真の動物福祉牧場を目指して

「HACHI」と東西の絆

 今回はリチャード-ギアの日米合作映画「HACHI」を紹介したいと思います。

 ギアについては「戦争映画10選」の回でフィーチャーする予定だったのですが、ちょうどその日にロシアが戦端を開いてしまい、「HACHI」にまで言及するコトが出来ませんでした。

 この戦争はもう3ヶ月以上も続いていますが収まる気配がなく、只ただヒト同士が争うコトの愚かしさを露呈し続けております。

 私がこうした人間同士の戦いを描きたくないのは単純に醜いからで、それを美化する描写は全てニセモノだと思えます。
 しかしそれでも、ヒマラヤでの戦いを思いっきり美化してファンタジックに描いたコトはあり(ターシャの不殺生の戦い)、そうでもしなければ私には描けませんでした。

 こうしたハードボイルドの分野では船戸与一やヘミングウェイなどが有名ですが、私はそんな浅儚な物語よりも「HACHI」の様な深みのある温かい物語の方が好きです。

 「ハチ」は「忠犬ハチ公」がモデルの柴犬で、このオオカミに近い日本犬は世界的に人気が出て来ております。
 私が飼っていたのも柴犬で、その「分」をわきまえた行儀の良さは、正に日本人を真似てると言えます。

 そのクールな容姿や大人しいコトからも、柴犬は知性が高いと思われ勝ちですが、これはブリーディングと訓練の伝統を持つ欧米犬には及びません。
 訓練された犬は400もの言葉を理解できる様になるとされ、知らない言葉にも想像力を働かせるそうです。

 イヌは間違いなく地球上で一番ヒトに近い動物で、サルやチンパンジーの方が種族としては近いのですが、彼等は自尊心が強くてヒトとは滅多に共存しません。
 しかしトゥルクの徳を持ってすれば、サルと友達になるコトも難しくないかと思われ、次回はそんなヒトとサルの共生にフォーカスしてみます。


 

 

 


 
 
 
 
 

 

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