2月16日~17日に、小国町八王子・芝ノ又地区での除雪ボランティア「スコップ」の活動を行いました。
実は、今年はかなりの少雪(昨年の半分ほど)で、このスコップの活動を行うか、地域の方でもかなり迷われたそうです。しかし「雪堀りも大事だが、ボランティアの皆さんとの交流も大事。この集落の人口も減少してきているが、外の人たちと交流しながらこの地域を守っていきたい」という区長さんの思いがあり、実行に踏み切ったとのこと。
集まった16名のボランティアの皆さんは、関東から四国、沖縄まで全国各地から来られていました。また、今回は、長年参加しているベテランの皆さんに加えて、早稲田大学の国際ボランティアサークル「ワビタット」http://whabitatwaseda.wixsite.com/whabitat のメンバーの皆さんも一緒に、除雪作業で汗を流しました。
ボランティアの皆さんは、遠方からなぜこのスコップ活動に参加するのだろう…と、個人的に不思議に思っていました。皆さんの参加のきっかけをお聞きしたところ、「中越地震のボランティアで訪れて以来、ずっとボランティアに来ている。喜んでくれる人たちがいるのは嬉しい。」「自分が行った作業が形になって見えるのが、達成感がある」「家でゴロゴロしているのなら雪国で人の役に立ってこようと思った」「雪景色に冬を感じたくて来ている」と、様々なエピソードが。雪堀りは、確かに想像以上に重労働です。しかし、簡単にいかない作業だからこそのやりがいや、誰かの役に立っている実感もある。このあたりに、皆さんがスコップに「ハマってしまう」鍵があるように感じました。
また、スコップを通してメンバー同士のチーム力も自然と上がっていくのがとても面白いなと感じました。ボランティアの皆さん同士は、冬季以外にも集まり地域を訪れたこともあるとのことですが、大変驚きであるとともに、こうしてスコップをきっかけに地域との関係が続いていくのはとてもうれしいことですね。
今回はベテランの皆さんから大学生も参加し、かなり幅広い世代での交流が楽しめました。深夜や朝に、ボランティアのほぼ全員がコタツを囲んで話しこんでいる様子がとても印象深かったです。
今回のスコップの活動を美味しい食事で支えてくれた地元の皆さん、除雪作業を丁寧に教えてくださった地元の先輩の皆さん、ありがとうございました。
「また来年」お会いしましょう!
【活動のようすをご紹介します】
★1日目作業
スノーダンプをもって作業場所へ出発です。
初めてのスノーダンプでの除雪作業!思ったよりも重労働…!
住宅のまわりの細かい除雪は、スコップで。だんだん地面が見えてきました。
★夕食&交流会
夕食はいろいろな地元のお料理のバイキング。地元の方から、1品ずつ紹介していただきました。こんな山菜、見たことがない!と、皆さん興味津々。美味しくいただきました。
夕食を食べながら全員で自己紹介!様々なエピソードを聞くことができました。
★2日目作業
お堂周辺の除雪を行います。何も見えないこの下に、地蔵が埋まっているらしい?俄かには信じられないです…。
どんどん作業を進めていきます。だんだんスノーダンプの扱いにも、慣れてきました。
雪に埋まっていた地蔵が出てきました!まったく見えなかった階段も現れました。
板の濡れた部分を見ると、この高さからこんなに除雪したんだなと一目でわかります。
★お昼休憩
お昼はカレーです!皆さんのテンションが一気に上がった瞬間。
★作業再開
どんどん作業を進め、お堂の脇も、あっという間にキレイになりました
(Before)
(After)
★作業の合間に…
小国が「ナニコレ珍百景」に取り上げられたときの、謎の招き猫とハンバーガー像をみんなで見に行きました。謎は深まるばかり・・・。
雪を飛ばす除雪機に驚き!こんなものがあったのか!
★作業終了!
作業後に集会所へ戻り、手作りの笹団子をいただきました。これがとっても美味しい!
★皆さん、2日間お疲れ様でした!またお会いしましょうね。
★そして地元の皆さん。温かく迎えてくださってありがとうございました。
またお会いしましょう!