蕎麦の花

お晩でがんす
隣の畑に蕎麦が蒔いてある、毎年少しずつ分けていただく昔からの種類のそばだ
此のそばならばこの辺でも美味しく食べられる
小粒で収穫量が少ないが其の分美味しい
矢張り自分で蕎麦打ちをする、おばーちゃんのこだわりの蕎麦作りである
隣なので、毎日其の成長を愉しんでいる、勿論段段成長して収穫の段取りになり御分け頂けるのでは？と言う期待が有るから、、、、、

生まれたての赤ちゃんそばだ、蒔いて居るなと思って見てから三日で発芽してきた
中中如何して赤い脚をしたおしゃれな赤ちゃんである



そうして、其のうちにお浸しにして少し戴こうかなと思っている中にどんどん成長してもう少女のように成っていた
すらりとのびやかな足は赤いブーツを履いたように色付いて、そこはかとない娘娘した色香が漂っている
夕日の中の若い蕎麦は更に不思議な色気を持っている



今日はもう娘盛りの花が咲きだした初々しい姿である
青春を心から心底謳歌している姿は年寄りにはとても眩しく映る
此れが我が家の日本蜜蜂君の仲人で一斉に結婚をして,忽ちに子供を作り
忽ち育ち黒い実となって、そばが其の一代を終える
それからが私の出番である、新蕎麦の香りを愉しむ季節がもう直ぐ其処迄来ている
　　　

新インフルエンザに注意してこの秋はもう少し真面目に蕎麦打ちに踏み込んでみよう、来る者拒まずであるからして、ご連絡をくだされば、可能な時は蕎麦打ちをともに楽しみたいと思っている

道楽も数が多いいと時間のやりくりに苦労する
まあ自分の選んだ道だから仕方がないのだろう

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子