日日日記

イラストレーター橋本豊の日常

近くの湖で思うのは

2009年10月22日 | Weblog

ぼくは全てのイマジネーションの根源は自然だと思いっています。
汐サイトとか、電通本社の高速エレベーターとかに乗って、サイバーな感覚を味わっている時でさえ、
結局ぼくはそれを自然の対極にある物として、あくまで自然に感銘を受けているのだと感じる時があります。

心に自然を持っているのか。

それがクリエイターにとって一番大事な事のような気がします。
それを心に持っている人が、ああいうドデカイ建造物を作り上げる事ができるのだと思うんだけど。

新居は駅から遠い!

2009年10月21日 | Weblog
はっきりいって、そうとうな田舎なので、
なんだか寂しい所に引っ越して来てしまったなあ。と考えちゃう事も多いのですが、
朝、ニワトリの声で目覚めたりとか、仕事部屋からいい感じの林が望めたりとか。
一昨日なんて、夜遅く帰宅した所、蝶が玄関の階段に止まって眠っているのを見たりすると、
「かわいいなあ」と思ったりして、
どっちを取るかなんだよなあ。と思い直している昨今です。
高台の南東角地なので、とにかく日当りだけは抜群に良く、直射日光の太陽のパワーってすごいなと感心します。
でも、駅から抜群に遠い。
2つを解決するには、やっぱ大量の資金を用意するしかないって事ですね。
やっぱお金のパワーが一番すごいのか・・・

その後と京都

2009年10月18日 | Weblog
引っ越しの日。
確かに台風がヒットしたはずですが、作業が始まる30分前から雲が切れ、晴れて来ました。
強風でしたが荷物は一切濡れもせず、どちらにしても大当たりな引っ越しでした。
夕方、子供の面倒を見に来てくれた母を駅まで送った帰り道、
夕焼けの中に佇む富士山のシルエットが車の窓からチラと望め、なんとも幸先よろしい引っ越しでございました。

そして荷物もまだまだ山積みの中、一昨日、大阪出張に出かけました。
用事も終わり、翌日京都に寄って、下鴨神社と八坂神社にお参りし、
帰りがけにかつて住んでいたマンションを訪ねてみることにしました。
強烈な懐かしさがこみ上げると同時に、
どうも、こう、うまく言えないのですが、知っているはずの所なのに、全てが煤けて薄暗く、
自分が住んでいたとは思えないような場所でした。
よく、狐か狸に化かされて、屋敷だと思っていた所が、目が覚めると厩だったとか、そんな話がありますが、
なんだかそれに似たような感じでして、
こんな所に住んでいた僕たちはいったいどんな人間だったんだろう?と訝しむほどでした。

それから近くの公園で用を足して、昔飼っていた文鳥を埋めた場所に、
八坂神社で汲んできた水をかけてやりました。
すると、抹茶色の小さな鳥がチタチタ僕の前を横切ります。
よく見ると、羽根を怪我した飛べない鳥で、よっぽど捕まえてやろうかと思いましたが、
なんだか可哀想になって止めておきました。
ひょっとしたら僕の文鳥の魂が現れたのかもなぁと、思いつつ、かつての我が家を後にしました。


キャンパス

2009年10月05日 | Weblog
東洋医学の講義を聞きに筑波大学に通い始めました。
秋雨の降りすさぶ茗荷谷をとぼとぼ歩いて到着した筑波大東京キャンパス。
ひっさしぶりに講義室の椅子に座ったりすると、なんだか妙にモジモジしちゃいます。
学生の頃は講義なんてすっぽかしたい一心でしたが、
こうやって社会人になって、身銭を切って受講すると、せんせーの一言一句たりとも聞き漏らすまいと
真剣になってメモを取る自分がいたりして、エッヂの落ちたダメな人間になったなあ。と反省します。
もっと、こー、34になっても、机に突っ伏して、テキストに顔油のシミでもくっつけながら
爆睡するぐらいじゃないといけないような気がしてきました。
というか、そんな34歳は大学には来ないか。

ま、それはそれとして、
帰り道、茗荷谷駅前に、関西人の胃袋のオアシス「餃子の王将」を発見。
驚喜しつつ吸い込まれるように入店&餃子&レバニラといった波状攻撃を受けたおかげで、
僕のイモ、いや、胃も満たされた訳ですが、
なんだか勉強に行くのが楽しみなのか、毎週王将に行けるのが楽しみなのか、どっちだか分からなくなってきました。
しかし、王将の床は東西負けず劣らずツルツルに滑ります。

森の住人ハッパー

2009年10月01日 | Weblog

大阪のJAGDAアートディレクター重久毅氏・作、埼玉のしみったれイラストレーター橋本豊・絵の「森の住人ハッパー」第3作目が完成致しました。
これまた大阪の三洋商事さんが協賛してくれて、印刷、配布されているミニブックです。

今回は森の住人のくせに海にばっかり潜っているハッパー君ですが、
息子のヨータ(3つ)に読み聞かせをすると、やたらと反応するページなんかもあって、
「子供って分からんなぁ」と思います。
(『ヨータ君へ』ってサイン書いてやったら「ゆーやんせんせー、ありがとう」ですって!なんてプリティーなのかしら)

舞台は南の海なので、かつて潜った与論や座間味の海を思い出して描きました。
でも、本当は僕は海が怖い。
ゾクゾクして吸い込まれそうで股がキューンとする。
やっぱり海には魔物が棲んでいるんでしょうかね?

3作目配布はもう少し先だと思いますが、絵本は無料ですし、是非三洋商事さんのホームページをご覧下さい。

敷金取り返せ!

2009年10月01日 | Weblog
賃貸物件の壁。
引っ越す時、ビス打ちやピンホールをどうしようか悩みます。
でも、オレ、これ直すのうまいんだなあ。

ピンホールの場合は、穴のまわりのクロスを画鋲の先端で四方から穴に向かってムニムニと寄せて完了です。クロスはビニール素材で伸びるのでこれでOK。
ビス穴の場合は、ティッシュをちぎって穴に詰め込み、ピンセットの先で平にならします。ねじ込んだ時にクロスとボード素材もはみ出ているはずなので、それも穴に向かって寄せていきます。最後に、クレヨンの白を穴の上にグリグリ塗り込み、指でならせば完成。完成後はどこが穴だったかホントーに分からなくなりますゼ。

こんな感じで木枠に開けた穴なんかもクレヨンの混色で対応しますが、ここら辺の色使いは経験がものを言うので、気長にやっちゃって下さい。木部のリペアは難しいのですが、基本的に、「周囲との段差をなくす事」と「やっていれば必ず近い色になる」という二点に留意して気長にやる事です。
襖の穴なんかも、糊&クレヨンでいけます。

と、色々書いていますが、先ほど箪笥の裏のクロスが大きく黴びているのを発見。
(以前の入居者もこの壁をカビさせていたから、カビが生えやすいのでしょう。嫌だなあ)
カビキラーで拭き取りましたが、痕がだらしなく残ってしまっています。
これはさすがに無理だわー。
(以前、壁一面下地材で塗ってしまった事あるけど)