御嶽紀行

おばんでがんす

何時もこの年の今頃、木曽の御嶽山に登拝する、日頃信仰している御嶽教の修行行事の一環だ

私は曽祖父が御嶽教の、元講社，という講を立ち上げた先達で有った、が子孫はあまり信仰をしない輩たちで

祖父も父も中途半端な信心で有った、もちろん私もそうした親に育てられられたから大した信心家ではなかった

が曽祖父の後を継いだ新宅の甥っ子の爺さんに子供のころから遊び心に経を教わったりしていたので若干はその

心があったが、なにせ子供なので全くの遊び心であった

小四で、実母の死に遭い、その後すぐに養母に育てられ、中三で養子に呉れ出され、高1で実兄に死なれ

亦元の家に引き戻されてといった波乱の青春期過ごした、そのことが大きく作用して、曾祖父の勉強をして

信仰の道にうっすらと入っていった

その後少し中断していてから地元の御嶽講に入って今に至っている、成人したころから御岳山に登拝し

ほぼ毎年上っている、山岳信仰とは自分の心の信仰で有り自分の体力の為の修行である

冬山の登山や滝行などもしてみた、どれもこれが一つ身に成ったと謂う物はないが精神的や商売の上では

大いに役立ち、詩文の趣味の上でも役に立っていると思っている

だから今も無駄ではなかったと自負している

そんな心がけで１８日の午前九時に地元を出発して一御嶽山を目指した

中型の観光バスをチャーターした、一路御嶽山へ出発

　変なのが映ってしまっている、休憩地だ

此れからのぞむ信州連山が見える、あの山の向こうが木曽谷でその奥の大山塊が、御嶽山だ、まだ遠い

御嶽山二合目付近

御岳山神社里宮へ参拝祈祷を済まして集合写真

宿泊地胡桃沢旅館へ到着、毎回の定宿だ、旅館の相向かいにある、普寛堂にて明日の安全登山と家内安全を祈祷

　

右の写真は克って滝行をした行場だ

早朝３時３０分にバスにて五合目駐車場を目指す、途中八海山神社に参拝、祈祷をして一路五合目を目指す

今日の登拝を祝福するかの如き月が照らしている

まだ満月にはならないが明日明後日には月が東天が少し色づいてきた、もうすぐ夜明けだ、五合目駐車場に着く

五合目登山口、大鳥居を潜ってゆく、鳥居の簪の下に見えるのが御嶽山だ

大きな山体が見える今年からは頂上からその奥の剣が峰迄行けるようになった

　登山前の集合写真だ。まだ元気だ

六合目から頂上を望む

七合目から頂上を望む

八合目,はいまつのなだりが見える

九合目から見る北アルプスの連山、雲海に浮かんでいる

九合目から六合目の遙拝所を望む、残念ながら疲労困憊でここでリタイヤして下山に向かう、残念無念

漸く六合目まで降りてきた、遙拝所で参拝祈祷をして下る

後は仲間の下山をまつばかりで用がない，山中の、花々を撮影しながら待つ

こうして仲間が下山して無事を祝い二合目で遅い昼食を取り、御嶽山を後にする

毎回毎回疲れるだけの御嶽山だが、何かを得ることがあろうと思い挑戦する

そんじゃあ又話すべえ

遊童子