いよいよ、南米へ向けて出発。まずは、シカゴからマイアミまでは国内線。日本の国内線と同じようなビジネス。3時間くらいだけれども、夕食がでた。妻は、シカゴで歩きすぎたせいか、疲れてしまい、調子が悪くなり、寝ていて食べなかった。マイアミに着くと、すでに夜10時30分を回っており、空港はガラガラ。リマ行きの飛行機の乗る場所がわからない。事前にマイアミ空港の地図を用意していたが、乗り換えのゲートが出てないし、空港の案内もない。聞く人もいないし。しばらく歩いていると、ゲート案内があった。そこを目標に歩いていくこと、どのくらいかかったのか。日付も変わり、3/12(土)。やっとのことで、ゲートに到着。AAだけれども、LAN航空との共同運航便なので、チケットを再発行しろと言われて、交換。夜中の1時5分発。さすがに眠い。今度は、また、ANAと同じ、フルフラットシートだけれども、仕様は全く違う。こんな時間にもかかわらず、食事のメニューが配られた。しかし、食べずに、ひたすら寝るだけ。というのも、リマに到着するのは、朝。そして、また、ブラジルまで移動なので、休めるときに休んでおかないと。妻は、相変わらず体調不良で、ひたすら寝てる。体調不良なので、フルフラットシートでよかった。ANAよりもシンプルだけど、乗り心地は良かった。そのおかげで、リマに着いた時には、回復していた。朝6時40分に、リマに到着。時差があるので、日本を出て、何時間経過したのか分からない。リマの空港も、大きくて入国審査で混むといわれていたが、思ったほどではなく、スムーズに出国、荷物も無事出てきた。今回は、ロストバゲージに備えて、初めて、スーツケースの中の荷物を、二人で半分づつ詰めてきた。ロストバゲージの経験がないから、なったら困るけど。外に出ると、ちょっと蒸し暑い。30℃まではいかない感じかな。エルニーニョの影響で、例年とは違って、まだ秋とは言えない気候らしい。天気は、晴れ。ガイドさんを探すと、すぐに見つかった。名前は、マルコさん。日本語堪能すぎる。小学校のころから日本に住んでいたそうで、奥様も日本人。後ほど、サンパウロ行きの飛行機に乗るために、空港内を案内してくれて、その後に、休憩用のホテルに連れて行ってくれた。ホテルは、空港から歩いて1分。ここで、サンパウロ行きの飛行機まで、2~3時間程度の休憩。ホテルで、軽く朝食をとり、シャワーを浴びて、ほっと一息。これから、まだ、2回、飛行機に乗るだけに、空港で待つよりも良かった。休憩後、リマ発12時50分のサンパウロ行きに乗るため、空港でチェックイン。空港内の売店を見たりして、搭乗。南米は、搭乗開始が早い。これから南米内は、全部エコノミーだけれども、唯一、サンパウロ行きが5時間と一番長い。ここでも、食事が出た。休憩して疲れが取れたこともあり、5時間が短く感じる。ここでも時差があるため、サンパウロには、19時50分に到着。ここで、23時10分発のイグアスフォールズ行きに乗る。待ち時間は長いが、ゲートには1時間前集合となっているし、あまり長く待った気がしなかった。搭乗は、12日、到着は、翌日。時間の感覚はないが、ラッキーなのは、時差ぼけもないことか。
シカゴ~マイアミ間の機内食。右の黒いのはお肉です
リマのホテルの朝食。オムレツは、目の前で作ってくれます。
リマの空港のお店。不思議な置物や人形がたくさんあります
3/13(日)ということで、深夜0時55分にイグアスフォールズに到着。ガイドさん(ジョージさん)もしっかりと待っていてくれた。クルマで、ホテルまで、30分弱かな。カリマ・ホテル(2泊)に、チェックイン後、久しぶりにベッドで眠れる。うれしい。遅いけれど、出発は10時なので、シャワーを浴びて、就寝。朝は、普通に起きて、朝食。ホテルの朝食なので、シンプル。パン、果物、ハム、卵等。いよいよ、今回の南米ツアー、最初の目的地になるイグアスの滝へ。今日は、アルゼンチン側からの見学。天気は、快晴、暑くなりそう。ガイドさんとドライバーさんが迎えに来てくれた。15分くらいで、アルゼンチンの国境で、パスポートを出して、入国審査。陸続きで、国外へ行くっていうのは初めて。結構厳しくて、写真はダメと言われた。そして、しばらく走ると、イグアスの滝の入り口。チケットを購入し、入場。中に入ると、ディズニーランドみたいな電車で移動。ジカ熱の話題もあるが、この辺は大丈夫とのこと。虫よけスプレーと日焼け止め、サングラスは必須。30度近くあるけれども、長袖、長ズボンと靴は、絶対に必要。アルゼンチン側の行程は、約7キロ歩くけど、大丈夫かと聞かれた。イグアスの滝は、70%がアルゼンチン側にあるらしい。ローワー・トレイルとアッパー・トレイルの2つがあり、まずは、途中下車をして、アッパー・トレイルを散策。2番目に大きいサン・マルティンの滝があり、45分くらい。その後、ローワー・トレイルを歩き、様々な角度から、イグアスの滝を見る。あまりの大きさに驚いた。水が赤いのは、前週に雨が降り、赤土が混じっているからだということ。水の量は、普通かなといってたけれども、こんなに水がまじかに流れている滝を見たことがない。遠目には、ボートが滝に向かっている。その後、少し遅めのお昼。アルゼンチン側のレストラン、フォルティン・カタラタス。バーベキューメインのブッフェ。肉は、牛や鳥、ウインナーで焼き立てをその場で切って提供してくれる。肉以外は、アルゼンチン料理なのか、でも、肉でおなか一杯。昼食後は、また、電車にのり、悪魔の喉笛に。アルゼンチン側のハイライトというか、ここだけが、ブラジル側から見えない唯一の場所。20~30分歩いていくと、悪魔の喉笛に到着。当然、下のほうは見えない。あまりの水の流れ込みの多さに、霧のように水が舞い上がり、虹も見える。吸い込まれそうな滝の上のほうから下のほうまでが見える。絶えず表情が変わるので、いつまで見ても飽きない。数年前の大雨で、悪魔の喉笛に行く通路が流されたことがあると。その残骸が残されていた。今日のイグアスの滝見学は、これで終了。帰りの列車に乗って戻るが、蝶々の多さに驚くこと。可愛いハナグマ(爪が鋭いので、触ると危険と、傷跡の写真が貼られていた)は寄ってくるし、亀、ワニにも遭遇。イグアスの滝を出た後、三国国境地点まで。イグアス川とパラナ川を挟んで、ブラジル、パラグアイを見ることができるアルゼンチン側に移動。川のまじりあうところで色が違う。それぞれの国旗の記念碑がある。日曜日なので、売店もお休みが多かったが、帽子、マテ茶と蝶々の飾り物を購入。アルゼンチンの街並みも、日曜日のせいか、人通りもなく静か。国境を越えて、ホテルに戻り、休憩後、夕食はホテルのレストラン。街のほうに行くのかなと思ったけれども、ホテルのアラカルトだった。時間になると、ガイドさんが来て、メニューの説明と通訳をしてくれて、オーダーをしてくれた。基本的に、英語のメニューはないし、英語も通じないスペイン語圏は、大変。ホテルの食事も、それなりに味は良かったほうだと思う。昼も夜も、肉です。ビールのほかに、ワインもハーフがあったので、注文。夜は、シャワーを浴びて、ゆっくり就寝。
ホテルの朝食。特徴はありません。普通のブッフェ。
ホテルの外観。この辺は、低層階のホテルばかり。奥行きがかなりあるので、部屋数は多いです。
いよいよイグアスの滝(アルゼンチン側)。でかいという言葉以外、出てきません。
滝の水は、赤いというか、茶色。水の量が多いので、どこにでも、虹が出てきます。
ハナグマは、かわいいのですが、袋を見ると餌が入っているものと思い、飛びついてきます。爪が鋭いので、手を出さないようにと、手のけがの写真を貼りだしてあります。
お昼は、イグアスの滝内のアルゼンチン側のレストラン。ブッフェです。肉類は、目の前で焼いているのを、選んでもらう方式です。
午後は、悪魔の喉笛。水が多すぎて、そこは見えません。吸い込まれそうになります。
太陽の周辺に、円形の虹と雲。
三国国境地点のアルゼンチン側。
パラグアイの塔。
左がブラジル、右がパラグアイ。
夕食は、ホテルでアラカルト。メニューはスペイン語のみ、レストランのスタッフは、英語が話せないので、注文は、ガイドさんがしてくれました。朝食のイメージがあったので不安でしたが、夕食はまずまず。でも、スープ、サラダ、メインともに、量が多くて食べきれません。
3/14(月)今日は、ゆっくり11時出発。出発前にホテルの外にでたら、周囲はほとんど何もないので、ホテル周りで写真を撮ったりしたが、日差しの強いこと。でも、日本とは違い湿度が低いため、汗が出てこない。長袖でも、全然大丈夫だった。今日も快晴、朝から暑い。イグアスの滝をブラジル側から見学。その前に、ヘリコプターに乗って、上空からイグアスの滝を見る。ホテルから10分ほどで到着。搭乗手続きをしてもらい、待っている間に、お店を見学。ここでは、記念写真と写真集のCD、Tシャツを1枚購入。ヘリコプター日和の天気。乗り込むとすぐに出発、流れ作業のように、降りたり乗ったり。すぐに、滝の上空に到着し、右へ左へ旋回し、滝の全体を見ることができる。昨日、見た風景を、上から見ているので、イメージがわきやすい。悪魔の喉笛を上から見ても、底は見えない。それにしても、でかい滝。大きければいいというものではないが、滝は、やはり大きくなければ。これから先、滝を見ても、あまり感じないかも。15分ほどで、ヘリコプターは戻ってきた。一人120ドルと高いが、それだけの価値はあったと思う。その後、イグアスの滝のブラジル側に移動。こちらは、列車での移動ではなく、バスで移動。私たちは、自分たちの車で移動。後ほどのボートツアーの場所あたりまで、20分くらい走っただろうか、そこで下車。クルマは入場の時に、GPSを渡されていて、公園内では制限速度チェックがされていて、スピードオーバーすると、半年間出入りできなくなるそうだ。ブラジル側は30%と狭いので、歩くところは少ない。でも、悪魔の喉笛以外の大きな滝の全体像を見るのは、ブラジル側のほうがいいのだそうだ。アルゼンチン側からみると、滝の落ちる上のほうから見ることが多かったが、ブラジル側は、大量の水が落ちていく滝の全貌が見える。一番上のところは、ほぼ平らになっているし、滝底のほうまでよく見える。滝つぼのあたりまで入れるところと、滝の半ばあたりのところまで入れるところがあり、奥のほうまで行くと、びしょぬれになる。ビニールコートを持って行ってよかった。しかし、通路が壊れないのが不思議。滝をこんなにまじかに見れるとは、驚いた。その後、昼食。滝に流れ込む水や遠目に悪魔の喉笛が見えるテラス席。ポルト・カノアス・レストランでブッフェ。ブラジルでは、豆を煮込んだ料理が多いとのことで、お肉に煮込み料理等を食べる。最後には、デザートが3種の中からセレクトで出てきた。すでに、14時過ぎていて、食後には、いよいよ、ボートツアー。マクコ・サファリ。クルマに乗って、ジャングルの中を15分くらい走り、その後、小さなジープに乗り換える。環境のためにエタノールを燃料にしているそうだ。ここで、初めて、日本人のツアーに出会う。ボートに乗るときは、バラバラになったけど。ボート乗り場は、下のほうになるため、ケーブルカーみたいな乗り物で降りて、15人乗りくらいのゴムボートに乗り込む。水は茶色。滝に突っ込むというので、カメラはあきらめて、荷物は全部ジョージさんに預かってもらった。ほぼ全員雨合羽。しばらくは、滝を下から眺めて行くと、滝つぼに到着。ほんとに突っ込む。びしょぬれとかいう話ではない。合羽も役に立たない。みんな子供のように大はしゃぎ。そして、戻るときには、これでもかというくらい、ボートを旋回させて、波を起こし、みんなに水がかかるように遊んで終了。ツアーは、トレッキングもあるようなことが書いてあったが、特にトレッキングはなく、これで終了。周りにも歩いている人はいなかったし。クルマで移動する前半にトレッキングがあったのだろうか。まぁ、なくてよかったけれど。ボート内で、写真を撮ったりしていたので、購入。帰ってきて、確認すると、写真じゃなくて、ビデオだった。あとは、別撮りのイグアスの滝だったりするので、買っておいてよかったと思う。ボートツアーが終わると、16時30分過ぎ。着替えをして、空港に移動。その前に、イグアスで一番大きなお土産屋さんによる。大体ツアーで来るバスは、ここに寄るという。ブラジルならば、コーヒーということで、探していたら、ジョージさんから、一番安いのはまずいといわれ、お勧めを2つとコーヒーチョコを購入。そして、リマに戻るため、空港へ。18時近くに空港に到着。リマまでは、来る時と違い、直行便。この日は、直行便なので、来る時とは違い、4時間くらいで済むので、気が楽。でも、夕食が取れないので、空港内でと思っていたが、あまりにも小さな空港で、食べるところはなかった。でも、昼食が遅めなのとお腹いっぱい食べていただので、大丈夫だった。飛行機の中では、ほんとに軽くパンと飲み物のみだった。
ヘリコプターは、6人乗り。
上から見ると、絶景。滝というよりも、地面が裂けた後のようです。
この滝のなかに、ボートで突っ込みました。
この展望台の先に行くと、びしょぬれ。雨合羽を着ても、あまり役に立ちません。風も強いし、歩くのがやっとです。
ブラジル側のレストランで、昼食。アルゼンチン側よりも美味しい気がします。
イグアスの滝、2日間が終了し、リマに戻ります。
イグアスの滝(滝の上)
イグアスの滝(この滝は、普通の滝に見えます)
ブラジルとアルゼンチンの国境を渡る
イグアスの滝(悪魔の喉笛)
イグアスの滝(ボートが滝つぼに突っ込む)
イグアスの滝(ブラジル側から全貌を見る)