そば畑

おはようがんす

此方では今、蕎麦の花が真っ盛りです

自分でも、もう蕎麦を31年打っているが何年経っても此れで佳いと言う領域に達する事が出来ない

玄蕎麦は福島の檜枝岐村産の物を使っている、昔は自分で挽いていたが今は粉で買っている

とても老化現象が激しく成って製粉迄は出来なく成ってしまった

、、と言う実情が有って蕎麦が作ってあると気に成って畑を見たり、土地の土を見たりして自分なりに

品定めをしてしまう、此れは多収型とか、これは味優先型どか、ＥＴＣ、いっぱしの批評家になって仕舞う

これは群馬県利根村の蕎麦畑だ、近在で結構作ってある、寒暖の差が有る場所なので一応県内では美味しいと

言われている

黄昏に掛かり始めた空が少し暗めになってきた

急がないと暗くなって仕舞うだろう、が、別に車だから心配ないのだが、年寄りの一人旅は娘の悩みの種らし

い、若しもの事が有れば、困るし心配だと常常言っている

其れは其れで有り難い事だがもう五十年もしている放浪一人旅は今更止められないし、生き甲斐に成っている

偶には知り合いと二人で出掛ける事もあるが、気遣いばかりで疲れる

娘の心配顔が目に浮かぶが夕焼けの榛名を裏から見ている

山岳信仰の名山の大夕焼（だいゆうや）は、やはり神々しさが有る、思わず合掌したくなる景だ

　然し誰もが言う事だが、自分の故郷から見る山が一番美しいものだ

此の榛名山もその通りで、高崎から見る榛名山が一番美しいし整っているし落ち着いて安定して見える

我田引水、身贔屓、井の中の蛙、、等等、色色有るが、物心付いてから能々刷り込んである風景はちょっくら

ちょいとには変えられない

暗闇になるから帰ろう

 

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子