ゆうかの戯言

日々の何気ないことや、思うことなどを書いていこうと思います。

リンドキストの箱舟

2006-09-07 15:08:40 | 
リンドキストの箱舟
アン・ハラム 野口 百合子・訳

異常気象と乱獲によって野生動物がほぼ絶滅し凍土と化した近未来の地球。そこをたった一人で旅する少女スロー。失われた野生動物を蘇らせる鍵となる不思議な生き物、リンドキストの子どもたちを、太陽の輝く希望の都市へと運ぶ。厳しい寒さと氷、盗賊、そして生き物を狙う者たちに行く手を阻まれながらも、リンドキストが魔法のようにハリネズミ、ビーバー、トナカイなどに変身し、守護者であるスローを救う。
勇敢な少女と不思議な生き物たちが繰り広げる冒険ファンタジー。(本書扉から)

図書館で表紙のイラストを見て即、借りてきた一冊。
水彩の柔らかいイラストとは裏腹に内容はかなりヘビー。
ちょっとだまされたって気がします。
少女スローを取り巻く状況はすごく過酷で、初っ端からどん底。
これでもかってくらい酷い状況が続くけど、希望を失わないスローがいじらしいです。
厳しい冬や氷の描写は北海道の冬を思い浮かばされましたが、原題が「Siberia」と言うのを知って、・・・あぁ、なるほどと思いました。でも作者はイギリス人。
最後はハッピーエンドなのかなぁ・・・?ちょっと物足りない終わり方だったけど、たまには女の子が主人公の本もいいかなぁと思いました。


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1 コメント

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えらい (たんの)
2006-09-07 18:57:24
あいかわらず面白そうな本を見つけてきているなあ……なんていうか、えらい。
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