最近読んだ数学の本から,リスクのことを考えてみたりして
半分フィクションで,ノンフィクションのような
・外国旅行に行くとする
・ただし,旅行先は情勢が不安定で,情勢悪化により渡航中止になる可能性がある,その確率は50%とする
という条件で,
・最安値の返金不可のチケットA:66,800円
・最安値よりも高いが返金可能なチケットB:90,000円(キャンセル料は10,000円)
どちらのチケットを買いますか,どちらが得もしくは損しないのでしょうという問題
チケット関係の金額を高い順番まとめると,
チケットBを買って旅行に行く:90,000円
チケットAを買って旅行に行く:66,800円
チケットAを買って旅行に行けない:66,800円
チケットBを買って旅行に行けない:10,000円
なんとなくチケットAのほうがリスクが少ないように思うけれど,
得をするのは,どんなときかというと,
旅行に行く場合:Aを買ったほうが23,200円得をする
旅行をとりやめた場合:Bを買ったほうが56,800円得をする
逆に損をするのは,つまりこういうことで
旅行に行く場合:Bを買ったら23,200円損をする
旅行をとりやめた場合:Aを買ったら56,800円損をする
それから,精神的にショックなのは,もちろん旅行がとりやめになる場合で,
とすると,Aを買って旅行に行けない場合,56,800円損をして,さらに精神的にダメージを負う,これが最悪
(ただしAを買った場合,旅行に行くという観点では最もお得ではある。
つまるところ,Aは旅行に行く場合は最高で,旅行に行けない場合は最悪になるという両極端の結果になり得るわけで)
Bを買った場合,旅行に行ったときはたしかに23,200円を損するけれど,
Aを買ったときの56,800円の損よりはマシだし,そもそも損をしても旅行に行けるんだから,こっちのほうがまだいい
ということは,チケットBを買うのがよさそうだなという結論に
ただ,いまは50%にしていますが,この確率が変わったらまた違ってきそう
でもチャーリーだったら,旅行先が情勢悪化する確率も計算できちゃいそう
うーん,チャーリーに詳しく教えてもらいたい。
(ここから余談)
ちなみにチャーリーはFBI×天才数学者な海外ドラマ「NUMB3RS」のキャラクターです。
このドラマもまた超おもしろいです…!
普段は刑事ものを全然みないのですが,チャーリーが毎回数学で事件を解決する手法があざやかで,すっかりはまってしまいました。
あんなことやこんなことや世界の色んなところに数学が関わっているんだなーというのがものすごくおもしろいです。
毎回チャーリーが提案する突飛な数学的解決法・分析法をきいたときのFBIの人たちの「おいおいマジかよ…!」みたいな反応はそのまま視聴者の反応だと思うのです。(そして,たまには失敗もするけど,最終的には見事に解決してしまうところがまたベネ!)
それにチャーリーも,兄のFBI捜査官のドンと,そのまわりの人たちの人間模様も
捜査パートと同じくらいの比重で描かれていて,人間ドラマとしてもすごく見応えがあります。
とくにチャーリーの天才だからこそちょっと打たれ弱いところや,人間関係を築くのが下手なところや,
天才である弟をもつドンのちょっと複雑な心境とか,同じく人間関係に(とくにチャーリーに)不器用なところとか,
この兄弟関係の部分もかなりドラマでは重要なパートで,ときどき事件よりこっちのほうが気になるくらいです。
あとチャーリーが恋人未満の助手の女の子とやきもきするのも,毎回ハラハラ見守っています。
それから事件もただの事件じゃなくて,回を重ねるごとに,事件自体にも考えさせられるようになってきたり
(「悪人は誰もいなかったんや…」やら「戦争が悪いんや…」みたいなのとか,さらにそれを逮捕しなくてはいけないドンやチャーリーのの葛藤とか)
まーこちらもとてもオススメです。
個人的にシーズン3の9巻のDVDが見所です。
あと何巻か忘れたけど,囚人のジレンマを容疑者に解説しちゃうチャーリーのシーン(そのあとにドンに「はったりお見事!」と言われて「本物の数学の理論やねんて!」と怒るチャーリーまで)が好きです。
半分フィクションで,ノンフィクションのような
・外国旅行に行くとする
・ただし,旅行先は情勢が不安定で,情勢悪化により渡航中止になる可能性がある,その確率は50%とする
という条件で,
・最安値の返金不可のチケットA:66,800円
・最安値よりも高いが返金可能なチケットB:90,000円(キャンセル料は10,000円)
どちらのチケットを買いますか,どちらが得もしくは損しないのでしょうという問題
チケット関係の金額を高い順番まとめると,
チケットBを買って旅行に行く:90,000円
チケットAを買って旅行に行く:66,800円
チケットAを買って旅行に行けない:66,800円
チケットBを買って旅行に行けない:10,000円
なんとなくチケットAのほうがリスクが少ないように思うけれど,
得をするのは,どんなときかというと,
旅行に行く場合:Aを買ったほうが23,200円得をする
旅行をとりやめた場合:Bを買ったほうが56,800円得をする
逆に損をするのは,つまりこういうことで
旅行に行く場合:Bを買ったら23,200円損をする
旅行をとりやめた場合:Aを買ったら56,800円損をする
それから,精神的にショックなのは,もちろん旅行がとりやめになる場合で,
とすると,Aを買って旅行に行けない場合,56,800円損をして,さらに精神的にダメージを負う,これが最悪
(ただしAを買った場合,旅行に行くという観点では最もお得ではある。
つまるところ,Aは旅行に行く場合は最高で,旅行に行けない場合は最悪になるという両極端の結果になり得るわけで)
Bを買った場合,旅行に行ったときはたしかに23,200円を損するけれど,
Aを買ったときの56,800円の損よりはマシだし,そもそも損をしても旅行に行けるんだから,こっちのほうがまだいい
ということは,チケットBを買うのがよさそうだなという結論に
ただ,いまは50%にしていますが,この確率が変わったらまた違ってきそう
でもチャーリーだったら,旅行先が情勢悪化する確率も計算できちゃいそう
うーん,チャーリーに詳しく教えてもらいたい。
(ここから余談)
ちなみにチャーリーはFBI×天才数学者な海外ドラマ「NUMB3RS」のキャラクターです。
このドラマもまた超おもしろいです…!
普段は刑事ものを全然みないのですが,チャーリーが毎回数学で事件を解決する手法があざやかで,すっかりはまってしまいました。
あんなことやこんなことや世界の色んなところに数学が関わっているんだなーというのがものすごくおもしろいです。
毎回チャーリーが提案する突飛な数学的解決法・分析法をきいたときのFBIの人たちの「おいおいマジかよ…!」みたいな反応はそのまま視聴者の反応だと思うのです。(そして,たまには失敗もするけど,最終的には見事に解決してしまうところがまたベネ!)
それにチャーリーも,兄のFBI捜査官のドンと,そのまわりの人たちの人間模様も
捜査パートと同じくらいの比重で描かれていて,人間ドラマとしてもすごく見応えがあります。
とくにチャーリーの天才だからこそちょっと打たれ弱いところや,人間関係を築くのが下手なところや,
天才である弟をもつドンのちょっと複雑な心境とか,同じく人間関係に(とくにチャーリーに)不器用なところとか,
この兄弟関係の部分もかなりドラマでは重要なパートで,ときどき事件よりこっちのほうが気になるくらいです。
あとチャーリーが恋人未満の助手の女の子とやきもきするのも,毎回ハラハラ見守っています。
それから事件もただの事件じゃなくて,回を重ねるごとに,事件自体にも考えさせられるようになってきたり
(「悪人は誰もいなかったんや…」やら「戦争が悪いんや…」みたいなのとか,さらにそれを逮捕しなくてはいけないドンやチャーリーのの葛藤とか)
まーこちらもとてもオススメです。
個人的にシーズン3の9巻のDVDが見所です。
あと何巻か忘れたけど,囚人のジレンマを容疑者に解説しちゃうチャーリーのシーン(そのあとにドンに「はったりお見事!」と言われて「本物の数学の理論やねんて!」と怒るチャーリーまで)が好きです。