日日日記

イラストレーター橋本豊の日常

ソフトウェア

2008年02月29日 | Weblog
僕は仕事によってフォトショップというソフトとイラストレーターというソフトを使い分けているんですが、
デスクにへばりついていると、それぞれのソフトで疲労度が違うのを実感する。
同じ時間やっていて疲れない方はイラストレーターです。
フォトショップだと3時間ぐらいやると「ふはー」と横になりたくなる。
手描きはどうかというと、もちろんこれが一番疲れないですね。
描くのを1日10時間ぐらい、1週間ぶっ続けると肘が痛くなるけど。
あと、結構きついのが絵本制作の時の原画500枚スキャニングとかね。
(僕は安いコピー用紙に墨汁で原画を描くんだけど、
絵本の時はコピー用紙がだいたい1パック強なくなるからね。すごいでしょ!)
誰かやってくんねーかなー。

臭い玉

2008年02月27日 | Weblog
この数日体調がすぐれなくて、昨日は一日寝ていました。
どうも最近風邪を引くと蓄膿の気配があるので耳鼻科に行って来たのですが、
扁桃腺が膿んでいますねえ。と言われて抗生物質を出されました。

今日、子供を寝かしつけていると、喉の奥からポロッと何かが出てきて驚いた。
何気なく匂いを嗅いだら、メッサ臭いやんか!!という物体でして、調べたら「臭い玉」とか言うらしく、
やっぱり扁桃腺から出た膿の固まりなんだそうで、強烈に臭うのだそうだ。
僕は嗅いでみて「肉食獣の臭い」だと思ったけど、自分の中で動物園が生成されているとは知らなかった。
でも、変な病気じゃなくて、まあ、よかった。

回り系

2008年02月25日 | Weblog
近所に灯油販売車が音楽をならしながらやってくる。
S30年代のアニメソングっぽく、アップテンポでちょっとおばかさん風に・・・「いっちにっちポッカポッカで!お部屋はま~るで冬知らず。洗濯ものーもすぐ乾く!マルサン!マルサン!のマーク!」
最後の「マルサン!マルサン!のマーク!」ってところは音が割れていて、いかにトラックに近づこうが聞き取れない。
しかも、トラック自体をまじまじと見ている訳ではないので(僕の家はガスストーブなので灯油は買わない)多分、屋号かなにかだろうと勝手に想像している。
こういう回り系のトラックの音楽にはホントーに聞き取れないものが多くて、京都でも物悲しい音楽とともにやって来る古紙回収が何を言っているのかさっぱり分からないのや、言わずと知れたロバのパンなんかがあって、困惑したものだ。(チンカラチンカラ、チンカラリ~!)
中にはテープの再生ピッチが少しばかり早くなっちゃって、宇宙人ボイスの古紙回収や、コピーのコピーでめちゃくちゃ雑音ばかりのものもある。
そういえば、京都時代に近所に回って来た古紙回収「健康一番」(屋号らしい。お前のポリシーなだけだろう!)のおっさん、ヒロシとは何故か顔見知りで、いつも顔を合わせると、「よ~う、げんきかぁ~」と挨拶されたもんである。
ちなみに、ヒロシはどう見ても堅気ではないので、あまり挨拶されたくなかったんだけど、どうも僕はこういう変なおっさんに好かれるらしく、他にも変な顔見知りが何人もいたなあ。
嫌だったなあ。



ポラロイド

2008年02月25日 | Weblog
どうやらポラロイドがついにフィルムの製造をストップさせるのだそうで、
予想はしていましたが、なんだか寂しい。
最近フィルムカメラでゼンゼン写真を撮っていなかったので、昨日は(フィルムが入りっぱなしの)キヤノンAで適当に子供を撮る。
基本的に僕の写真は記念写真なので、フィルムの端っこに日付が入るのもOK。
逆に入って欲しいぐらいだが、僕が持っているほとんどのカメラにはそんな機能がないので仕方ない。

撮っていると、キヤノンに元々付いていたLマウントの沈胴レンズが曇っているじゃないの?あれー?
変な反射もしているし、よく見ると、バルサム剥がれ。
暇な休日だったので、レンズをバラして、ストーブで暖めてバルサムを分離し、ついでに後群レンズの曇りを酸化セリウムで磨いたりして、久々のカメラレストアであった。

よく、レンズは素人が分解すると使い物にならなくなると言う人がいるのだが、これが僕には???なのだけど、たぶん、自分で分解修理した事ない人の弁であろう。
件のレンズなど、光軸調整する部分など皆無で、ただユニットをねじ込むだけである。
ねじ込み具合で画像が変わるのだ!と言われてしまえばそうかもしれないが、実写しても問題ないけどなあ。
思うに、レンズの処女性や神話性に寄りかかったメーカーや修理業者、マニアの脅しであろう。
もちろん、一流の修理業者に出すのが一番なのは分かっているけど、まあ、そんなことやってもねー。こちとら修理するのが趣味だし。
(ただ、今回みたいに張り合わせレンズをいじったり、研磨したら光軸調整やフランジバック調整の必要ありだろうな。でも、勘でなんとかなるサ)
またジャンクレンズ買ってこよー。



重久氏来る

2008年02月21日 | Weblog
重久さんというのはJAGDAの会員で、結構有名な大阪在住のアートディレクターである。
ちなみにハッパーの作者。
急にメールが入って、「東京行くから会いません?」って事になり、楽しみにしていたら、打ち合わせが入ったとかで時間がない。
今回は止めましょうか。となったのだけど、遠いし、そんなに会える人じゃないので、仕事を切り上げて僕が立川まで馳せ参じる事になった。
予定が詰まっているとかで時間がなく、それはそれは自転車ぶっ飛ばして駅まで行って、保谷→所沢→東村山→国分寺→立川→ルミネ前→「おー!」となったのであった。(地味な路線だなあ)
でも、何かに導かれたのか、ものすごい接続がうまくいって、(しかも直通とか特快とかに乗れた)恐らく最短に近い感じで行けたと思う。
一通り下らないおしゃべりをして、今後の悪巧みをゴニョゴニョとしたわけだが、まさか重久さんと東京で会えるとは思っていなかった。
じんせーって不思議ねえ。

別れ際に「奥さん、『オーラの泉』最近つまらないって言っていません?」といわれてビックリした。(重久さんと僕の妻は、『オーラの泉』が大好きなのだ)
ぼくはすっかり忘れていたのだけど、昨夜妻に「重久さんに『オーラの泉』つまらなくなりましたね。って言っておいて!」と言われていたからだ。
重久さんって、ちょっとこういう所あるんだよね。
東京出張お疲れさまでした。

その土地に呼ばれるのか

2008年02月21日 | Weblog
僕の妻は東京生まれだ。
練馬区、大泉学園。
それから健康上の理由で千葉に移って、その後両親の転勤で名古屋に行った。
そして、大学入学で(日芸)上京し、また何の因果か西武池袋線の大泉学園にあった寮に入る。
後に就職で山梨に引っ越して、退社して、僕と一緒に京都へ旅立った。
それらか家族三人になって、昨年東京へ帰って来て住んだ町が西武池袋線、保谷。(何もねー)
自転車で5分も行けば大泉である。

先日、学生時代に妻が始めてバイトしたというドトールコーヒーに家族で自転車で出かけてミラノサンドをかじった。
妻は何か感慨深いものを感じていたようで、確かに時系列で見ていくと、今住んでいる土地周辺に
やたらと吸引されているのが不可思議である。
(もちろん、人間、縁もゆかりもない所には行かないもので、無意識に生まれた土地に向かっていたのかもしれないけど)
つまり、これは妻の長い旅の第一幕が終焉を迎えたということでもあるのかもしれない。と、僕はいたく感じ入った。

こうやって、自分の人生と他人の人生を土地や電車の路線図で見ていくと、結構繋がりがあったりするから面白い。
ちなみに、僕は大学を卒業して会社員だった時、中央線の三鷹に住んでいて、妻は中央線の韮崎に住んでいた。
その後2人で東海道本線の西大路(京都の隣の駅)に住んで、新幹線で東京に帰って来た訳で、
どうも今後西武池袋線とJR中央線が自分の中で繋がる時が来るような気がしてならない。
そんでもって、東海道本線はどういう繋がりを見せるのか、それも密かに楽しみにしているのである。


女児誕生

2008年02月19日 | Weblog
といっても、数日前に夢の中での事なんだけど。
夢の中で夢を見ていて、女の子が生まれる。
予定日になっても妻の陣痛が始まらなくて、「こりゃあ、遅くなるかな?」なんて思っていたら唐突に生まれた。
なぜか僕は裸で妻の横に仰向けに寝転がっていて、助産士さんが、生まれたてでホカホカした真っ赤な赤ん坊を僕のお腹の上にペチョっと乗せる。
その体温と重さがものすごく生々しくてリアリティーがあって、
目が覚めたあと(夢の中で)ため息をつくほどであった。
それで本当に目が覚めてみても、その生々しさが感覚に残っていて、ほとんど実体験に近い余韻が残っていた。

気がついたのだけど、夢の中で見ていた夢の記憶(第2階層)というのは、夢から覚めても第1階層の夢以上の劣化がない。
例えば、デジタルデーターを外部のアナログメディアへコピーするのと、デジタルデーターをハードディスク上でコピーして、それら二つを外部のアナログメディアへコピーする時と同じ感覚というか?
どだい夢の中での出来事なので、記憶の垣根がないからだと思うが、新鮮な発見であった。

かばんねこ

2008年02月16日 | Weblog
土屋鞄製造所の本年度ランドセルノベルティー絵本「かばんねことあめふりかばん」の評判が結構いいらしく、
おこちゃまからのお返事が続々届いているのだそうです。(現時点で昨年の総数700通を上回るファンレターが来ているらしいですヨ)
そうか、そうか。
でも、今期分の発送がまだ済んでいないのでホームページやブログで紹介する事はできません。(プレゼントだからバレちゃうからね)春には紹介しますのでお待ちください。
来年続編があるかは分かりませんが、かばんねこを生み出しているのは自分のくせに、この先のお話が今は全く思い浮かばないというのが不思議です。(考え始めると進むんだろうけど、今は考えたくないからシャットアウトしている)

ちなみに、かばんねこは「いじわるで、きむずかしやで、かばんにぜんぶをつめこんで あちこちたびする かばんねこ」という一文から始まるのですが、これって、自分の事なのかなあ。とも最近思います。かばんねこはケチだし、でもなんだかんだでお人好しで、最後はトホホで終わるし。そう考えるとオレって一体全体・・・


世界陸上再び

2008年02月13日 | Weblog
インターネット関係の会社に打ち合わせに行ってきました。
ITというか、流石というか、僕が担当して既に削除されていたかと思った、コクヨの世界陸上スペシャルコンテンツを発見してくれていまして、「あれ?まだ見られたんですね。」なんて感心してしまいました。
どうやって見つけたんだろ。
ここです
これ、けっこう可愛くて気に入っているんだよね。
保存とかできないんだろうか?詳しい人教えて下さい。


風が吹いている

2008年02月13日 | Weblog
僕の母は風が電線を切り裂くヒューヒューという風きり音が嫌いで、幼かった僕に向かって「怖い怖い」とよく言っていた。
星空も怖いらしく、キャンプで霧ヶ峰に行ったときなど、満点の星空を眺めては、やはり「怖い怖い。吸い込まれそう」と早々にテントに入ってしまったのを覚えている。
この母の怖いという感覚は、どちらかというと「畏怖」という感覚に近いような気がする。

今、外ではすごい風が吹いている。
昨年の3月に引っ越して来てから、僕の家の周りはいつも強い風が吹いていた。
でも、始めての冬を迎えてみると、冬はほとんど風がなかったのに今、気がついた。
だから、この木を揺する風は早い春を告げているのかもしれない。
強い風もなぜか怖いと思う。
誰かがここからあっちへ行ってしまうような。なんだかそんな剥ぎ取られたような空虚な気持ちになる。

イラストレーターという職業

2008年02月12日 | Weblog
まじめな話をしますが、今、確定申告の申告書を書いていて、色々と調べるためにネットを検索しているのですが、
ひょんな事から「イラストレーターや絵本作家がフリーで食べていけない」といった深刻な問題を意見交換しているサイトを発見して読み込んでしまいました。(僕でも知っている絵本作家の人が管理しているまじめなサイトでした)

ズバリ言ってしまうと、イラストレーターはある程度の知名度があって、(あたりまえだけど)大きな収入が得られる人じゃないと、数字的な旨味はないと思います。
フリーでやっていると、日本って、サラリーマン主体の国だなあ。と思います。
ただ単にサラリーマンが嫌だから。なんとなくフリーで。なんて考えている人は会社に属しているという何重にも張られたバリアの事を忘れています。
健康保険、高いですよー。
税の管理、自分でやるんですよ。
暇なら暇なだけお金入ってこないんですよ。
僕には妻子もあるので、ある時期など不安で夜眠れない事だってあったんだなあ(今は吞気だけど)。

ただ、向き不向きというのはあると思います。
僕は、父が自営業者で職人だった事もあり、独立という事に関しては最初から抵抗がなかったと思います。
それに、会社で仕事をするという事がホントーに向いていない体質で、会社だとサボるか楯突くか、そのどちらかしかしなくなります。(問題児だね)
だから、自分のスタイルで求められる(時にはそれ以上)仕事を提供するというのはとても性に合っていると感じます。
ここら辺の感じ方は人それぞれです。
収入や、安定度、家族の将来などを考えるのであれば、やっぱ、会社員っていいよな。とも僕でも思います。
じゃあ、なんで好き好んで?と問われれば、
僕は家にいて、自分だけで仕事がやりたかった。という点で、それが可能な職種を模索したというだけです。
正直な所、特別絵が好きだとか、描かないとダメになるとか、そんな感じではゼンゼンありません。普段全く絵を描かないイラストレーター橋本なんでございます。
でも、それぐらいの距離感がイラストレーターという職業には必要な気がします。自己表現とイラストレーションはあまり結びつきません。そして本当に絵が大好きで、それを仕事にしたいという人には僕はイラストレーターは勧めません。
「好きな絵」は自分だけのものです。商品にしないで大事にして欲しいと思います。
と、まあ色々ですが、過去服部一成氏に言われた「イラストレーションというのはデザインのエレメントでしかない。」という認識は確かだと思いますし、元デザイナーの僕の仕事のスタイルはデザインに近い気がします。(でもデザインの仕事は性に合わなのが不思議)


おむつ広告

2008年02月11日 | Weblog
どうせどこかの代理店が既に考えているだろうけど、
おむつ広告ってどうだろうか。
紙おむつの消費率、回転率といったら結構なものだ。
季節限定柄のような展開は各社やっているのだけど、尻の部分に広告スペースを作って、広告収入分価格を下げる。
おむつに「桃屋ごはんですよ」とか「ハウスバーモントカレー」なんていうのはちょっとアレだけど、「森永チョコボール」あたりなら許せるか?いや、間違えそうな時もたまにあるな。

マサイかーちゃん

2008年02月09日 | Weblog
ヨータに「消防車」と言うと、
「マチャン・カーチャン!」と言うのだが、最初聞いた時はマサイかーちゃんかと思って仰天した。
トラックは「アック」だし、タクシーは「アクシ」だし、発音って結構難しいんだな。
さらに、最近妻が僕の事を「ゆーやん」と呼ぶので、ヨータにとって僕はゆーやんになりつつある。でも、それも面白いので自分でも「ゆーやんにコップとってー」なんて使ったりして。「ゆぅぃやん!ないよ~!」とか言うからね。(目の前にいるのにサ)

さてさて、また雪ですね。
今日は妻が体調を崩したので、昼夜ご飯を作ってバタバタしていたので、ふと外を見たらもうすっかり雪景色でビックリ。
そして久しぶりに仕事から解放されたので、ヨータと昨日買ってやったコマを回して遊んだり、布団の洞窟で「お母さん来た!」ブルブル!と怖がりながら抱き合うという、よく分からない遊びに興じたりして、なんだか、ゆーやんにとって久しぶりに休日っぽい1日であった。


恵比寿

2008年02月08日 | Weblog
初めて恵比寿ガーデンプレイスに行ってきました。
妻が髪を切りに行くのについて行って、ヨータと展望台に上る。
人が豆粒みたいで、車とか電車とか、ビルとか何やかが一切合切おもちゃみたいでバカらしく思えてくるから不思議。
まあ、たぶん、元々色々はバカらしい事なんだろう。
いつもジェットが東京湾上空を旋回していて、3分間隔ぐらいで離陸していく。
高い所に来ると久々に飛行機に乗りたくなります。
ホノルルからマウイに飛ぶ国内線で出された、眠たいぐらい甘いジュースを揺れながら飲んだのを思い出します。