真の動物福祉牧場を目指して

水と信仰

水で一番信仰を集めているのは、「ルルドの泉」かと思います。
この水は日本でも売られており、科学的にも「長寿水」と認められています。

長寿水は、100歳で健康を保っている人の割合が特別に高い地方に共通している地下水で、カルシウムをはじめとするミネラルが数多く含まれてるとされます。

次に「カルマを浄化する水」として信仰を集めている川を紹介します。
このコラムを読むと、インド人のガンジス川への信仰心が、国家へのそれよりもずっと強いコトが伺われます。

インドのヒンドゥー教徒はみんな、死んだらガンジス川に流されるコトを望み、日常的に「聖なる川」を祭って生活しております。
しかし最近のコロナの影響から、そうした信仰をネガティブに捉える向きも伺えます。
どうやら信仰に困難は付き物のようで、それを乗り越えるコトで信仰心は育つモノなのでしょう。

続いて日本人に縁の深い、「仏教と水」に移らせて貰います。
仏教ではお供え物として、お墓には果物やお酒がポピュラーで、家の仏壇には水もお供えします。
こうした習慣はキリスト教やイスラム教では観られず、ヒンドゥー教ではそもそも墓が在りません。

果物もお酒も「水」を象徴するモノかと思え、肉体を失った死者でも水への執着を持ち続けると考えるのか、またはヒンドゥー教と同じく水は「浄化」の象徴として祭られてるのか、恐らくはその両方でしょう。

「水=浄化」という意図は曼荼羅にも表象されており、以前「五つの智慮の光の意図(糸)」と題して解説した通り、「土、風、火、水、空」の五大にはそれぞれ象徴的な仏(菩薩)が配され、それを図式化すると以下の様になります。

...................ダキニ天(水).................

観音菩薩(風) ......仏(土) ....文殊菩薩(空)

..................金剛手菩薩(火)..............

この五大は「妙法蓮華経」と「マニペメフム」にも通底しており、それは「土、風、火、水、空」の流れとされるので、「水=華」となります。

ダキニ天は女性の菩薩で、女性トゥルク(転生活仏)はこの「水=華=浄化」を司る菩薩です。
一方男性トゥルクには「風=法=慈悲」「火=蓮=業」「空=経=智慮」と三つも席が在り、いささか男性優位な宗教と言えます。

しかし、中心の「土=妙=仏」は中性で、これは全てのヒトの転生と経がってるとされます。
ヒトは死んだらみんな「土=仏」に成るというコトで、これこれが仏教の真髄である「大平等観」かと思います。







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