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満洲軍歌の偉力

 満洲族は現在1000万人程おりすが、その民族的アイデンティティは急速に失われつつあります。
失われゆく満洲族の言語と信仰 映画「天空のサマン」 - 日本経済新聞

失われゆく満洲族の言語と信仰 映画「天空のサマン」 - 日本経済新聞

吉林省や黒竜江省などの中国東北地方に多く暮らす満洲族。その失われつつある言語や信仰を記録したドキュメンタリー映画「天空のサマン」(金大偉監督、撮影、音楽)が完成...

日本経済新聞

 それは新中国になってから強制的に漢民族と同化させられたからで、それに抵抗した人々はその多くが労働改造所に入れられました。
 そこで「改造」を拒んだ人は半永久的に強制労働を課され、2060年に於いてもまだ多くの人々が囚われているとします。

 これはモンゴル族に於いても同じ状況で、彼等は独立したモンゴル国からの支援も受けて民族自決運動を行ったので、漢民族との対立はより先鋭的で多くの活動家が捕らえられています。

 こうした人々を解放するタメに愛新覚羅傑は立ち上がり、この生まれながらにして漢民族と戦い続ける宿命だった英雄の元には、多くの古強者たちが集います。
 チベット族女性で抵抗運動のリーダーだった「稲妻のケチャ」を母に持つ傑は、チベットからウイグル、モンゴル、満洲と転戦を重ねて来ており、彼と共に死線をくぐり抜けて来た戦友達は、90歳を越してもまだまだ戦意を失いませんでした。

 そうした全く死を怖れない老人達に感化された、満洲族とモンゴル族の若者達も労働改造所の解放闘争に参加し、その気概を満洲軍歌に籠めて大声で歌います。
 それは夜中に突如、労改の壁に爆薬で穴を開けて内部になだれ込んでからで、ドラムも打ち鳴らして眠っていた衛兵達の度肝を抜きます。

 この満洲軍歌は伝統的なモノなので衛兵達の中にも理解する者は居り、その「死を怖れず悪と闘い抜く」という気概は、言葉が分からなくても彼等全員に伝わりました。

 この解放闘争では衛兵側の銃火器の方が圧倒的に強力でしたが、死を怖れない解放軍の気魄に縮み上がって戦わずして降伏します。

 こうして満洲の地でも革命の炎は拡大して行き、それは同じように多くの人々が強制労働させられているウイグルとチベットにも飛び火します。
 

 

 
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