一人暮らしの台所事情

2018年4月からストレスによる耳鳴り(頭鳴り)を発症。13年間の降圧剤の服用を止めます。

影法師

2008年10月24日 | 妄想日記


10月20日(月)のこと。
PM3:00頃、いつものようにおかずをリュックに入れてチビ丸と出かけた。
丁度チビ丸と同じ頃合いの黒毛のチワワを見かけた。
向こうからお声がかかったので、ぴょん吉はすぐに近寄った。
(1m以上離れると聞こえづらいので)
チワワにしてはちょっと違うような気もしたので、
「チワワですか?」
「いいえ、チワワとドーベルマンとのかけあわせでして…」
言われてみると、爪も黒くてお顔にもその特徴が現れていました。
少し元気がなさそうなので、
「眠いのかな?」
「実はてんかんという病気を持っているの」
「てんかんって人間と同じてんかん?」
「そう月に3回は発作を起こすの」

  

私の知り合いにてんかんの症状を持つ方がおりまして、少しだけ知識はありました。
小学校の朝礼でよくバタッと急に倒れて口から泡をふくという子が一人おりました。
わたしは見えない位置に立っておりましたので実際に見たわけではありません。
いつ発作が起こるかわからないので、周りの人は対処の仕方がわからない。
やっぱり怖いという不安が先立って敬遠しがちになるようです。
よいお話があってもみんな破談になり、未だに独身である。
顔には出さないが本当はかなり辛いだろう。

 

そしていつも気になっている事を聞いてみた。
「おしっこのほうは?」
「他の方はちゃんとしつけをしているらしいけど、うちは全然してないの。4歳になった今もそのままょ」
それを聞いて私はハッと我に返りました。
子供の躾と同じで、いくら勉強しなさいといってもいえばいうほどしたがらない。
そこにおしっこをしなさいといえばいうほどしたがらないのと同じで、急には無理なのである。
障害を抱えているから、それ位のそそうには目をつぶり夫婦二人でそう決めたのだそう。
チビ丸はこんなに元気なのに私は躾ばかりに気をとられていこじになっていました。

自分が恥ずかしくなり、穴があったら入りたい位の心境です。
無事におかずを届けて帰りは気分も晴れ晴れ、ルンルンで帰った。
スッと肩の力が抜け、とても気持ちが楽になったのです。
そしてその日の夕方。ウンチもおしっこもちゃんとシートの中にしていました。
今でも確立で言えば1/5位ですが、長い目でみればたいした事ではないように思えるようになりました。
先日会ったご婦人には感謝の気持ちを申し上げたいと思っています。






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