夢実現研究会2009

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経済的自立:投資:金投資ETF

2009-03-16 13:16:01 | 経済的自立:投資
金投資ETF

☆リアルタイムで取引/少額から運用可能
6月30日に金の上場投資信託(ETF)が東京証券取引所に上場しました。これにより東京証券取引所のETFは36本目となります。
このETFとはどういう金融商品なのでしょうか。また、通常の投資信託との違いはどんなところにあるのでしょうか。

 ETFの前に投資信託についておさらいしてみましょう。
投資信託とは多数の投資家が資産運用会社を経由して信託銀行にお金を預け、資産運用会社がそのお金を債券や株式といった金融商品や不動産などに投資するよう指示。その運用で得た株式の値上がり益や配当金などの利益を投資家に分配する仕組みです。

 ETFは「Exchange-Traded Fund」の略で、企業の株式のように東京証券取引所や大阪証券取引所などの証券取引所に上場し、取引所で取引される投資信託のことを指します。

 東証1部に上場している全銘柄の値動きに連動する東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価などの株価指数をはじめ、商品指数などに連動するようつくられています。

 ETFの魅力は株式同様にいつでも証券取引所の価格を見ながら売買できる機動性の高さがあげられます。ETFが登場する前、日経平均株価やTOPIXといった指数に連動した投資信託が運用会社から販売されていました。

 しかし、売買価格は運用会社から1日に1回発表される基準価格でしか、買い付けや解約の申し込みができませんでした。
つまり、投資家が売りたい価格、買いたい価格での売買を行うことができなかったのです。ETFは証券取引所の取引時間中ならば、株式と同様にリアルタイムでの取引ができるのです。また、個別株投資に比べて株式市場全体を反映する株価指数へ投資できることから、リスク分散の効果を得ることもできます。しかも、10万円前後と比較的少額からの投資が可能です。

 一般の個人投資家だけでなく、格安手数料がウリのネット証券を使って1日の間で売り買いを頻繁に繰り返すデイトレーダーもETFを投資対象として注目。日経平均株価やTOPIXに連動するタイプのETFへ投資する投資家の数は増加の一途をたどっています。

 現在(2008年6月18日)のETFの本数は東京証券取引所が35本、大阪証券取引所が6本となっています。TOPIXや日経平均株価といった株式市場全体を反映した株価指数に連動させたものから、電機や金融、情報通信、不動産といった特定業種全体の指数に連動したタイプのETFなどもあります。さらに、今月30日から金のETFもデビューします。ETFへの投資家の注目は一段と高まっていきそうです。

金投資入門
金ETF(金価格連動型投信)
国内の金価格が22年ぶりに2800円を突破!
2007年10月12日、国内の金価格が22年ぶりに2800円を突破しました。

背景にあるのはサブプライム問題です。
サブプライムローンの債権は多様な金融派生商品に組み入れられ世界中に散らばったため、誰にどのくらいリスクがあるのかわかりにくいのです。
投資家はまず安全な米国債へ逃避しましたが、米国の利下げ観測から下げ足を速めると、今度は米国債の下落を恐れて、金など信用力のある商品へ一部資金を移動しています。

創業48年以上を誇る商品先物の老舗で、お客様への誠実な対応による「信頼」を重視する三貴商事は、月々3,000円からの、わずかな積立額ではじめられます。
簡単コモディティ投資。毎日、一定金額分の金を購入し、積み立てていきます。
金価格の変動リスクを分散する購入方法だから、安心して長く続けられます。

日本でもいよいよ金ETFが上場。 需要構造に大変動か。
金ETF(金価格連動型投信)は、2003年にシドニーやロンドン市場に上場され、2004年にはニューヨークでも上場された。欧米などの年金基金が買い手の中心となり、金の投資需要を急増させた要因ともいわれる。この金ETFが、日本でも上場準備段階に入りました。

欧米などの金ETFは、年金基金や保険など、いままで金を買わなかった人たち市場に参入するきっかけになりました。資金規模の大きい年金基金をメインターゲットとする金ETFが日本に入ってくることは、非常に意味が大きいです。需給構造の変革をもたらすような、インパクトのある話といっていいでしょう。
これまで金は、ヘッジファンドなどによる短期売買がメインでした。
先の上海株暴落に端を発する世界同時株安時には、ヘッジで保有し利益の出た金をファンドが売るという場面も見られました。しかし年金は長期保有が基本となります。
長期で買われると受給が締まり、価格を押し上げていく要素になります。
金ETFの基礎知識

本格的な金ETFが登場
最近、ニュースなどで耳にするETFとは取引所で取引される「上場投資信託」のことです。なかでも。6月末には、東京証券取引所(東証)に上場された「金ETF」が大きな注目を集めています。

一般的に、ETFというのは、平均株価に連動して価格が動くように運用する投資信託のことを指します。
金ETFは金の市況価格に連動して動く投信、というわけです。

これまでニューヨーク、ロンドン、シンガポール、などの海外10ヶ所の証券取引所に上場されてきました。
 
日本では、2007年8月に、大坂証券取引所(大証)に、金の円建て価格に連動する債券(金リンク債)を組み込んだ金融商品が上場されています。東証に上場した金ETFは、米国ニューヨークの証券取引所にも上場されているSPDR(スパイダー)・ゴールド・シェアで、米国ではすでに純資産残高1兆8000億円を保有している金融商品なのです。
 つまり海外の市場とおなじ商品概要を持った金ETFがはじめて、日本でも上場されたのです。

金ETFが他の投資信託と違う点は、金ETF設定会社が投資信託の販売額に応じて、運用資金で実際に金地金を購入し、保有するという点です。金ETFが拡大することは、それだけ金の実際の需要に大きな影響を与えるということを意味しています。

このことは、投資する側にとっては投資信託というペーパー資産に投資しているにもかかわらず、金の現物という実物資産の裏付けをもった商品に投資していることになります。
 世界の政治・経済情勢が不安になったとき、インフレが急速に進行するような場合にも「金」のもつ不安情勢に強い特性が生きてくるというわけです。

2002年に金ETFによる金の保有高はわずか年間3トンほどでしたが、2005年には200トンを超え、2006年には400トン、2007年には600トンを突破してきました。金ETFの拡大が一役買っていたのでしょう。

ニューヨーク市場などでは、金ETFの購入層の7割以上は、年金基金などの大口投資家か、ヘッジファンドなどと言われています。
現時点でも、日本の東証の金ETFへの関心度は、機関投資家が中心になっていて、まだ個人投資家への知識やノウハウの浸透度は低いと言われています。
しかし世界的なインフレ進行が大きな焦点になっているだけに、金ETFの動きは注目しておきたいものです。

東証で金(ETF)を買う
現物型金ETFが1万円前後から購入できる
株価の変動を見ながら、機動的な売買ができる「株式」。それ自体が価値を持つ実物資産の「金」。
その長所を合わせ持つ新しい資産運用の選択肢が「現物型金ETF]です。
東証に上場しているSPDR(スパイダー)ゴールドETF。
一口=1万円前後から売買が可能です。
現物型金ETFの特徴
■金地金現物の裏付けのある有価証券です。
■普通株と同様に東証で時価での売買が可能です。
■株、債権との同時保有で分散投資が図れます。
■信託報酬は0,40%程度です。
金ETF購入を迷っている方!
現物型金ETFを購入するタイミングで迷っている方には、一定の金額で少しずつ買っていく方法があります。価格が安い時は多く、高い時は少なく買うことになり、購入価格が平均化されます。


投資にかかるリスク
投資にかかるリスクには、金価格に連動することによる価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどがあります。これらのリスク要因によりファンドの価格が変動し、その結果、投資元本を損なう可能性があります。なおETFのリスクは上記に限定されるものではありません。

ファンドにかかる手数料・費用について
ファンドを売買する際は、取扱いの金融商品取引業者の定める売買手数料がかかります。
このファンドの信託にかかる費用は年率0,40%程度です。これらの費用には、管理会社・受託銀行に支払う報酬、マーケティング・エージェントに支払う報酬・監査費用等があります。
これらは、運用の状況等によって変動するため、上限を示すことができません。

金価格上昇7つの理由
金価格が上がっている七つの理由
金価格は長期上昇トレンドにありますが、その主たる要因は七つあります。
いずれも構造的問題なので、一過性ではなく持続性があることが特徴です。
1、原油高とインフレ懸念
2、有事の金――イラクに加えイラン情勢
3、ドルからユーロ、金へ-双子の赤字に起因するドル離れ現象
4、オイルマネーと中国、インドマネー
5、中央銀行の金購入――ロシア、中国、中東など
6、信用リスク増大
7、年金基金の参入――金ETFの開発、急成長
さて、長期上昇トレンドにあるとはいえ、金価格も短期的には株やドルと同様に乱高下します。
今年に入ってからでも、世界同時株安直後にヘッジファンドの益出し売りで急落しました。
このような上げ下げを繰り返しつつ、徐々にレンジ下値を切り上げてきているわけです。こうした相場展開の中では、理想的な買いのタイミングをピンポイントで当てるのはプロでも至難の技です。
そこで、金への資産分散を考えている個人投資家へのお奨めは、まず純金積立で毎月買い増ししていく方法です。
たとえば定年後に一番恐いのはインフレです。そのヘッジとしての金購入に当たっては、とにかく、まとめ買いは避け、数回に分けて購入することです。

金の価格の決まり方
Q 金の価格はどうやって決まるの?
金市場は世界中にあり、24時間取引されています。
基本的に需要関係で価格が決まるのは、株と同じです。
海外では1トロイ オンス当たりのドル建て価格で表示されるので,日本の金価格を決めるときは1グラム当たりの円建てに換算。
そして、輸送費や保険料などを加味したものが、店頭の金価格となります。

金の価格について
Q 金の価格はなぜ2本立てに?
個人向けの金価格(店頭価格)は確かに2つの値段が付いています。
一つは私たちが金を買う時の「金小売価格」。
もうひとつは金を売るときの「金買取価格」。
小売価格と買取価格の間には一定の値段の差「値差」があります。
値差は1グラム当たり50~60円ぐらいに設定されている。もちろん買い取り価格のほうが低く設定されています。

このあたりの仕組みは小売店で買ったブランド品を、買取店に売るときをイメージすれば理解しやすい。外貨預金の経験がある人なら、TTSとTTBの関係だと思えばいいでしょう。

金の買取について
Q 他社の金は買い取ってもらえるか?
まず国際的に流通している金地金なら、他社のブランドでも買い取ってもらえます。
ただし、買取価格は自社ブランドの場合とは異なるケースも。
国際的に流通するかどうかの基準は,公式国際ブランドを意味する“グッド・デリバリーバー(ロンドン金市場に登録されたブランドの地金)かどうかによる。
国内で流通するおもなブランドには石福金属興業、住友金属鉱山、田中貴金属工業、徳力本店、日鉱金属三菱マテリアル、UBSなどがあります。

金売買の手数料
Q 金売買するときの手数料ってなに?
金地金を売買するとき、重さによっては手数料がかかります。
たとえば田中貴金属で金を買うとき、1キロと500グラムの地金なら不要だが、300グラム・200グラム・100グラム地金=5250円 50グラム・20グラム=4200円 10グラム・5グラム=2100円かかります。
売るときも500グラム以上は不要だが、500グラム未満は所定の手数料がかかる。手数料は各社で異なるのでホームページなどで確認を。
なお金貨は売買手数料不要です。


金地金と金貨の違い
Q 金地金と金貨は売買の条件が違う?
金地金とメイプルリーフ金貨のような地金型金貨、どちらも金の価値は変わりません。

お好きな方を選べます。
ただし、傷がついた場合、地金なら価格に影響ないが、金貨の場合はマイナス評価になってしまうこともありますので取り扱いには注意しましょう。
上手な買い方は、お金に余裕があるなら、まとめ買いすること。500グラム以上なら手数料がかからない。金貨は1オンス金貨は二分の一オンス以下の金貨よりプレミアム比率が低いので、投資効率がいいようです。

金の売却益と税金
Q 売却益が出たら税金がかかる?
金の売却益は譲渡所得となり総合課税の対象となります。
金の課税で覚えておきたいのは、金を保有していた期間のよって税額が変わってくること。
保有期間が5年以内の場合、売却益から50万円をひいた金額に課税される。一方、保有期間が5年超の場合、売却益から50万円をひいた金額からさらに半分が課税額になります。
課税額からすると、5年以上保有したほうが得です。
もちろん、損失がでた場合には、譲渡所得から差し引くことができます。

鉱山会社のM&A事情
M&Aラッシュで鉱山会社「先売り」の買戻しが進行中。
1990年代、鉱山会社は金価格が下落することを予測し、当時の価格で4,5年先の生産分まで売る「先売り契約」を結びました。その後、予測に反して金価格は上昇。
しかし、先売り契約をしているので、金価格が上昇しても鉱山会社は収益が上がりません。そのことに株主からクレームがつき、2001年以降、鉱山会社が金を買い戻しはじめました。
現在、鉱山会社は業界再編でM&A(企業の合併・買収)ラッシュですが、買収した鉱山会社の先売り契約を解消しての買戻しがかなり入っています。
金を掘って市場に売っている鉱山会社が市場から金を買うという現象が起きているのです。
それが需要になって価格を押し上げる要因にもなっています。
今年は少し減りそうですが、昨年末で先売り契約は1330トンも残っています。
買い余力はまだまだあるといえるでしょう。

中国の動向
1兆ドルの外貨準備が金に向かいつつある。 中国の動向が。
世界の金市場が注目しているのが中国です。1兆ドという巨額の外貨準備高の7割をドルで保有していますが、外貨準備を多様化するためドルをユーロや金に換える動きがあるといいます。
世界経済に与える影響が大きいだけに発言には慎重ですが、中国政府が「金を買う」と意思表示をした時は、マーケットが大きく動くでしょう。
個人の金需要も増大が見込まれます。これまでは規制により、個人では、自由に金を購 入することができませんでしたが、一昨年から解禁に。
販売のインフラがまだ未整備で時間はかかりそうですが、着実に需要は増えるはずです

インドの動向に注目
インドでは経済発展で売りが減り逆に高価でも宝飾の買い。
中国と同様に、昔から金を好む文化をもつインドでも動向に変化がみられます。
これまでは、金価格が上昇すると換金のための売りが入りました。ところが、05-06年にかけては、ルビー建ての金価格が38%も上がったのに売りが減り買いが見られました。
これは経済発展で所得が増え、高価慣れが起きるとともに換金する必要がない人が増えているためです。このインドの動向が受給を締め、価格安定化の要因になっています。
さらに、2007年2月にはムンバイ証券取引所に金ETFが上場しました。
もともと金保有が根付いている国だけに、今後の動向に注目しましょう。




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