goo blog サービス終了のお知らせ 

こころが生ずる場

絵本のこと、日々の生活のこと、研究のこと、折々に書き留めていきます。OCNから引越しを命ぜられ移り住むこととなりました。

コスモス

2006-09-24 22:09:10 | 

2006 わたしはコスモス。

わたしがみているのは,

いつかのくも。

ぽっかりと くじらみたいに浮かんでた。

・・・・・

わたしが感じているもの,

あたたかさ。

だからいつだって 太陽に向かう。

・・・・

いつかのくもは,

きょうはない。

いつかのぬくもりも,

きょうはない。

・・・

けれど,

きょうはきょうのそらが,

きょうの光りが,

わたしとともにある。 

それで,いい。

それで,いいと思っている。


朝顔

2006-08-24 00:07:25 | 

82_1

手のひらで 掬うように

たいせつに たいせつに

つつみこんできた 輝き

解き放て ひかり

はじけ飛べ 雨つぶ

青く 青く

白く 白く

解き放て ひかり

はじけ飛べ 雨つぶ

早朝の一瞬 天に向かって


生まれたその日の輝きが影をつくった

2006-07-17 23:30:33 | 

生まれたその日の輝きが,

影をつくった。

月日を重ねて生きる,生きるごとに,

影は幾重ものグラーデションを作り出していった。

それが,こころの広がりと,深さだ。

ただの暗闇ではない,

いろのないいろと

いろのない輝きからなる,寂莫とした世界。

白くひかり,黒に沈んでゆく,

黒い水面には,白い月が浮かんでいる。

生まれたその日の輝きは,

消え行く日まで,こころに広く,深い影をつくる。

影が呼ぶ声

白く冴え。

輝きに浮かぶ笑顔は,

時として,黒に沈む。

喜びは,いつのまにか絶望を生み出し,

苦しみが,希望と変わる。

影が伝える,

生きることの苦悩を,

そして,生きるということの輝きを。


すきないろ

2006-07-16 18:19:35 | 

Photo_70  すきな色

うまれたてのレマーニのピンク

赤ん坊のほっぺの色のようだと思う。

7_1すきな色

インゲン豆のはなのムラサキ

やさしいあわいゆめの色。

Photo_73

雨の日のグラジオラス

どんより曇りの空のもとでも

花びら透かして空をみる。

どんよりとした灰色が

みごとなオレンジときいろに変わる。

すきな色

それは,生活の中に溶け込んでいる色たちだ。


どうってことない

2006-06-30 00:09:37 | 

Photo_56

どうってことない。

そう,どうってことないのだ。

何があってもどうってことない。

すぐに忘れる。

 竹林に鶯の声,

 どこから聞こえるのかひばりの声,

 向こうの森で,カッコウだって鳴いている。

  木々の葉がざわめき,

  涼しい風が吹きすぎていく。

どうってことない。

そう,どうってことないんだ。

あの緑色の風に乗って,行ってみよう。

ワタシハ ジユウ ダ!

               (ゆた拝)