御坂「私も欲しいわ!」

佐天「私ちょっと店員さんに聞いてきますね!御坂さんたちはここで待っててください!」




19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 03:56:44.63ID:KI+yhHFU0
黒子「お待ちなさいな」

初春「どこに行くんですか?」

御坂「そんなことよりまずは春上さんのケーキの話が先よ」

初春「とりあえず席に戻ってください」

御坂「ほら、財布も置いて」

佐天「……」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 04:11:11.61ID:KI+yhHFU0
佐天「財布…」

御坂「そうよ、そこに置いて」

佐天「私の…財布…」

初春「佐天さんが食べたんですよね?」

佐天「セブンスミストで買った財布…」

黒子「いい加減白状しなさいな」




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 04:21:02.47ID:KI+yhHFU0
佐天「財布といえばこの財布実はですね、ここにもカードを」

御坂「財布の話は関係ないでしょ」

佐天「入れられ…」

黒子「今しているのは春上さんのケーキですの」

佐天「……」

初春「どうして食べちゃったんですか?」




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 04:22:02.35ID:QGXHaOOB0
なんだレベル0か




25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 04:22:04.77ID:aJvi/9cW0
だんだん能力が使えなくなってるwwwww




27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 04:25:44.85ID:KI+yhHFU0
初春「正直に言ってください」

佐天「……」

黒子「素直に謝ればいいだけの話だけですのに」

御坂「そうすれば春上さんもきっと許してくれるわ」

佐天「…ない」

初春「え?」

佐天「食べて…ない…」

黒子「はあ?」

佐天「私は…食べてない」




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 04:39:12.60ID:KI+yhHFU0
黒子「いやいや」

御坂「明らかに食べたでしょ確実に」

佐天「それが食べてないんです」

初春「いやいやいや」

佐天「今朝に限って食べられなかったんですよね」

黒子「今朝?」

佐天「実は寝坊しちゃって朝食を取る時間なかったんです」

初春「待ち合わせに遅れたのはそのせいだったんですね」

佐天「あはは、めんごめんご」

初春「そういえば御坂さんたちは私より先に待ち合わせ場所に来てたみたいですけど」

佐天「そうなんですか?」

御坂「まあね、黒子の能力もあるし」

黒子「基本待ち合わせに遅れたことはありませんの」




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 04:57:45.12ID:KI+yhHFU0
御坂「でも今はこの話関係ないわよね」

初春「春上さんのケーキの話に戻りましょう」

黒子「怒りませんから正直に言ってしまいなさいな」

佐天「……」




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 05:14:15.52ID:KI+yhHFU0
御坂「ほら、春上さんも黙ってないで何か言ったら?」

春上「……」

初春「春上…さん…?」

春上「……」

黒子「…はっ!」

春上「……」

佐天「し…死んでる…」

こうして春上さんは死んだ
リアルゲコ太によると死因は不人気による心不全らしい
数日後、佐天さんのこの能力はレベル6になり話をはぐらかし続けることで学園都市を壊滅状態にまで追い込むのだがそれはまた別のお話






38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/05/31(金) 05:16:09.34ID:KWUOqdu10
結局春上さんのケーキ誰が喰ったんだよ!


浜面「俺だけアイテムの中で影薄い気がする・・・」

2013-09-14 07:20:25 | とある

1: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 17:13:52.70 ID:lRZkFmmS0
浜面「まあ、しょうがねえか」

浜面「俺だけ無能力者だし、弱いし・・・」

浜面「はぁ~・・・」

浜面「いや、諦めるのはまだはやい」

浜面「何かあるはず、俺とあいつらとの決定的な違いが!」






2: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 17:15:40.67 ID:lRZkFmmS0
ーとあるファミレスー

イラッシャイマセー

絹旗「まだ、誰も来てませんね」

絹旗「私が一番ですか」

絹旗「仕方ありませんね、映画雑誌でも読んで時間を潰しますか」

絹旗「・・・」ペラ




6: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 17:38:10.05 ID:lRZkFmmS0

イラッシャイマセー

絹旗「誰か来ましたね、アレは浜面ですか?」

絹旗「今日は、超早かったですね浜面」

浜面「・・・」

絹旗「浜面?」

浜面「よう、まだ絹旗しか来てないヅラ?」

絹旗「は?」

浜面「てっきり、俺が最後かと思って焦ってたヅラ」

絹旗「・・・」




7: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 17:39:55.56 ID:lRZkFmmS0
絹旗「まだ私だけですよ」

浜面「そうみたいヅラね」ドサッ

絹旗「・・・」

絹旗「とりあえず、コーラ入れてきてください」

浜面「来て早々、パシらせるヅラか」

絹旗「何か、文句あるんですか、超浜面の分際で」

浜面「いえ、ないヅラ」




8: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 17:41:17.32 ID:lRZkFmmS0
浜面「ほら、持ってきたヅラよ」

絹旗「そうですか」

浜面「お礼もないヅラね……」ドサッ

絹旗「……」ペラッ

浜面「まったく、今日も暑いヅラねー」チラッ

絹旗「……」ペラッ

浜面「麦野達遅いし、暇ヅラねー」チラッ

絹旗「……」ペラッ

浜面「なあ、絹旗、何読んでるヅラ?」

絹旗「・・・」ペラッ

浜面「おーい、聞こえてるヅラー?」

絹旗「・・・」ペラッペラッ

浜面「・・・無視しないでほしいヅラ・・・」

絹旗「・・・」ペラッペラッ

浜面「ヅラヅラヅラヅラヅラヅラヅラヅラヅラヅラヅラヅラ」

絹旗「だーっ!! 超うるさいです、超黙りやがってください!!」




9: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/12(木) 17:50:25.82 ID:jPUC7qYt0
どのみち浜面は浜面な訳よ




12: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 18:04:26.35 ID:lRZkFmmS0
浜面「だって、絹旗が無視するヅラ・・・」

絹旗「さっきから、その超ふざけたしゃべり方は、何なんですか!!」

浜面「アイテムのみんなって、しゃべり方が独特だろ?だから、俺もって思って」

絹旗「それでヅラヅラ言ってるんですか」

浜面「そうヅラ」

絹旗「超キモいです。二度と話しかけないでください。そして目の前から超消えてください」

浜面「ひどいヅラ……」



フレンダ「あの二人何を店内で騒いで・・・」

滝壺「楽しそう」




13: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 18:05:36.31 ID:lRZkFmmS0
フレンダ「おっす、さっきから何騒いでたの?」

絹旗「あっ滝壺さんと、あとフレンダもですか・・・」

フレンダ「あと!? 何そのついでみたいな扱い!?」

絹旗「フレンダは滝壺さんのオマケみたいなものです」

フレンダ「くっ」

滝壺「まあまあ」

滝壺「そんなことより、二人ともすごく楽しそうだった」

フレンダ「そんなこと!?」

絹旗「楽しそうなんてそんなこと超ありません!聞いてくださいよ、浜面が」



浜面「よう、二人とも遅かったヅラね」



フレ・滝「」




17: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 19:12:35.28 ID:lRZkFmmS0
絹旗「ね、超キモいです」

フレンダ「その、しゃべりかたは、いったいどうしたって訳よ」

滝壺「新鮮」

浜面「アイテムのみんなを見習ってみたヅラ」

絹旗「なんでも、私たちのしゃべり方が独特で、一人だけ個性無いのが超寂しかったみたいですよ」

フレンダ「うわっキモ」

滝壺「そうなの?」

浜面「ちげーよ!寂しくなんかなかったよ、・・・個性をだそうとはしたけど」

滝壺「それで語尾にヅラ?」

浜面「その通りヅラ」




18: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 19:14:35.74 ID:lRZkFmmS0
フレンダ「理由はわかったけど、流石に語尾にヅラって・・・ひどすぎるって訳よ」

絹旗「ええ、超ありえません」

浜面「そんな一晩中考えたのに・・・ヅラ」

フレンダ「結局、どんなに頑張っても所詮は浜面だから無個性って訳よ」

絹旗「超浜面ですしね」

浜面「うぅフルぼっこ・・・」




19: ◆Oamxnad08k 2013/09/12(木) 19:27:21.11 ID:lRZkFmmS0
浜面「こうなったら、仕方ねぇ、奥の手を使うぜ」

絹旗「まだ何かあるんですか?」

浜面「こうなりゃ、人を超パクッてでも、超個性を超出してやる!」

絹旗「」




20: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 01:39:32.13 ID:8+sdMLGu0
浜面「超どうだ?俺の超新しい超個性は」

フレンダ「何それ・・・」

滝壺「それ、きぬはたの?」

浜面「超そうだぜ、超」

フレンダ(結局、ただのバカだったって訳よ)




21: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 01:40:50.84 ID:8+sdMLGu0
絹旗「ただのパクリです。今すぐやめてください」

浜面「超、嫌だ」

絹旗「超窒素パn」

浜面「ごめんなさい、やめてください」

絹旗「次は超ありませんからね」

絹旗「それに私は、そんなに超超いってませんから!」




22: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 01:42:17.03 ID:8+sdMLGu0
浜面「くそう、俺だって能力さえあれば」

フレンダ「結局、無駄な努力な訳よ」

滝壺「大丈夫だよ、私は努力するはまづらを応援してる」

浜面「滝壺・・・」

滝壺「はまづら・・・」

絹旗(またですか、この超バカップル)

浜面「ありがとよ、滝壺。こんな俺を励ましてくれる滝壺を俺は応え」

滝壺「は・ま・づ・ら?」ゴゴゴ

浜面「ヒっ」

滝壺「この先は言わなくてもわかるよね?」ゴゴゴ

浜面「申し訳ありませんでしたー」ドゲザ

フレンダ「滝壺を怒らせると麦野以上かも・・・」



麦野「私がどうかしたかにゃーん?」






24: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 01:58:43.98 ID:8+sdMLGu0
フレンダ「む、麦野、いつからそこに?」

麦野「今きたとこよ、何あんたたち、またバカやってんの?」

絹旗「バカやってんのは、浜面だけです」

浜面「よう、麦野、遅かったじゃねーか。もしかして寝坊しちゃったのかにゃーん?」

麦野「」

絹・滝・フレ「うわぁ・・・(どうなってもしーらない)」




25: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 02:01:11.84 ID:8+sdMLGu0
麦野「おい、何の真似だ・・・」

浜面「あれぇ、も、もしかして嫉妬しちゃってるのかにゃーん?」

絹旗(浜面・・・超涙目になりながら・・・)

滝壺(自分でも引き返せなくなっちゃってるんだね・・・)

フレンダ(ご愁傷様な訳よ・・・)

麦野「何かわかんないけど、とりあえず死んどけ」

浜面「ははっ・・・もうどうにでもなれ・・・」




27: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 03:01:39.83 ID:8+sdMLGu0
次の日

麦野「結局、昨日の浜面のアレは何だったの?」

滝壺「はまづらなりに頑張った結果、ああなった」

麦野「はあ?」

絹旗「浜面の頭が暑さで、超やられただけです」

フレンダ「そうそう、気にするだけ損って訳よ」

麦野「何それ、まっ、どうでもいいか。そんなことよりシャケ弁、シャケ弁っと」

フレンダ「シャケ(笑)」




28: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 03:12:25.28 ID:8+sdMLGu0

イラッシャイマセー

絹旗「おっ、噂をすれば来ましたよ」

フレ/ンダ「また、変になってなきゃいいけど・・・」

滝壺「ずいぶん、遅かったね」

麦野「てめぇ、何一人遅刻してんだ。下らない理由なら消し炭にすんぞ」




29: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 03:14:06.09 ID:8+sdMLGu0








浜面「びぃこぅず、来る途中でアンチスキルに捕まりかけたんだよってシアゲはシアゲは、言い訳してみるヅラ」









30: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/13(金) 03:17:02.09 ID:ATr9nK0AO
ぶん殴りてぇwwwwwwwwwwww




31: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 03:17:41.28 ID:8+sdMLGu0
麦野「」

絹旗「」

フレ/ンダ「」

滝壺「」

浜面「(ふっ、完全に決まった)」ドヤァ




32: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 03:18:45.33 ID:8+sdMLGu0
麦野「もはや、誰からパクってんのかわかんないわね・・・」

フレ/ンダ「結局、バカ面はバカ面だったって訳よ」

絹旗「ええ、バカ面は超バカ面でした」

滝壺「そんな、ばかづらは応援できない」

バカ面「心配するな。自覚はある」キリッ

麦野「とりあえず、ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」




33: ◆Oamxnad08k 2013/09/13(金) 03:25:05.07 ID:8+sdMLGu0
とりあえずこれで終わりです

初めてSS書いて、自分で見返しても微妙ですが、どうでしたか?

最初は、個性出そうと浜面の、息子さんに犠牲になってもらおうと思ったのですがやめました。

読んでいただきありがとうございます。




36: 以下、新鯖からお送りいたします 2013/09/13(金) 20:28:29.54 ID:+ZjIUDMgo
乙面白かった



SS在庫

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