まずは政治外交の状況から描きますと、アメリカとの軍事同盟はより深化していて、国連軍への協力体制も強化されているとします。
これはロシアや北朝鮮、中国などの独裁国家が軍事力を増強しているタメで、相変わらず日本もそれに引き摺られてしまいます。
これはあまり生産的な税金の使い方とは言えず、現時点でも自衛隊を国連平和維持軍(PKO)の一部としてレバノンに送る計画のようですが、わたしは中東情勢は静観した方が良いと思います。
中東は長年石油の産地として重視されて来ましたが、2060年には日本もだいぶ脱石油化が進み、原発依存も減って地熱発電が主流になると思われます。
将来は地底の奥深くまで発電タービンを入れる技術が進むはずなので、地表近くの温泉には全く影響せずに、無尽蔵のエネルギーを地球から取り出せるようになるでしょう。
続いて産業の近未来を描きますと、AIの普及によって事務系の仕事は自動化され、学校教育なども大半がAI化されるので、教師は差別化を図るタメに個性を発揮するようになるでしょう。
これは医師にも当てはまるコトで、AIドクターに負けない様に医師は全人的なメソッドを追求する様になり、患者はそうした個性的な医師を自由にチョイスできる様になるでしょう。
農業に於いても理想化が図られ、海水のミネラルを活用するコトで、人体の必須ミネラル80余種が全て含まれる作物が生産される様になるでしょう。
これによって国民の健康寿命は100歳まで伸び、日本は「義農の時代」を迎えます。
こうなると人は物質的な繁栄よりもスピリチュアルな発展を求める様になり、死後の世界や宇宙文明の探索、腸内細菌の探求から不食への挑戦、脳波の研究から遠隔治療の可能性を探るなど、宗教と科学を融合させた分野の発展が予想されます。
こうした状況は「ルネッサンス時代」と未来の歴史家から賞賛され、2060年の日本はその先端を走る国として「Rising Sun」(ジョージ-ハリスンの歌)と呼ばれます。