悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ある晴れた日 その9

2008年12月04日 02時21分35秒 | 日常
いやー、まいっちゃいますねぇ。

パソコンのスイッチに電源を入れるのも、おそらく二週間ぶりです。


いろいろと話したいことはありますが

それは皆さんも同じではないでしょうか。


このご時世

夢や希望を奪われたような錯覚に陥っている方も

いらっしゃるのではないでしょうか。


生きるために仕事をしているのか。

仕事のために生きているのか。


その答えは

その方の人生の充実度でかわってくると思います。


私はここ一ヶ月くらい

本気で仕事をしたなと思えるくらい

頑張ってみました。

そして頑張れば頑張るほど


まだまだ頑張れる


という

不思議な高揚感に包まれていきました。


それが続くと

私は他の人に比べて、全然頑張っていない

という焦燥感に駆られていき

上司からも一層の努力をせよとの通達が来ると

いよいよ時間も忘れて働く日々が始まりました。


じゃあ、充実しているんだね。


旧友と仕事について話す機会があり

ふと、そう言われました。


私は自分に聞いてみました。


充実してるかい、楽しいかい?



私の中から出てきた答えは



空しい



だけでした。


なぜでしょうか。



社会人となって働き

給料をもらい

趣味に金を使い

特に守るものもなく

自由気ままに生きる日々。


言葉だけ聞けば

人によっては

なんて羨ましいと聞こえるらしい

私の生活。


しかし

私はちっとも満足していません。


贅沢だ

なくなってから初めて良かったと思うんだ

と、先輩に言われたことがあります。


それは、確かにそうかもしれません。

十分、満足すべき人生なのかもしれません。


最近

自分はこのくらい頑張っている

自分はこのくらい休んでない

という内容の話しばかり、聞くようになりました。

他人のちょっとしたことをバカにし

優越感に浸っているようにさえ感じる話しばかりです。


私は四捨五入すると

30になる年齢ですが

休みなく働き続ける人の話しを聞いても


だからどうしたというのだ。


という感覚、感情しか湧いてきません。

凄い

という単語が出ることはまずありません。


最近気づいたのですが

私は活き活きとしている人が

凄い

と思えるのです。


私の中では

凄い=かっこよさ

です。


通常では考えられないようなことに

真剣に取り組む人たち。


努力を決して人に見せずに

飄々とした感じで切り抜ける人たち。


鋼の意思で目標を目指し

達成していく人たち。


私にとってはそれは憧れであり

ヒーローであると言っても差し支えありません。


自分はこんなに頑張っている。

自分はこんなに休んでいない。



大変失礼な話しですが

私としては

それは


だからどうした


という話しでしかなく

もっと苦労している人たちはいっぱいいるし

頑張りたくても、もう頑張る場所がない人だっている

ということになってしまいます。


私が会社で同僚と談笑をしていると、

上司に思いっきり怒られました。


みんな頑張ってる時に、ヘラヘラ笑うな。

他の部署では、凄い苦労しているんだぞ。

空気を読め。

何を考えているんだ。


などの説教を受けました。


確かにその通りです。

私には関係ないヅラして笑っていれば

会社の雰囲気も悪くなってしまうでしょう。



しかし、

私にも言い分はあります。


言いたい事は山ほどあります。


でも、

私には言う気力も

反抗心も何も生まれてきませんでした。


ただ返事だけして

その場を離れ、そのことについて考えてしまいました。


なぜ、これほど自分は無気力なのか。

なぜ、自分は頑張ってるらしい人の話を、素直に受け入れられないのか。



もうすべてを説明できる言葉は、一つしかありませんでした。




向上心の無さ。



これに尽きました。


地道に努力したものだけが、成功する。

大きく動かなかったものが、平穏な幸せを手に出来る。


転職を考えている人たちに向けた、私が考えた言葉です。

会社を辞めていった人たちを見て、そう思いました。

辞めたがる新人たちに、私はよく言います。


どこに行っても同じだ、うちは全然マシな方だ。


私の言葉は、かなり保守的に聞こえるようで

夢や希望を奪い、向上心のない人に見えるらしいのです。

だから、次の言葉も付け加えます。


本当にやりたいことがあるのなら、今すぐ辞めろ。


人生の時間は限られています。

やりたいことがあるなら、すぐにやるべきです。

今はまだ準備期間、ここで修行してからだ

と、新人はみな口を揃えます。


私は、まだ夢を追う若者に共感するだけの心はあります。

でも、その台詞を聞くと

甘い

という言葉しか出ません。


仕事というのは、そんなに甘くないんだよ。

仕事をするということは、他の何かを捨てなければなりません。


両立する、と新人は言います。

でも、私はそれを受け入れることはできません。

それは、本気の仕事ができないことを意味しています。

一つの物事に真剣に取り組めないものが

夢を掴むなんて到底できないと思うからです。


いやいや、ちゃんと両立している人もいる。

そう言われると、私はすぐに言います。


なおさら、すぐに辞めるべきだ。

うちの仕事は、お前の夢を叶える環境ではない。

5年後には辞める覚悟も出来ず、続ける覚悟もできない

中途半端なお前がいるだけだ。

例え、3年後に辞めたとしても

職を転々とし、最後には自宅にこもる惨めなお前がいるだけだ。

夢を追うこと、本気で仕事をするということは

そんなに甘っちょろいことじゃない。



現実は、非情です。

会社を辞めていった人のほとんどが、戻りたがります。

今まで見えなかった悲惨な現実に打ちのめされ

後悔の言葉しか聞こえてきません。


裏を返せば

会社に残ったのは

どういう人たちだったか。


本当に会社に必要だったのは、どっちだったのか。



ヘラヘラ笑うな。

空気を読め。



確かに、それは重要なことです。

でも

時と場合によっては

笑っている人よりも

注意している人の方が

自分のことしか考えられなかったりします。


空気を読めば

笑わないのが正解です。


でも、この不況の世の中で

会社で大事なのは、果たして空気でしょうか。


今日は「向上心」についてお送りしました

ある晴れた日


私はこの言葉は、決して綺麗ごとでは済まないものと考えています。


時間がないので、文章はしっちゃかめっちゃかですが

急いで書いてみました。


ではでは

また晴れた日にでも



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