除雪ボランティア「スコップ」応援サイト

豪雪地帯では過疎化高齢化により雪処理の担い手が不足しています。このため除雪ボランティアによる雪処理が重要になっています。

糸魚川市上南地区にて除雪活動を行いました!

2024年02月06日 | Weblog

2月3日~4日に実施した、糸魚川市上南地区での活動の様子を紹介します。

前週に引き続き、糸魚川市を舞台に活動を行いました。
今回は、開催10年目となる上南地区の名物イベント「上南ふれ愛キャンドル祭り」の設営にも協力。
8名のボランティアの方々は温かな光に囲まれて、2日間の作業を行いました。

 

<1日目> 3日13時~

まずはオリエンテーション。

上南地区は例年であれば、3~4回ほど雪下ろしが必要な豪雪地帯。
除雪だけでは苦しいので雪を楽しもう、皆で元気を出そうという目的でキャンドル祭りが始まったそうです。

ボランティアの方々にも元気を受け取ってもらえれば、と地区の方が思いを口にします。

目玉のキャンドルアートは小学校のグラウンド一面に描かれます。
果たしてどのような作業が待っているのか、期待を胸に会場の南能生小学校へ向かいました。

 

最初に、キャンドルアートの周りを彩る大きなろうそくを、道の際に置く作業を実施。
大人でも2人がかりで運ばなければならないほどの大きさ。
力を合わせて並べていきます。

続いて道路側に「ミニ雪灯篭」を作っていきます。
バケツに雪を詰め、ひっくり返して…。1つ1つ個性が出ていて、なんだか可愛いですね!

この他にも、キャンドルアートに必要なペットボトルをグラウンドに並べる作業などを行いました。
童心に帰ることができる活動が魅力の上南地区。
皆さん和気あいあいと活動される姿が印象的でした。

 

17:00頃、地区の住民の方々などと一緒に、いよいよキャンドルを点灯!
およそ2000本ものろうそくを使用して、辰のキャラクターを描くとともに小学校創立150年の節目を祝いました。

なんとデザイン案は同校の児童が考案。大学で絵画を学んだ地区の住民の方が作画・設計をした力作です!
アートの周りではランタンを浮かべ、花火も上がり幻想的な雰囲気に。

会場では甘酒やうどんが振舞われ、校舎屋上からアートを見下ろしたり、食事を楽しんだり…各々の形で祭りを楽しみました。

祭りの後は宿泊場所にて地区住民の方と懇親会を実施。
前週に活動を行った西海地区の方々も参加し、地区との色濃い交流が印象的な1日目となりました。

 

<2日目> 4日8時30分~

1日目と打って変わって、2日目は空き家2軒と集落内の寺院の除雪活動を実施。
活動スケジュール説明後、2班に分かれてそれぞれの空き家へ向かいます。

実はこちら、ちょうど1年前にも除雪をさせていただいた場所なんです!
空き家は除雪を放置してしまうと、日本海側の湿った重い雪により家を潰してしまう可能性があります。
ボランティアの方には、家屋を守る大切な作業を担っていただきました。

除雪後の様子はこちら。参加者の皆さんはベテランで、除雪がスイスイとはかどりました。
「作業が早い!」と地区の方が驚かれる場面も。

最後には全員が集まって、西運寺の屋根から落ちた雪を平らにする作業を行いました。

すごい量の雪ですね!
皆さん懸命に1つの雪山に挑む姿が印象深いです。

こちらの寺に嫁がれた奥様が、1日目のキャンドルアートの作画・設計をされた方という驚きの縁も。
参加者の方には、自作の絵葉書とお香のプレゼントがありました。素敵!

 

休憩も含め2時間程度で活動を終え、最後に集合写真を一枚。
参加者の皆さん、そして地区の皆さん本当にありがとうございました!

柵口集落はもともと80世帯程度の集落でしたが、現在は19世帯まで減少。
高齢者だけの世帯も多いそうで、今後はさらに除雪の担い手不足が顕著となりそうです。

ボランティアの皆さんの力が必要です。
今回ご参加いただいた方も、まだ訪れたことがない方も、ぜひ上南地区へお越しください!

 

次回は2月11~12日に実施する長岡市川口木沢地区です。
少雪などの影響で、その後の魚沼市及び津南町の活動は中止となりました。

そのため、この長岡市の活動が今年度最後のスコップの実施となります。
こちらのブログも更新しますので、お楽しみに!


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