2012年2月11日(土)記
St.GIGA 第5弾
スクリーンミューター
(映像消去装置)
WOWOW と同居していた St.GIGA は、St.GIGA の放送を聞くために、テレビで WOWOW の放送を受信中に、デコーダの音選択声ボタンを押すという操作が必要でした。
デコーダの音選択声ボタンを押すと音声は WOWOW のから St.GIGA へ切り替わるのですがテレビの画像は WOWOW のものがそのまま映し出され続けていました。
そこで登場したのが、このスクリーンミューター(映像消去装置)です。
今までテレビの映像入力端子へ接続していたデコーダの出力を、映像消去装置を通してからテレビ側へ接続するように配線を変更します。
St.GIGA を聞く場合は、その装置に前面にあるボタンを押しこむと映像信号が遮断されテレビは真っ暗になると言うものです。
St.GIGA のロゴの下に BS-3ch PCM とあります。この後、ひと月もしないうちに BS-5 へ移行する事になるのですが、この頃は、表示と実際が違ってもあまり気にしない、よい時代だったのでしょうか?
抽選で配布していたようです。
(画像をクリックすると別画面で拡大します)
(St.GIGA STYLE BOOK VOL.1 1991 の29ページより抜粋)
幸運にも入手できたようですが、真っ暗なテレビと向かい合って音楽を聴くのも何となく侘びしいものがあってあまり使用した記憶はありません。
(画像をクリックすると別画面で拡大します)
外観は、横幅 70mm、奥行 110mm、高さ 8mm(底面のゴム足は含まない) の黒色の塗装がされた金属ケースです。
内部構造は至って簡単でSWが一つと75オームの抵抗が2本だけです。
SWを押し込むと、入力と出力が切り離され、入力/出力ともに75オームの抵抗で終端されます。
SWを戻すと、抵抗が切り離され、入力と出力が接続されます。