おばんでがんす
今日は冬至である、いちばん夜が長い日だ、だから夜更かしをしてPCしている
冬至唐茄子、とこの辺りでは言う、もちろん唐茄子とは南瓜のことだ、色色な南瓜料理が出る
冬のビタミン不足を補う古人の知恵なのであろう、語呂合わせで十なす(返すの意)
つまり十(とう)は満願だ、茄子は借金なす、だ、つまり借金の返済が終えて良い正月が迎え
られると言うことになる
甘い煮物と(私用)素煮の南瓜だ、これは他の家族が食べる、どんな味にするか、我関せず
娘が作ってくれた南瓜のあえ物は頗る美味い
こうして南瓜の天婦羅や、尾頭付き、手製の塩辛などなど御馳走があって食べ過ぎである
そしてもう一つが柚子湯だ、社員たちの分も用意した
只理屈は抜きで風呂に入れるだけでよいのだが
獅子柚子も大分香りが出なくなってきたので最後の御奉公をしてもらおうと思って風呂へ
風呂は我が家は九個入れる
七個でも縁起が良い数字だが、「七つ何事無い様に」と言う事で何の変わりも無く、苦労が取れない
しからば「八は開く」で縁起がよいが。開いただけでは未だ苦労が出てゆかない
其処で九個では、苦が「九」で、八で開いて九で全部一年の苦が出ると言うわけだ
こうして一番の夜長をゆっくり風呂に入って一年の苦を払い身を清めて明日23日に大正月の
お飾りを作る日なのだ
30日の飾りつけの日から逆算して七日七夜が冬至になるほぼ毎年がコノパターンである
冬至が一日ずれたりすることもあるが、
愈愈正月の準備が始まる、楽しみでもあり、面倒くさくもあるが、これが伝承と言う事だ
文句は言わず伝承することだけに専念する
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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