夢で。
わがままを言う子供を玄関先にほっぽり出す。
ヨータはまだ三歳ぐらいで、
僕は「外に出すだけで、扉を閉めるふりをしよう」と考えている。
玄関を開けると、外は氷雨が降っており、
土間のタイルはチャコールグレー。
そのタイルの上をヨータが小さな素足でぺたぺたと歩いていて、いかにも冷たそうだ。
可哀想だな。と思う。
思った刹那に許しているはずなのに、
僕は引っ込みがつかなくなって、
ヨータを玄関先に追いやる。
どうしてその時許してやらないんだろう?
扉を閉めるふりをする自分。
こんな風に子供を叱りつけていないだろうか?
もう許しているはずなのに、おさまり切らない自分の感情を弱い者にぶっつけているだけじゃないだろうか?
子供を叱るという事は、とりもなおさず自分の未熟さに面と向かう事だと思う。
わがままを言う子供を玄関先にほっぽり出す。
ヨータはまだ三歳ぐらいで、
僕は「外に出すだけで、扉を閉めるふりをしよう」と考えている。
玄関を開けると、外は氷雨が降っており、
土間のタイルはチャコールグレー。
そのタイルの上をヨータが小さな素足でぺたぺたと歩いていて、いかにも冷たそうだ。
可哀想だな。と思う。
思った刹那に許しているはずなのに、
僕は引っ込みがつかなくなって、
ヨータを玄関先に追いやる。
どうしてその時許してやらないんだろう?
扉を閉めるふりをする自分。
こんな風に子供を叱りつけていないだろうか?
もう許しているはずなのに、おさまり切らない自分の感情を弱い者にぶっつけているだけじゃないだろうか?
子供を叱るという事は、とりもなおさず自分の未熟さに面と向かう事だと思う。
スラーと読んでいて、ピタッとこの文章に止まりました。
”こんな感じ有るとき有るなー”って思い少し深く考えてしまいました。
かばんねこ3冊持っています。
土屋かばんさんよりいただきました。
何度も何度も子供たちも私も読ませていただきました。
ねこのマイペースなキャラが愉快で、仲間もおもしろかわいく大好きです。
ありがとうございます。
「かばんねこリターンズ」いつか書いてみたいです。