まずは一般的な話から入って、世界の富の偏在についてのコラムを載せます。
最近ではイーロン・マスクが政界に進出したコトが問題視されていますが、これらの超富裕層にこそ「平等の光」を放って貰いたく、マーク・ザッカーバーグなどは学生時代の苦労談が映画にもなっているので期待が持てそうです。
しかしマークはユダヤ系でイスラエルを支持しており、労働組合がパレスチナとの連帯を表明して経営陣と対立しているので、彼の人生もなかなか先行きが大変そうです。
さて、ここからは「Sun」の物語に入りまして、ビリオネアの「富の女神ラクシュミー(楽須弥)」がドラムとキーボードとプロデュースまで担当する「ライト-リバイバル-パーティー(光復党)」の7thアルバム「エクォリティー-ライト」について物語ります。
これは6thアルバム「ヒューマニティー-ライト」の姉妹作で、光復党の実質的リーダーである「勝利の女神ドゥルーガ(徳流河)」が、北京中枢部占拠運動から「長征」に移って1週間以内に立て続け発表されました。
この2作品はその発表タイミングが絶妙だったコトと、ルーガが「人民の代表」として北京仏舎利塔で党(ドン)との討論会を開催し、そこで完膚なきまでに「ドンの代表」を論破しながらも狙撃されて意識不明の重体に陥り、奇跡的に助かったという背景が大きく人気に作用しました。
因みに、中国ではアーティストは基本的にみんな公務員で著作権は無く、国から給料が支払われていて、国民は作品をネットでタダで鑑賞できます。
これはある意味「平等の光」と言えるのかも知れませんが、果たしてドンが支配する国に「表現の自由」が有るのかは疑問で、検閲はAIまで駆使して行われているので、本物の芸術作品が生まれる余地はほぼ無い気がします。
そんな「本物の芸術」に飢えていた中国の人民にとって、アウトロー集団である「女子鉄道突撃隊」の火車(3等列車)での演奏は「偉大なる中華の復興」と映り、それは突撃隊がチョコレート(ハシシ)を乗客に振る舞っていたからでもありますが、ルーガの自由な横笛と歌は人民の芸術への渇望を存分に満たしました。
当時からルーガにそうしたカリスマ性が備わっていたのは、彼女が闇業者に売られた闇っ子を助け出して育てていたからで、「遊女の神」と祭り上げられたルーガの演奏にはもうこの頃から「エクォリティー-ライト」が輝いていました。
姉妹アルバムの反響に話を戻しますと、この2作品は共にアルバム売上の記録を更新し、ネット配信に押されていた伝統的な音楽業界を復活させます。