日本では今、2050年カーボンニュートラルを目標にさまざまな取り組みが進んでいる。住まいの分野においては、使うエネルギーと創るエネルギーの収支がゼロになることを目指すZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が広がっている。そして、さらに一歩進んだ省エネ・省CO2を実現するLCCM住宅が注目されている。
LCCM住宅とはライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅の略で、(1)住まいのライフサイクル―つまり、建築〜人の居住〜解体・廃棄までのすべての段階で省CO2に取り組み、(2)さらに太陽光発電などを利用して再生可能エネルギーを創り出すことにより、居住時だけでなく建築時も含めたCO2の収支をマイナスにする住宅のことである。
国土交通省では、住まいのライフサイクルを通じたCO2排出量マイナス化のために必要な工事や設備の導入を推進するため、「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」の一部として、費用の助成などの支援を行っている。
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