今までも何回か会ったり、仲いい者同士でいくらかコンタクトとってたらしいんだけど、俺は今までそんなの知らぬ存ぜぬだったので、10年ぶりくらいに会った連中がわんさか。
風貌は殆どの人が全くといっていいほど変わってないね。
華屋与兵衛のエリアマネージャーをしているっていうUと、病院でカウンセリングをしているっていうK、それと大学時代に猛烈に自己研鑽を積んだAくらいかな、大きく変わってたのは。
お前が一番変わったんじゃね~の、って皆から突っ込まれた。まぁ単に髭だけのせいだと思うけどね。
高校時代イケメンキャラで通っていたUがすっかりオッサン化していて、最初誰か分からなかった。「アレ・・・こんなヤツいたっけ?・・・・」という反応を示していたら、向こうが「お~なんかカッコよくなってる~」とか「久しぶりじゃ~ん」とか言うもんだから、「あ、やっぱ同期のヤツか」とは思いつつも「しかし、こんなツラのヤツ、俺は見覚えがな・・・・・・・・!!!!」とここでやっと彼がイケメンキャラUだったことに気付く。
「あ、なんだUか。あまりにも太っていたから俺、A(高校時代チビデブキャラだった)だと思ったよ」と反射的に口走ってしまい、ちょっぴり彼を傷つけてしまったみたいだった。脳から全然濾過されないで口から発せられる俺の台詞の無神経さも考えものだな・・・。いつもそうというわけじゃないけど・・・。
一方、そのAは身長がやたら伸びており、体もガッチリ&スマートになっていて、完全に好青年化していた。
mixiのページでやたらカリスマ扱いされてて「こんなん、オーバーに言ってるだけとちゃうか?w」とタカをくくっていたが・・・・いや、ありゃ~いい男だわ・・・。大学教授を目指していて、現在慶応SFCの大学院で勉強中だと・・・・。同期の俺らに敬語を交えるという腰の低さ、スマートな体格、爽やかイケメン(「爽やか」ココ重要)、その上頭も良い・・・・俺が女なら惚れるわ・・・・。
高校時代の連中から聞かされる、過去の自分の印象がまた面白い。
Iは俺に「卒業後さ、Eと会ったんだよ。そしたら、お前の話になってさ“アイツ、この前会ったらエロゲーの話しかしてなかったよ”って言ってたよ」なんて言ってきやがったwはて・・・エロゲーの話題とかココ最近、誰ともした記憶がない・・・・あ~、そりゃ多分、俺が明星大行ってた頃の話かな~。そうかそうか、その頃の俺はそうだったか。話題がエロゲーかw
なんか、涙とともにそんな過去を忘れてしまっていたんだね。俺の人生が大きく揺れ動いたのは、その後だからなぁ・・・。でも、そんな記憶も思い出せて良かった。
カウンセラーのKと昔交わした約束を、向こうが未だに覚えていてビックリした。ま~普通なら忘れてるだろうなと思っていたからだ。
当時、Kはサイレント・メビウスという、近未来を舞台にしたしょ~もない漫画にハマっていた。俺もドラえもんの影響で未来世界モノは好きだったので、推薦されて読んでみた。で、お互いにそれを話題にするうち、俺らはこんな約束を交わした。
K「近い将来、日本もこうなる(=車が空飛んでたりするような社会になる)と思うよ」
俺「なるわけねぇだろwなるとしても俺らが生きているうちは無理だろ」
K「いいや、きっとなる」
俺「2010年までになる?」
K「なるね」
俺「よし、じゃあ賭けよう。2010年までにサイレント・メビウスのような世界が実現されているかどうか。2010年の元旦午前0時、渋谷のハチ公前で再会しよう。で、負けたほうが飲み代奢る。これでどうだ?」
K「いいよ、それで」
こんな、冗談みたいな約束を、ヤツはキチンと覚えてた。それは良かったんだがその後の経緯が酷い。「覚えててくれてたのは嬉しいけど、2010年の元旦にお前、ちゃんと来るつもりだった?」と聞くと、「行くわけねぇだろ」とぬかしやがったw
「お前・・・負けるのが嫌だからってすっぽかす気だったわけ?俺、マジで待つ気だったんだけど」と言うと「いや、そんな時間にそんな場所行きたくないだけ。眠いし無理」とのこと。コイツ・・・・・・w
結局、負けは認めてキチンと奢ったるから、別の時間にしようやってことでケータイ番号交換して終わった。
なんかこう、勝ち確定の勝負ってのも面白くないね。むしろ今から俺が負けるほうに世の中が動いてくれねぇかな、と思う。
それと、昨日の飲み会で分かったんだけど、俺って多人数の中だと基本的に霞む存在だね。
1対1か2くらいで話をするのが得意なのであって、せいぜい4~5人くらいのメンバーじゃないと、俺の長所はあんま発揮できない。話が長くてねちっこいので、大人数の前で「俺の意見はぁ~・・・」と振りかぶっても周囲のテンポの早さに掻き消されてしまう。
スピード勝負の場合は下ネタや娯楽系のネタがモノをいうが、なんか近頃の俺はそっちのテーマに弱くなっている。まぁ、全盛期よりは量落ちてるしね。性に関しても、ココ最近進歩的な考えを手に入れたので、表面的にはがっついてるけど、心の中は物凄く穏やかになってきたし。
何にせよ、皆真面目に働いている様を見て、それだけで俺はハッピーになれた。
皆が前を向いて歩いていると、自分も自然とそれに共感したり、つき従ったりするものだ。仲間が自分に力を与えてくれる、というのは実は己の努力によって道を切り拓くという事と同等かそれ以上に重要なものだ。それを確信した出来事などは過去何度もあった。
スポーツ選手が優勝インタビューなんかで「皆さんの応援のおかげで・・・」とか「周りの人に支えられてきたおかげでここまで来れました」といった挨拶をよくするが、アレはとどのつまりこの事を言っている。周囲の人のサポートがあんまり重要じゃないなら「俺の努力によって優勝出来ました」と言ってもいいはず。何故言わないかって?言うと傲慢野郎に見えるから?礼儀を欠く内容になるから?違います。さっき言ったように、仲間が自分に力を与えてくれるということが、自分の努力以上にかけがえのないものだと彼らは誰よりもよく知っているから。
この話は長くなるので、今はこれくらいにとどめておこう。それに、大抵の人は俺が言うまでもなく気付いているだろ・・・・・と思いたいところだが、反証的な人間も周りにないこともないので、何とも言い難いw