ロイヤルセラピスト協会指定スクールhappy ice cream

自宅でのレッスンや出張レッスンとお客様のニーズに合ったやり方で関われる少人数制のサロンです。

私の原点。

2012-07-08 23:03:46 | インポート
 今日は、パパが独身の頃から住んでた熊本の家に行って来ました。
と、言っても借家の集落ですが・・・(笑)
その家には結婚後、私が5歳になるまで住んでて、大人になってもずっと足を運んでいたんです。
奥には大家さんの家(幼なじみのめぐちゃんのおばあちゃん家)、手前が私の家、その隣には首藤さん宅、向かいに甲斐のおばあちゃん宅、おばあちゃん宅の隣に今千葉に住んでる野中さん宅。私の家の裏が幼なじみの和真くん宅。
でももう、当時の住人は首藤さん夫妻のみ。

元の、首藤さん宅は老朽化してたので、私の家に今年の春、移動されました。
亡くなる前にそのことを知ってたパパは、すごく喜んで、自分の出発点の熊本の家に行けるとはしゃいでいたんです。

他人といえど、家族ぐるみで仲良しでしたから、親戚のようなおつきあいでした。
今ではなかなか築けないようなつきあい方です。

熊本には親戚はいませんが、幼なじみはきょうだいのように、おじちゃんおばちゃんは親のように、おじいちゃんおばあちゃんは、本当の祖父母のように、愛してくれた人たちばかりです。

私のポジティブ精神はこの熊本の環境で培われたものだと思います。
「ただいま。」と帰るのが、いつもの挨拶。
今日は、くまさんとマチャを初めて首藤さん夫妻に会わせて、初めて熊本の家に連れて行きました。

ここがおじいちゃんとおばあちゃんとママが住んでた家よ。

そして、ここがママがおばあちゃんに怒られて閉じ込められてた、裏にはの倉庫よ・・・・
やぁね、いい子だったのに・・・
ここで、「おばあちゃん助けて!おばあちゃん、助けて!」とドアを叩くと、首藤のママが私が倉庫に入れられたと知り、甲斐のおばあちゃんに通報。
そしてみごとな連携プレーで私はおばあちゃんに救出され、その夜は甲斐のおじいちゃんの布団に潜り込んでお泊り。  そしたら、トントンってやってくるんです。   パパが「すみませ~ん、ゆりは・・・」って。
「今日はゆりは預かるから、今日は帰りなっせ。」ってね。
大好きなパパが可哀想になる切ない瞬間ですが、子どもの意地というのがありまして、帰らずお泊まりするわけです。
布団の中で、話を聞いてくれたおじいちゃんとおばあちゃん。そして説教をいただくのです。
翌日反省して「ごめんなさい。」で帰宅。
このパターンを繰り返し繰り返し大きくなりました。

マチャが大爆笑してましたが・・・
「ママがお世話になりました。」だそうです。

甲斐のおじいちゃん、おばあちゃんのお墓は熊本の日記で出てくるお墓参りはこの恩人のお墓だったのです。
遺族の息子さん家族とも仲良しですからね~。
縁はつながるんです。

ああ、ここが私の原点だなぁ・・・帰ってきたんだなぁって思うと涙が止まらなくなりました。
首藤夫妻が「目に汗かくねぇ~」と笑いながら、涙を拭くわけです。
泣く表現もこれですからね~。
辛い時こそ、一緒に涙して笑うんです。空を見上げながら・・・。

電話越しでママも号泣してましたが、みんなでパパを想い、そして残された者同士で励ましあい生きていくんです。
今日はやけに目に汗をかいたなぁ・・・・(笑)

朗らかな首藤夫妻も波乱万丈な人生を歩んでこられた方たちです。
でも、初めて会ったくまさんが「明るい人たちだね・・」って、笑顔で言ってくれました。
笑顔ほど、強い力はないな・・って。

私も、空を見上げよう。
辛くて悲しくて、悔しいことがあっても、目に汗をかきながら、たくさん笑おう。
おなかから声を出して笑おう。


ここからよく「おばあちゃん、ただいま!」と台所に通じる、裏玄関から入ってました。
本当の玄関からは入ったことがなかったなぁ・・・(笑)
「ただいま、ユリが帰ってきたばい。」