今現在、地球では9人に1人が飢えているとされますが、2059年には人口が3割増えて100億人に達し、気候変動による農業危機もますます深刻化するので、「食糧危機の未来」は避けられないかと思えます。
その影響は「飽食の国-日本」にも及んで、現在実質的な食糧自給率が10%(化学肥料を輸入に頼っている為)の日本で、このまま若者の農業離れが進めば、間違いなく「食糧危機の未来」が待っています。
こうした予測に真剣に向き合いながら、楽観的な見解を持っている研究者も居り、「必要に迫られれば人類は必ず新しい解決法を見つけるので大丈夫」としています。
私もこうした楽観的な見解を支持し、工本主義から商本主義を経てきた日本は、次に農本主義へ回帰するのが自然な流れかと思います。
それには「汝が食を医薬とせ」のコンセプトがなによりも重要かと思い、海外から輸入される作物よりも国産の方が、明らかに健康的で優れていなければ、多額の税金を投入して農業を保護する値打ちがありません。
農業は国民の健康的な暮らしを守る上で、実は医療よりも重要だという認識が広まれば、日本の後継者不足による農業危機は乗り越えられるでしょう。
更には日本の農業技術が世界の食糧危機を救う可能性もあり(「地球を救う大変革」)、それは日本が世界のリーダーに成れるコトを意味しています。