真の動物福祉牧場を目指して

無限小の努力

前回のラストに用いたこの言い回しは、現代の酪農家の中で特別にコア(核心的)な文章を書かれている、 吉川文学 : ありがとう牧場 | 北海道足寄町にある放牧酪農家 から頂戴しました。

吉川さんはこの「無限小の努力」という言葉が好きで、その意味は「好きな仕事ならばあらゆる苦労は無限小になる」と言ったところです。

これは、一昔前の大変だった酪農業界を知らない人にはピンと来ないかと思いますが、何年も休み無しで努力しても報われなかった時代が確かにありました。
この「無限大の努力を傾けても儲からない酪農」から、「無限小の努力で儲かる酪農」への転換を、吉川さんは「私の農業」で訴えておられます。

このPDFでは吉川さんが酪農を志した経緯と、先進的なニュージーランドの酪農を学んで実践し成功した事が書かれています。
私がやりたいのもこの放牧100%のニュージーランド式酪農で、昔は北海道も放牧が100%だったのですが、近代に入ってからアメリカ式の集約酪農が農協の主導で普及させられ、今では放牧酪農は10%未満に減ってしまいました。

この集約酪農は確かに牛乳の生産高を上げましたが、エネルギー効率は悪くコスト的にもペイせずに国の補助金頼りの酪農と成ってしまってます。
ここでは毎年約1000億円の国庫負担とされてますが、そうして生産された牛乳は過剰気味で10万トン余りが廃棄されております。(市場での廃棄5万トン)

アメリカ式集約酪農はウシをロボットの様に扱い、生産現場は工場と言った観になります。
ウシはストレスから病気を多発させて抗生物質頼りの酪農となり、飼料は90%がアメリカから輸入した穀物で、それは除草剤耐性の遺伝子組み換えが行われたモノです。(ヒト向けには注意表記が義務付けられましたが、ウシ向けにはスルーされてます)

こうした集約酪農は、アメリカの穀物市場を潤すメリットこそあれ、日本の酪農経済にメリットは無く、日本の食糧自給率向上や消費者への健康メリットも望めません。(吉川さんは鋭くこれを批判している)

牛乳の健康メリットという面では、健全な土と草によって生み出された牛乳にはファイトケミカル(抗酸化色素)とオメガ3の油(DHA、脳に良い)が多く含まれ、生体水(血液)から出来ている乳は人体の生体水にも影響を及ぼします。

この「生体水」の健康効果についてはライフ フィールド テスター(LFT)などで計測でき、臨床(病院)の現場でも評価され活用されて来ております。(「健康になる家 癒やす家」と「水の記憶が病気を治す」を前に紹介)

「無限小の努力」には生産ラインで混合される牛乳全体の生体水の活性を高める可能性も挙げられ、それはホメオパシー的な無限小の混入であっても全体のライフ フィールドを高められ、その優れた生体水はヒトの細胞水に善く取り込まれて健康を促進する(酵素活性を高める)とされてます。

水は生体にとって最重要の栄養素であり(90%を占める)、それは祈りの波動からもポジティブな作用を受けると「水は答えを知っている(江本勝)」では示されています。
これはアカデミーの世界ではまだ認められてませんが、「ありがとう」の言葉は祈りの効果を発揮するので、「ありがとう牧場」ではミルカー(搾乳機)などにもそうした言葉が書き込まれております。

感謝の心を持つコトは、生体水にポジティブな影響を及ぼし、その感謝の言葉の波動がチベット絶滅収容所においても広まる様に描きたいと思ってます。

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