あ~恐かったです。
貧しい家族がお金持ち家族の家に
パラサイトしていくお話~♪くらいで見に行ったので
ラストのバースデイーパーティーの血しぶき飛び散るあたりは
正視できず、ほぼ、薄目か半目状態。
というか、後半の元家政婦が登場した辺りからのハラハラドキドキも
半端なく怖くてここでも目をつむり・・・
なんだか、映画半分近く見てないかも(笑)
いろいろ思うところはたくさんありますが、
一番印象的だったのは、「貧しい人達の臭い」を
お金持ち社長が指摘するところ。
吸ってる空気や食べ物すべての環境が人の匂いをつくるのですが
哀しいかな、本人にはわかりません。
貧乏家族の父と母が、幼い金持ち息子に二人は同じ匂い・・と指摘されても、
それじゃ洗剤を違うものに変えてみよう~と提案するあたりも切ないです。
ラストの殺人も結局この匂いが引き金になったし。
「お金をためて高台の家を買ってお父さんを助けます」という息子の
計画は、100%実現しないことは観る側にとっては明白です。
ああ~つらいなあ。。
救いようのない現実を突き付けてきますね・・この映画は。
このポスターもなかなか暗示的です。
裸足で黒の目隠しの貧乏家族に対し、靴をはいて白の目隠しの金持ち家族。
左下には投げ出された足、「象徴」の石、絵画。
この絵のモデルって多分、投げ出された足の持ち主、
元元家政婦の地下住民のダンナですね。
この絵を描いた幼ない金持ち息子ちゃん、今度はケーキも
トラウマになったのではないかな。
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