夕顔のスケッチブック

~やさしい気持ちなれる風景をみつけに行こう~

稲架掛けの風景~八女市の棚田を訪ねて

2018年10月06日 | みんなの花図鑑

 

 

今年棚田を訪ねたのは

彼岸花祭りも終わった静かな平日でした。

 

 

ここは福岡県八女市の「黒木町ヨシビの棚田」。

彼岸花が田んぼのあぜ道でなく

のり面に咲いているので

群生地として有名なところです。

 

 

早朝には雲海が見えることもあるという

山あいの小さな棚田です。

 

 

刈り取りが終わっているところもあります。

稲架掛けの作業の途中のようです。

訪ねたのはちょうどお昼をまわった頃でした。

 

 

農家の方が家に昼食に戻ってあるのかなぁ・・・

稲架掛けが終わった風景がみたいなぁ・・・

なんて勝手なことを思いながら

辺りを散歩していると

トラックの音が田んぼの下で止まりました♪

 

 

田んぼの持ち主の方が戻られたようです(^^♪

さぁ、午後のお仕事の開始です。

手際の良い動きに見惚れるばかり。

 

 

 

 

一面に咲く彼岸花

時折涼しい風が吹いて心地良い

秋の午後のひと時です。

 

 

気さくな方で お話も弾みます。

これまで台風の被害に合ったことがないと聞いて

なんだか嬉しくなりました。

 

 

「ここの棚田の稲架掛けの風景を見に

やってくる人がたくさんだから

大変だけど止められない」って

気持ちのいい笑顔で答えてくれました。

 

 

みるみる出来上がっていく稲架掛け

この日に来ることができて幸せでした。

 

 

撮影も投稿も快く承諾してくださって

ありがとうございます。

額の汗と笑顔がとても素敵な方でした。

きっとおいしいお米でしょうね^^

 

 

次に訪ねたのは「星野村鹿里(ろくり)の棚田」

日本の原風景が広がっていました。

上の方に見えるのは八女市の名産のお茶の畑です。 

 

 

刈り取りが終わった田んぼを秋の日が照らします。 

 

 

綺麗に仕上げられた稲架掛け。

登ったり下りたりの棚田の仕事の大変さを

たった一日で実感しました。

 

 

「一滴の水にも天地の恵みがあります。

一粒の米にも万人の力が加わっています。

有難く感謝していただきましょう。

いただきます。」

 

小さいころ田舎の祖父母に教えてもらった食前の言葉を

これからも大切にしていこうって

思った秋の一日でした。