悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ネペンテス栽培記 256 ネペンテスの生育条件

2016年08月14日 00時51分11秒 | 悠のネペンテス栽培記
今朝、

アゲハ幼虫の様子を見に行ったら、

背中に小さな蜂のようなものが止まっていました。


慌てて追い払ったので、

よく見ませんでしたが、

寄生蜂の可能性が高いです。


もしかしたら、

やられちまったかもしれません。


残念ですが、

羽化の可能性は低いでしょう。


もうこうなったら、

カブクワ飼育御用達の、

コバエシャッターを導入して、

意地でも羽化させてやろうと思います。



ええ、

実は私、

輸入規制が緩和された直後の、

海外産オオカブトのブリーダーでしたから。


まだコーカサスとアトラスの区別も曖昧だったころ、

ああ、

カルコソマね、

ってやってましたから。



まだヘラクレス・リッキーでみんなが満足してたころ、

グアドループ産のディナスティス属の最高峰、

キング・オブ・カブト、

ヘラクレス・ヘラクレスでブイブイ言わせてましたからね。


ダイナステスもディナステスでもありませんよ、

ディナスティスですからね。



リッキーもごろんとして可愛かったんですがね、

やっぱりヘラクレスのぶっといツノを見てしまうと、

もう後に戻れないと言いますか。


ええ、

話すと超長くなるのでやめますが。






で、

ですね、

タイトルの話しに戻るんですが、

ネペンテスの生育条件は、

やはり温度と日照かなぁってところで、

もう結論が出そうな状況です。



だってさぁ、

もう用土とか置き場所とか関係なく、

袋がバンバン出来るんだもの。



年中この温度をキープできれば、

すぐに袋鈴なりだってこんなの。



でもまぁ、

日本には四季があり、

東北より北は厳寒地域ですから、

やはり対策と言いますか、

ネペンテス栽培に関する、

ローカルルールが必要になってくるわけですね。



ちょっと前に、

ネペンテス栽培のまとめをやったのですが、

なんやかんやで先延ばしになっていたので、

そろそろ、

続きをやろうかなと。








あ、

今日はやりませんがね。





だって疲れてるんだもの。




ただそれですと、

話しが終わってしまうので、

究極の栽培方法の概要を、

ちょっとだけ公開いたしましょう。



信じるか信じないかはお任せしますが、

私はこの理論で今後2年間栽培を続け、

日本のネペンテス王になると決めましたから。




さて、

その栽培方法ですが、

前提としてご理解いただきたいのが、

まずネペンテスの生育には、

三つのステージがあるということです。



正確には、

三つのモードと言いますか、

状況に応じてパターンを変え、

そのサイクルを繰り返して成長するということです。



袋がつかない、

葉が出ない、

大きくならないなど、

すべてのネガティブな問題は、

三つのモードのどの段階にあるか、

それを正しく判断することで解決できます。



いまいちピンとこない方は、

日本の桜を思い浮かべてください。


春に満開、

夏に葉桜、

秋に紅葉、

冬はなんていうかわかりませんが、

葉が全部なくなりますよね。


桜は四季の状態に応じて、

ステージを変えているのがわかります。





で、

四季のない地域の植物、

特にネペンテスはどうかと言いますと、

三つの体内サイクルを駆使することによって、

生存率を上げているわけです。


ここで大事になってくるのは、

桜と違い、

種を繁栄させることを目的とした戦略ではなく、

自身を生存させるための戦略であるということです。



とにかく花を咲かせ、

種を増やし、

どこまでばら蒔けるかが、

種の存続としては合理的なのに、

日本では考えられないこの戦略が、

なぜネペンテスには有効なのか。



それは、

四季がない地域の植物であること、

貧栄養地帯の植物であること、

つる性の植物であること、

自然淘汰の末に生き残った植物であること、

雌雄に分かれた植物であることが、

密接に関わってくるわけですね。



ええ、

もう今日は時間がないので、

ここまでとしますけどね。



どうでしょう、

この三つのモードと、

ユグドラシルとLCスフィアの関係、

ちょっとでも興味を持っていただけたら幸いです。




ではでは、

また次回、

お会いしましょう。


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2 コメント

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高山種 (夏の雲)
2016-08-14 08:26:51
ヒーローズさんではバイキング系の生育が良くないそうです。
夏場35度オーバーの私のところでは普通の草花のように育っていますが、悠さんの東北では高山種の生育はいかがですか?
返信する
夏の雲さんへ ()
2016-08-15 01:16:00
こんばんは!


いや実は、

バイキング系はほとんど枯らしてしまい、

それ系統は撤退しておりました(^^;)


高山種か低地性か、

交配種が多いのであまり気にしていませんが、

どっちかと言うと、

高山種の方が成績がいいです(^ω^)


ニョキニョキ育ちすぎて、

置き場所に困っております(笑)
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