三年間に及んだ長征は辺境の延安で終わりを告げ、ここに革命根拠地が作られました。
今でもここは革命の聖地として中国人の心の拠り所となっております。
朝日新聞は私も大学生の時に新聞奨学生として配達してたので、その論調が共産党寄り(戦時中は反共でその反省からか)なのは知っていますが、上のコラムでは申し訳程度に毛が起こした粛清運動について触れています。
詳しくは 整風運動 - Wikipedia に書かれてますが、もっと執拗に魔王ヅェドン(毛沢東)の狡猾な策略を暴いている本がユン-チアン女史の「マオ」です。
ここでもう一人、中国共産党を執拗に批判し続けている日本女性のコラムを載せます。 彼女は長春包囲戦の生存者で、中国の中学(日本の高校に相当)を最優秀の成績で卒業した人でもあります。
遠藤誉さんが述べている日本と共産党の共謀は、多くの証言から事実だと認められます。(「マオとミカド」という本もある)
むしろ共産党と国民党の合作の方が疑わしく、一緒に日本と戦ってた筈がナゼか同士討ち(奇襲)をして数千の軍隊を殲滅しあったりしてます。
革命の聖地で行われた事業としては、粛清の他にアヘンの栽培も挙げられます。(勿論「中国の赤い星」の取材では隠された)
これは日本も中国各地で行って来ており、戦費を調達する上では欠かせない事業だったようです。
因みに私はアフガニスタン国境に近いシャングリラ地方でケシ畑に接した事があり、実を削って汁を舐めたりもしました。
もっと本格的には、イランで腹膜炎を起こして一月入院してた時に、安いものだから沢山モルヒネを打ってもらい、副作用で一月不眠症が続いた事もあります。(ずっとハイの状態が続いて、この時SYNの物語を構想し始めた)
ケシと戦争については多くの文芸作品が残されており、とっつき易いモノとしてピンクフロイドの「ファイナル カット」が挙げられます。
しかしアヘンは確実に中国人民を堕落させ、それは共産党の上層部でも乱用されました。
こうした事からも、戦争というモノは綺麗事ではあり得ないと、希聖は学生達に執拗に訴え続けます。