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ヨシュア記

2021-01-19 16:53:32 | 日記

バイブルプロジェクト文字起こし ヨシュア記

まずここまでの話しを振り返ってみましょう。

神はアブラハムとその子孫であるイスラエル民族を選んでいましたが、彼らはエジプトで奴隷にされました。

そこで神はモーセを遣わしてイスラエルをエジプトから救い出し、シナイ山で契約を結びました。

その後彼らを荒野に導かれたので彼らは約束の地の外に宿営していたのです。

モーセは彼らに神の命令に従い、神がどんな方か他の国々に示すように呼びかけました。

ヨシュア記はモーセが死んだ直後からイスラエルが約束の地に入ろうとするところを取り上げ、4つの大きな出来事を描いています。

1-5章

ヨシュアはまずイスラエルを約束の地に導きます。

6-12章

しかしそこでカナン人に敵対され戦いが始まりました。

13-22章

この戦いに勝利するとヨシュアは約束の地を分割して12部族にゆずりの地として与えます。

23-24章

そして最後にヨシュアから民への説教をもってこの書は終わるのです。

では話しがどう進んで行くのか見てみましょう。

最初のセクションはモーセの死から始まり、ヨシュアが新しいリーダーに任命されます。

著者はヨシュアを新しいモーセとして描いています。

ヨシュアはモーセと同じように、シナイ山で結んだ契約である律法に従うよう民に呼びかけます。

次にヨシュアはモーセが民数記13章と14章でしたように、約束の地に偵察隊を出します。

ただし今回の偵察のほうがはるかに良い結果を出し、カナン人の何人かはイスラエルの神に従いました。

それからヨシュアはイスラエルのすべての民を率いてヨルダン川を渡り、約束の地に入ったのです。

割れた海を渡ってモーセがエジプトを出たように、ここではヨルダン川が割れ、祭司はイスラエルの民にそこを渡らせながら契約の箱を運びました。

5章では場面が変わり、イスラエルは神の契約の民としてのルーツを振り返り、新しい世代は割礼を受け約束の地での初めての過ぎ越しを祝います。

そして先に進んで行こうとしたとき、ヨシュアは不思議な戦士と出くわします。

彼は神の軍の将と名乗り、ヨシュアは彼にあなたは味方か敵かと聞きます。

彼はどちらでもないと答えました。

それはヨシュアこそが神の味方なのかが重要だという意味でした。

これはヨシュア記がイスラエル対カナンではなく、神の戦いについて描いていることを示しています。

イスラエルはその戦いを目撃し、時には神の計画に用いられるものなのです。

13-22章

続いて2つ目のセクションです。

ここにはイスラエルがカナンの複数の部族と戦った記録があり、2つの戦いについて詳細に記しています。

次に長年にわたる戦いを短く要約した話があります。

最初はエリコとアイの戦いですが、ここでは神の誠実さとイスラエルの過ちが浮き彫りにされています。

エリコではイスラエルは完全に神任せの攻撃法を取るように言われました。

そこで神の存在を象徴する契約の箱をかつぎ、6日間音楽を奏でながら歩いたのです。

この期間はラハブがしたように、エリコの人々もイスラエルの神につくチャンスでした。

でも誰もそうしなかったのです。

そして7日目に祭司が角笛を吹き鳴らすと城壁が崩れイスラエルは勝利しました。

この話で重要なのは神こそが民を救う方であり、イスラエルに必要なのはただ信じて待つことです。

次のアイの戦いではそれとは逆の真理が教えられています。

アカンというイスラエル人がエリコで神に捧げるべき戦利品を盗みそれを隠していました。

神がイスラエルにしてくださったことを思えばこれは本当にひどい行いです。

そのためイスラエルはアイとの戦いでこっぴどく負けてしまいました。

イスラエルはへりくだって悔い改め、アカンの罪に厳しく対処した後にやっと再び勝つことができたのです。

この2つの話しがここに配置されているのは、互いに合わさって重要な真理を伝えるためです。

イスラエルが約束の地を受け継ぐなら神に信頼し、律法に従わなければなりません。

特別扱いはされません。

このセクションの次はカナンの一族であるギブオン人の話から始まります。

彼らはラハブと同じようにイスラエルの神につくことにし、イスラエルと和平を結びました。

これはイスラエルを打倒するために連合したカナン人の他の王たちとは対照的な姿勢です。

イスラエルは彼らに戦いを挑み圧勝しました。

このようにこのセクションはモーセとヨシュアによる勝利の戦いを要約して終わります。

ここで少し考えてみましょう。

この暴力に満ちたストーリーに違和感を感じませんか?

イエスに従う者ならイエスは敵を愛せと言ったのにと思うのではないでしょうか。

神はなぜ戦いを命じたのでしょうか。

まずなぜ相手がカナン人だったかです。

その主な理由は聖書のもっと前の箇所を見るとわかります。

カナン人の文化は著しく堕落しており、特に性的な堕落についてはレビ記18章に記されています。

また子供を生贄にしていたことについては申命記12章に書いてあります。

神はイスラエルにこのような文化の影響を受けさせたくありませんでした。

次に神は本当にすべてのカナン人を虐殺せよと命じたのかという疑問が出てきます。

一見すると完全に滅ぼせ、一人も残さなかった、息ある者を聖絶といった言葉づかいが目につきます。

しかし熟読するとこれらは誇張表現で文字通りの意味ではないことがわかります。

ここでカナン人についての命令を最初に書いている申命記7章を見てみましょう。

イスラエル人はまずカナン人を追い出すように命じられています。

ところが次に完全に滅ぼせと言われ、そのあとに彼らと結婚するなとか、彼らと商売するなとか言われているのです。

滅ぼし尽くした相手とは結婚できません。

もうおわかりでしょう。

同じことがヨシュア記でも言えます。

例えば10章ではイスラエルがヘブロンやデビルの町の人々を一人残らず殺したと書いてありますが、15章を見るとこの二つの町はまだ存在しカナン人が住んでいます。

このことからヨシュアは物語を語る手法として誇張表現を使いながら、中近東の戦の物語に出てくる常套を用いて書いていることがわかります。

つまりここに書かれているのは、文字通りの皆殺しではないのです。

それにラハブやギブオン人のようにイスラエルの神についたカナン人の話を思い起こせば、神が彼らの回心を歓迎しておられることがわかります。

最後にここに記されている出来事は、イスラエルの歴史において特殊な期間であることを覚えておきましょう。

戦った相手はカナンの中でも一握りの国々です。

他の多くの国々とは和平のための努力をするようにと神から命じられていることが、申命記20章を読むとわかります。

ですからこれらの戦いの記録が記されている目的は、断じて神の名のもとに暴力に走ることではありません。

むしろこれらの記録からは歴史の中で特定の期間、人間の邪悪さに対して神が正義を行使されたことと、イスラエル人がカナン人に滅ぼされないように守られたことがわかるのです。

それでは話しを元に戻しましょう。

何年も続いた戦いの後年老いたヨシュアが、12部族に土地を分割して与えます。

このセクションの多くは土地の境界線について割かれます。

これは私たちにとっては文字だけで説明する地図のようで正直退屈です。

しかしイスラエルの民にとってはこの境界線は非常に重要なのです。

これは神がアブラハムにあなたの子孫が約束の地を受け継ぐといったことが、細部にいたるまで成就したということなのですから。

23-24章

そして最後のセクションです。

ヨシュアは二つの説教をしますが、これは申命記にあるモーセの説教と似ています。

神がいかに寛大な方かを語り、約束の地に導きカナン人から守ってくださったことを思い起こさせます。

そしてカナンの偶像を捨て神との契約に誠実になれと呼び掛けました。

契約を守るならいのちと祝福を受け、守らないならカナン人に下ったのと同じ裁きを受け、約束の地も追われるだろうと警告しました。

どちらを選ぶかヨシュアは民に選択を迫ります。

イスラエルはどう応えるかそれが最後に残る疑問です。

これがヨシュア記です。

 


カレンムーアの心からの祈りより 1月19日

2021-01-19 07:49:08 | 日記
2021年1月19日
カレンムーアの心からの祈りより
《よい選択》
ヨシュア記24:15
主に仕えることが不満なら、あの大河の向こうにいた、あなたがたの先祖が仕えた神々でも、今あなたがたが住んでいる地のアモリ人の神々でも、あなたがたが仕えようと思うものを、今日選ぶがよい。ただし、私と私の家は主に仕える。
天の父よ、わたしたちが自ら選択する自由を、あなたは与えてくださいました。主体的な意志という賜物を与えてくださったのです。選ぶということは難しいものです。全部の選択肢がよく見えることもあれば、逆によいものがないと思えることもあります。主よ、わたしが何をするにしても、よしあしを見抜く霊を授け、賢く、最善の選択ができるようにしてください。
あなたがわたしに望んでおられることを、もっと求めることができますように。あなたが選んでくださった道から離れずにいられるよう、助けてください。あなたに仕え、よい隣人、よい友人、よい働き手となることを、いつでも選ぶことができますように。今日わたしの愛する人たちが何かを選ぶ際にも、あなたが共にいてください。主よ、あなたをほめたたえ、あなたの愛と導きを賛美します。アーメン。
トライオン・エドワーズの言葉
二つの悪があれば、いずれも選ぶな。二つの善があれば、どちらも選べ。
この本の最後にある短いことばもなんか深イイ感じですね。